2026年のFIFAワールドカップ北中米大会は、アメリカ・カナダ・メキシコの3カ国共催で開催され、史上最多の48カ国が参加する大会となりました。日本国内ではNHK、日本テレビ系列、フジテレビ系列が地上波中継を担当し、DAZNが全104試合のライブ配信を実施。さらにNHK BSプレミアム4Kでも全104試合が放送されました。
大会は2026年7月に終了しています。この記事では、実際の放送実績をもとに、ワールドカップ2026テレビ放送日程、日本代表戦の中継局、日本時間のキックオフ、無料視聴方法、見逃し配信まで整理します。特に、地上波で見られた試合と有料配信が必要だった試合の違いは、次回大会の視聴方法を考えるうえでも押さえておきたいポイントです。
【2026年大会の全体像】北中米ワールドカップの日程と放送実績

2026年大会は、従来の32カ国から48カ国へ参加国が拡大した初めてのワールドカップです。グループステージは12組に分かれ、各組上位2チームと3位の成績上位8チームが決勝トーナメントへ進出する方式が採用されました。
大会全体の試合数は104試合。従来の64試合から大幅に増加したことで、テレビ局の放送枠だけでは全試合を網羅できない状況となりました。
開催期間は現地時間で2026年6月11日から7月19日まで。日本時間では6月12日に開幕し、7月20日に決勝を迎える日程でした。北米との時差により、日本国内では早朝から午前中、カードによっては昼間のキックオフも多くなりました。
大会の主な概要は次のとおりです。
- 大会名:FIFAワールドカップ2026
- 開催国:アメリカ、カナダ、メキシコ
- 参加国:48カ国
- 試合数:104試合
- グループステージ:12グループ
- 決勝トーナメント:32チーム
- 日本時間の大会期間:2026年6月12日~7月20日
日本サッカー協会(JFA)の大会記録でも、日本代表はグループFを2位で通過し、ラウンド32まで進出したことが確認できます。大会の規模拡大によって、視聴者には「日本戦だけを見る」のか「世界中の試合を追いかける」のかという視聴方法の選択が求められました。
【日本代表戦テレビ中継】放送局と日本時間キックオフ全4試合
日本代表の試合は、グループステージ3試合と決勝トーナメントのラウンド32、合計4試合でした。
ワールドカップ日本代表戦テレビ中継では、NHK総合、日本テレビ、NHK BS、フジテレビが試合ごとに担当。DAZNは全試合をライブ配信しました。
グループステージ第1戦:日本対オランダ2026年6月15日(月)午前5時キックオフ
- テレビ中継:NHK総合
- ネット配信:DAZN
- 試合結果:2-2
日本代表の初戦はオランダとの対戦でした。NHK総合が生中継を担当し、DAZNでもライブ配信されました。日本は2点を取り合う展開で引き分け、グループステージの勝ち点1を獲得しました。
グループステージ第2戦:日本対チュニジア2026年6月21日(日)午後1時キックオフ
- テレビ中継:日本テレビ系・NHK BS
- ネット配信:DAZN
- 試合結果:4-0
第2戦は日本テレビ系が地上波中継を担当しました。NHK BSでも生中継され、DAZNでも視聴できました。
日本はチュニジアに4-0で勝利。JFAの試合記録では、ワールドカップにおける日本代表の過去最多得点となる快勝として記録されています。
グループステージ第3戦:日本対スウェーデン2026年6月26日(金)午前8時キックオフ
- テレビ中継:NHK総合
- ネット配信:DAZN
- 試合結果:1-1
第3戦はNHK総合が生中継。日本はスウェーデンと引き分け、グループFを2位で通過しました。
この結果、日本代表は決勝トーナメント進出を決めました。
ラウンド32:日本対ブラジル2026年6月30日(火)午前2時キックオフ
- テレビ中継:フジテレビ系・NHK BS
- ネット配信:DAZN
- 試合結果:1-2
決勝トーナメント初戦の相手はブラジルでした。フジテレビ系列とNHK BSが生中継し、DAZNもライブ配信を実施しました。
日本は先制したものの、最終的に1-2で逆転負け。JFAの2026年7月1日の試合報告でも、ラウンド32での敗退が発表されています。
日本代表の大会はここで終了しました。
【ワールドカップ放送局一覧】NHK・日テレ・フジ・DAZNを徹底比較
今回のFIFAワールドカップ2026放送予定を理解するうえで重要なのが、放送局ごとの担当試合数と配信範囲です。
各局の公式発表と大会期間中の放送実績を整理すると、次のようになります。
| 放送局・サービス | 視聴形態 | 放送・配信範囲 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| NHK総合 | 地上波 | 34試合 | グループ19試合・決勝トーナメント15試合 |
| NHK BS | 衛星放送 | 日本代表戦など | 日本のグループ第2戦、ラウンド32など |
| NHK BSプレミアム4K | BS4K | 全104試合 | 生中継と録画放送 |
| 日本テレビ系 | 地上波 | 15試合 | グループ9試合・決勝トーナメント6試合 |
| フジテレビ系 | 地上波 | 10試合 | グループ5試合・決勝トーナメント5試合 |
| DAZN | ネット配信 | 全104試合 | 全試合ライブ配信・見逃し配信 |
| NHK ONE | ネット配信 | NHK地上波対象試合など | 同時配信・見逃し配信 |
NHKは、グループステージ19試合と決勝トーナメント15試合、合計34試合を地上波で生中継しました。
日本代表戦ではオランダ戦とスウェーデン戦をNHK総合が担当。チュニジア戦はNHK BSで放送されました。
また、NHKは大会期間中のハイライト番組も展開。全104試合のゴールや試合の重要場面を振り返るデイリーハイライトなどを放送しました。
NHK BSプレミアム4Kは全104試合をカバー今回のテレビ放送で特徴的だったのが、NHK BSプレミアム4Kによる全104試合の放送です。
ただし、ここには大切な違いがあります。全104試合がすべて生中継されたわけではありません。
全104試合を生中継と録画放送でカバーし、地上波で放送する34試合についてはBSプレミアム4Kでも同時生中継するという方式でした。
そのため、4K放送の受信環境を整えていれば、多くの試合を高精細映像で楽しめる一方、すべての試合をリアルタイムで見たい場合はDAZNとの違いを理解しておく必要がありました。
日本テレビ系は15試合を中継日本テレビは、2018年ロシア大会以来、2大会ぶりにFIFAワールドカップの中継を担当しました。
放送試合数は合計15試合。内訳はグループステージ9試合、決勝トーナメント6試合です。
日本代表戦ではチュニジア戦を担当。加えて、海外の強豪国同士の対戦や決勝トーナメントの注目カードも放送しました。
フジテレビ系は10試合を生中継フジテレビ系列は10試合を担当し、グループステージ5試合と決勝トーナメント5試合を生中継しました。
グループステージではフランス対セネガル、ポルトガル対コンゴ民主共和国などを放送。決勝トーナメントでは日本対ブラジルのラウンド32も担当しました。
フジテレビの公式発表では、民放として2002年日韓大会以降、7大会連続でワールドカップ中継を行ったことも紹介されています。
【地上波とネット配信の違い】DAZN全104試合ライブ配信の強み
2026年大会の視聴環境を大きく変えたのが、DAZNによる全104試合のライブ配信です。
日本国内で全104試合をリアルタイムに視聴できる配信サービスはDAZNでした。テレビ各局は注目カードを中心に中継する一方、DAZNはグループステージから決勝まで全試合をカバーしました。
地上波テレビは無料で見られる試合が中心NHK、日本テレビ、フジテレビの地上波放送は、対象試合であれば通常のテレビ受信環境で視聴できます。
特に日本代表戦や開幕戦、決勝戦など、注目度の高い試合が地上波に割り当てられたことは、幅広い視聴者にとって大きなメリットでした。
ただし、地上波の放送枠には限りがあります。104試合すべてを地上波だけで視聴できるわけではありません。
DAZNは大会全体を追いたい人向けDAZNは全104試合のライブ配信を実施。さらにフルリプレイや拡張ハイライトなどの視聴機能も提供しました。
海外の強豪国の試合、グループステージの順位争い、決勝トーナメントの組み合わせなどを幅広く追いかけたい人には、地上波よりも利便性の高い選択肢でした。
DAZNの大会総括レポートによると、大会全体の総視聴数は4億5,000万を超え、延べ6,700万人がDAZNを通じて大会を視聴しました。
同レポートでは、日本代表戦以外の視聴が全体の80%を占めたことも報告されています。日本代表が敗退した後も決勝トーナメントへの関心が続いた点は、今大会の視聴傾向を考えるうえで興味深い結果です。
テレビとネット配信は競合ではなく補完関係DAZNの報告では、ライブ視聴が54%、テレビでの視聴が41%を占めました。
この数字から見えてくるのは、ネット配信がテレビを完全に置き換えたわけではないということです。
自宅ではテレビ画面で観戦し、外出先ではスマートフォンで視聴する。リアルタイムで見られない試合は見逃し配信で確認する。こうした複数の視聴スタイルが共存しました。
今回のワールドカップテレビ放送とネット配信の比較では、地上波は幅広い視聴者へのアクセス、DAZNは全試合を網羅する利便性、NHK BSプレミアム4Kは高精細な映像と全試合の放送範囲が、それぞれの強みとして表れました。
【無料視聴方法と見逃し配信】大会中に追加料金なしで見る方法
ワールドカップ無料視聴方法を探していた人にとって、2026年大会ではDAZNの無料配信対象が要点でした。
DAZNでは日本代表戦を全試合無料配信DAZNは、日本代表戦全試合の無料ライブ配信を実施しました。
加えて、日本代表戦以外にも準決勝2試合、3位決定戦、決勝を無料配信の対象としました。
DAZNの公式案内では、有効な有料契約がない利用者でも日本代表戦を無料でストリーミング視聴できることが説明されています。
一方、無料対象以外の試合をすべて視聴するには、対象となる有料契約が必要でした。
NHK ONEで同時配信・見逃し配信NHKが地上波で生中継した34試合と大会期間中のハイライト番組は、NHK ONEでも同時配信・見逃し配信の対象となりました。
仕事や学校などでリアルタイム観戦が難しい人にとって、スマートフォンやパソコンから後で試合を確認できることは大きな利点でした。
ただし、NHK ONEの配信対象はNHKの対象番組です。大会全104試合すべてを自由に見逃し視聴できるサービスではありません。
DAZNの見逃し配信は全試合に対応DAZNではライブ配信に加え、全104試合のフルリプレイや拡張ハイライトも提供されました。
北米開催の大会では日本時間の早朝や昼間に試合が行われるため、リアルタイム視聴が難しい人にとって見逃し配信の存在は重要です。
なお、録画・ダウンロードによるオフライン視聴と、オンラインでの見逃し配信は別の機能です。DAZNの公式ヘルプでは、ワールドカップの試合を見逃し配信で視聴できる一方、オフライン視聴用のダウンロードには対応しないと案内されていました。
大会終了後の現在、過去の試合映像が視聴できるかどうかは各サービスのアーカイブ公開状況や配信期間によって異なります。
【間違えやすいポイント】4K放送・全試合配信・無料視聴の真相
2026年大会の放送情報には、似ているようで意味が異なる表現がいくつかあります。特に注意したいのが「全104試合放送」と「全104試合ライブ配信」の違いです。
NHK BSプレミアム4Kの全104試合はすべて生中継ではないNHK BSプレミアム4Kは全104試合を放送しましたが、その内訳には録画放送も含まれています。
地上波の34試合は同時生中継でしたが、残りの試合については録画放送を含む編成でした。
したがって、全試合をリアルタイムで視聴したい場合と、全試合をテレビ放送で確認したい場合では、適したサービスが異なります。
DAZNで全104試合が無料になるわけではないDAZNは全104試合をライブ配信しましたが、全試合が無料だったわけではありません。
無料配信対象は日本代表戦、準決勝、3位決定戦、決勝などに限定されていました。その他の試合を視聴するには、対象の有料プランが必要でした。
「全試合ライブ配信」と「全試合無料配信」は別の意味です。この違いを理解しておくと、視聴契約に関する誤解を防げます。
地上波放送だけでは104試合を網羅できないNHK、日本テレビ、フジテレビの3系列が中継を担当しましたが、地上波の放送枠は大会全体の試合数を下回ります。
そのため、特定の国の試合や日本代表戦だけを見る場合と、全参加国の試合を追う場合では、必要な視聴環境が異なりました。
放送局の試合数だけでなく、ライブ中継か録画放送か、無料か有料か、見逃し配信があるかまで確認することが大切です。
【プロの結論】目的別に選ぶワールドカップの視聴方法
2026年大会の放送実績から分かるのは、視聴者が何を見たいかによって最適なサービスが明確に分かれることです。
日本代表戦や注目カードだけ見たい人NHK総合、日本テレビ、フジテレビの地上波放送が適した選択肢です。
日本代表の試合はすべてテレビまたはDAZNで中継されており、追加の有料配信契約をしなくても、対象の地上波・BS放送で観戦できる機会がありました。
全104試合をリアルタイムで楽しみたい人DAZNが最も適したサービスでした。地上波では放送されないカードも含め、グループステージから決勝までライブで追いかけられることが最大の強みです。
テレビの大画面と高精細映像を重視する人NHK BSプレミアム4Kが選択肢になります。全104試合を放送したため、地上波では見られない試合もテレビ放送で確認できました。ただし、録画放送を含む点と4K放送を受信できる環境が必要な点には注意が必要です。
見逃し配信を重視する人NHKの対象番組ならNHK ONE、全試合のリプレイならDAZNという使い分けが合理的でした。
特に日本時間の早朝に開催される試合が多かった2026年大会では、ライブ視聴だけにこだわらず、見逃し配信を組み合わせることが現実的な観戦方法でした。
放送局を選ぶ際は、次の3点を判断基準にすると分かりやすくなります。
- 試合数:見たい試合が放送対象に含まれているか。
- 視聴時間:リアルタイムで見る必要があるか、見逃し配信で十分か。
- 費用と設備:無料視聴で足りるか、有料配信やBS4Kの受信環境が必要か。
大会全体を楽しむなら配信サービス、日本代表戦や注目試合だけなら地上波、4K映像とテレビでの視聴を優先するならBS4Kという判断が、2026年大会の実績から導ける選び方です。
【ワールドカップのテレビ放送予定】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年ワールドカップは地上波で全試合見られましたか?
A1:いいえ。NHKが34試合、日本テレビ系が15試合、フジテレビ系が10試合を生中継しましたが、地上波だけでは全104試合を網羅できませんでした。
Q2:日本代表戦はどこのテレビ局で放送されましたか?
A2:オランダ戦とスウェーデン戦はNHK総合、チュニジア戦は日本テレビ系とNHK BS、ブラジル戦はフジテレビ系とNHK BSが生中継しました。
Q3:DAZNでは全104試合を無料で見られましたか?
A3:いいえ。全104試合のライブ配信はDAZNが担当しましたが、無料対象は日本代表戦、準決勝、3位決定戦、決勝などでした。その他の試合は対象の有料契約が必要でした。
Q4:NHK BSプレミアム4Kでは本当に全104試合を放送しましたか?
A4:はい。全104試合を生中継と録画放送でカバーしました。ただし、すべてがリアルタイムの生中継だったわけではありません。
Q5:ワールドカップの見逃し配信はどこで見られましたか?
A5:NHKの地上波対象試合はNHK ONE、全104試合のフルリプレイはDAZNが対応していました。現在のアーカイブ視聴については各サービスの公開状況を確認する必要があります。
Q6:日本代表の試合は日本時間の何時に行われましたか?
A6:グループステージは6月15日午前5時、6月21日午後1時、6月26日午前8時でした。ラウンド32のブラジル戦は6月30日午前2時に行われました。
2026年FIFAワールドカップ北中米大会では、NHK、日本テレビ、フジテレビが地上波中継を担当し、DAZNが全104試合のライブ配信を実現しました。NHK BSプレミアム4Kも全試合を生中継・録画で放送し、テレビで大会全体を追える環境を提供しました。
日本代表はグループFを2位で通過し、ラウンド32でブラジルと対戦。最終的に1-2で敗れましたが、4試合すべてがテレビまたはネット配信で中継されました。
今回の大会で明らかになったのは、地上波の幅広い視聴機会、BS4Kの高精細な映像、DAZNの全試合ライブ配信という3つの仕組みが、それぞれ異なる需要に応えていたことです。
次回2030年大会でも、放送権の配分やネット配信の拡大によって視聴環境が変化する可能性があります。大会を余すことなく楽しむためには、放送局の名前だけでなく、対象試合数、ライブ・録画の区別、無料視聴の範囲、見逃し配信の有無を確認することが大切です。
2026年大会の放送実績は、これからのワールドカップ観戦において、テレビとネット配信をどう使い分けるべきかを示す重要な事例となりました。
主な一次資料・検証資料: NHKの2026年6月8日放送発表、日本サッカー協会の大会日程・試合結果、日本テレビとフジテレビの公式放送発表、DAZNの大会総括レポートおよび公式ヘルプ情報を参照しています。