二木芳人氏の現在の肩書を調べる際、最も参考になるのは昭和医科大学の公式情報です。大学は2025年4月1日に昭和大学から昭和医科大学へ名称を変更しましたが、二木氏の名誉教授としての位置づけは変わっていません。
2026年5月14日現在の昭和医科大学公式「名誉教授称号授与者一覧」には、二木芳人氏の名前が掲載されています。また、大学の医学部内科学講座・臨床感染症学部門の教員一覧でも、役職は「名誉教授」と記されています。
加えて、大学公式ニュースでも、2024年6月および10月の報道記事掲載を紹介する際に、二木氏を「名誉教授」と表記しています。2024年9月に掲載された大学の近畿連合ふるさと会の活動報告にも、名誉教授就任のお祝いを開催したことが記録されています。
したがって、2026年の肩書を一つ選ぶなら、大学公式の名誉教授称号授与者一覧に基づく「昭和医科大学名誉教授」が最も確実な表記です。
名誉教授と客員教授は何が違う?検索結果に客員教授という表記が残っているのには、経歴上の理由があります。二木氏は2020年3月に昭和大学医学部の内科学講座特任教授を退職し、同年4月から客員教授として大学に関わってきました。
2023年4月の参議院内閣委員会でも、二木氏本人が参考人として出席し、2020年3月に特任教授を退職した後、客員教授として大学に在籍している経緯を説明しています。
両者の違いを整理すると、次のようになります。
| 肩書 | 意味・位置づけ | 二木芳人氏との関係 |
|---|---|---|
| 特任教授 | 特定の任務や職務を担う教授職 | 2017年4月から2020年3月まで |
| 客員教授 | 外部の専門家などを大学に迎える職位 | 2020年4月からの経歴 |
| 名誉教授 | 大学への功績を評価して授与される称号 | 2024年に就任が公表され、2026年の公式一覧にも掲載 |
なお、昭和医科大学の臨床感染症学部門の紹介文には、現在も二木氏を客員教授とする記述が残っています。一方、同じページの教員一覧では名誉教授と表記されています。
これは大学公式ページ内で表記が統一されていない状態です。2026年5月14日現在の全学的な名誉教授一覧と、2024年以降の大学公式ニュースを合わせて判断すると、現在の紹介では名誉教授を優先するのが適切です。客員教授の肩書が現在も別途併任されているかについては、公開情報だけでは明確に区別できません。
参考:昭和医科大学公式「名誉教授」「臨床感染症学部門」、大学公式ニュース、参議院会議録。
【経歴・学歴】川崎医科大学卒業から昭和大学教授までの歩み

二木芳人氏は1949年、大阪市で生まれました。出身大学は川崎医科大学です。1976年に卒業し、呼吸器内科を専門とする医師としてキャリアをスタートさせています。
その後、川崎医科大学で助手・講師を務め、米国のMemorial Sloan-Kettering Cancer Centerへの留学も経験しました。呼吸器疾患の診療経験を土台に、感染症学や感染管理へと専門領域を広げていったことが、二木氏の経歴の特徴です。
二木芳人の主要経歴・年表| 年代 | 経歴・出来事 | 意味・実績 |
|---|---|---|
| 1949年 | 大阪市で出生 | 医師としての歩みの出発点 |
| 1976年 | 川崎医科大学卒業 | 医師としてのキャリアを開始 |
| 1982年 | 川崎医科大学呼吸器内科助手 | 呼吸器内科での診療・研究に従事 |
| 1983年 | 同大学呼吸器内科講師 | 教育・研究活動にも携わる |
| 1988~1990年 | 米国Memorial Sloan-Kettering Cancer Center留学 | 海外の医学研究環境を経験 |
| 1990年 | 川崎医科大学保健医療学・呼吸器内科講師 | 大学での教育・研究を継続 |
| 2006年4月 | 倉敷第一病院呼吸器センター副センター長 | 臨床現場での経験を重ねる |
| 2006年11月 | 昭和大学医学部臨床感染症学講座教授 | 感染症学の教育・研究を担う |
| 2012年 | 昭和大学病院感染管理部門長を兼務、内科学講座教授 | 大学病院の感染管理にも従事 |
| 2017年4月 | 臨床感染症学部門の特任教授 | 正規講座への昇格とともに就任 |
| 2020年4月 | 昭和大学医学部客員教授 | 特任教授退職後の大学との関わり |
| 2024年 | 昭和大学名誉教授 | 大学への功績を評価した称号 |
| 2025年4月 | 大学名称が昭和医科大学に変更 | 現在の大学名称へ移行 |
この経歴は、東京都学校歯科医会の会誌に掲載された略歴や、講演会講師プロフィール、昭和医科大学の公式情報などで確認できます。
出身大学の川崎医科大学とは?二木氏の出身大学である川崎医科大学は、岡山県倉敷市にある医学系大学です。1976年の卒業後、同大学の呼吸器内科に所属し、助手、講師へと職歴を重ねました。
注目したいのは、最初から感染症だけを専門としていたわけではない点です。呼吸器内科での経験は、肺炎や呼吸器感染症など、感染症診療と密接に関係する領域を理解する基礎になっています。
また、1988年から1990年までの米国留学もキャリア上の転換点です。Memorial Sloan-Kettering Cancer Centerでの経験を経て、1990年には川崎医科大学で講師として活動を続けています。
2006年に昭和大学へ移ったことは、大学病院の感染管理や臨床感染症学の教育・研究に本格的に携わる大きな節目となりました。
【専門分野】臨床感染症学と呼吸器病学が二木芳人の専門
二木芳人氏の専門を理解するうえで欠かせないのが、臨床感染症学と呼吸器病学の二つです。
呼吸器病学は、肺や気管支などの呼吸器に関する疾患を扱う医学領域です。一方、臨床感染症学は、細菌やウイルス、真菌などによって引き起こされる感染症について、診断・治療・予防を実際の医療現場に結びつけて研究する分野です。
この二つの専門領域が重なる代表的な疾患が肺炎です。肺炎は細菌やウイルスなどが原因となり、呼吸器の症状と全身の感染症状を引き起こします。原因となる病原体を見極め、適切な治療薬を選択するには、呼吸器と感染症の双方に関する知識が必要です。
二木氏が取り組んできた主な専門テーマ1.臨床感染症学
重症感染症や難治性感染症、診断が難しい感染症などを対象とする分野です。大学の臨床感染症学部門では、院内の医師から感染症例について相談を受け、診断や治療について助言する活動が行われています。
2.呼吸器病学・呼吸器感染症
呼吸器内科での経験を背景に、肺炎をはじめとする呼吸器感染症に関する専門性を培ってきました。過去の昭和大学病院の診療科ガイドでも、二木氏の専門分野は感染症学・呼吸器病学と記載されています。
3.抗菌薬の適正使用
抗菌薬は細菌感染症の治療に欠かせませんが、不適切な使用は薬剤耐性菌の増加につながる可能性があります。そのため、原因菌や感染部位、患者の状態に応じて、必要な薬剤を適切な期間使用することが大切です。
こうした考え方は、抗菌薬適正使用支援、英語でいうAntimicrobial Stewardshipの取り組みにもつながります。
4.院内感染対策
病院内でのMRSAや多剤耐性菌などの感染を防ぐための管理も、臨床感染症学の重要な領域です。大学の部門紹介では、感染対策や抗菌薬適正使用支援、感染症例のコンサルテーションが主要な業務として紹介されています。
5.新型コロナウイルス感染症
新型コロナウイルス感染症については、疫学や臨床的な特徴、感染対策などが研究テーマとして挙げられていました。感染症の専門家としてテレビや新聞で解説する際にも、こうした専門領域が背景になっています。
特に重要なのは、二木氏の専門が単なる感染症全般の知識にとどまらないことです。呼吸器内科での臨床経験を持つため、肺炎や呼吸器感染症、感染管理、薬剤選択などを関連づけて考えられる点が特徴です。
【学会活動】日本感染症学会・日本化学療法学会での実績
二木芳人氏は大学での教育・研究だけでなく、医学系学会でも長年活動してきました。特に日本感染症学会、日本化学療法学会、日本呼吸器学会などとの関係が深く、感染症診療の発展や専門医教育に関わってきた人物です。
日本感染症学会日本感染症学会は、感染症の診断・治療・予防に関する研究や専門医教育を推進する学術団体です。
二木氏は同学会で理事、常任理事、監事、各種委員会委員などを歴任しています。加えて、2020年から名誉会員となっています。
2026年7月更新の日本感染症学会公式名誉会員名簿にも、二木芳人氏の名前が掲載されています。これは大学の名誉教授とは別の、学会における功績を示す位置づけです。
日本化学療法学会日本化学療法学会は、感染症に対する化学療法や抗菌薬の研究・普及を担う学術団体です。
二木氏は同学会でも理事、常任理事、監事などを歴任し、学術集会の会長も務めています。2015年には第63回日本化学療法学会総会の会長を務めました。2020年からは同学会の名誉会員となったことも略歴に記されています。
学会での主な活動実績| 学会・研究会 | 主な役職・活動 |
|---|---|
| 日本感染症学会 | 理事・常任理事・監事などを歴任、名誉会員 |
| 日本化学療法学会 | 理事・常任理事・監事などを歴任、名誉会員 |
| 日本呼吸器学会 | 代議員、各種委員会委員などを歴任、功労会員 |
| 日本医真菌学会 | 理事、評議員などを歴任、名誉会員 |
| 日本内科学会 | 評議員などを歴任、名誉会員 |
| 日本結核・非結核性抗酸菌症学会 | 代議員、関東地方会長などを歴任、功労会員 |
また、学術集会の主催にも携わり、2010年には日本化学療法学会東日本支部総会、2013年には日本医真菌学会総会、2015年には日本化学療法学会総会などで会長を務めました。
こうした実績を見ると、二木氏はテレビで感染症を解説するだけの医師ではなく、学術団体の運営や専門領域の発展にも関わってきた医学研究者であることが分かります。
【メディア出演】新型コロナウイルス感染症の解説で注目された理由
二木芳人氏の名前が一般の視聴者に広く知られるようになった大きなきっかけは、2020年以降の新型コロナウイルス感染症の流行です。
感染者数の増減、医療機関の受け入れ体制、ワクチン接種、感染対策など、専門知識が必要なテーマについて、テレビの情報番組やニュース番組で解説する機会が増えました。
2020年のテレビ出演本数は専門家1位二木氏のメディア露出を示す客観的な資料として、番組出演本数の調査があります。
ニホンモニターが公表した2020年の新型コロナ関連専門家・テレビ番組出演本数ランキングでは、二木氏が年間515番組で1位となりました。
同調査の上半期ランキングでも285番組で1位を記録しています。2021年の同分野のランキングでも294番組で1位となっており、コロナ禍において継続的にテレビ解説を担当していたことが分かります。
主な出演番組としては、フジテレビ系の「バイキング」「直撃LIVE グッディ!」「バイキングMORE」「イット!」などが挙げられています。
なお、515という数字は番組の放送回ごとの出演本数であり、515種類の異なる番組に出演したという意味ではありません。
2023年以降も続く専門家としての発信2023年10月には、テレビ東京の「日経スペシャル 60秒で学べるNews」への出演が昭和医科大学の公式ニュースで告知されました。
また、2024年には東京新聞とカンテレWEBニュースに二木氏の解説記事が掲載されています。
具体的には、次のようなテーマを扱っています。
- 2024年6月3日・東京新聞:はしかワクチンの供給不足や海外からの感染リスクに関する解説。
- 2024年10月19日・カンテレWEBニュース:次世代コロナワクチンや定期接種をめぐる不安についての専門家解説。
また、2020年には医療関係者向けのインタビューで、医療現場の感染防止策や患者への対応についても説明しています。
なぜテレビで重宝されたのか感染症の流行時には、感染者数などの数字だけでなく、その数字が医療現場にどのような影響を与えるのかを理解する必要があります。
二木氏は呼吸器内科での臨床経験に加え、感染症学や抗菌薬治療、院内感染対策などの専門知識を持っています。そのため、感染症の医学的な特徴と医療機関の現場事情を関連づけて説明できることが、メディアでの役割につながったと考えられます。
ただし、テレビ出演本数の多さは知名度やメディアへの登場頻度を示すものであり、医学的な評価そのものを数値化したものではありません。学会での活動や研究実績とは分けて理解する必要があります。
【誤解を整理】二木芳人の現在について知っておきたい5つのポイント
二木氏について検索すると、大学での肩書や専門分野、テレビ出演歴など、異なる年代の情報が同時に表示されることがあります。情報を正しく理解するためには、次の点を押さえておくと分かりやすくなります。
1.現在も昭和大学という名称なのか大学は2025年4月1日に昭和大学から昭和医科大学へ名称を変更しています。したがって、2026年の現在の大学名は昭和医科大学です。
ただし、二木氏が2006年から2020年まで勤務していた時期の経歴については、当時の正式名称である昭和大学と記載するのが正確です。
2.客員教授と名誉教授は同じなのか同じではありません。客員教授は大学での職位、名誉教授は大学への功績に基づく称号です。二木氏は客員教授としての経歴を持ち、2024年以降は大学公式情報で名誉教授とされています。
3.二木芳人氏の出身大学は昭和大学なのか違います。出身大学は川崎医科大学です。昭和大学は卒業後に教授などとして勤務した大学であり、学歴と職歴を混同しないことが大切です。
4.専門は新型コロナウイルス感染症だけなのか違います。感染症学と呼吸器病学を中心に、抗菌薬の適正使用、院内感染対策、薬剤耐性菌など幅広いテーマに取り組んできました。新型コロナウイルス感染症の解説は、その専門性が一般社会に知られるきっかけの一つです。
5.2026年もテレビに頻繁に出演しているのか2020年や2021年の出演本数ランキングは、当時のテレビ露出を示すデータです。これをそのまま2026年の出演状況と解釈することはできません。2024年には新聞やWEBニュースへの掲載が大学公式サイトで紹介されていますが、過去の出演実績と現在の出演頻度は区別して見る必要があります。
人物情報を調べる際には、大学公式サイトの役職一覧、学会の会員名簿、本人の発言が記録された公的資料、テレビ局の番組情報など、情報の種類に応じて確認することが有効です。
【よくある質問】二木芳人の現在・経歴・出身大学に関するFAQ
Q1:二木芳人氏は2026年現在、昭和医科大学の何教授ですか?
2026年5月14日現在の昭和医科大学公式名誉教授一覧では、名誉教授として掲載されています。客員教授という過去の肩書も大学の部門紹介文に残っていますが、最新の役職一覧では名誉教授と記されています。
Q2:二木芳人氏の出身大学はどこですか?
1976年に川崎医科大学を卒業しています。その後、同大学の呼吸器内科で助手や講師を務めました。
Q3:二木芳人氏の専門分野は何ですか?
主な専門分野は臨床感染症学と呼吸器病学です。感染症の診断・治療、抗菌薬の適正使用、院内感染対策、呼吸器感染症などに関わってきました。
Q4:二木芳人氏は日本感染症学会の会員ですか?
はい。日本感染症学会の理事や常任理事などを歴任し、2020年から名誉会員となっています。2026年7月更新の公式名誉会員名簿にも名前があります。
Q5:二木芳人氏は日本化学療法学会でも活動していましたか?
はい。理事や常任理事などを歴任し、2015年には第63回日本化学療法学会総会の会長を務めました。2020年からは名誉会員となっています。
Q6:二木芳人氏は新型コロナウイルスの解説で何位だったのですか?
ニホンモニターの2020年新型コロナ関連専門家テレビ出演本数ランキングで年間1位でした。出演本数は515番組です。
Q7:二木芳人氏は2026年現在も医師として活動していますか?
大学公式情報からは名誉教授という称号を確認できます。ただし、名誉教授という肩書だけでは、現在の診療担当や医療機関での勤務状況までは判断できません。大学での称号と日常的な診療活動は分けて考える必要があります。
【プロの結論】二木芳人の現在から見える医師・研究者としての実績
二木芳人氏の経歴を振り返ると、川崎医科大学の呼吸器内科で医師としての基盤を築き、海外留学を経験した後、昭和大学で臨床感染症学の教育・研究を担ってきたことが分かります。
特に注目したいのは、呼吸器病学と感染症学という二つの専門領域を長年にわたって結びつけてきた点です。肺炎や呼吸器感染症の診療だけでなく、抗菌薬の適正使用、薬剤耐性菌への対策、医療機関における感染管理など、医療現場に直結するテーマに携わってきました。
また、2020年の新型コロナウイルス感染症流行時には、テレビ出演本数が専門家の中で年間1位となるなど、医学的知見を一般社会に伝える役割も果たしました。
2026年現在の肩書については、昭和医科大学の名誉教授とするのが最も明確です。客員教授という表記は過去の任用歴と大学公式ページ内に残る記載を踏まえて理解する必要があります。
二木氏を理解する際に大切なのは、テレビ出演の多さだけで人物像を判断しないことです。川崎医科大学卒業後の長い臨床経験、昭和大学での教育・研究、学会での要職、感染症に関する社会的な発信を総合して見ることで、感染症医学の発展に関わってきた専門家としての実像が見えてきます。
今後も二木氏の活動を追う場合は、昭和医科大学の名誉教授一覧、日本感染症学会の名誉会員名簿、大学公式のメディア掲載情報を確認すると、肩書や活動状況の変化を把握しやすくなります。