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【第79回秋季関東大会2026】開催日程・群馬県の会場・大会概要

波多野 遼 波多野 遼 • 更新: • 公開: • 読了約 16 分
目次

2026年の秋季関東大会は、群馬県を舞台に開催された。主催する日本高等学校野球連盟が公表した当初の日程は10月17~20日、24日、25日。組み合わせ抽選会は10月8日に実施され、関東7県の予選を勝ち抜いた15校が出場した。

大会は雨天順延の影響を受け、決勝は当初の予定から変更されて10月27日に実施。最終的に横浜が頂点に立った。

2026年大会の基本情報

- 大会名:令和8年度 第79回秋季関東地区高等学校野球大会
- 開催期間:2026年10月17~27日
- 抽選日:2026年10月8日
- 開催県:群馬県
- 出場校:15校
- 優勝:横浜高校(神奈川県)
- 準優勝:健大高崎高校(群馬県)
- 明治神宮大会出場:横浜高校

使用された2つの球場


上毛新聞敷島球場

群馬県前橋市
決勝、準決勝などの主要試合が行われた球場。横浜と健大高崎が優勝を争った舞台でもある。


高崎市城南野球場

群馬県高崎市
1回戦などで使用された大会会場。複数球場を利用することで大会日程を組んでいた。

両球場の使用は、群馬県内の複数地域で大会を運営する開催方式を反映している。

【出場校一覧15校】7県の代表と組み合わせを総整理

秋高校野球関東大会

2026年の出場校は、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、神奈川、山梨の7県から選ばれた15校だ。

基本的には各県2校、開催県の群馬県からは3校が出場する方式となっている。

2026年秋季関東大会の出場校一覧

以下は各県大会の順位と、関東大会での最終成績をまとめたものだ。

県 県順位 出場校 関東大会の成績 茨城1位水城8強 茨城2位霞ヶ浦8強 栃木1位作新学院1回戦敗退 栃木2位佐野日大1回戦敗退 群馬1位健大高崎準優勝 群馬2位樹徳8強 群馬3位桐生第一1回戦敗退 埼玉1位西武台1回戦敗退 埼玉2位山村学園1回戦敗退 千葉1位専大松戸1回戦敗退 千葉2位習志野1回戦敗退 神奈川1位慶應義塾ベスト4 神奈川2位横浜優勝 山梨1位山梨学院8強 山梨2位帝京三ベスト4

出場校の県順位・出場回数は埼玉高校野球情報局の大会資料、最終成績は大会結果資料を基に整理。

出場校の顔ぶれで注目したいポイント

今回の大会で注目されたのは、県大会1位の学校だけが上位に進出したわけではないことだ。

神奈川県2位の横浜は優勝、山梨県2位の帝京三はベスト4まで進出した。反対に、県大会1位の作新学院、西武台、専大松戸などは初戦で姿を消している。

秋季関東大会は、各県大会の順位だけで優劣を判断できない大会だ。県大会での勢いを維持できるか、異なる地域の強豪との対戦に対応できるかが勝ち上がりを左右する。

また、15校によるトーナメントでは健大高崎が1回戦を免除され、準々決勝から登場した。このシードの違いも、試合数や投手起用を考えるうえで見逃せないポイントだった。

【秋季関東大会2026の全試合結果】組み合わせ・トーナメントを振り返る

ここからは、1回戦から決勝までの全14試合を整理する。

2026年大会は15校によるトーナメントだったため、健大高崎が1回戦を免除され、残る14校が7試合を戦った。

1回戦の結果:10月17日・18日

10月17日

- 霞ヶ浦 7-0 習志野
- 山梨学院 2-1 山村学園
- 慶應義塾 2-1 佐野日大

10月18日

- 横浜 12-2 西武台
- 樹徳 3-2 作新学院
- 帝京三 13-5 専大松戸
- 水城 2-1 桐生第一

1回戦で目を引いたのは横浜の攻撃力だった。西武台を相手に12得点を挙げ、序盤から試合の主導権を握った。

帝京三も専大松戸を13-5で破り、打線の力を示した。一方、山梨学院と慶應義塾は1点差の接戦を制して準々決勝に進んでいる。

準々決勝の結果:10月19日・20日

10月19日

- 健大高崎 7-0 霞ヶ浦(8回コールド)
- 慶應義塾 2-1 山梨学院(延長10回)

10月20日

- 横浜 9-2 樹徳(7回コールド)
- 帝京三 3-1 水城

健大高崎は霞ヶ浦を7-0で退け、準決勝に進出した。先発の石垣聡志が8回を無失点に抑え、攻撃では狩野蓮義や神崎翔斗らが得点に絡んだ。

慶應義塾と山梨学院の対戦も見応えがあった。延長10回までもつれた接戦を慶應義塾が2-1で制し、4強入りを決めた。

横浜は樹徳に9-2でコールド勝ち。帝京三も水城を3-1で下した。

なお、健大高崎対霞ヶ浦の試合について、一部の大会データページには8-0という表示がある。しかし、一球速報や群馬の地元報道、霞ヶ浦高校野球部OB会の試合報告では、いずれも7-0となっている。試合経過を含む複数の記録に一致する7-0が実際の結果だ。

準決勝の結果:10月25日

- 健大高崎 5-4 慶應義塾(延長10回)
- 横浜 2-0 帝京三

健大高崎と慶應義塾の一戦は、4強対決にふさわしい接戦となった。

慶應義塾は終盤に追いついたものの、延長10回に健大高崎が勝ち越し、5-4で勝利。地元群馬の代表が決勝に駒を進めた。

もう一方の試合では横浜が帝京三を2-0で完封。攻撃力だけでなく、守備と投手陣の安定感も示した。

両校は当初の予定から雨天順延の影響を受けながらも、決勝進出を決めた。

決勝の結果:10月27日

横浜が優勝

- 横浜 10-6 健大高崎
- 会場:上毛新聞敷島球場
- 試合開始:午前10時
- 横浜:13安打
- 健大高崎:10安打

最後は神奈川県2位の横浜が、群馬県1位の健大高崎を破った。

1回戦から決勝までを振り返ると、横浜は西武台、樹徳、帝京三、健大高崎を撃破。健大高崎は霞ヶ浦、慶應義塾を下して決勝に進んだ。

県大会の順位が異なる両校が決勝でぶつかり、横浜が関東の頂点をつかんだ。

【横浜対健大高崎の決勝を解説】10-6の勝敗を分けた3つのポイント

2026年10月27日の決勝は、両校が得点を重ねる打撃戦となった。

スコアだけを見ると横浜が4点差で勝った試合だが、実際には健大高崎も最後まで反撃を続けていた。試合の流れを変えたのは、横浜の中盤の集中打だった。

1回裏:横浜が3点を奪って逆転

試合は健大高崎が先制する展開で始まった。

しかし横浜はその裏、阿部龍之介の2点適時打などで3点を奪い、すぐに逆転。序盤から主導権を握った。

5回裏:脇山魁音の勝ち越し3ラン

決勝の大きな分岐点となったのが5回裏だ。

3-3の同点で迎えたこの回、横浜の脇山魁音が勝ち越しの3ラン本塁打を放った。

試合が振り出しに戻った直後に飛び出した一発だっただけに、その意味は大きい。横浜はこの本塁打で6-3とリードを広げた。

6回裏:川上慧の2点適時三塁打で突き放す

健大高崎も6回表に2点を返し、1点差まで追い上げた。

しかし横浜は直後の6回裏、川上慧の2点適時三塁打などで再びリードを拡大。さらに8回裏にも2点を追加し、最終的に10-6で勝利した。

決勝のイニング別スコア
チーム 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 9回 計
健大高崎 1 0 0 1 1 2 0 1 0 6
横浜 3 0 0 0 3 2 0 2 X 10

出典:スポーツナビの試合記録。

投手陣の継投も勝敗を左右

決勝では両校ともに複数の投手を起用した。

横浜は小林鉄、中嶋、福井那留の継投。健大高崎は則永、大橋、北田が登板した。

神奈川新聞の報道によると、横浜は六回途中から登板した福井那留が試合を締めた。打線の爆発だけでなく、終盤に相手の反撃を抑えた投手起用も優勝につながった。

横浜は2年ぶり5度目の優勝

今回の優勝で横浜は秋季関東大会通算5度目の優勝を達成した。

さらに注目したいのは、2026年春季関東大会でも横浜が優勝していたことだ。高校野球ドットコムは、春秋の関東大会を同一年に制したのは16年ぶりと報じている。

春の大会で示した力を秋にも発揮し、関東の頂点を再びつかんだことは、チームの安定した競争力を示す結果となった。

【秋季関東大会の歴代優勝校】2016~2026年の優勝の流れ

秋季関東大会の優勝校を振り返ると、複数回の優勝を記録する強豪校が存在する。

2019年、2020年は健大高崎が連覇。2022年は山梨学院、2023年は作新学院、2024年は横浜、2025年は山梨学院が優勝した。

過去11大会の優勝校

- 2016年:作新学院
- 2017年:中央学院
- 2018年:桐蔭学園
- 2019年:健大高崎
- 2020年:健大高崎
- 2021年:明秀日立
- 2022年:山梨学院
- 2023年:作新学院
- 2024年:横浜
- 2025年:山梨学院
- 2026年:横浜

横浜と健大高崎は近年の大会でも存在感

2024年の決勝では横浜が健大高崎を4-3で破って優勝した。

そして2026年、再び両校が決勝で対戦し、今度は横浜が10-6で勝利した。

この2校は関東大会の優勝争いで存在感を示しており、秋季大会におけるライバル関係にも注目が集まる。

一方、山梨学院も2022年と2025年に優勝している。関東大会では、特定の1校が毎年勝ち続けるのではなく、各県の強豪が年度ごとに頂点を争う構図が続いている。

【明治神宮大会・2027年センバツへの影響】横浜の次なる目標

秋季関東大会の優勝は、横浜にとって単なる地区大会のタイトル獲得ではない。

次に控える明治神宮野球大会への出場権を獲得したこと、そして2027年春のセンバツ高校野球に向けて関東代表の有力候補となったことが大きな意味を持つ。

横浜は第57回明治神宮野球大会へ

横浜は関東地区代表として、2026年11月19日から24日まで神宮球場で開催される第57回明治神宮野球大会の高校の部に出場する。

同大会は全国10地区の代表校が集まる大会だ。

明治神宮野球大会の大きな特徴は、優勝校が所属する地区に翌春のセンバツ出場枠が1校追加されること。

つまり、横浜が明治神宮大会で優勝すれば、関東地区に神宮大会枠が追加される。関東の他校にとっても重要な大会となる。

2027年センバツの開催日程は?

第99回選抜高等学校野球大会は、2027年3月19日に阪神甲子園球場で開幕する予定だ。

日本高野連が公表している日程は次のとおり。

- 大会開幕:2027年3月19日
- 出場校選考委員会:2027年1月29日
- 組み合わせ抽選会:2027年3月5日
- 出場校数:32校

出場32校の内訳は一般選考29校、21世紀枠2校、明治神宮大会枠1校となっている。

関東・東京地区の出場枠は合計6校

2027年センバツでは、関東・東京地区に合計6校の一般選考枠が設定されている。

その内訳は、関東4校、東京1校、両地区を比較して選ぶ1校だ。

今回の秋季関東大会で上位に進出した4校は次のとおり。

- 横浜(優勝)
- 健大高崎(準優勝)
- 慶應義塾(ベスト4)
- 帝京三(ベスト4)

この4校はセンバツ選考で有力な位置に立ったと考えられる。

ただし、秋季関東大会のベスト4入りだけでセンバツ出場が正式決定するわけではない。選考では大会成績だけでなく、試合内容やチームの実力なども総合的に判断される。

また、関東・東京の比較枠では東京都大会の結果も重要になる。関東大会の結果だけで残りの出場校まで確定するわけではない。

2027年センバツ出場校予想で注目したい学校

現段階で注目したいのは、関東大会の上位4校に加え、準々決勝で敗れた学校の評価だ。

特に準々決勝で惜敗した山梨学院と慶應義塾の対戦で敗れた山梨学院などは、試合内容も選考を考えるうえで重要な材料になる。

また、8強入りした水城、霞ヶ浦、樹徳についても、県大会から関東大会までの戦績を含めた評価が焦点となる。

一方で、1回戦敗退校がすべてセンバツ選考の対象外になると単純に判断することもできない。選考は各地区の枠数と他校との比較を踏まえて行われるためだ。

2027年センバツの正式な出場校が決まるのは2027年1月29日。 それまでは明治神宮大会と各地区の選考材料を追う必要がある。

【秋季高校野球関東大会2026】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:2026年の秋季関東大会で優勝した高校はどこですか?

A1:神奈川県の横浜高校です。2026年10月27日の決勝で健大高崎を10-6で破り、2年ぶり5度目の優勝を果たしました。

Q2:秋季関東大会2026の出場校は何校ですか?

A2:関東7県から選ばれた15校です。群馬県から3校、茨城・栃木・埼玉・千葉・神奈川・山梨の各県から2校ずつ出場しました。

Q3:横浜高校は2027年センバツに出場できますか?

A3:秋季関東大会優勝によって、センバツ出場に向けて非常に有利な実績を残しました。ただし、正式な出場校決定は2027年1月29日の選考委員会です。明治神宮大会への出場も決まっており、今後の結果にも注目が集まります。

Q4:2026年の決勝はどこで開催されましたか?

A4:群馬県前橋市の上毛新聞敷島球場です。横浜が健大高崎を10-6で下しました。

Q5:明治神宮大会に出場する関東代表はどこですか?

A5:横浜高校です。第79回秋季関東大会で優勝し、2026年11月19日開幕の第57回明治神宮野球大会への出場を決めました。

2026年の第79回秋季関東地区高等学校野球大会は、横浜高校が健大高崎を10-6で破り、2年ぶり5度目の優勝を果たした。

大会を振り返ると、横浜は西武台、樹徳、帝京三、健大高崎を撃破。特に決勝では脇山魁音の勝ち越し3ランと川上慧の2点適時三塁打が勝利を引き寄せた。

一方、準優勝の健大高崎も地元群馬の代表として決勝まで勝ち上がり、慶應義塾との準決勝では延長10回の接戦を制した。帝京三もベスト4に進出し、山梨勢の存在感を示している。

今後の焦点は次の3点だ。

1. 11月19日からの明治神宮野球大会:横浜が全国の強豪を相手にどこまで勝ち進むか。
2. 神宮大会枠の行方:横浜が優勝すれば、翌春のセンバツで関東地区の出場枠が1校増える。
3. 2027年センバツの選考:1月29日の選考委員会で関東・東京地区の代表校が決まる。

秋季関東大会は、翌春の甲子園を占う重要な舞台だ。横浜の優勝によって関東の勢力図が見えてきた一方、健大高崎や慶應義塾、帝京三などにも次の舞台で巻き返す機会が残されている。

横浜の秋季関東大会優勝は、2027年春のセンバツに向けた大きな一歩となった。 次の明治神宮大会でどのような戦いを見せるのか、引き続き注目したい。

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波多野 遼
トレンドリサーチャー 波多野 遼
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