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【2026年最新】全国選抜優勝から九州大会まで、東福岡のシーズンを振り返る

朝倉 仁 朝倉 仁 • 更新: • 公開: • 読了約 18 分
目次

2026年の東福岡は、春の全国選抜大会で頂点に立った一方、九州大会では準決勝で敗れるなど、シーズンを通して課題と収穫の両方を経験している。

第27回全国高校選抜ラグビー大会で5大会ぶりの優勝

2026年3月24日から31日まで埼玉県で開催された第27回全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会。東福岡は初戦から安定した戦いを続け、決勝まで勝ち進んだ。

大会の勝ち上がりは次のとおりだ。

- 1回戦:東福岡 36-0 日本航空高校石川
- 2回戦:東福岡 49-7 御所実業
- 準々決勝:東福岡 57-28 大分東明
- 準決勝:東福岡 45-28 東海大大阪仰星
- 決勝:東福岡 33-22 桐蔭学園

決勝では前半に28点を奪い、試合の主導権を握った。後半は桐蔭学園に追い上げられたものの、最終的には11点差で勝利している。

日本ラグビーフットボール協会の公式記録によれば、この優勝は5年ぶり7回目。東福岡にとって、全国トップレベルの攻撃力と守備力を改めて示す大会となった。

特に決勝で目立ったのが、SO川添丈のゲームコントロールと、HO米田来海の得点力だ。米田は決勝で2トライを記録し、チームの勝利に貢献した。

福岡県予選を11年連続で制覇

6月には第79回全九州高等学校ラグビーフットボール大会の福岡県予選が行われた。

東福岡は以下のスコアで勝ち進んでいる。

- 5月17日:福岡舞鶴に146-0
- 5月24日:嘉穂に118-5
- 5月31日:福岡工業に117-7
- 6月7日:修猷館に96-0

決勝では修猷館を相手に96得点を挙げ、11年連続36回目の優勝を達成。九州大会の福岡県代表として宮崎県での本大会に進んだ。

第79回全九州高校大会では準決勝敗退

一方、6月20日から開催された第79回全九州高等学校ラグビーフットボール大会では、優勝には届かなかった。

1位ブロックの初戦では沖縄県の名護高校に112-5で大勝。しかし、翌21日の準決勝では佐賀工業に28-35で敗れた。

大会最終順位は3位。優勝した大分東明、準優勝の佐賀工業に続く結果となった。

ここで注目したいのは、春の全国選抜大会を制したチームであっても、九州の強豪との対戦では簡単に勝ち切れなかったことだ。

全国大会と地域大会では対戦相手の特徴も異なる。東福岡にとって九州大会の敗戦は、秋の花園予選に向けてチームを見直す機会になったと考えられる。

【試合結果速報】小倉に55-0!11月8日の東海大福岡戦が最大の山場

東福岡高校ラグビー

11月1日・準々決勝突破

2026年秋の福岡県高校ラグビーは、第106回全国高校ラグビー大会の県予選を兼ねている。

東福岡は10月25日の4回戦で西南学院に144-0と圧勝。11月1日の準々決勝では小倉高校を55-0で下し、準決勝進出を決めた。

2026年福岡県予選の主な試合結果
日程 対戦相手 スコア 状況
10月25日 西南学院 144-0 勝利
11月1日 小倉 55-0 勝利
11月8日 東海大福岡 - 準決勝予定
11月15日 準決勝の勝者 - 決勝予定

出典:福岡県ラグビーフットボール協会の2026年度公式大会日程・結果。

小倉戦55-0が示した東福岡の安定感

11月1日の小倉戦は、東福岡が前半だけで36点を奪い、後半も無失点に抑える内容だった。

55-0という結果は、攻撃面だけでなく守備面でも安定した試合運びができていることを示している。

特に注目したいのは、相手に得点を許さなかった点だ。

ラグビーはトライを奪う能力だけで勝敗が決まる競技ではない。相手の攻撃を止め、陣地を回復し、再び自分たちの攻撃につなげる一連の流れが重要になる。

春の選抜大会で全国優勝を経験したチームが、秋の県大会でも結果を残していることは大きい。

11月8日、東海大福岡との準決勝



東福岡高校

VS


春の全国選抜優勝校


東海大福岡高校

38-22


11月1日・福岡工業戦の勝利

11月8日(日)の準決勝では、東福岡と東海大福岡が対戦する。

- 日時:2026年11月8日(日)11時開始予定
- 会場:博多の森陸上競技場
- 大会:第106回全国高校ラグビー大会福岡県予選準決勝

東海大福岡も11月1日の準々決勝で福岡工業を38-22で破っている。10月25日の4回戦では博多高校に87-0で勝利しており、準決勝にふさわしい実力を持つチームだ。

東福岡にとって、ここまでの大量得点とは異なる試合展開になる可能性がある。

注目したいのは、接戦になった場合のゲームコントロール、スクラムやラインアウトの安定性、そして相手の攻撃をどこまで封じ込められるかという部分だ。

花園出場が決まるのは11月15日の決勝

準決勝を突破しても、花園出場が確定するわけではない。

もう一方の準決勝では修猷館と筑紫が対戦する。

日程 対戦 開始予定
11月8日 東福岡-東海大福岡 11:00
11月8日 修猷館-筑紫 12:40
11月15日 準決勝の勝者同士 12:00

11月15日の決勝は博多の森陸上競技場で開催予定。優勝チームが、12月27日開幕予定の第106回全国高校ラグビー大会への出場権を獲得する。

つまり、東福岡が花園に進むには、東海大福岡との準決勝と、その後の決勝を勝ち抜く必要がある。

【メンバー・注目選手】全国選抜優勝を支えた東福岡の主力

東福岡高校ラグビー部の選手層を知るうえで参考になるのが、2026年3月の全国選抜大会決勝で日本ラグビーフットボール協会が公表した登録メンバーだ。

ここでは、同大会決勝の先発15人とリザーブ10人を整理する。

なお、これは春の選抜大会決勝時点の登録メンバーであり、11月8日の準決勝で実際に出場するメンバーを確定するものではない。

2026年全国選抜大会決勝の先発メンバー
背番号 ポジション 選手名
1 FW 江副佑二郎
2 FW 米田来海
3 FW 武田琢磨
4 FW 井上豊大
5 FW 平野良次
6 FW 吉川元基
7 FW 長縄領佑
8 FW 濱田篤志
9 HB 橋場璃音
10 HB 川添丈
11 TB 丸山晴矢
12 TB 田島航喜
13 TB 八尋奏
14 TB 瓜生希
15 FB 岩切虎二朗
リザーブメンバー

春の選抜決勝では、以下の10人も登録されていた。

- 16番:山崎広大
- 17番:岡田岳起
- 18番:藤田琉生
- 19番:浪江一心
- 20番:平野幹大
- 21番:ロペティ龍
- 22番:門蒼馬
- 23番:川島凱
- 24番:佐藤琉生
- 25番:徳本雄士

以上は日本ラグビーフットボール協会の決勝公式記録に掲載された登録情報に基づく。

注目選手① 川添丈

攻撃のキーマン

2026年の全国選抜決勝で注目された選手の一人がSO川添丈だ。

桐蔭学園との決勝では自らトライを挙げただけでなく、コンバージョンキックでも得点を重ねた。

SOはチームの攻撃を組み立てる重要なポジション。相手ディフェンスの配置を読み、パスやキックを使い分けながら攻撃の方向性を決める。

川添のように得点にも直接関与できる選手がいることは、東福岡の攻撃に選択肢を与えている。

注目選手② 米田来海

HO米田来海は、選抜大会決勝で2トライを記録した選手だ。

HOはスクラムの最前列でプレーし、ラインアウトではスローワーも務めるポジション。体力と技術の両方が求められる。

決勝で複数のトライを記録したことからも、セットプレーだけでなく攻撃参加でも存在感を発揮できる選手だと分かる。

注目選手③ 吉川元基

FL吉川元基も選抜決勝でトライを挙げた。

FLはボール争奪戦やタックル、接点での攻防に深く関わるポジション。チーム全体の運動量を支える存在だ。

東福岡が強豪校と競り合う際には、こうしたFW陣の働きが重要になる。

注目選手④ 平野良次・長縄領佑・井上豊大

FW陣では平野良次、長縄領佑、井上豊大にも注目したい。

春の選抜決勝の登録情報によれば、平野は182cm・114kg、長縄は187cm・97kg、井上は186cm・105kg。

サイズを生かしたコンタクトプレーやセットプレーで、チームを支えることが期待される構成だった。

ただし、身長や体重だけで選手の実力を判断することはできない。実際の試合では、運動量、判断力、連携の質も重要になる。

【歴代成績】花園優勝7回・出場36回を誇る全国屈指の強豪

東福岡高校ラグビー部の歴史を振り返ると、現在の強さが一時的なものではないことが分かる。

同校は1984年に初めて花園へ出場。2025年度の第105回大会までに通算36回の出場を記録し、26年連続で福岡県予選を突破している。

花園での優勝回数は7回

東福岡は全国高校ラグビー大会で7回の優勝を経験している。

優勝した年度は次のとおりだ。

- 2007年度
- 2009年度
- 2010年度
- 2011年度
- 2014年度
- 2016年度
- 2022年度

特に2009年度から2011年度にかけては、3年連続で全国制覇を達成した。

その後も2014年度、2016年度と優勝を重ね、2022年度には報徳学園を41-10で破り、6大会ぶり7回目の優勝を果たした。

近年の花園での戦績

直近の大会でも東福岡は全国上位の成績を残している。

- 第102回大会(2022年度):優勝
- 第103回大会(2023年度):準優勝
- 第104回大会(2024年度):ベスト8
- 第105回大会(2025年度):ベスト4

第103回大会では桐蔭学園との決勝に5-8で敗れ、準優勝。第105回大会では準決勝まで進出したものの、2026年1月5日の京都成章戦で19-38と敗れた。

一方、2026年春の全国選抜では再び優勝。全国トップクラスの競争力を維持している。

花園出場回数と優勝回数は別の数字

検索時に混同しやすいのが、出場回数と優勝回数だ。

2025年度終了時点で、東福岡の花園出場回数は36回。優勝回数は7回となっている。

2026年度の福岡県予選を突破すれば、27年連続37回目の花園出場となる見込みだ。

ただし、2026年11月1日時点では準々決勝を突破した段階であり、37回目の出場はまだ確定していない。

この違いを理解しておくと、歴代成績を正しく把握できる。

【強さの理由と監督】藤田雄一郎監督が築く東福岡のチーム文化

東福岡の強さを理解するには、個々の選手の能力だけでなく、チーム全体の育成環境にも目を向ける必要がある。

監督は藤田雄一郎氏

2026年1月のスポーツニッポンの報道では、東福岡の監督として藤田雄一郎氏が紹介されている。

藤田監督は全国大会での優勝経験を持つ指導者であり、2026年3月の全国高校選抜大会でもチームを5年ぶりの日本一に導いた。

選抜決勝後のインタビューでは、攻撃だけでなく守備面での手応えや、モールの組み方を改善してきたことについて語っている。

特に、セットプレーからチーム全体でトライを狙う考え方は、東福岡のラグビーを理解するうえで要点だ。

134人の部員が支える大きな競争環境

東福岡高校の公式ラグビー部紹介によると、2026年5月時点の部員数は134人。

活動日は火曜日から日曜日までの週6日で、平日・休日ともに活動時間は2~3時間程度とされている。週1日の休養日も設けられている。

これだけの部員数がいることは、ポジションごとの競争や、選手層の形成という点で大きな意味を持つ。

15人制ラグビーでは、先発メンバーだけでなく交代選手の役割も重要だ。試合中の負傷や戦術変更に対応できる選手を育てるには、日常的な競争環境が欠かせない。

チームが掲げる「小事大事」

東福岡の公式チーム紹介には、チームの考え方として「小事大事」という言葉が掲げられている。

これは、小さな準備や約束を大切にするという意味だ。

また、チームポリシーには「ラグビー選手である前に東福岡高校の高校生であれ」と記されている。

ラグビーの技術だけを磨くのではなく、学校生活や人間性も含めて選手を育てるという考え方である。

この方針は、長期的に強いチームをつくるうえで重要な要素だ。

強豪校は優秀な選手を集めるだけでは勝ち続けられない。個人の能力をチームの組織力へ変え、学年が入れ替わっても競争力を維持する仕組みが必要になる。

東福岡の歴代成績と公式チーム方針を照らし合わせると、こうした継続的な育成姿勢が強さを支える一因になっていることが分かる。

【プロの結論】東福岡は花園に出場できるのか?勝敗を左右する3つのポイント

2026年の東福岡は、春の全国選抜優勝、6月の福岡県予選優勝、秋の花園予選準々決勝突破と、複数の大会で実績を積み重ねている。

数字だけを見れば全国トップレベルの実力を備えたチームだ。

しかし、花園出場を確実なものにするには、11月8日の東海大福岡戦と11月15日の決勝を勝ち抜かなければならない。

今後の試合を分析する際には、次の3点に注目したい。

1.FW陣が接点で優位に立てるか

東福岡のラグビーを支える重要な要素がFW陣の働きだ。

スクラム、ラインアウト、モール、ブレイクダウンといった接点で優位に立てれば、BK陣が攻撃を組み立てる機会も増える。

春の選抜決勝でもモールから得点につなげており、FWの連携はチームの武器になっている。

2.相手の守備を崩す攻撃の選択肢

小倉戦の55-0は素晴らしい結果だが、東海大福岡との試合では同じように得点を重ねられるとは限らない。

相手が守備を固めたとき、中央突破だけでなく、外側への展開やキックを使った攻撃ができるかが重要になる。

SOを中心とした判断力と、FW・BKの連携が試される試合になりそうだ。

3.春の日本一を秋の勝利につなげられるか

春の全国選抜優勝は大きな実績だが、花園予選は別の大会である。

九州大会では佐賀工業に28-35で敗れており、強豪との接戦を勝ち切る難しさも経験している。

この経験を秋の試合にどう生かせるかが、チームの成長を測るポイントになる。

編集部としての評価は、東福岡は花園出場を十分に狙える実績と選手層を持つ一方、11月8日の東海大福岡戦が2026年秋の最初の大きな試金石になる、というものだ。

春の優勝実績だけで勝敗を決めつけるのではなく、秋の試合内容を重視したい。

【東福岡高校ラグビー】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:東福岡高校ラグビー部は2026年の全国選抜大会で優勝した?

2026年3月31日の第27回全国高校選抜ラグビー大会決勝で桐蔭学園に33-22で勝利し、5年ぶり7回目の優勝を達成した。

Q2:2026年の花園予選で小倉高校に勝った?

2026年11月1日の準々決勝で小倉高校に55-0で勝利した。前半は36-0で、相手を無得点に抑えている。

Q3:東海大福岡との準決勝はいつ?

2026年11月8日(日)11時から、博多の森陸上競技場で開催予定。東福岡が勝利すれば、11月15日の決勝に進出する。

Q4:東福岡高校ラグビー部の花園優勝回数は?

全国高校ラグビー大会での優勝回数は7回。2022年度の第102回大会が直近の花園優勝となっている。

Q5:東福岡高校ラグビー部の花園出場回数は?

2025年度の第105回大会までに通算36回出場。26年連続出場を達成している。2026年度も福岡県予選を突破すれば37回目となる。

Q6:東福岡高校ラグビー部の監督は誰?

2026年の報道で監督として紹介されているのは藤田雄一郎氏。2026年3月の全国高校選抜大会でもチームを優勝に導いている。

Q7:2026年の東福岡高校ラグビー部で注目の選手は?

春の全国選抜決勝で活躍した川添丈、米田来海、吉川元基などが注目選手。川添はゲームメークとキック、米田はFWとしての得点力が見どころとなる。ただし、秋の準決勝の登録メンバーは別途確認が必要だ。

2026年の東福岡高校ラグビー部は、春の全国高校選抜大会で5年ぶり7回目の優勝を達成し、全国に実力を示した。

6月の福岡県予選でも11年連続36回目の優勝を果たした一方、九州大会では佐賀工業に敗れて3位。シーズンを通じて、勝利と課題の両方を経験してきた。

秋の花園予選では、西南学院に144-0、小倉に55-0と勝利し、準決勝へ進出。11月8日の東海大福岡戦が次の重要な一戦となる。

歴代7回の花園優勝、36回の出場実績、134人の部員を擁する育成環境、藤田雄一郎監督の指導方針。こうした要素が東福岡の伝統的な強さを支えている。

ただし、春の日本一と冬の花園出場は別の目標だ。秋の福岡県予選を最後まで勝ち抜いてこそ、全国の舞台に立つことができる。

2026年11月8日の東福岡対東海大福岡。春の王者が福岡県の頂点、そして花園へ向けてどのような戦いを見せるのか。2026年シーズンの東福岡を追ううえで、最も注目したい試合である。

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トレンドリサーチャー 朝倉 仁
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