| 順位 | 選手 | 推定年俸 |
|---|---|---|
| 1位 | 坂本勇人 | 3億円 |
| 1位 | 甲斐拓也 | 3億円 |
| 3位 | 戸郷翔征 | 2億4000万円 |
| 4位 | 吉川尚輝 | 2億円 |
| 4位 | 丸佳浩 | 2億円 |
| 6位 | 大勢 | 1億8000万円 |
| 6位 | 山﨑伊織 | 1億8000万円 |
| 8位 | 大城卓三 | 1億6000万円 |
| 9位 | 中川皓太 | 1億5000万円 |
| 9位 | 高梨雄平 | 1億5000万円 |
金額はいずれも2026年度の推定年俸。外国人選手を除いた主な上位選手。日刊スポーツの2025年12月報道などを参照。
このランキングで見逃せないのは、年俸の高さと翌年の査定が必ずしも連動しないことだ。3億円の坂本と甲斐、2億4000万円の戸郷は、2026年シーズンの出場状況や成績によって、2027年度の評価が改めて問われる立場にある。
2026年度の年俸アップ・ダウンで目立った選手2025年オフに行われた契約更改では、投手陣の大幅昇給とベテラン野手の減俸が目立った。
- 坂本勇人:5億円から3億円へ、2億円ダウン。
- 丸佳浩:3億2000万円から2億円へ、1億2000万円ダウン。
- 戸郷翔征:3億円から2億4000万円へ、6000万円ダウン。
- 大勢:9000万円から1億8000万円へ、9000万円アップ。
- 山﨑伊織:9000万円から1億8000万円へ、9000万円アップ。
- 田中瑛斗:750万円から4650万円へ、3900万円アップ。
日刊スポーツの集計によると、2026年度の支配下選手の更改では、アップが24人、現状維持が9人、ダウンが15人。最大増額は大勢と山﨑伊織の9000万円、最大減額は坂本の2億円だった。
特に田中瑛斗の520%アップは大きな話題となった。750万円から4650万円への昇給であり、前年の評価を大きく覆した選手の代表例だ。泉口友汰も2200万円から5900万円へ上昇し、若手・中堅の活躍が待遇に反映された。
【坂本勇人・戸郷翔征・大勢・甲斐拓也】2027年度査定を左右する成績比較

2027年度の契約更改で注目されるのは、過去の実績だけでなく、2026年シーズンにどのような役割を果たしたかという点だ。
4選手は年俸水準もポジションも異なる。打撃成績だけで評価できない捕手、登板数と救援成功が重視されるリリーフ投手、先発としての投球回数が問われる投手、そしてベテラン野手という違いがある。
4選手の2026年成績と年俸の関係成績は2026年度レギュラーシーズン。年俸は報道ベースの推定値。NPB公式個人成績、日刊スポーツ、デイリースポーツを参照。
坂本勇人:3億円からの再評価が焦点は、2026年度の推定年俸が3億円。2025年オフには5億円から2億円の減俸となり、40%の大幅ダウンを経験した。
2026年シーズンの成績は67試合、打率.175、5本塁打、19打点。出場機会と打撃成績の両面で、かつての主力としての期待との比較が避けられない数字となった。
2027年度の査定では、打率や長打力だけでなく、守備での貢献、若手とのポジション争い、チーム内での役割も評価材料になる。通算実績が大きい選手であっても、翌年度の契約が過去の実績だけで決まるわけではない。
なお、2027年度の年俸が再び3億円を下回るかどうかは、現段階では決まっていない。
戸郷翔征:2026年の復調をどう評価するかは、2026年度の推定年俸が2億4000万円。2025年オフに3億円から6000万円の減俸となった。
2026年は14試合に登板して5勝3敗、防御率2.48、80投球回を記録。前年の2025年は21試合で8勝9敗、防御率4.14だったため、防御率の面では改善が見られた。
一方、先発投手として年間を通じてどれだけ投げられるかという課題は残る。防御率だけでなく、先発登板数、投球回、クオリティースタート、試合を作る能力などを総合的に評価する必要がある。
2027年度の交渉では、2026年の復調をどこまで評価するかが大きなポイントになりそうだ。
大勢:倍増後の2026年をどう見るかは、2025年オフに9000万円から1億8000万円へ倍増。2026年度の巨人投手陣でも高い年俸水準に位置している。
2026年は32試合に登板し、22ホールド、3セーブ、防御率2.15を記録した。29回1/3を投げ、33奪三振という数字も残している。
ただし、2025年は62試合登板、46ホールドを記録していた。2026年は登板数が減少しているため、2027年度の査定では防御率だけでなく、年間の稼働状況や勝ち試合での役割が注目される。
救援投手の場合、ホールドやセーブだけでなく、登板間隔、連投への対応、失点を防ぐ安定感も評価に関係する。大勢が再び年間を通じて重要な場面を任されるかが焦点だ。
甲斐拓也:打撃以外の貢献も評価対象は2026年度の推定年俸が3億円で、坂本と並ぶ球団の高額年俸選手だ。
2026年シーズンの一軍成績は13試合、22打席、打率.100、2本塁打、2打点。打撃成績だけを見ると厳しい数字だが、捕手の評価は打率や本塁打だけでは完結しない。
投手との連係、配球、捕球、盗塁阻止、試合運びなど、数字に表れにくい貢献もある。捕手としての役割を含めて査定されるため、打撃成績だけを理由に2027年度の減俸幅を予測するのは早計だ。
甲斐は前年からの年俸を維持しているが、2027年度も同じ条件になるかは今後の交渉次第である。
【巨人契約更改の査定基準】年俸アップ・ダウンを決める5つの要素
巨人の契約更改で、どのような評価が年俸に反映されるのか。球団内部の詳細な査定表や配点は一般公開されていないため、特定の数字だけで査定結果を断定することはできない。
ただし、プロ野球の契約更改で比較対象となる主な要素は整理できる。
1.シーズン成績と個人成績打者なら打率、本塁打、打点、出塁率、長打率など。投手なら勝敗、防御率、投球回、奪三振、ホールド、セーブなどが基本的な比較材料になる。
ただし、単純な数字の大小だけではなく、出場機会や打順、登板状況、チーム内での役割も考慮する必要がある。
2.チームへの貢献度レギュラーとして試合に出続けた選手と、限られた機会で重要な場面を任された選手では評価の見方が異なる。
例えば大勢のような救援投手は、セーブ数だけでなく、リードを守った試合や重要な場面での登板が評価の論点になる。捕手の甲斐なら、打撃以外の守備面や投手陣との連係も見逃せない。
3.出場試合数と年間の稼働状況高い能力を持っていても、出場機会が限られればチームへの年間貢献は小さくなる。故障やコンディションの問題などで出場数が減った場合は、復帰後の成績や稼働状況も評価材料となる。
坂本や甲斐のような野手と、戸郷のような先発投手では、稼働状況を測る指標も異なる。
4.年齢、経験、将来性若手選手の場合、前年からの成績向上や一軍定着が昇給につながる可能性がある。一方、ベテラン選手の場合は、過去の実績に加えて現在の出場機会やチーム内での役割が問われる。
田中瑛斗や泉口友汰の大幅昇給は、実績を積み重ねた選手が待遇を大きく改善した例として参考になる。
5.契約内容と減額制限プロ野球の年俸には、野球協約第92条に定められた減額制限がある。
年俸の減額制限
- 年俸1億円超:原則として40%まで
- 年俸1億円以下:原則として25%まで
- 選手本人の同意があれば、制限を超える減額も可能
坂本の2026年度年俸は5億円から3億円へ40%減額された。これは1億円を超える選手に適用される減額制限の上限に相当する。
減額制限は絶対的な減俸禁止ルールではない。選手が同意した場合には上限を超える減額も成立するため、契約更改のニュースを見る際には減額率だけでなく、選手の合意や契約条件にも注目したい。
【推定年俸と公表年俸の違い】報道の数字を正しく読む方法
巨人の年俸ランキングや契約更改速報で頻繁に登場する「推定年俸」という表現。これは球団が正式に発表した金額と同じ意味ではない。
日本のプロ野球では、個々の選手の契約金額が必ずしも公式発表されるわけではない。選手が契約更改後の会見で金額を明かさない場合、報道機関が取材内容や前年の契約、増減額などを参考に金額を推定して報じる。
公表額と推定額の違い| 比較項目 | 公表年俸 | 推定年俸 |
|---|---|---|
| 発表主体 | 球団・選手など | 報道機関 |
| 金額の根拠 | 当事者による公表 | 取材・報道情報からの推計 |
| 正確性 | 公表された範囲で確認可能 | 実際の契約額と異なる可能性 |
| ランキングへの利用 | 公表額を基準にする | 推定値として比較する |
また、契約金額には出来高や複数年契約などの条件が関係する場合もある。基本年俸だけを比較した数字と、契約総額を同じものとして扱うことはできない。
例えば、3億円という推定年俸が報じられていても、出来高を含めた総額が3億円であるとは限らない。複数年契約の途中であれば、単年度の成績によって毎年同じように年俸が変動するわけでもない。
読者が年俸ランキングを比較する際は、次の3点を確認すると誤解を避けやすい。
- 金額が公表額なのか推定額なのか。
- 何年度の年俸を示しているのか。
- 基本年俸なのか、出来高などを含む契約総額なのか。
特に2026年度の年俸ランキングを2027年度の最新ランキングとして紹介する記事には注意が必要だ。2027年度の年俸は、今後の契約更改が進んでから比較する必要がある。
【巨人の現役ドラフト対象選手】2026年12月に向けた注目点
2026年オフの巨人をめぐるもう一つの重要なテーマが現役ドラフトだ。
NPBは2026年10月14日、2026年の現役ドラフトを12月9日に開催すると発表した。今回の制度では対象外となる選手の基準にも変更が加えられている。
現役ドラフトの対象外となる主な条件日刊スポーツが報じたNPBの制度説明によると、主な対象外の条件は次のとおりだ。
- 外国人選手
- 複数年契約を結んでいる選手
- 来季年俸5000万円以上の選手。ただし5000万円以上1億円未満の選手は1人に限り対象に含められる
- FA権を行使したことがある選手
- FA資格を持つ選手
- 育成選手
- 前年の現役ドラフトで獲得した選手
- 開催年の年度連盟選手権試合終了翌日以降に、トレードなどで獲得した選手
- 同じく試合終了翌日以降に育成から支配下へ移行した選手
特に今回の制度変更では、トレードなどによる獲得時期の扱いが見直された。前年10月以降に獲得した選手を一律に対象外とする従来の扱いから、開催年の公式戦終了翌日以降に獲得した選手を対象外とする形に変更された。
この変更によって、前年10月から当年7月31日までに移籍した選手も、ほかの条件を満たせば対象に含まれる可能性が生まれた。
巨人の候補選手を見る際の注意点年俸5000万円未満の選手や、一軍での出場機会が限られている選手は、制度上の候補を考える際に注目されやすい。
例えば、西舘勇陽、横川凱、平内龍太、門脇誠、山瀬慎之助などは、年俸水準や出場状況を比較する際に名前が挙がり得る選手だ。ただし、これは候補を考えるための例であり、球団が現役ドラフトに提出すると決めた選手の一覧ではない。
複数年契約やFA資格など、年俸以外の条件も関係するため、単純に年俸が低い選手を現役ドラフト対象と判断することはできない。
現役ドラフトは、出場機会に恵まれない選手に新たな環境を提供する制度でもある。巨人にとっても、選手を放出するだけではなく、他球団からどのような戦力を獲得できるかが重要になる。
2026年11月1日時点では、巨人の正式な提出選手は確定していない。12月9日の開催に向けて、契約更改や選手構成の変化と合わせて確認したい。
2027年度の契約更改で注目したいポイント今後の巨人の契約更改では、次のような動きが注目される。
- 主力選手の交渉:坂本、戸郷、大勢、甲斐らの翌年度条件。
- 若手の昇給:一軍で出場機会を増やした選手への評価。
- 投手陣の再編:先発、救援それぞれの稼働状況と成績。
- ベテランの契約:年俸と出場機会のバランス。
- 現役ドラフト:12月9日の移籍動向と選手構成の変化。
2026年の巨人はセ・リーグ2位の76勝64敗3分でシーズンを終えた。優勝を逃したチームが翌年の戦力をどう整えるかという観点でも、契約更改は重要なオフシーズンのテーマになる。
【プロの結論】巨人契約更改は年俸だけでなくチーム内の役割を見る
2026年オフの巨人契約更改を読み解くうえで、最も大切なのは、前年の年俸と翌年の査定を混同しないことだ。
2026年度は坂本の2億円減、大勢の9000万円増、戸郷の6000万円減など、選手ごとに大きな差が生まれた。田中瑛斗の520%アップも含め、成績と役割の変化が待遇に反映されたシーズンだった。
一方、2027年度の契約更改はまだ始まったばかりの段階であり、2026年の推定年俸をそのまま翌年度の確定額として扱うことはできない。
プロ野球の契約更改を深く理解するには、次の3つの視点が欠かせない。
- 数字を見る:打率、防御率、登板数、投球回、出場試合数などの客観的な成績。
- 役割を見る:レギュラー、先発、守護神、控え、代打などチーム内での貢献。
- 契約を見る:前年年俸、減額制限、複数年契約、推定額と公表額の違い。
特に坂本や戸郷のような高額年俸選手は、過去の実績と現在の成績を分けて考える必要がある。大勢のようなリリーフ投手は、ホールドやセーブだけでなく、年間の稼働状況も重要になる。
今後は主力の契約更改だけでなく、若手の昇給、現役ドラフト、支配下選手の再編にも注目したい。2027年度の巨人がどのようなチームづくりを進めるのか、その方向性が契約更改から見えてくるはずだ。
巨人契約更改に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年11月1日時点で巨人の契約更改は何人終わっていますか?
速報集計では55人中0人です。2027年度の新しい年俸はまだ確定していません。なお、55人は集計対象の人数であり、NPB公式の支配下登録70名とは異なる母数です。
Q2:坂本勇人の2026年度の年俸はいくらですか?
推定3億円です。2025年オフに5億円から2億円減額されました。2027年度の契約条件は、今後の交渉で決まります。
Q3:戸郷翔征の2026年度の年俸はいくらですか?
推定2億4000万円です。前年の3億円から6000万円減額されました。2026年は14試合で5勝3敗、防御率2.48を記録しています。
Q4:大勢の2026年度の年俸はいくらですか?
推定1億8000万円です。前年の9000万円から9000万円アップし、倍増しました。
Q5:甲斐拓也の2026年度の年俸はいくらですか?
推定3億円です。前年から現状維持と報じられています。2027年度の契約条件は未確定です。
Q6:巨人の推定年俸は実際の契約金額と同じですか?
必ずしも同じではありません。推定年俸は報道機関が取材などをもとに算出した金額であり、球団や選手が正式に公表した金額とは区別する必要があります。
Q7:2026年の巨人の現役ドラフトはいつですか?
NPBの発表では2026年12月9日です。対象選手は年俸だけでなく、複数年契約やFA資格などの条件によって決まります。
2026年11月1日時点の巨人契約更改は、速報集計で0人/55人。2026年度の推定年俸では坂本勇人と甲斐拓也が各3億円、戸郷翔征が2億4000万円、大勢が1億8000万円となっている。
しかし、これらは2025年オフに決定した2026年度の契約条件であり、2027年度の年俸ではない。今後の交渉では、2026年シーズンの成績や出場状況、チームへの貢献が改めて評価される。
主力選手の契約更改だけでなく、若手の昇給や現役ドラフトによる移籍、支配下選手の再編まで追うことで、巨人の2027年シーズンに向けた補強方針も見えてくる。
今後の速報では、契約更改人数・新年俸・前年比の増減額・現役ドラフトの動向を分けて確認することが、巨人のオフシーズンを正しく理解するポイントだ。