ホーム スポーツ 【結論】ワールドカップ2026はNHKで全104試合を見られたのか?

【結論】ワールドカップ2026はNHKで全104試合を見られたのか?

水沢 茜 水沢 茜 • 更新: • 公開: • 読了約 16 分
目次

最初に整理したいのは、「NHKで全104試合を放送した」という情報と、「NHK総合で全104試合を生中継した」という情報は、まったく意味が違うという点だ。

NHKの2026年6月8日の公式発表によると、放送体制は次の3つに分かれていた。

  • NHK総合:グループステージ19試合、決勝トーナメント15試合の合計34試合を生中継。
  • NHK BS:日本対チュニジアなど、日本代表戦を含む一部試合を生中継。
  • NHK BSプレミアム4K:大会全104試合を生中継または録画で放送。

つまり、NHKはテレビ放送全体で大会を幅広くカバーしたものの、地上波だけで全試合を見られるわけではなかった。特にBSP4Kは、104試合すべてが対象でも、生中継と録画放送が混在する点が特徴だった。

なお、2025年12月の初期発表では地上波33試合という数字も報じられていたが、2026年5月の詳細発表では34試合に整理されている。過去の記事を参照するときは、更新時期にも注意したい。

【日本代表戦】日本対オランダ・チュニジア・スウェーデンの放送先は?

ワールドカップnhk

日本代表のグループFの試合は、NHK総合とNHK BSに分けて中継された。3試合すべてをNHKのテレビ放送で視聴できる編成だった。

日本対オランダ|6月15日(月)午前5時

グループステージ初戦の日本対オランダは、NHK総合で生中継された。

日本時間の午前5時キックオフという早朝の試合だったが、地上波に加えてDAZNでもライブ配信。NHK ONEでも同時配信の対象となった。

試合結果は2対2の引き分け。日本代表は強豪オランダを相手に勝ち点1を獲得し、グループステージのスタートを切った。

日本対チュニジア|6月21日(日)午後1時

第2戦の日本対チュニジアは、NHK総合ではなくNHK BSで生中継された。

日本テレビ系列でも中継され、DAZNでもライブ配信。NHKの放送を利用する場合、BSチャンネルを選ぶ必要があった試合だ。

日本代表はこの試合で4対0と快勝。鎌田大地、上田綺世、伊東純也らが得点し、上田は2ゴールを記録した。

ここで注意したいのは、日本代表戦だからといって、すべてNHK総合で放送されるわけではないことだ。チュニジア戦はNHK BSが担当しており、NHK ONEの地上波同時配信対象とは異なる。

日本対スウェーデン|6月26日(金)午前8時

グループステージ最終戦の日本対スウェーデンは、NHK総合で生中継された。

試合は1対1の引き分け。日本はグループFを1勝2分け、勝ち点5の2位で突破し、決勝トーナメントへ進んだ。

この試合もNHK ONEの同時・見逃し配信対象に含まれる地上波中継だった。

決勝トーナメント1回戦|日本対ブラジルもNHK BSで中継

日本代表はラウンド32でブラジルと対戦。日本時間の6月30日午前2時にキックオフされた試合は、NHK BSとフジテレビ系列で生中継された。

日本は佐野海舟のゴールで先制したものの、ブラジルに2対1で逆転負け。90分を通じて最後まで戦ったが、後半アディショナルタイムの失点で大会を去ることになった。

この結果、日本代表の2026年大会は決勝トーナメント1回戦で終了した。日本代表の全4試合を振り返ると、NHK総合だけでなくBSも重要な視聴手段だったことが分かる。

【放送・配信の関係を整理】NHK総合・BS・BSP4K・NHK ONE・DAZNの違い

今回の放送体制を理解するうえで重要なのが、テレビ放送とインターネット配信の役割分担だ。それぞれのサービスは同じ試合を扱っている場合もあるが、対象範囲は一致していない。

媒体・サービス 対象試合・役割 視聴上の特徴
NHK総合 地上波34試合 19試合のグループステージと15試合の決勝トーナメントを生中継
NHK BS 日本代表戦など一部試合 日本対チュニジア、決勝トーナメント1回戦の日本対ブラジルなど
NHK BSプレミアム4K 全104試合 生中継と録画放送を組み合わせて全試合を放送
NHK ONE 地上波34試合と関連ハイライト 同時配信・見逃し配信。BSやBSP4Kの全試合配信ではない
DAZN 全104試合 全試合ライブ配信。日本代表戦は無料ライブ配信
NHK総合の34試合はどう構成されていた?

地上波の34試合は、グループステージと決勝トーナメントに分かれていた。

  • グループステージ:19試合
  • 決勝トーナメント:15試合

決勝トーナメントの15試合は、1回戦8試合、2回戦3試合、準々決勝1試合、準決勝1試合、3位決定戦1試合、決勝1試合という構成だった。

開幕戦や決勝といった大会の節目となるカードも地上波で中継されており、NHK総合は大会全体の主要試合を押さえる役割を担っていた。

BSP4Kなら全104試合。ただし録画放送も含む

NHKの放送体制で特に注目されたのが、BSプレミアム4Kによる全104試合の放送だ。

地上波で放送する34試合についてはBSP4Kでも同時生中継。それ以外の試合については録画放送を組み合わせ、全104試合をカバーする形だった。

このため、「NHKで全104試合を見られる」という表現自体は間違いではない。しかし、リアルタイムで全104試合を見たい人にとっては、DAZNとの違いが決定的になる。

【NHK ONE】同時配信・見逃し配信はどこまで対応していた?

スマートフォンやパソコンでワールドカップを視聴する場合、中心となったのがNHK ONEだ。

NHKは地上波で生中継する34試合と、大会期間中のハイライト番組をNHK ONEで同時・見逃し配信すると発表していた。

NHK ONEで視聴できた主なコンテンツ
  • NHK総合で生中継するワールドカップ34試合
  • 連日夜に放送されるデイリーハイライト
  • 全試合を約2分にまとめた短時間ハイライト
  • 大会期間中の関連ハイライト番組

特に、全104試合のゴールを短時間で確認できる2分ハイライトは、すべての試合をフルタイムで追えない人にとって便利なコンテンツだった。

ただし、NHK ONEはBSP4Kの全104試合をインターネット上で丸ごと配信する仕組みではない。NHK BSだけで放送された日本対チュニジアや、日本対ブラジルのBS中継を、NHK ONEでそのまま視聴できると考えるのは誤りだ。

NHK ONEの受信契約と登録条件

NHK ONEを利用する際には、NHKの受信契約に関する条件も押さえておきたい。

NHKの受信料窓口によると、NHK ONEの番組同時配信・見逃し配信などを利用するには受信契約が必要となる。

  • すでに受信契約がある世帯:追加の契約や追加料金なしで利用できる。
  • 受信契約がない世帯:NHKの配信サービスを利用する場合、新たに地上契約を締結する必要がある。
  • アカウント:NHK ONEアカウントと受信料アカウントの登録・連携によって契約情報を確認する。
  • 旧NHKプラス利用者:所定のアカウント移行手続きを済ませていれば、改めて受信契約情報を連携する必要はない。

なお、2026年10月1日には、従来のNHKプラスアプリの名称もNHK ONEに統一された。サービス自体の内容が変更されたわけではなく、旧アプリの名称とサービス名称をそろえるための変更だ。

見逃し動画はいつまで見られる?

NHK ONEの通常の見逃し配信は、放送後7日間が基本となる。見逃し配信と長期間保存される動画アーカイブは別の仕組みだ。

2026年11月2日現在、7月に終了したワールドカップの試合を当時の見逃し配信枠で視聴することはできない。NHKの特設サイトや公式動画チャンネルなどに公開されたハイライトが残っている場合は、個々の動画の公開状況を確認する必要がある。

また、2分ハイライトとフルマッチの見逃し配信も別物だ。試合全体を振り返りたい場合は、短いゴール集だけで満足できるかどうかを区別しておきたい。

【DAZNとの比較】全104試合をライブで見るならどちらが有利?

NHKとDAZNの最大の違いは、視聴できる試合数とライブ配信の範囲にある。

DAZNは2025年12月に、日本国内でのFIFAワールドカップ2026全104試合の配信権獲得を発表。全試合をライブ配信し、日本代表戦は全試合無料で配信する方針を示した。

さらに大会前の2026年5月には、全104試合の日本語実況・解説付きライブ配信や、試合終了後の見逃し配信、ハイライトなどの詳細を発表している。

NHKとDAZNの選び方

NHKが向いている人

  • 日本代表戦や注目カードを中心に見たい人
  • 追加の有料配信契約を増やしたくない人
  • 自宅のテレビで地上波・BSを視聴したい人
  • NHKのハイライトや解説番組で大会を振り返りたい人

DAZNが向いている人

  • 全104試合をライブで追いかけたい人
  • 日本代表以外の国の試合も幅広く見たい人
  • スマートフォンやタブレットでフルマッチを視聴したい人
  • 試合終了後のフルリプレイや複数のハイライトを活用したい人

DAZNは全104試合をライブ配信できる国内唯一のサービスとして大会を展開した。一方、NHKは公共放送として地上波・BS・4K放送を組み合わせ、主要試合を幅広い視聴者に届ける形を取った。

この違いは、単純な試合数の比較だけでは説明できない。NHKはテレビを中心にした視聴環境、DAZNは全試合を網羅するインターネット配信という、それぞれ異なる強みを持っていた。

【プロの結論】NHKのワールドカップ放送で知っておきたい3つのポイント

今回の放送体制から分かるのは、ワールドカップの視聴方法を選ぶ際には、放送局の名前だけでなく、放送チャンネルと配信対象をセットで確認する必要があるということだ。

1. 「NHKで放送」と「NHK総合で放送」は違う

日本対チュニジアのように、NHKの中継でもBSが担当する試合がある。NHKの番組を見たいという理由だけで地上波を選ぶと、目的の試合が見つからない可能性がある。

2. 全104試合の放送と全104試合の生中継は別

BSP4Kは全104試合を放送したが、生中継と録画放送を組み合わせた編成だった。リアルタイム観戦を優先するなら、放送予定表で生中継か録画かを確認することが欠かせない。

3. NHK ONEは地上波の延長線上にあるサービス

NHK ONEは地上波の34試合や関連ハイライトをスマートフォンなどで視聴できる便利なサービスだが、BSやBSP4Kの全試合を配信するものではない。受信契約の条件と見逃し配信期間も理解しておく必要がある。

つまり、日本代表戦と主要カードを中心に観戦するならNHK、全試合を網羅したいならDAZNという選択基準が分かりやすい。BSP4Kの受信環境が整っている世帯なら、NHKのテレビ放送だけでも全104試合を追えるという点も大きな特徴だった。

【ワールドカップとNHKの放送・配信】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:ワールドカップ2026はNHK総合で何試合放送された?
A1:NHK総合では計34試合の生中継が編成された。内訳はグループステージ19試合、決勝トーナメント15試合。

Q2:NHK BSで日本代表戦は見られた?
A2:見られた。グループステージの日本対チュニジアと、決勝トーナメント1回戦の日本対ブラジルがNHK BSで生中継された。

Q3:日本対オランダはNHKの何チャンネルで放送された?
A3:2026年6月15日午前5時からNHK総合で生中継された。NHK ONEでも同時・見逃し配信の対象となった。

Q4:NHK BSプレミアム4Kでは全104試合を生中継した?
A4:全104試合を放送したが、すべてが生中継ではない。生中継と録画放送を組み合わせた編成だった。

Q5:NHK ONEでワールドカップ全104試合を見られた?
A5:見られない。対象はNHK総合で放送する34試合と大会期間中のハイライト番組が中心だった。

Q6:NHK ONEは受信契約なしでも利用できる?
A6:番組の同時・見逃し配信などの利用には受信契約が必要。すでに世帯で契約している場合は追加料金なしで利用できる。契約がない世帯は新たに地上契約を締結する必要がある。

Q7:NHK ONEのワールドカップ見逃し動画は現在も見られる?
A7:通常の見逃し配信は放送後7日間が基本で、2026年11月現在、大会当時の見逃し配信期間は終了している。公開が継続されている公式ハイライト動画は、個別に確認する必要がある。

Q8:NHKとDAZNではどちらが全試合を見られる?
A8:NHKではBSP4Kで全104試合を生中継・録画放送した。全104試合をライブ配信したのはDAZN。日本代表戦はDAZNでも無料ライブ配信の対象だった。

2026年のFIFAワールドカップでは、NHK総合が地上波34試合を生中継し、NHK BSが日本代表戦などの一部試合を担当。さらにBSP4Kでは大会全104試合を生中継と録画で放送した。

日本代表はオランダ戦で2対2、チュニジア戦で4対0、スウェーデン戦で1対1という結果を残し、グループFを2位で突破。決勝トーナメントではブラジルに1対2で敗れた。これら4試合はNHK総合とNHK BSを組み合わせることでテレビ中継を視聴できた。

NHK ONEは地上波34試合と大会関連ハイライトの同時・見逃し配信を担い、スマートフォンからの観戦を支えた。ただし、BSP4Kの全104試合をネットで視聴できるわけではなく、受信契約や見逃し配信期間にも条件があった。

全試合をリアルタイムで見たいならDAZN、主要試合をテレビで楽しみたいならNHK総合・BS、4K映像で大会全体を追いたいならBSP4Kという選び方が、今回の大会の放送体制を最も正確に理解する方法だ。

ワールドカップの放送情報を調べる際は、「NHKで放送されるか」だけでなく、「どのチャンネルか」「生中継か録画か」「ネット配信の対象か」の3点を確認することが、見たい試合を見逃さないための基本となる。

主な事実確認資料

- NHK「FIFAワールドカップ2026」放送発表・NHK ONE関連発表
- 日本サッカー協会「FIFAワールドカップ2026」放送・試合結果
- NHK受信料の窓口「NHK ONE利用での受信契約の確認」
- DAZN「FIFAワールドカップ26」配信発表
- NHK「BSプレミアム4K ご視聴方法について」

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水沢 茜
デジタルマーケター 水沢 茜
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アイドルと音楽シーンを担当。公式サイトのスケジュール、リリース情報、本人の発表を照合してから構成しています。

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