第79回大会は15校によるトーナメント方式で実施されました。
群馬県1位の健大高崎はスーパーシードに入り、1回戦を免除。準々決勝から登場しました。残る14校が1回戦を戦い、勝ち上がった学校が8強、4強、決勝へと進みました。
1回戦の結果(10月17日・18日)| 対戦カード | 結果 |
|---|---|
| 霞ヶ浦-習志野 | 7-0 |
| 山梨学院-山村学園 | 2-1 |
| 慶應義塾-佐野日大 | 2-1 |
| 横浜-西武台 | 12-2 |
| 樹徳-作新学院 | 3-2 |
| 帝京三-専大松戸 | 13-5 |
| 水城-桐生第一 | 2-1 |
横浜は西武台に12対2、帝京三は専大松戸に13対5で勝利。いずれもコールドゲームで初戦を突破しました。
一方、伝統校の作新学院や習志野、佐野日大は1回戦で姿を消しています。
準々決勝の結果(10月19日・20日)| 対戦カード | 結果 |
|---|---|
| 健大高崎-霞ヶ浦 | 7-0 |
| 慶應義塾-山梨学院 | 2-1 |
| 横浜-樹徳 | 9-2 |
| 帝京三-水城 | 3-1 |
準々決勝で最も競った試合の一つが、慶應義塾と山梨学院の対戦です。
両校は延長10回までもつれ、慶應義塾が2対1で勝利しました。山梨県1位の山梨学院を下したことで、神奈川県勢同士の優勝争いが現実味を帯びてきました。
準決勝の結果(10月25日)- 健大高崎 5-4 慶應義塾(延長10回)
- 横浜 2-0 帝京三
健大高崎と慶應義塾の試合は、互いに譲らない接戦となりました。延長10回に及ぶ熱戦を制した健大高崎が決勝へ進出。
もう一方の準決勝では、横浜が帝京三を2対0で完封しました。
決勝の結果(10月27日)
第79回秋季関東地区高校野球大会・決勝10-6

横浜高校
健大高崎
準優勝
2026年10月27日 10時開始/上毛新聞敷島球場
横浜は健大高崎を10対6で破り、秋の関東大会を制しました。2年前の2024年大会決勝と同じ顔合わせで、今回も横浜に軍配が上がっています。
2026年秋季関東大会の最終順位1. 優勝:横浜(神奈川)
2. 準優勝:健大高崎(群馬)
3. ベスト4:慶應義塾(神奈川)
4. ベスト4:帝京三(山梨)
ベスト8には霞ヶ浦、山梨学院、樹徳、水城が入りました。
この4校もセンバツ選考を考えるうえで重要な存在です。関東地区の基本枠に加え、東京地区との比較枠や神宮大会の結果によって、出場校の顔ぶれが変わる可能性があります。
【決勝を徹底分析】横浜高校が健大高崎を破った勝因とは?
2026年の秋季関東大会で最も印象的だったのは、横浜の勝負どころでの集中力です。
決勝は序盤から得点が動き、健大高崎が先制する展開となりました。しかし横浜は初回に逆転し、その後も相手の追い上げに対応しました。
勝負を分けた5回の3ラン本塁打試合の大きな転換点は5回裏でした。
健大高崎が追いつき、スコアが3対3となった場面。横浜は2死一、二塁のチャンスを迎えます。
ここで打席に立ったのが、2年生捕手の脇山魁音選手です。
脇山選手は左越えの3ラン本塁打を放ち、横浜が6対3とリードを奪いました。
その後も健大高崎は反撃を続けましたが、横浜は6回と8回にも追加点を挙げ、最終的に10対6で勝利しました。
横浜を支えた投打の戦力日刊スポーツの決勝戦報道では、横浜の充実した選手層にも注目が集まりました。
特に名前が挙がった選手は次のとおりです。
- 小林鉄三郎投手: U18アジア選手権の高校日本代表メンバー。
- 川上慧内野手: 同じく高校日本代表メンバーで、横浜の主将。
- 脇山魁音捕手: 決勝で勝ち越しの3ラン本塁打を記録。
- 田島陽翔内野手: 甲子園経験を持つ攻撃陣の一人。
- 福井那留投手: 最速152キロを誇り、投手陣の戦力として台頭。
横浜は決勝で13安打を記録し、健大高崎の10安打を上回りました。継投を含めた投手陣の運用と、好機を得点に変える打線の力が優勝につながりました。
健大高崎も評価を落とさない準優勝健大高崎は群馬県1位として大会に臨み、スーパーシードから準々決勝へ進出しました。
霞ヶ浦を7対0で破り、準決勝では慶應義塾との延長10回の接戦を制しています。
決勝でも10安打6得点を記録しており、横浜に一方的に押し切られた試合ではありませんでした。
むしろ、終盤まで勝敗の行方が分からない試合を展開したことは、健大高崎の攻撃力と粘り強さを示す結果でした。
横浜と健大高崎は2024年秋にも決勝で対戦しており、その際も横浜が4対3で勝利しています。2度の決勝で同じ相手を破った横浜にとって、健大高崎は優勝争いを語るうえで欠かせないライバルです。
【センバツ選考との関係】横浜の優勝で2027年春はどうなる?
秋季関東大会を観戦するうえで、最も気になるのが翌春のセンバツ高校野球との関係です。
秋季大会は単なる地区王者を決める大会ではありません。各校の新チームが全国大会への出場を目指す重要な選考資料となります。
第99回センバツの日程2027年春に開催される第99回選抜高等学校野球大会について、日本高等学校野球連盟などが公表している日程は次のとおりです。
- 選考委員会: 2027年1月29日(金)
- 組み合わせ抽選会: 2027年3月5日(金)
- 大会開幕: 2027年3月19日(金)
- 会場: 阪神甲子園球場
- 出場校: 32校
出場校の選考は1月29日に行われます。したがって、2026年秋季関東大会の優勝が決まった時点では、横浜のセンバツ出場は正式決定ではありません。
関東・東京枠は合計6校が基本第99回センバツの一般選考は29校で、地区別の枠数が決められています。
関東・東京地区には合計6校が割り当てられています。
基本的な内訳は次のとおりです。
- 関東地区:4校
- 東京都地区:1校
- 関東・東京の比較選考:1校
つまり、最後の1枠は関東と東京の候補校を比較して決定します。最終的に関東4校・東京2校になる場合と、関東5校・東京1校になる場合があります。
2026年秋季関東大会から見た有力候補関東大会の成績を基準に考えると、まず注目されるのは上位4校です。
横浜、健大高崎、慶應義塾、帝京三は、それぞれ決勝または準決勝まで進んでおり、選考に向けて強い実績を残しました。
一方、準々決勝で敗れた4校も、地域大会の成績や試合内容を含めて評価される可能性があります。
ただし、関東大会の順位だけでセンバツ出場が自動的に決まるわけではありません。東京大会の結果も含め、選考委員会が総合的に判断します。
明治神宮大会への出場権も獲得横浜の優勝には、もう一つ大きな意味があります。
それは、関東地区代表として明治神宮大会に出場できることです。
2026年11月19日~24日
会場:明治神宮野球場
高校の部は全国10地区の代表校が参加する大会です。横浜は関東地区代表として出場します。
日刊スポーツの報道によると、横浜は11月21日の2回戦で、仙台育英と九州地区代表の勝者と対戦する予定です。
さらに注目したいのが、明治神宮大会の優勝校に与えられる神宮大会枠です。
2027年センバツでは、通常の32校に加え、明治神宮大会優勝地区に1校の出場枠が追加されます。
そのため、横浜が明治神宮大会で優勝すれば、関東地区に追加枠が与えられます。これは横浜だけでなく、関東大会で好成績を残した他校にも関係する要点です。
【歴代優勝校を振り返る】横浜・健大高崎・山梨学院の実績
関東大会の優勝校を振り返ると、複数の強豪校が年度ごとに優勝争いを繰り広げてきたことが分かります。
2026年の横浜の優勝も、近年の大会史の中で見ると興味深い結果です。
秋季関東大会の歴代優勝校(2016~2026年)過去10年の優勝校と準優勝校は次のとおりです。
- 2016年: 作新学院(準優勝・東海大市原望洋)
- 2017年: 中央学院(準優勝・明秀日立)
- 2018年: 桐蔭学園(準優勝・春日部共栄)
- 2019年: 健大高崎(準優勝・山梨学院)
- 2020年: 健大高崎(準優勝・常総学院)
- 2021年: 明秀日立(準優勝・山梨学院)
- 2022年: 山梨学院(準優勝・専大松戸)
- 2023年: 作新学院(準優勝・山梨学院)
- 2024年: 横浜(準優勝・健大高崎)
- 2025年: 山梨学院(準優勝・花咲徳栄)
- 2026年: 横浜(準優勝・健大高崎)
1. 横浜は近年の優勝争いをリード
横浜は2024年と2026年に秋季関東大会を制しています。2026年の優勝は2年ぶり5度目となり、安定した強さを示しました。
2. 健大高崎は継続的に上位へ進出
2019年と2020年に連覇を達成した健大高崎は、2024年と2026年にも準優勝しています。関東地区を代表する強豪校として、長期的に結果を残してきました。
3. 山梨学院も優勝経験が豊富
山梨学院は2022年と2025年に優勝。2021年と2023年にも準優勝しており、秋季関東大会での存在感が際立ちます。
歴代優勝校を確認すると、特定の学校が毎年優勝するわけではなく、各県の有力校が新チームの完成度を競い合う構図が見えてきます。
春季関東高校野球大会との違いは?関東大会には、秋季大会だけでなく春季関東高校野球大会もあります。
両者は同じ関東地区の高校が参加する大会ですが、開催時期と目的が異なります。
2026年の第78回春季関東地区高等学校野球大会は、5月16日から24日まで千葉県で開催され、17校が参加しました。
決勝では横浜が浦和学院を13対3で破り、22年ぶり7度目の優勝を達成しています。
秋季大会と春季大会の違いを整理すると、次のようになります。
- 秋季関東大会: 新チームの実力を測り、翌春のセンバツ選考につながる大会。
- 春季関東大会: 春の公式大会として、各校の戦力や成長を競う大会。
特に重要なのは、春季大会と秋季大会では選手の学年構成が変わることです。
夏の大会を終えると3年生の多くが引退し、秋には1・2年生を中心とした新チームが編成されます。
したがって、2026年春に優勝した横浜と、2026年秋に優勝した横浜は、同じ学校であっても異なる世代のチームです。
春の実績だけで秋の強さを判断するのではなく、新チームの投手力、打撃力、守備の安定性を改めて評価する必要があります。
【関東野球大会に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:2026年の秋季関東高校野球大会で優勝した学校はどこですか?
A1:横浜高校です。2026年10月27日の決勝で健大高崎を10対6で破り、2年ぶり5度目の優勝を果たしました。
Q2:第79回秋季関東大会の出場校は何校ですか?
A2:15校です。群馬県から3校、茨城・栃木・埼玉・千葉・神奈川・山梨の6県から各2校が出場しました。東京都は独自の秋季大会を開催しています。
Q3:2026年秋季関東大会の会場はどこですか?
A3:群馬県の上毛新聞敷島球場と高崎市城南野球場です。準々決勝以降は上毛新聞敷島球場で開催されました。
Q4:関東大会で優勝するとセンバツに出場できますか?
A4:優勝だけでセンバツ出場が自動的に決まるわけではありません。秋季大会の成績は重要な選考資料ですが、最終的には選考委員会が判断します。優勝校には明治神宮大会への出場権も与えられます。
Q5:2027年センバツの出場校はいつ決まりますか?
A5:2027年1月29日に選考委員会が開催されます。第99回大会は3月19日開幕予定です。
Q6:秋季関東大会と春季関東大会は同じ大会ですか?
A6:別の大会です。秋季大会は翌春のセンバツ選考に関係し、春季大会は春の公式大会として実施されます。2026年春季大会でも横浜が優勝しています。
2026年の第79回秋季関東地区高等学校野球大会は、横浜高校が健大高崎を10対6で破り、2年ぶり5度目の優勝を飾りました。
今回の大会で押さえておきたい要点は次の5つです。
1. 大会規模: 関東7県から15校が出場した。
2. 開催地: 群馬県の上毛新聞敷島球場と高崎市城南野球場で実施された。
3. 優勝校: 横浜高校が決勝で健大高崎を破った。
4. 歴史的実績: 横浜は2026年春季・秋季の関東大会をともに制した。
5. 今後の展望: 横浜は11月の明治神宮大会に出場し、2027年センバツの関東地区選考にも注目が集まる。
プロの視点で特に注目したいのは、秋季関東大会の結果を単なる優勝・準優勝だけで評価しないことです。
センバツ選考では、関東大会の勝ち上がりだけでなく、東京大会との比較、地区全体の競争力、明治神宮大会の結果も関係します。
2027年1月29日の選考委員会までは、横浜、健大高崎、慶應義塾、帝京三の動向が大きな焦点となります。
また、横浜が明治神宮大会で優勝すれば、関東地区のセンバツ出場枠が追加される可能性もあります。
2026年秋の関東大会は、横浜の優勝で幕を閉じました。しかし、球児たちの次の目標は明治神宮大会、そして春の甲子園です。 これからの選考と全国大会で、関東勢がどのような存在感を示すのか注目が続きます。