2026年11月1日現在、東武百貨店池袋店は全館閉店していません。池袋駅西口に直結する同店は通常営業を続けており、東武百貨店からも池袋店全体の営業終了日や全館閉店を告知する公式発表は確認できません。一方、2026年にはグッチ、ZARA、アシックスなどの売場や複数のテナントが営業を終了しており、店舗の入れ替わりが相次いでいます。
加えて、東武鉄道が進める池袋駅西口再開発では、現在の東武百貨店があるエリアも事業対象に含まれています。2027年度の事業認可を目指す計画や地下2階食品フロアの改装も進んでおり、「個別店舗の閉店」と「百貨店そのものの閉店」が混同されやすい状況です。2026年の公式発表、テナント退店日、再開発の最新スケジュールを整理し、池袋東武の現在と今後を検証します。
【結論】東武百貨店池袋店は閉店しない?2026年11月現在の営業状況

最初に押さえておきたいのは、東武百貨店池袋店の全館閉店と、館内に入居する各テナントの営業終了は別の出来事だという点です。
2026年10月14日付の東武百貨店公式サイトには「営業終了店舗について」という案内が掲載されています。しかし、その内容は月ごとの個別テナントの営業終了情報であり、池袋店全体の閉店を知らせるものではありません。
実際、2026年10月15日には2階にスキンケアブランド「ヴァーチェ」、3階に「コラージュ ガリャルダガランテ」が新規オープンしました。10月22日から28日には全館を対象とした大感謝祭も開催されています。営業を終える店舗がある一方で、新しい店舗の出店や館内イベントも続いている状況です。
こうした公式情報から判断すると、2026年11月時点で池袋東武が全館閉店に向けて営業を終了しているという見方は当てはまりません。
現在の営業時間と店舗規模東武百貨店池袋店の公式店舗概要によると、同店は1962年5月29日に開店しました。池袋駅西口に直結する大型商業施設として、長年にわたり地域の買い物需要を支えています。
公式に掲載されている基本営業時間は次のとおりです。
- 地下2階~3階:10時~20時
- 4階~8階:10時~19時
- レストラン街スパイス:11時~22時
- 一部専門店:個別に営業時間を設定
建物は地下4階・地上15階建てで、売場面積は約82,963平方メートル。2025年度の売上高は1,179億6,210万円で、前年比107.0%でした。
この売上規模は、池袋店が東武グループの重要な商業拠点であることを示す数字です。テナントの退店が続いていることだけを理由に、百貨店全体の経営終了が決まったと判断することはできません。
なお、営業時間や一部売場の営業状況は変更される場合があるため、来店前には東武百貨店の公式案内を確認する必要があります。
【2026年最新】東武池袋店のテナント退店一覧!グッチ・ZARA・アシックスの営業終了日
東武百貨店池袋店で注目を集めているのが、2026年に入ってからのテナント退店です。
特に、グッチやボッテガ・ヴェネタといった高級ブランド、ZARAのようなファッションブランド、アシックスなどのスポーツ関連売場の営業終了は、来店客にとっても変化を実感しやすい出来事でした。
東武百貨店が公式に掲載している営業終了店舗の情報を、2026年分について月別に整理しました。
2026年の営業終了店舗一覧| 時期 | 営業終了日 | 退店店舗 |
|---|---|---|
| 1月 | 1月5日~30日 | Tamaya、マーガレット・ハウエル、グッチ、ボッテガ・ヴェネタ、おやつテーブル、ZARA |
| 2月 | 2月1日~28日 | A.P.C.、太郎、baby Gap、ベイカー・ストリート、ベジ |
| 3月 | 3月3日~31日 | メルヴィータ、セゾン ド セツコ、t.イナバ |
| 4月 | 4月4日~30日 | 武蔵小山酉玄 酉金、ワコール/サクセスウォーク、ミハマ |
| 5月 | 公式一覧に掲載なし | 掲載されている営業終了店舗なし |
| 6月 | 6月5日~30日 | オイル&ビネガー、カーテン インテリアファブリック(川島織物セルコン)、アヴェダ、ヤッコマリカルド、詩仙堂 BY HITOSHI、7-IDコンセプト、ヒロコビス、ヒロコビスグランデ、マロージュ L |
| 7月 | 7月15日~31日 | クロールバリエ、ラ トータリテ、ブランブルー、あしながおじさん、リーガル、トーベル、リリアンビューティ エクラ、リリアンビューティ ピサーノ、ダックス、トピィーズ、バレンザ |
| 8月 | 8月18日・26日 | ミラ・ショーン スポーツ、カステルバジャック スポーツ、アディダスゴルフ |
| 9月 | 9月9日~30日 | お肉の専門店 スギモト、いい菜&ゼストプラス、うなぎ日本一、ルコック スポルティフ、ムーブスポーツ、アリーナ(スイムウエア)、アシックス、ルコックゴルフ、ドクターシーラボ |
| 10月 | 10月6日・14日・31日 | サイアム セラドン、ROJI日本橋 by KOKUBU、グラティエ |
※東武百貨店公式の「営業終了店舗について」に掲載された情報を整理。5月は同一覧に営業終了店舗の掲載がありません。
グッチとボッテガ・ヴェネタは2026年1月18日に営業終了2026年1月の退店で特に注目されたのが、1階のラグジュアリーブランド売場です。
グッチとボッテガ・ヴェネタは、いずれも2026年1月18日をもって営業を終了しました。東武百貨店の公式一覧では、それぞれ1階9番地、1階10番地の店舗として掲載されています。
高級ブランドが同じ日に営業を終了したことで、池袋店のブランド構成が大きく変わる印象を与えました。ただし、公式の営業終了案内には各ブランドの退店理由までは記載されていません。
そのため、この2店舗の営業終了を、百貨店全体の閉店準備や再開発による一斉退店と直接結び付けることはできません。
ZARAは2026年1月30日に閉店スペイン発のファッションブランドZARAは、3階4番地で営業していた池袋東武店を2026年1月30日に閉店しました。
池袋エリアには東口側にもZARAの店舗があるため、東武池袋店の営業終了と、池袋エリアからのブランド撤退は同じ意味ではありません。
ここで重要なのは、特定の百貨店に入居する店舗が営業を終えても、ブランド自体がその地域から撤退したとは限らないことです。
アシックスは7階売場が2026年9月27日に営業終了スポーツ関連売場では、2026年9月27日にアシックスの7階5・6番地が営業を終了しました。同じ日には、ルコック スポルティフ、ムーブスポーツ、アリーナ、ルコックゴルフも営業を終了しています。
ただし、アシックスについては注意が必要です。
アシックスウォーキングの公式店舗一覧では、東武百貨店池袋店の2階・5階の売場が引き続き掲載されています。つまり、7階の営業終了をもって東武池袋店内のアシックス関連売場がすべて消滅したと解釈するのは正確ではありません。
このように、同じブランドでもフロアや売場によって営業状況が異なります。閉店情報を見る際には、ブランド名だけでなく、階数や売場の位置まで確認することが大切です。
【地下2階食品フロア】改装は閉店準備ではなく売場の再編
2026年の池袋東武では、ファッションやスポーツ関連だけでなく、地下2階の食品売場でも大きな変化が起きています。
池袋エリアの地域情報を扱う池袋タイムズは、2026年10月3日の記事で、地下2階に新しい食のエリアが誕生する計画を紹介しました。池袋初出店の店舗や、店内で飲食を楽しめるイートイン店舗の導入が予定されているという内容です。
地下2階で営業終了・移転した店舗改装に伴い、地下2階では複数の店舗に動きがありました。
- いい菜&ゼストプラス:2026年9月15日営業終了
- うなぎ日本一:2026年9月23日営業終了
- 焼鳥日本一:改装に伴う営業休止
- 青山一品:改装に伴う営業休止
- 佃の佃煮:改装に伴う営業休止
一方、すべての店舗が退店したわけではありません。
池袋タイムズの現地情報によると、キャピタルコーヒー、多々楽達屋、九州屋などは地下2階11番地へ移設して営業。愛国製茶と日本製茶も9番地へ移設しました。また、ケンコーハイチはサダマツ ジュース&スイーツ前に移動して営業していると報じられています。
この状況から読み取れるのは、地下2階全体を閉鎖する動きではなく、既存店舗の退店や移設を伴う売場の再構成が進んでいるということです。
改装後は新しい食品・イートインエリアに期待改装の対象となった一帯では、囲いを設置して工事が進められていました。池袋タイムズは、工事期間を2026年11月中旬までと紹介しています。
また、東武百貨店の公式サイトでも、食品フロアの期間限定ショップが9月24日から11月11日まで案内されています。地下2階3番地・4番地のイベントスペースでは、期間ごとに異なる食品店が出店しています。
このような催事展開や店舗移設は、食品売場を維持しながら新しい利用方法を取り入れる動きとして捉えられます。
地下2階の改装を全館閉店の前兆と判断するよりも、食品売場の魅力や回遊性を高めるためのリニューアルと見る方が、現在確認できる情報と整合します。
【池袋駅西口再開発】東武鉄道の2027年度事業認可と今後のスケジュール
東武百貨店池袋店の将来を考えるうえで、避けて通れないのが池袋駅西口再開発です。
今回の計画は、単なる商業施設の改装ではありません。池袋駅西口周辺の建物、駅施設、歩行者空間、商業機能などを一体的に更新する大規模な都市再開発事業です。
再開発区域は約6.1ヘクタール豊島区の公式資料では、再開発区域は大きく2つに分けられています。
- 池袋駅西口地区:約4.5ヘクタール。市街地再開発組合が施行者となる予定の区域。
- 池袋駅直上西地区:約1.6ヘクタール。東武鉄道が施行者となる予定の区域で、東武百貨店の一部や東武東上線池袋駅を含む。
両地区を合わせると約6.1ヘクタールです。
豊島区が説明する再開発の背景には、駅前の交通施設による歩行者動線の分断、老朽化した建物、小規模な宅地の存在、災害時の一時滞在場所の不足などがあります。
計画では、駅と周辺の街をつなぐ歩行者空間を整備するとともに、商業、業務、宿泊、住宅、文化・芸術などの都市機能を強化する方向が示されています。
東武鉄道は2027年度の事業認可を目指す2026年5月26日に公表された東武鉄道の説明資料では、池袋駅西口再開発について、東武鉄道が単独で施行する街区の施工会社が内定したことが説明されています。
同資料によれば、現在東武百貨店がある東上線池袋駅直上のエリアについて、2027年度の事業認可に向けて検討を深めている段階です。
ここで注意したいのは、2027年度という年次が、全館閉店日や営業終了日を意味しているわけではないことです。事業認可は再開発を進めるための行政上の手続きであり、百貨店の最終営業日とは異なります。
再開発の完成は2048年度に変更との報道2026年7月には、建設専門紙の建通新聞が池袋駅西口再開発のスケジュール変更を報じました。
同報道によると、再開発事業の完成時期は当初予定から5年遅れの2048年度となる見通しです。既存施設の解体は2030年度から始まり、本体工事の着工は2033年度を予定するとされています。
計画変更の背景として報じられたのは、建設工事費の高騰や技術者不足です。大規模再開発では、資材価格や人材確保の状況によって事業スケジュールが変わることがあります。
ただし、2030年度の既存施設解体という再開発全体の予定から、東武百貨店池袋店がその日に一斉閉店すると結論付けることはできません。工事は複数の街区や施設に分けて進められる計画であり、百貨店の営業終了時期については別途正式な発表が必要です。
【閉店理由と噂の真相】なぜ退店が相次ぐのに東武百貨店は営業を続けるのか
ここまでの情報を整理すると、2026年に池袋東武で起きていることは、全館閉店ではなく、テナント構成の変更、食品売場の改装、そして将来の再開発に向けた都市機能の更新という複数の動きです。
噂と確認できる事実を比較- 噂:東武百貨店池袋店は2026年に全館閉店する。
事実:2026年11月1日時点で全館閉店の公式発表は確認できない。 - 噂:グッチやZARAが閉店したので百貨店も閉店する。
事実:両ブランドはそれぞれの売場で営業を終了したが、百貨店全体の営業終了を意味しない。 - 噂:アシックスは東武池袋店から完全撤退した。
事実:7階の売場は終了した一方、公式店舗一覧には2階・5階の売場が掲載されている。 - 噂:地下2階の工事は全館閉店の準備である。
事実:店舗の移設や新しい食品・イートインエリアの導入を伴う改装として報じられている。 - 噂:2027年度に東武百貨店が閉店する。
事実:2027年度は東武鉄道が目指す再開発の事業認可時期であり、百貨店の閉店日ではない。
グッチ、ZARA、アシックスなどの営業終了について、東武百貨店の公式一覧が公表しているのは、主に店舗名、売場、営業終了日です。
それぞれの企業がどのような経営判断をしたのか、契約期間の終了なのか、ブランド戦略の変更なのかといった個別事情までは、同一覧からは分かりません。
一方、池袋駅西口の再開発には、老朽化した施設の更新や駅周辺の回遊性向上という明確な都市計画上の目的があります。長期的に売場構成や施設のあり方が変わる可能性は十分にありますが、個々のテナント退店をすべて再開発だけで説明することはできません。
東武百貨店池袋店が現時点で営業を続ける背景現在の営業継続を理解するためには、3つのポイントが重要です。
1つ目は、百貨店としての事業規模です。
2025年度の池袋店の売上高は約1,180億円で、前年比107.0%でした。大型商業施設としての売上基盤があり、個別ブランドの退店だけで店舗全体の経営終了を判断する状況ではありません。
2つ目は、再開発が長期プロジェクトであることです。
2027年度の事業認可を目指している段階であり、報道されている工事スケジュールも2030年代以降に及びます。都市再開発の準備、権利関係の調整、施設の解体、建設工事は、それぞれ異なる段階を踏んで進みます。
3つ目は、現在も新しい店舗や売場の展開が続いていることです。
2026年10月には新規出店があり、食品フロアの期間限定ショップや館内イベントも実施されています。こうした営業上の動きは、少なくとも現段階で池袋店が通常の商業活動を続けていることを示しています。
つまり、現時点の東武百貨店池袋店は、短期的な全館閉店が発表された施設ではなく、営業を続けながら将来の大規模再開発を見据えて売場を更新している商業拠点と捉えるのが妥当です。
【東武百貨店池袋店の閉店】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:東武百貨店池袋店は2026年に閉店しますか?
A1:2026年11月1日時点で、東武百貨店池袋店の全館閉店は公式発表されていません。テナント単位の営業終了はありますが、百貨店全体は営業を継続しています。
Q2:東武百貨店池袋店の閉店時期はいつですか?
A2:全館閉店の日程は公表されていません。池袋駅西口再開発では2027年度の事業認可が目標とされていますが、これは百貨店の閉店日ではありません。
Q3:グッチとZARAはいつ閉店しましたか?
A3:グッチとボッテガ・ヴェネタは2026年1月18日、ZARAは2026年1月30日に東武百貨店池袋店での営業を終了しました。
Q4:アシックスも東武池袋店から撤退しましたか?
A4:2026年9月27日に7階5・6番地の売場が営業を終了しました。ただし、アシックスウォーキングの公式店舗一覧には東武百貨店池袋店の2階・5階が掲載されています。
Q5:地下2階の食品売場も閉鎖されるのですか?
A5:地下2階では2026年秋に改装工事が行われ、複数店舗の退店や移設がありました。一方、新しい食品・イートインエリアの導入も予定されており、地下2階全体の閉鎖を意味するものではありません。
Q6:池袋駅西口再開発が始まると東武百貨店はなくなりますか?
A6:再開発対象には現在の東武百貨店がある駅直上西地区が含まれています。ただし、再開発計画と現在の百貨店の最終営業日については別の問題です。今後の施設更新や営業形態については、東武鉄道と東武百貨店の正式発表を確認する必要があります。
2026年11月1日現在、東武百貨店池袋店は全館閉店していません。グッチ、ボッテガ・ヴェネタ、ZARA、アシックスの一部売場など、個別の営業終了は確認されていますが、それらを百貨店全体の閉店と混同するのは正確ではありません。
地下2階では食品フロアの改装が進み、新規出店や店舗移設も行われています。また、2026年10月には新しい専門店のオープンや全館イベントも実施されました。
一方、長期的な視点では池袋駅西口再開発が大きな転換点になります。東武鉄道は2027年度の事業認可を目指しており、再開発区域には現在の東武百貨店があるエリアも含まれます。建通新聞の報道では、既存施設の解体や本体工事の開始、2048年度の完成を見込む長期スケジュールも示されています。
今後、東武百貨店池袋店の動向を正しく判断するには、次の3点を区別して確認が必要です。
- 全館閉店:東武百貨店が池袋店全体の営業終了を正式に発表したか。
- テナント退店:個々のブランドや専門店が、どの階・売場でいつ営業を終了するか。
- 再開発:東武鉄道や行政が、事業認可・解体・建設の具体的な日程をどこまで決定したか。
池袋東武は、長年親しまれてきた百貨店としての役割を続けながら、駅周辺の大規模な都市再開発という変化にも直面しています。2026年時点で確定しているのは全館閉店ではなく、個別店舗の入れ替えと売場の再編、そして将来の再開発計画です。今後は東武鉄道の事業認可に関する発表と、東武百貨店からの営業形態に関する正式案内が重要な判断材料になります。