2026年の日本シリーズでソフトバンクが圧倒的な結果を残した背景には、打線の勝負強さだけでなく、救援投手陣の安定感があった。
4試合すべての勝利投手が救援投手だった今シリーズで特に注目されたのが、先発投手ではなく救援投手が4試合すべての勝利投手になったことだ。
- 第1戦:オスナが延長11回に勝利投手。
- 第2戦:ヘルナンデスが延長10回に勝利投手。
- 第3戦:杉山一樹が延長10回に勝利投手。
- 第4戦:ヘルナンデスが勝利投手。
日刊スポーツの記録分析によると、先発投手が1勝もせずに日本一になったのは、1982年の西武、2016年の日本ハムに続く史上3度目。加えて、開幕から4連勝をすべて救援投手の勝利で達成したのは史上初だった。
これは単に先発投手の調子が悪かったという話ではない。先発が試合をつくり、複数の救援投手が局面に応じて登板し、最後は杉山が締めるという継投の完成度が、シリーズ全体の結果につながった。
シリーズMVPは正木智也.438

日本シリーズ打率
- 4試合で7安打
- 2本塁打
- 2打点
正木は第2戦で先制ソロ本塁打を放ち、第3戦では延長10回にサヨナラ本塁打を記録。シリーズを通じて攻撃の起点となり、チームの4連勝に大きく貢献した。
NPBが発表した表彰選手では、最高殊勲選手賞に正木智也が選出された。打率4割3分8厘、7安打、2本塁打という数字に加え、勝負を決める場面で結果を出したことが評価された形だ。
また、DeNAからは東克樹が敢闘選手賞を受賞。ソフトバンクからは杉山一樹、山本祐大、庄子雄大が優秀選手賞に選ばれた。柳田悠岐はSMBCみんなの声援賞を受賞している。
日本一を支えた主な選手と役割- 正木智也:打線の中心として7安打、2本塁打。第3戦のサヨナラ本塁打でシリーズの流れを決定づけた。
- 杉山一樹:4試合すべてでセーブを記録。最後を任される守護神として存在感を発揮。
- ヘルナンデス:第2戦と第4戦の勝利投手。重要な局面でチームを救った。
- 山本祐大:第1戦の二塁打、第4戦の逆転につながる適時三塁打など、攻守で貢献。
- 庄子雄大:第1戦の延長11回に勝ち越し打を放ち、シリーズの先行逃げ切りを可能にした。
この顔ぶれを見ると、2026年のソフトバンクは特定のスター選手だけに依存したチームではなかったことが分かる。代打、途中出場、救援登板といった選手起用が機能し、チーム全体で勝利を積み重ねた。
【DeNA対ソフトバンクの過去の対戦成績】2017年・2024年・2026年を比較
両チームの日本シリーズでの対戦は、2026年が3度目。過去には2017年と2024年にも日本一を争っており、両球団の対戦には興味深い歴史がある。
2017年:ソフトバンクが4勝2敗で日本一最初の対戦は2017年。ソフトバンクが第1戦から3連勝して日本一に王手をかけた。
DeNAも第4戦、第5戦を連取して追い上げたが、第6戦は延長11回にソフトバンクが4対3でサヨナラ勝ち。4勝2敗でシリーズを制した。
2024年:DeNAが2連敗から4連勝2024年の対戦では、逆にDeNAがソフトバンクを圧倒した。
第1戦、第2戦はソフトバンクが連勝したものの、福岡で行われた第3戦からDeNAが反撃。第3戦を4対1、第4戦を5対0、第5戦を7対0で勝ち、第6戦も11対2で勝利した。
2連敗から4連勝という鮮やかな逆転劇で、DeNAは26年ぶり3度目の日本一を達成している。
2026年:ソフトバンクが4連勝でリベンジ2026年は、2017年と同じくソフトバンクがシリーズを制した。ただし、2017年の4勝2敗とは異なり、今回は4勝0敗のストレート勝ちだった。
2017年と2024年の試合単位の通算成績は6勝6敗だったが、2026年の4連勝を加えると、両チームの日本シリーズ通算対戦成績はソフトバンク10勝、DeNA6勝となる。
近年の日本シリーズ歴代優勝チーム直近の日本シリーズを振り返ると、ソフトバンクが優勝争いの中心にいることが分かる。
- 2026年:福岡ソフトバンクホークス(対DeNA、4勝0敗)
- 2025年:福岡ソフトバンクホークス(対阪神)
- 2024年:横浜DeNAベイスターズ(対ソフトバンク)
- 2023年:阪神タイガース(対オリックス)
- 2022年:オリックス・バファローズ(対ヤクルト)
- 2021年:東京ヤクルトスワローズ(対オリックス)
- 2020年:福岡ソフトバンクホークス(対巨人)
- 2019年:福岡ソフトバンクホークス(対巨人)
- 2018年:福岡ソフトバンクホークス(対広島)
- 2017年:福岡ソフトバンクホークス(対DeNA)
なお、球団の歴代優勝回数を比較する際には、前身球団の記録を含めるかどうかに注意したい。南海ホークス、福岡ダイエーホークス、福岡ソフトバンクホークスは球団の歴史的な系譜につながっているため、単純に現在の名称での優勝回数だけを比較すると誤解が生じる。
2026年の優勝によって、ソフトバンクは球団史上13度目の日本一を記録した。NPBの年度別記録でも、2026年の日本シリーズ優勝チームとして掲載されている。
【日本シリーズ4勝先取の仕組み】2026年はなぜ第4戦で終了した?
日本シリーズは、セ・リーグとパ・リーグの代表チームが日本一を争う短期決戦だ。基本的なルールは先に4勝したチームが優勝する方式で、最大7試合が予定される。
2026年の開催日程と球場NPBが発表した当初の日程は次のとおりだった。
- 第1戦:10月24日(土)横浜スタジアム
- 第2戦:10月25日(日)横浜スタジアム
- 移動日:10月26日(月)
- 第3戦:10月27日(火)みずほPayPayドーム福岡
- 第4戦:10月28日(水)みずほPayPayドーム福岡
- 第5戦:10月29日(木)みずほPayPayドーム福岡
- 移動日:10月30日(金)
- 第6戦:10月31日(土)横浜スタジアム
- 第7戦:11月1日(日)横浜スタジアム
実際にはソフトバンクが10月28日の第4戦で4勝目を挙げたため、第5戦から第7戦までは開催されなかった。11月1日まで試合が続いたわけではない。
このように、日本シリーズの日程は最大7試合分が組まれていても、4勝した時点で終了する。
引き分けや延長戦のルール2026年の開催要項では、第7戦までの試合は延長12回をもって引き分けとする規定だった。第8戦以降については延長回の制限が設けられていない。
また、サスペンデッド・ゲームは行わない。したがって、通常の試合進行の中で勝敗が決まらなかった場合は引き分けとして扱い、シリーズの勝敗は勝利数によって判断する。
今回のシリーズでは、第1戦が延長11回、第2戦と第3戦が延長10回まで進んだ。いずれも12回以内に決着し、引き分けは発生していない。
【日本シリーズ結果に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:2026年の日本シリーズで優勝したチームはどこ?
A1:福岡ソフトバンクホークスです。横浜DeNAベイスターズに4勝0敗で勝利し、2年連続13度目の日本一を達成しました。
Q2:日本シリーズ2026の最終結果は何対何?
A2:シリーズ通算ではソフトバンクが4勝0敗です。最終戦の第4戦は、ソフトバンクがDeNAに4対2で勝利しました。
Q3:日本シリーズ2026のMVPは誰?
A3:福岡ソフトバンクホークスの正木智也選手です。4試合で7安打、打率.438、2本塁打、2打点を記録しました。
Q4:第1戦から第4戦までの勝利投手は誰?
A4:第1戦はオスナ、第2戦はヘルナンデス、第3戦は杉山一樹、第4戦はヘルナンデスです。
Q5:2026年の日本シリーズはなぜ4試合で終わった?
A5:日本シリーズは4勝先取制だからです。ソフトバンクが第4戦で4勝目を挙げたため、第5戦以降は開催されませんでした。
Q6:DeNAとソフトバンクは過去にも日本シリーズで対戦している?
A6:はい。2017年はソフトバンクが4勝2敗、2024年はDeNAが4勝2敗で優勝しました。2026年はソフトバンクが4勝0敗で勝利しています。
Q7:日本シリーズ2026の第5戦・第6戦・第7戦はいつ開催された?
A7:当初は第5戦が10月29日、第6戦が10月31日、第7戦が11月1日に予定されていました。しかし、第4戦でソフトバンクが優勝を決めたため、3試合とも開催されていません。
2026年の日本シリーズ結果は、福岡ソフトバンクホークスの4勝0敗。横浜DeNAベイスターズとの全4試合を制し、10月28日に2年連続13度目の日本一を決めた。
今シリーズを振り返るうえで押さえておきたい要点は、次の3つだ。
- 接戦を制する力:第1戦から第3戦までの延長戦をすべて勝利した。
- 救援投手陣の完成度:4試合すべての勝利投手が救援投手という歴史的な記録を残した。
- 打線の層の厚さ:正木、庄子、山川、川村、山本祐大らが重要な局面で結果を出した。
一方のDeNAも、2017年の敗戦、2024年の日本一、2026年の再戦という歴史を刻んだ。今回のシリーズは敗退という結果になったものの、東克樹の好投や筒香嘉智の本塁打など、随所に見せ場をつくっている。
2026年の日本シリーズは、単なる4連勝ではなく、投手運用、代打策、勝負どころでの打撃、守護神の安定感が結びついたシリーズだった。次のシーズン、ソフトバンクが3連覇に挑むのか、DeNAを含む他球団が王者の牙城を崩すのか。2026年の結果は、次の日本一争いを占ううえでも重要な記録となった。
2026年の日本一は福岡ソフトバンクホークス。最終結果は4勝0敗、優勝決定日は10月28日。この3点を押さえておけば、今年の日本シリーズの結果と歴史的な意味を把握できる。
主な情報源:日本野球機構(NPB)「SMBC日本シリーズ2026」公式試合結果・開催要項・表彰選手・デイリーリポート、福岡ソフトバンクホークス公式発表、日刊スポーツの記録分析。