「女芸人No.1決定戦 THE W 2023」の優勝者は、お笑いコンビ紅しょうがです。2023年12月9日に日本テレビ系列で生放送された決勝で、紅しょうがはエントリー総数863組の頂点に立ち、第7代女王の称号と優勝賞金1000万円を獲得しました。
決勝には、スパイク、エルフ、やす子、ゆりやんレトリィバァ、ぼる塾など、個性豊かな12組が進出。A・B・Cの3ブロックを勝ち抜いたスパイク、紅しょうが、エルフが最終決戦で激突しました。2020年大会で準優勝だった紅しょうがにとって、5度目の決勝進出でつかんだ悲願の初優勝です。
THE W 2023を制したのは、吉本興業所属のお笑いコンビ紅しょうがです。
熊元プロレスと稲田美紀によるコンビで、2014年10月に結成。長年にわたってTHE Wに挑戦し続け、ついに2023年大会で初優勝を果たしました。
最終決戦の順位と投票結果最終決戦に進んだのは、Aブロックを勝ち上がったスパイク、Bブロックの紅しょうが、Cブロックのエルフです。
3組がネタを披露した後、審査員による投票が行われました。結果は次のとおりです。
- 優勝:紅しょうが(4票)
- 準優勝:エルフ(2票)
- 3位:スパイク(0票)
紅しょうがは6名の審査員から4票を獲得。エルフに2票差をつけ、7代目女王の座を手にしました。
優勝賞金1000万円と副賞THE W 2023の優勝賞金は1000万円です。
加えて、優勝者には日本テレビ系列の人気番組への出演権や冠特番などの副賞も用意されていました。賞金だけでなく、優勝後のテレビ出演や知名度向上につながる機会が得られることも、この大会の大きな魅力です。
863組という過去最多のエントリー数を突破して優勝した紅しょうがにとって、2023年大会はコンビのキャリアを象徴する大きな転換点になりました。
【THE W 2023ファイナリスト12組】決勝進出者一覧とブロック分け

THE W 2023の決勝には、全国の予選を勝ち抜いた12組が進出しました。
顔ぶれには、過去の大会でも実績を残してきた実力派から、決勝初進出の新鋭までがそろいました。大会はA・B・Cの3ブロックに分けて行われ、それぞれの勝者が最終決戦に進む方式です。
Aブロック:スパイクが最終決戦へAブロックの出場者は、まいあんつ、はるかぜに告ぐ、スパイク、やす子の4組です。
最初の対戦では、まいあんつとはるかぜに告ぐが接戦を展開。7票中4票を獲得したはるかぜに告ぐが暫定1位となりました。
しかし、続くスパイクとの対戦では7対0と圧倒され、スパイクが勝ち上がります。加えて、やす子との対戦でも7対0で勝利。Aブロック代表として最終決戦への切符をつかみました。
Bブロック:紅しょうがが3連勝Bブロックには、ハイツ友の会、紅しょうが、変ホ長調、梵天が出場しました。
このブロックで圧倒的な結果を残したのが紅しょうがです。ハイツ友の会、変ホ長調、梵天との対戦をすべて7対0で制しました。
3連勝という文句なしの成績でBブロックを突破。優勝候補としての存在感を強く印象づけました。
Cブロック:エルフがぼる塾を破るCブロックは、ゆりやんレトリィバァ、あぁ~しらき、ぼる塾、エルフの4組です。
最初の対戦では、あぁ~しらきがゆりやんレトリィバァを5対2で下しました。続いて、ぼる塾があぁ~しらきに4対3で勝利します。
最後に登場したエルフは、ぼる塾に7対0で勝利。勢いのある戦いぶりでCブロックを制し、最終決戦に進みました。
12組の決勝進出者と結果一覧| ブロック | 出場順 | ファイナリスト | 結果 |
|---|---|---|---|
| A | 1 | まいあんつ | はるかぜに告ぐに3対4で敗退 |
| A | 2 | はるかぜに告ぐ | 初戦突破、スパイクに0対7で敗退 |
| A | 3 | スパイク | 2連勝、最終決戦進出 |
| A | 4 | やす子 | スパイクに0対7で敗退 |
| B | 1 | ハイツ友の会 | 紅しょうがに0対7で敗退 |
| B | 2 | 紅しょうが | 3連勝、最終決戦進出 |
| B | 3 | 変ホ長調 | 紅しょうがに0対7で敗退 |
| B | 4 | 梵天 | 紅しょうがに0対7で敗退 |
| C | 1 | ゆりやんレトリィバァ | あぁ~しらきに2対5で敗退 |
| C | 2 | あぁ~しらき | 初戦突破、ぼる塾に3対4で敗退 |
| C | 3 | ぼる塾 | 初戦突破、エルフに0対7で敗退 |
| C | 4 | エルフ | 勝ち上がり、最終決戦進出 |
この結果からも分かるように、各ブロックでは暫定1位と挑戦者が対戦するノックアウト方式が採用されていました。単純な総得点の比較ではなく、直前の勝者を次の出場者が倒していく仕組みです。
【THE W 2023審査員一覧】審査方式と最終決戦の音声トラブル
THE W 2023の審査員は、お笑い界で異なる芸風やキャリアを持つ6名で構成されていました。
審査員6名のプロフィール- 川島明(麒麟):漫才師としての経験に加え、番組MCとしても活躍。
- 田中卓志(アンガールズ):独特の観察眼とコント・漫才の経験を持つ芸人。
- 塚地武雅(ドランクドラゴン):コントを中心に幅広い演技力を発揮する芸人。
- 哲夫(笑い飯):独自の漫才スタイルで知られる実力派。
- 友近:ものまねや人物描写を得意とするピン芸人。
- 野田クリスタル(マヂカルラブリー):漫才・コントに加え、独創的な表現でも知られる芸人。
審査員の顔ぶれは日本テレビの大会公式発表で公開されていました。異なるジャンルの芸人が審査することで、漫才だけでなくコントやピン芸など、多様な笑いを評価できる構成になっていました。
ブロック戦は審査員6票と国民投票1票THE W 2023では、各ブロックの対戦で審査員6名の票に、視聴者のデータ放送による国民投票枠1票を加えた合計7票で勝敗を決めました。
各組がネタを披露するたびに暫定1位が決まり、次の挑戦者がそれを上回れば順位が入れ替わります。最後まで勝ち残った1組が、そのブロックの代表として最終決戦に進みます。
最終決戦で国民投票が中止された理由THE W 2023の決勝を振り返る際、忘れてはならないのが最終決戦で発生した音声トラブルです。
最終決戦の1番手だったスパイクのネタ冒頭約10秒間、音声の不調によってコンビの声が聞こえない状態になりました。その後、音声は復旧しましたが、番組側は視聴者が公平に審査できない状況を考慮しました。
その結果、進行を担当していた水卜麻美アナウンサーが謝罪し、最終決戦に限って国民投票を中止することを説明。審査員6名による投票で優勝者を決める形に変更されました。
最終的な投票結果は紅しょうが4票、エルフ2票、スパイク0票。紅しょうがの優勝が決まりました。
ここで押さえておきたいのは、当初から国民投票が存在しなかったわけではないという点です。公式発表では最終決戦も7票制と案内されていましたが、当日の音声トラブルによって実際の運用が変更されたのです。
【紅しょうがの優勝までの道のり】5度目の決勝でつかんだ悲願
紅しょうがのTHE W 2023優勝には、長年の挑戦という背景があります。
熊元プロレスと稲田美紀がコンビを結成したのは2014年10月。大阪を拠点に活動しながら、漫才やテレビ出演などを通して知名度を高めてきました。
2018年から続いたTHE Wへの挑戦紅しょうががTHE Wに初めて出場したのは2018年です。2020年には決勝で準優勝を記録し、優勝まであと一歩というところまで迫りました。
その後も決勝進出を重ね、2023年大会は通算5度目の決勝進出となりました。
また、2023年4月には活動拠点を大阪から東京へ移しています。東京進出と大会優勝が同じ年に重なったことも、コンビにとって大きな節目でした。
紅しょうがのTHE Wにおける主な経歴- 2014年10月:熊元プロレスと稲田美紀が紅しょうがを結成。
- 2018年:THE Wに初出場し、決勝進出。
- 2020年:THE W 2020で準優勝。
- 2021年:THE W 2021決勝進出。
- 2022年:THE W 2022決勝進出。
- 2023年4月:活動拠点を東京へ移す。
- 2023年12月9日:THE W 2023で初優勝、第7代女王に輝く。
吉本興業の公式プロフィールにも、2018年の初決勝進出、2020年の準優勝、2023年の優勝が記録されています。
なぜ紅しょうがは優勝できたのか2023年大会の結果から読み取れるのは、紅しょうががブロック戦で非常に安定した強さを発揮したことです。
ハイツ友の会、変ホ長調、梵天との3試合をすべて7対0で突破した点は、数字のうえでも際立っています。各対戦で審査員と視聴者の票をすべて獲得したことは、ネタの完成度と舞台での伝達力が高く評価されたことを示しています。
加えて、過去の決勝経験も見逃せません。複数回の決勝進出と2020年の準優勝を経て、舞台の緊張感や大会特有の勝ち抜き方式を経験していたことは、2023年の戦いを理解するうえで重要な背景です。
一度の好成績で頂点に立ったのではなく、長年の挑戦を重ねて結果につなげたことが、紅しょうがの優勝を印象深いものにしています。
【THE W 2023大会概要】863組が挑んだ女性芸人の頂点を決める大会
THE Wは、2017年にスタートした日本テレビ主催の女性芸人を対象とするお笑い賞レースです。
大きな特徴は、プロ・アマや芸歴、コンビ・トリオ・ピンといった人数、ネタのジャンルを問わないこと。漫才、コント、ものまね、一人芝居など、さまざまな表現方法で優勝を目指せます。
THE W 2023の基本情報- 大会名:女芸人No.1決定戦 THE W 2023
- 決勝放送日:2023年12月9日
- 放送時間:19時~21時54分
- 放送局:日本テレビ系列
- エントリー数:863組
- 決勝進出者:12組
- ブロック数:A・B・Cの3ブロック
- 審査員:6名
- 優勝者:紅しょうが
- 優勝賞金:1000万円
2023年大会には、過去最多となる863組がエントリーしました。
予選は動画審査による1回戦から始まり、9月に大阪と東京で2回戦、11月13日・14日に東京のルミネtheよしもとで準決勝が行われました。
準決勝を突破した12組だけが決勝に進出できる仕組みです。エントリー数と決勝進出者数を比較すると、決勝の舞台に立てるのは全体の約1.4%に相当します。
また、2023年の大会ではアマチュアの参加も目立ちました。準決勝進出者の発表時点で、アマチュアのエントリーは317組と報じられています。所属事務所や芸歴だけでは測れない多様な挑戦者が集まった大会でした。
THE Wがほかのお笑い賞レースと異なる点THE Wの特徴は、特定の芸種に限定せず、幅広いスタイルの笑いを評価することです。
漫才を得意とするコンビだけでなく、コント、ピン芸、ものまね、パフォーマンスなど、異なる表現方法の芸人が同じ舞台で競います。
そのため、THE Wの結果を単純に漫才の技術やコントの完成度だけで比較することはできません。短い持ち時間で観客に伝わる構成力、キャラクターの個性、発想の独自性など、複数の要素が勝敗に関係します。
【THE W歴代優勝者一覧】2017年から2025年までの女王を紹介
THE Wは2017年の第1回大会から2025年の第9回大会まで開催され、9組の優勝者を生み出しました。
紅しょうがは、その歴史の中で2023年に第7代女王となったコンビです。
- 第1回・2017年:ゆりやんレトリィバァ
- 第2回・2018年:阿佐ヶ谷姉妹
- 第3回・2019年:3時のヒロイン
- 第4回・2020年:吉住
- 第5回・2021年:オダウエダ
- 第6回・2022年:天才ピアニスト
- 第7回・2023年:紅しょうが
- 第8回・2024年:にぼしいわし
- 第9回・2025年:ニッチェ
2024年大会では、にぼしいわしが903組のエントリーから優勝。2025年大会では、ニッチェが過去最多の1044組を勝ち抜き、9代目女王となりました。
歴代優勝者を見ると、ピン芸人、コンビ、漫才師、コント師など、さまざまなスタイルの芸人が優勝しています。大会の間口の広さを象徴する顔ぶれです。
2026年のTHE Wは開催される?2026年11月現在、THE W 2026は開催されていません。
日本テレビは2026年7月13日の定例社長会見で、2017年から9回にわたって開催してきた大会について、2026年は開催しないと正式に発表しました。
同局は、これまでの大会が女性芸人の活躍の場を広げ、優勝者やファイナリストの発掘に貢献したことを評価しています。そのうえで、大会として一定の役割を果たしたとの判断を示しました。
また、日本テレビと読売テレビが共同で展開する「ダブルインパクト」など、男女を問わず芸人が挑戦できる賞レースにも注目が集まっています。
ただし、2026年の開催見送りと、将来的な再開の可能性は別の問題です。次回開催について具体的な日程は公表されていません。
【THE W 2023の結果】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:THE W 2023の優勝者は誰ですか?
A1:お笑いコンビの紅しょうがです。熊元プロレスと稲田美紀が、第7代女王に輝きました。優勝賞金は1000万円です。
Q2:THE W 2023のファイナリスト12組は誰ですか?
A2:まいあんつ、はるかぜに告ぐ、スパイク、やす子、ハイツ友の会、紅しょうが、変ホ長調、梵天、ゆりやんレトリィバァ、あぁ~しらき、ぼる塾、エルフの12組です。
Q3:THE W 2023の最終決戦に進んだ3組は?
A3:Aブロック代表のスパイク、Bブロック代表の紅しょうが、Cブロック代表のエルフです。最終的には紅しょうがが4票、エルフが2票、スパイクが0票となりました。
Q4:THE W 2023の審査員は誰でしたか?
A4:川島明、田中卓志、塚地武雅、哲夫、友近、野田クリスタルの6名です。
Q5:THE W 2023のエントリー数は何組ですか?
A5:863組です。当時の大会史上最多エントリー数で、決勝には12組が進出しました。
Q6:最終決戦で視聴者投票がなくなったのはなぜですか?
A6:スパイクのネタ冒頭で音声トラブルが発生し、視聴者が公平に審査できないと判断されたためです。最終決戦では国民投票が中止され、審査員6名の投票のみで優勝者が決まりました。
Q7:紅しょうがはTHE Wで何回目の決勝進出で優勝しましたか?
A7:5回目の決勝進出で優勝しました。2020年大会では準優勝を経験しており、2023年に悲願の初優勝を果たしました。
THE W 2023は、紅しょうがが5度目の決勝進出で悲願の初優勝を果たした大会です。
Aブロックはスパイク、Bブロックは紅しょうが、Cブロックはエルフが勝ち抜き、最終決戦では紅しょうがが4対2で勝利しました。最終決戦で国民投票が中止される音声トラブルもありましたが、審査員6名による投票で7代目女王が決定しました。
この大会を理解するうえで押さえておきたい要点は、次の3つです。
- 大会結果:優勝は紅しょうが、準優勝はエルフ、3位はスパイク。
- 大会規模:863組がエントリーし、12組が決勝に進出。
- 大会の歴史:2017年から2025年まで9回開催され、2026年は開催見送りが正式発表された。
紅しょうがの優勝は、一度の大舞台で結果を残しただけではなく、長年にわたる挑戦が実を結んだ出来事でもありました。2023年大会は、THE Wの歴史を振り返るうえでも、女性芸人たちの活躍を語るうえでも、記憶に残る一戦です。
主な参照資料:日本テレビ「女芸人No.1決定戦 THE W 2023」公式大会情報・審査員発表・ファイナリスト発表、日刊スポーツ(2023年12月9日)、吉本興業公式プロフィール、ORICON NEWS、日本テレビ2026年会見報道。