2018年の事件から約2年後、山口氏は再び警察沙汰を起こしました。
今度の問題は、飲酒後に大型バイクを運転したことによる酒気帯び運転です。
2020年9月22日、東京・練馬区で追突事故2020年9月22日午前9時30分ごろ、山口氏は東京都練馬区の区道で大型バイクを運転中、信号待ちをしていた乗用車に追突しました。
警察による呼気検査では、1リットル当たり約0.75ミリグラムのアルコールが検出されました。
当時の酒気帯び運転の基準値は1リットル当たり0.15ミリグラム以上です。検出された数値は、その基準値の5倍に相当します。
警視庁は山口氏を酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕しました。
逮捕から2日後の9月24日に釈放されましたが、その後も捜査は続きました。
罰金35万円の略式命令が確定2020年11月18日付で東京区検は山口氏を道路交通法違反の罪で略式起訴しました。
そして同年12月1日、東京簡裁は山口氏に対して罰金35万円の略式命令を出しました。
ここで注意したいのは、逮捕と処分は別の手続きだということです。
- 2020年9月22日:酒気帯び運転で現行犯逮捕
- 2020年9月24日:釈放
- 2020年11月18日:略式起訴
- 2020年11月24日:略式命令
- 2020年12月1日:罰金35万円の報道
略式命令は、公開の法廷で通常の裁判を行うのではなく、書面審理によって罰金などを科す刑事手続きです。
2018年の事件が起訴猶予だったのに対し、2020年の酒気帯び運転は略式起訴され、罰金刑を受けたという違いがあります。
アルコール依存症を公表したのもこの時期2020年11月19日、山口氏は略式起訴を受けて謝罪文を発表しました。
その中で、ジャニーズ事務所を退所した後にアルコール依存症と診断されていたことを明らかにしました。
飲酒運転について弁明の余地はないとし、罪を償う意思を示しています。
この発表によって、2018年の事件と2020年の交通事故の背景にあった飲酒問題が、改めて注目されることになりました。
ただし、アルコール依存症という診断は、飲酒運転や過去の行為に対する責任をなくすものではありません。本人が治療や回復に取り組むことと、社会的・法的な責任を果たすことは、分けて考える必要があります。
【アルコール依存症との向き合い方】山口達也の現在の回復状況

山口氏のその後を理解するうえで欠かせないのが、本人が公表してきたアルコール依存症との関係です。
仕事の多忙さと飲酒習慣について本人が説明2024年6月25日、山口氏は長野県上田市で講演を行い、芸能活動をしていた頃の生活について語りました。
長野放送の報道によると、本人は当時の睡眠時間が2〜3時間程度だったことや、眠れないときに薬を酒で流し込んでいたことを明かしています。
また、仕事の忙しさとともに飲酒量が増えていった経緯についても説明しました。
これは本人が後年になって振り返った経験であり、2018年の事件や2020年の事故を単純に仕事の忙しさだけで説明できるわけではありません。
重要なのは、本人が自身の飲酒習慣を依存症という問題として認識し、治療や断酒に向き合うようになったことです。
2022年には依存症や飲酒運転防止に関する資格を取得山口氏は芸能界を離れた後、講演活動に向けた資格取得にも取り組みました。
本人が運営する株式会社山口達也の公式プロフィールには、次の資格が記載されています。
- 2022年3月:ASK認定・飲酒運転防止インストラクター
- 2022年6月:JADP認定・メンタル心理カウンセラー
- 2022年10月:ASK認定・依存症予防教育アドバイザー
自身が飲酒運転を経験した当事者であることを踏まえ、飲酒運転防止や依存症予防について伝える立場へと活動を広げています。
断酒は続いている?2026年の本人の発言2026年3月15日、TBS NEWS DIGは宮崎市で行われた山口氏の講演を報道しました。
講演では、記憶がないまま酒を買いに行ってしまうほど飲酒が深刻化していた経験や、一人で飲み続けていた時期について語っています。
さらに2026年9月9日には、自身のYouTubeチャンネルでアルコール依存症について語った内容がスポニチアネックスで報じられました。
その中で山口氏は、現在は約6年間、飲酒が止まっているという趣旨の説明をしています。
本人の公式サイトでも、アルコール依存症と一生向き合い、酒を一口も飲まない生活を続けるという考えを表明しています。
アルコール依存症は、単に本人の意志の強さだけで解決できる問題ではありません。治療、周囲の支援、継続的な自己管理が関係する病気です。
山口氏の経験が社会的な意味を持つのは、過去の失敗を語るだけでなく、飲酒運転の危険性や依存症の実態を、自身の体験を通して伝えている点にあります。
【2026年現在】株式会社山口達也の講演活動と2024年の再婚
山口氏は現在、テレビタレントとしての活動ではなく、講演・セミナーを中心に仕事をしています。
株式会社山口達也を設立し、講演活動を展開山口氏は株式会社山口達也の代表取締役を務めています。
公式サイトで紹介されている事業内容は、講演・セミナー活動です。
主な講演テーマは次のとおりです。
- 飲酒運転撲滅と交通安全
- アルコール依存症と各種依存症への理解
- 依存症からの社会復帰
- 人生の再出発と50歳からの挑戦
- 企業向けの危機管理セミナー
- 生きづらさの解消と孤独からの脱却
単なる芸能人の経験談にとどまらず、企業、自治体、医療・福祉関係者、教育機関などから依頼を受けて講演を行っています。
2026年10月も全国で講演を実施2026年の活動状況は、本人の会社の公式サイトに掲載されています。
特に直近の活動として、次の講演が確認できます。
| 日付 | 開催場所・依頼元 | 講演テーマ |
|---|---|---|
| 2026年10月31日 | 愛知県トラック協会海上コンテナ部会 | アルコール依存症と飲酒運転 |
| 2026年10月26日 | 東京都北区社会福祉協議会 | 孤独からの脱却 |
| 2026年10月24日 | 精神科訪問介護フォーラムinさいたま | アルコール依存症からのリカバリーストーリー |
| 2026年10月16日 | 江戸川北法人会青年部会 | 失敗から学び、再び立ち上がる力 |
| 2026年10月13日 | 函館市芸術ホール | 孤独からの脱却 |
2026年10月31日には、愛知県トラック総合会館で「アルコール依存症と飲酒運転」をテーマに講演しています。
また、本人の会社は2026年1月10日付のお知らせで、2025年度に講演会・企業危機管理セミナーの依頼が年間98件あったと公表しています(公式サイト未掲載分を含む)。
これらの情報からも、講演活動が現在の主要な仕事になっていることが分かります。
2024年11月2日に再婚を公表山口氏の私生活についても、2024年に大きな報告がありました。
2024年11月2日、本人は株式会社山口達也の公式サイトを通じて入籍を発表しました。
発表によると、結婚相手は一般企業に勤める会社員の女性です。
この報告では、芸能界を離れてから社会復帰に取り組んできたことや、アルコール依存症と一生向き合いながら生活していく決意についても触れられています。
結婚相手の氏名や詳細なプロフィールなどは公表されていません。本人が発表した内容以上の家族情報を推測する必要はありません。
現在はTOKIOに復帰している?2026年11月現在、山口氏がTOKIOに正式復帰したという発表はありません。
現在の活動の中心は、株式会社山口達也を通じた講演やセミナーです。
過去の芸能活動と現在の講演活動は、明確に異なるものとして捉える必要があります。
テレビでの活動再開やTOKIOへの復帰が発表されたわけではなく、社会復帰に向けた別のキャリアを築いている段階です。
【事件の真相と世間の評判】山口達也をめぐる誤解と評価
山口氏については、2018年と2020年の事件が混同されたり、起訴猶予の意味が誤って理解されたりすることがあります。
ここでは、報道や本人の公表内容を踏まえて整理します。
誤解されやすい4つのポイント誤解1:2018年の事件は無罪になった?
違います。検察による起訴猶予処分であり、裁判所が無罪判決を出したわけではありません。
誤解2:示談が成立したから事件そのものが消えた?
違います。示談成立と被害届の取り下げは報道されていますが、それによって事件の経緯そのものがなくなるわけではありません。
誤解3:2020年の逮捕は2018年の事件と同じもの?
違います。2018年は女子高校生への強制わいせつ容疑、2020年は酒気帯び運転による交通事故です。発生時期も容疑も異なります。
誤解4:現在は芸能界に復帰している?
正式なTOKIO復帰やテレビタレントとしての本格復帰が発表されたわけではありません。現在の中心的な活動は講演・セミナーです。
世間の評価はどう変化したのか2018年の事件発覚直後は、山口氏の行動だけでなく、謝罪会見での発言にも厳しい反応が集まりました。
特にTOKIOへの復帰を望む発言に対しては、被害者への責任を十分に理解していないのではないかという批判が報道されました。
さらに2020年には飲酒運転による逮捕が起こり、社会的信用を取り戻すことが一層難しくなりました。
一方、2023年以降は本人が自身の経験を講演で伝える活動を開始。2024年には自治体や医療関係者からの講演依頼が報告され、2026年も継続しています。
2024年の長野県上田市での講演について、長野放送は参加者から参考になったという感想が寄せられたことも紹介しています。
ただし、講演活動が評価されていることと、過去の事件に対する批判がなくなったことは同じではありません。
被害者への配慮や責任を忘れず、本人の回復や社会復帰の努力も別の問題として評価することが、今回の経緯を理解するうえで大切です。
【プロの結論】山口達也の問題から読み取れる3つのこと山口氏の経歴を振り返ると、単なる芸能人の転落と復活という言葉だけでは説明できない問題が見えてきます。
1.不起訴と無罪は同じではない
起訴猶予は検察官による不起訴処分の一つです。法律上の意味を正しく理解しないまま、事件がなかったことになったと解釈するのは適切ではありません。
2.依存症の回復と社会的責任は両立させる必要がある
アルコール依存症への治療や断酒は、本人の健康と生活を立て直すために必要な取り組みです。一方、過去の行為によって生じた被害や社会的影響については、引き続き責任を受け止める必要があります。
3.再出発は過去の経歴を消すことではない
2026年現在、山口氏は講演活動を通して飲酒運転防止や依存症への理解を広げています。過去の実績や失敗を隠すのではなく、経験を社会に還元しようとする活動には一定の意義があります。
ただし、最終的な評価は一度の謝罪や講演実績だけで決まるものではありません。長期的な行動と責任の取り方が問われ続けます。
【山口達也は何をした?】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:山口達也は2018年に何をしたのですか?
A1:2018年2月、都内の自宅で女子高校生に無理やりキスをしたなどとして、強制わいせつ容疑で警視庁から書類送検されました。同年5月1日に起訴猶予処分となり、5月6日にTOKIOを脱退、ジャニーズ事務所との契約も解除されました。
Q2:山口達也は2020年に何をして逮捕されたのですか?
A2:2020年9月22日、東京都練馬区で酒気帯び状態のまま大型バイクを運転し、信号待ちの乗用車に追突しました。現行犯逮捕され、同年12月に罰金35万円の略式命令を受けています。
Q3:山口達也は2026年現在、何をしているのですか?
A3:株式会社山口達也の代表として、アルコール依存症や飲酒運転防止、社会復帰などをテーマに講演活動をしています。2026年10月31日にも愛知県で講演を行っています。また、2024年11月2日には再婚を公表しました。
山口達也氏が起こした主な問題は、2018年の女子高校生への強制わいせつ容疑による書類送検と、2020年の酒気帯び運転による逮捕・罰金処分の2つです。
2018年の事件では示談成立が報じられ、検察は起訴猶予としました。しかし、これを無罪判決と混同してはいけません。
事件を受けてTOKIOを脱退し、ジャニーズ事務所との契約も解除。その後の2020年には飲酒運転で再び逮捕され、罰金35万円の略式命令を受けました。
一方、2026年現在はアルコール依存症と向き合いながら、株式会社山口達也を通じて全国で講演活動を続けています。2024年には再婚も公表しました。
山口達也の現在を理解するためには、過去の事件に対する責任、依存症からの回復、社会復帰への取り組みを、それぞれ分けて見ることが大切です。
過去の出来事が消えることはありません。しかし、現在の行動を継続的に見ていくことも、人物を正しく評価するために欠かせない視点です。
主な情報源:株式会社山口達也公式サイト、日刊スポーツ、スポニチアネックス、TBS NEWS DIG、長野放送、裁判所・法務省の刑事手続に関する公開資料。情報基準日:2026年11月1日。