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【楽天と巨人を比較】則本昂大の成績と投手としての役割の変化

水沢 茜 水沢 茜 • 更新: • 公開: • 読了約 10 分
目次

則本の楽天時代と巨人時代を比較すると、単純な成績の上下だけでは見えない変化がある。それは、先発投手として長いイニングを投げてきた経験と、救援投手として短い登板を重ねてきた経験の両方を持つようになったことだ。

楽天時代:先発エースからクローザーへ

楽天時代の則本は、長年にわたり先発ローテーションを支えてきた。2013年から2023年までの11年間で、先発投手として15勝を挙げたシーズンも複数あり、通算100勝を超える実績を積み上げた。

転機となったのが2024年だ。それまで先発として活躍してきた則本は、松井裕樹のメジャー移籍に伴うチーム事情もあり、抑えに転向。新しい役割を担いながら54試合に登板し、32セーブ、防御率3.46を記録した。

楽天球団は2024年10月9日、則本が自身初の最多セーブ投手賞を獲得したと公式発表した。先発で最多奪三振を5度獲得した投手が、救援投手としてもタイトルを手にしたことになる。

2025年は56試合登板、16セーブ、10ホールド、防御率3.05。自己最多の登板数を記録し、抑えや救援陣の一角としてブルペンを支えた。年間を通しての登板数が増えた一方、シーズン終盤には調子を落としたことも報じられている。

巨人時代:再び長いイニングを任される投手へ

2026年から所属する読売ジャイアンツでは、楽天時代とは異なる環境で新しい役割を担った。

楽天時代の2024年と2025年は合計110試合に登板し、48セーブを挙げている。一方、2026年はセーブがなく、ホールドも1。登板数と投球回数の関係からも、短いイニングを中心に投げる救援投手とは異なる起用になったことが分かる。

ただし、巨人移籍初年度の防御率は楽天時代の直近2年間を上回った。移籍先のチーム事情や起用法の変化を考慮しても、結果だけを見れば課題が残った。

一方で、61イニングを投げた経験は、先発投手として積み上げてきたキャリアと無関係ではない。今後の評価では、登板数だけでなく、先発としてどれだけ長く試合を作れるか、失点を抑えられるかが焦点になる。

楽天と巨人の成績比較で注目すべきポイント

両球団での成績を比較するときは、次の3点を分けて考えると分かりやすい。

  • 先発投手としての実績:楽天時代に123勝の大部分を積み上げ、通算1,847奪三振に至る基礎を築いた。
  • 救援投手としての実績:2024年に32セーブで最多セーブを獲得し、2025年には自己最多56試合に登板した。
  • 巨人移籍後の課題:新しい起用環境で投球回数を確保した一方、防御率の改善が今後の評価材料となる。

したがって、楽天時代と巨人時代を比較するときに、勝利数や登板数だけで優劣を判断するのは適切ではない。先発、抑え、中継ぎという役割の違いを踏まえた評価が必要だ。

【FA移籍の経緯】なぜ則本昂大は楽天から巨人を選んだのか

則本昂大成績

則本の巨人移籍は、単なる国内球団間の移籍ではない。海外FA権を行使し、メジャーリーグへの挑戦も視野に入れたうえで決断したキャリアの転換点だった。

2025年10月、海外FA権の行使を表明

則本は2023年に海外FA権を取得していた。2025年は楽天との7年契約の最終年に当たり、シーズン終了後の去就が注目されていた。

2025年10月11日、則本は海外FA権を行使する意向を表明。年齢的に最後のFAになる可能性も意識し、メジャーリーグを含めて自分が納得できる移籍先を探す考えを示した。

当時の報道では、楽天残留も選択肢に含めながら、国内外の球団からのオファーを検討する方針だった。11月にはNPBから海外FA宣言選手として公示されている。

2026年1月16日、巨人との契約合意を発表

その後、則本はメジャー移籍も検討したものの、条件や環境面などを総合的に判断し、国内球団への移籍を決断した。

2026年1月16日、巨人は則本との契約合意を正式発表。楽天で長年プレーした右腕が、セ・リーグの巨人で新しいキャリアを始めることになった。

スポーツ報道では、契約は推定3年総額13億円、背番号は43と伝えられた。また、巨人には楽天時代のチームメートだった田中将大も在籍しており、再び同じユニホームを着ることになった点も話題となった。

巨人側にとっても、則本の獲得は投手陣の補強という意味を持っていた。先発と救援の両方を経験し、長年にわたって安定した実績を残してきた投手を加えることで、起用の選択肢を広げる狙いがあった。

FA移籍で押さえておきたい時系列

  • 2023年:海外FA権を取得。
  • 2025年10月11日:海外FA権を行使する意向を表明。
  • 2025年11月:海外FA宣言選手として公示。
  • 2026年1月16日:巨人との契約合意が発表される。
  • 2026年シーズン:巨人の一員としてプレー。

今回の移籍で重要なのは、海外挑戦を断念したという一面だけではない。長く在籍した楽天を離れ、現役生活の次の段階を国内の新天地で迎えるという選択だった。

【プロの結論】則本昂大の成績を正しく評価するための3つの視点

則本のキャリアを数字から評価する場合、最も重要なのは、同じ投手であっても時期によって求められる役割が大きく変わっている点だ。

1.奪三振数は投手としての最大の武器

通算1,847奪三振、最多奪三振5回、8試合連続2桁奪三振という実績は、則本の最大の強みを示している。

特に2014年から2018年までの5年連続タイトル獲得は、単年の好調だけでは説明できない。複数年にわたり、リーグを代表する奪三振能力を維持した証拠だ。

2.防御率は登板時の役割とセットで見る

先発投手と抑え投手では、1試合あたりの投球回数や登板間隔、試合の状況が異なる。例えば、2024年の防御率3.46と2025年の3.05を比較すると、2025年の方が数字は良いが、登板内容やセーブ機会も同じではない。

同様に、巨人移籍後の防御率4.72も、楽天時代の先発成績とそのまま比較するのではなく、投球回数、被本塁打、奪三振、四球などを組み合わせて評価する必要がある。

3.勝利数だけでキャリアを判断しない

通算123勝という実績は十分に大きいが、2024年以降は抑えや中継ぎとしてチームに貢献してきた。救援投手にとっては、勝利数よりもセーブやホールド、登板数、失点を抑える能力が重要になる場面も多い。

則本のキャリアは、先発としての勝利数だけでなく、抑えとしての32セーブ、救援投手としての自己最多56試合登板を含めて評価すべきものだ。

今後の成績をチェックするなら、NPB公式の年度別成績で登板数・勝敗・投球回・奪三振・防御率を確認し、救援起用のシーズンではセーブとホールドも併せて見ると、数字の意味を正しく理解できる。

【則本昂大の成績】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:則本昂大の2026年の成績は?

A1:NPB公式の2026年シーズン終了時点の成績では、巨人で18試合に登板し、3勝4敗、43奪三振、防御率4.72を記録している。投球回は61イニング。

Q2:則本昂大の通算成績は何勝で、奪三振はいくつ?

A2:2026年シーズン終了時点で、通算391試合登板、123勝103敗、48セーブ、15ホールド、1,847奪三振、防御率3.17となっている。

Q3:則本昂大が楽天時代に記録した自己最多登板数は?

A3:2025年の56試合が自己最多。3勝4敗、16セーブ、10ホールド、防御率3.05を記録した。

Q4:8試合連続2桁奪三振はいつ達成した?

A4:2017年4月19日の西武戦から6月8日のDeNA戦にかけて達成した。6月1日に7試合連続となって野茂英雄の記録を更新し、最終的に8試合連続のNPB新記録となった。

Q5:則本昂大はなぜ楽天から巨人へ移籍した?

A5:2025年に海外FA権を行使し、メジャーリーグ挑戦も視野に入れて移籍先を検討した。その後、国内球団への移籍を決断し、2026年1月16日に巨人との契約合意が発表された。

則本昂大のプロ野球人生は、先発投手としての圧倒的な奪三振能力から始まり、楽天でのクローザー転向、自己最多56試合登板、そして2026年の巨人移籍へと続いている。

特に注目すべき実績は、次の4つだ。

  • 通算123勝、1,847奪三振、防御率3.17。
  • 2014~2018年の5年連続最多奪三振。
  • 2017年の8試合連続2桁奪三振というNPB新記録。
  • 2025年の自己最多56試合登板と、2024年の32セーブ。

楽天時代は先発と救援の両方で結果を残し、巨人では新たな環境での挑戦が始まった。2026年は防御率の面で課題を残したものの、通算成績に刻まれた実績は揺るがない。

則本昂大の成績を追う際は、勝利数や防御率だけでなく、奪三振数、投球回、登板数、セーブ、ホールドを合わせて確認することが大切だ。今後の評価を左右するのは、巨人でどの役割を担い、どれだけ安定した投球を取り戻せるかという点になる。

NPB公式の年度別成績を基準にすれば、楽天時代の実績と巨人移籍後の変化を継続的に比較できる。先発投手として築いた記録と、救援投手として広げた可能性。その両方を持つ則本のキャリアは、今後も注目に値する。

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水沢 茜
デジタルマーケター 水沢 茜
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アイドルと音楽シーンを担当。公式サイトのスケジュール、リリース情報、本人の発表を照合してから構成しています。

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