メジャーリーグ(MLB)の試合数は、2026年現在、各球団レギュラーシーズン162試合です。30球団がアメリカン・リーグ(AL)とナショナル・リーグ(NL)に分かれて戦い、各球団はホーム81試合、ビジター81試合を消化します。2026年の公式日程も、この162試合制を採用しています。
対戦相手の内訳は、地区内対戦52試合、同リーグの地区外対戦62試合、インターリーグ(交流戦)48試合です。一方、レギュラーシーズン終了後にはワイルドカードシリーズからワールドシリーズまでのポストシーズンが始まり、進出チームは追加で試合を戦います。さらに2026年10月には、MLBが2029年から154試合制に戻す新たな案をMLB選手会に提示しました。
【2026年最新】メジャーリーグの試合数は各球団162試合!

2026年のメジャーリーグは、従来どおり各球団162試合のレギュラーシーズンを実施しています。
MLBが2025年8月26日に発表した2026年公式日程では、3月25日にサンフランシスコ・ジャイアンツ対ニューヨーク・ヤンキースの開幕戦を開催。3月26日には伝統的な開幕日の試合が組まれ、レギュラーシーズン最終日は9月27日に設定されました。
この日程でも各球団の基本試合数は162試合です。30球団すべてが同じ試合数を戦うため、リーグ全体では次の計算になります。
- 球団数:30球団
- 1球団あたり:162試合
- ホームゲーム:81試合
- ビジターゲーム:81試合
- リーグ全体:約2,430試合
なお、リーグ全体の2,430試合は、各球団の162試合を単純に30倍して重複計上しないよう、2で割った数字です。
なぜメジャーは162試合も戦うのかMLBが長いレギュラーシーズンを採用している背景には、野球の競技特性があります。
野球はサッカーやバスケットボールと比べても、試合ごとの結果が投手の調子、守備のミス、打球の運、不調や故障などに左右されます。短期間の勝敗だけでは、チームの実力を十分に評価できません。
162試合という長い期間を通じて勝率を積み重ねることで、一時的な好不調の影響を抑え、安定した強さを持つ球団が順位表の上位に入りやすくなります。
また、年間を通じて各球団がホームゲームを81試合開催できることは、チケット収入、球場での飲食販売、地域放送、スポンサー事業などにも関係します。
162試合は、競技としての公平性だけでなく、MLBの興行・放送ビジネスを支える基本構造でもあるのです。
【対戦数を完全整理】162試合の内訳は52・62・48試合!
MLBの162試合は、すべての対戦相手と同じ回数戦うわけではありません。2026年に採用されている対戦構成は、地区内対戦52試合、同リーグの地区外対戦62試合、インターリーグ48試合です。
この配分は、2023年に導入されたバランス型日程をさらに調整したものです。2023年当初は52・64・46という構成でしたが、2025年から同リーグ対戦を62試合、インターリーグを48試合とする形に変更されました。
1. 地区内対戦は52試合MLBでは、各リーグが東地区・中地区・西地区の3地区に分かれています。各地区には5球団が所属し、自球団を除く4球団が地区内の対戦相手です。
各球団は、同じ地区の4球団とそれぞれ13試合を戦います。
13試合×4球団=52試合
地区内のライバルとの対戦は、地区優勝を争ううえで重要です。直接対決の勝敗は地区順位にも影響するため、シーズン終盤まで注目されやすいカードです。
2. 同リーグの地区外対戦は62試合同じリーグに所属する球団のうち、自地区以外の10球団と戦う試合です。
各球団は、この10球団のうち8球団と6試合ずつ、残る2球団と7試合ずつ対戦します。
6試合×8球団+7試合×2球団=62試合
この仕組みによって、同じリーグのチーム同士でありながら、対戦回数には若干の違いが生まれます。
地区内のライバルほど頻繁には対戦しませんが、ワイルドカード争いでは同リーグの勝敗も同じ1勝として扱われるため、決して軽視できない試合です。
3. インターリーグ(交流戦)は48試合インターリーグとは、アメリカン・リーグとナショナル・リーグの球団が対戦する試合です。
各球団は、もう一方のリーグに所属する15球団すべてと対戦します。
- 指定されたライバル球団:6試合
- その他14球団:各3試合
6試合+3試合×14球団=48試合
指定ライバルとの対戦は、ホームとビジターでそれぞれ3試合ずつ行われます。その他の球団とは3試合ずつ対戦し、ホームとビジターの試合数も調整されます。
例えば、ニューヨーク・ヤンキースとニューヨーク・メッツ、ロサンゼルス・ドジャースとロサンゼルス・エンゼルス、シカゴ・カブスとシカゴ・ホワイトソックスなどは、地域的なライバル関係でも知られています。
インターリーグの拡大によって、普段は異なるリーグで戦うスター選手同士の対戦を、各球団の本拠地でも見られるようになりました。
2026年の試合数・対戦構成一覧| 対戦区分 | 試合数 | 対戦相手・構成 |
|---|---|---|
| 地区内対戦 | 52試合 | 同地区4球団と各13試合 |
| 同リーグ地区外対戦 | 62試合 | 8球団と各6試合、2球団と各7試合 |
| インターリーグ | 48試合 | ライバル球団と6試合、その他14球団と各3試合 |
| 合計 | 162試合 | ホーム81試合・ビジター81試合 |
ここで注意したいのは、2023年の新日程導入時に使われた52・64・46という数字と、2025年以降の52・62・48という数字を混同しないことです。
どちらも合計162試合ですが、現在の2026年シーズンに当てはまるのは後者です。
【ポストシーズン】レギュラーシーズン終了後は何試合戦う?
MLBの試合数を考える際に、もう一つ理解しておきたいのがポストシーズンです。
162試合は、あくまでレギュラーシーズンの試合数です。シーズン終了後にプレーオフへ進出した球団は、勝ち進んだラウンドに応じて追加の試合を戦います。
2026年のポストシーズンは、アメリカン・リーグとナショナル・リーグからそれぞれ6球団、合計12球団が参加する方式です。
ワイルドカードシリーズ:最大3試合各リーグの3地区優勝球団と3つのワイルドカード球団がポストシーズンに進出します。
各リーグの上位2シードは地区シリーズから登場し、最初のラウンドを免除されます。
残る4球団は、3番シード対6番シード、4番シード対5番シードという組み合わせで対戦します。
ワイルドカードシリーズは3試合制で、先に2勝した球団が次のラウンドへ進みます。上位シードの本拠地で全試合を開催する方式です。
地区シリーズ(ディビジョンシリーズ):最大5試合ワイルドカードシリーズを勝ち抜いた2球団と、1・2番シードの計4球団が地区シリーズに進出します。
地区シリーズは5試合制で、先に3勝した球団がリーグ優勝決定シリーズへ進みます。
レギュラーシーズンで優れた成績を残した球団に有利なホーム開催方式が採用されており、試合ごとの移動や休養も勝敗に影響します。
リーグ優勝決定シリーズ:最大7試合地区シリーズを勝ち上がった2球団が、リーグ優勝とワールドシリーズ進出を懸けて対戦します。
リーグ優勝決定シリーズは7試合制です。先に4勝した球団がリーグチャンピオンとなり、ワールドシリーズへの出場権を獲得します。
ワールドシリーズ:最大7試合アメリカン・リーグとナショナル・リーグの優勝球団が、MLBの年間王者を決めるワールドシリーズで対戦します。
こちらも7試合制で、先に4勝した球団がワールドチャンピオンとなります。
ワールドシリーズのホーム開催権は、原則としてレギュラーシーズンの成績が優れた球団に与えられます。
ポストシーズンの試合数まとめ- ワイルドカードシリーズ:最大3試合
- 地区シリーズ:最大5試合
- リーグ優勝決定シリーズ:最大7試合
- ワールドシリーズ:最大7試合
ワイルドカードから勝ち上がる球団の場合、最大試合数は3+5+7+7=22試合です。
したがって、レギュラーシーズン162試合と合わせると、1球団が1年間に最大184試合を戦う可能性があります。
ただし、これはすべてのシリーズが最終戦までもつれ込んだ場合の計算です。実際の試合数は、勝ち上がり方やシリーズの結果によって変わります。
【歴代推移】メジャーリーグはなぜ162試合制になった?
現在の162試合制は、MLBが創設された当初から続いているわけではありません。球団数の増加やリーグ再編に合わせて、試合数は何度も変更されてきました。
154試合制から162試合制への転換1904年から1960年にかけて、MLBでは154試合制が長く採用されていました。
当時は各リーグの球団数が現在より少なく、同じリーグの相手と年間22試合ずつ対戦する方式が基本でした。
転換点となったのは1961年です。アメリカン・リーグが球団を拡張し、10球団体制になったことを受け、年間試合数が162試合に増加しました。
ナショナル・リーグも翌1962年に10球団体制となり、162試合制へ移行しています。
インターリーグ導入とバランス型日程への変化その後も、球団の拡張や地区制度の変更に伴って対戦構成は変化しました。
1997年にはインターリーグが導入され、異なるリーグの球団同士がレギュラーシーズン中に対戦するようになりました。
長らく地区内対戦を重視する日程が続きましたが、2023年には大きな転換がありました。
MLBは全30球団が互いに対戦するバランス型日程を導入。地区内対戦を76試合から52試合に減らし、交流戦を20試合から46試合へ増やしました。
さらに2025年からは、同リーグ地区外対戦62試合、インターリーグ48試合という構成に変更されています。
歴代の大きな変化を整理すると、次のようになります。
- 1904~1960年:154試合制が基本。
- 1961年:アメリカン・リーグが162試合制へ移行。
- 1962年:ナショナル・リーグも162試合制へ移行。
- 1997年:インターリーグを導入。
- 2023年:全30球団と対戦するバランス型日程を導入。
- 2025年:52・62・48の対戦構成に変更。
- 2026年:162試合制を継続。
この歴史から分かるのは、162試合という数字が絶対に変更できないルールではないということです。MLBは球団数、選手の負担、放送事業、ファンの観戦環境などを考慮しながら、長期的に日程を調整してきました。
【2029年最新動向】MLBが154試合制への短縮を提案した理由
2026年10月8日、MLBは2029年シーズンからレギュラーシーズンを162試合から154試合に短縮する案をMLB選手会に提示しました。
これは単純に試合を8試合減らすだけの提案ではありません。選手の休養日、ポストシーズンの日程、テレビ放送、球団の興行収入などを含めた、シーズン全体の再設計を目指す内容です。
理由1:選手の健康と休養時間を確保するMLBが短縮を提案した大きな理由の一つは、選手のコンディション管理です。
現在の162試合制では、長期間にわたって試合が続きます。移動を伴う遠征や連戦も多く、選手は年間を通して身体的な負担を抱えます。
特に投手は、登板間隔や疲労管理がパフォーマンスに直結します。休養日が少ない日程では、故障リスクや投手起用の難しさが増す可能性があります。
MLBの提案では、154試合に減らすことで、原則として毎週月曜日を休養日にする構想が示されました。
ただし、祝日や特別な試合、全国放送向けの一部試合では月曜日にも開催する予定です。その場合、木曜日を休養日に設定する仕組みが想定されています。
理由2:ポストシーズンを拡充して10月の魅力を高める今回の案では、レギュラーシーズンを8試合減らす一方で、ポストシーズンの一部を拡大する計画も盛り込まれました。
特に注目されるのが、地区シリーズを従来の5試合制から7試合制に変更する案です。
これにより、実力のある球団が短期決戦の偶然性だけで敗退する可能性を抑え、より長いシリーズを通して勝者を決める狙いがあります。
また、ポストシーズンには追加の休養日を9日設け、全体の開催期間を最大42日間に延ばす構想も含まれています。
投手に十分な休養時間を与えることで、先発投手が重要な試合に再登板できる可能性を高めることも意識されています。
理由3:テレビ放送とメディア事業の強化今回の変更案には、放送ビジネス上の狙いもあります。
MLBは2029年からの154試合制を、次期全国放送契約の開始時期と合わせています。
毎週月曜日を基本的な休養日にすれば、全国向けに注目カードを集中させる新たな放送枠を設けやすくなります。
加えて、ポストシーズンの開催日数を増やし、平日の早い時間帯に試合が集中する状況を改善することも提案されています。
つまり、MLBが目指しているのは、レギュラーシーズンを短縮しながら、重要な試合の視聴機会と放送価値を高める仕組みです。
2029年の154試合制で想定されている変更点- レギュラーシーズン:162試合から154試合へ。
- 試合日程:多くの月曜日を休養日に設定。
- ダブルヘッダー:各球団が地区内の4球団との試合で、それぞれ1回ずつ分割ダブルヘッダーを実施する構想。
- 地区シリーズ:5試合制から7試合制へ拡大。
- ポストシーズン:追加休養日を9日設定する案。
- 開催期間:ポストシーズン全体で最大42日間を想定。
- 選手の年俸:試合数減少を理由とする基本年俸の引き下げは行わない方針。
- 出来高など:試合数に連動するボーナスや関連条件は比例調整する方針。
なお、MLBは2027年から上位シード球団がポストシーズンの対戦相手を選べる制度も別途提案しています。こちらも2029年の試合数変更とは区別して考える必要があります。
【MLB選手会の反応】154試合への変更は決定事項なのか?
2029年から154試合になるという情報が広がっていますが、2026年11月1日時点で、この変更は正式決定ではありません。
MLBが提示したのは、MLB選手会との労使交渉における提案です。実際に導入するには、労使双方の合意が必要になります。
MLB選手会が問題視しているのは試合数だけではない2026年10月8日のMLBの提案に対して、MLB選手会は内容を検討し、交渉の場で回答すると表明しました。
一方で、選手会が強く問題視しているのは、MLB側が今回の提案をサラリーキャップ(年俸総額の上限)などへの同意と結び付けている点です。
MLBはサラリーキャップとサラリーフロアの導入によって球団間の戦力格差を改善する方針を示していますが、選手会はサラリーキャップが選手の権利や報酬を損なうとして反対しています。
そのため、154試合制だけを切り離して賛否を判断することは難しい状況です。
2026年12月1日の労使協定期限も重要現在の労使協定は2026年12月1日に期限を迎えます。
新しい協定をめぐる交渉では、サラリーキャップ、最低年俸、選手の権利、球団の経営制度など、多くの問題が議論されています。
AP通信などの報道でも、MLBと選手会の対立は大きく、合意に至らなければロックアウトによって2027年シーズンに影響が及ぶ可能性が指摘されています。
今回の154試合案も、この労使交渉全体の一部です。選手会が経済面の条件を受け入れなければ、日程変更もそのまま実現するとは限りません。
2026年11月時点で押さえておきたいポイント現段階では、次のように整理できます。
- 2026年:各球団162試合制を実施。
- 2027年:対戦相手選択制度などの変更案が提示されている。
- 2029年:154試合制と地区シリーズ7試合制への変更が提案されている。
- 労使交渉:サラリーキャップなどをめぐって意見が対立。
- 正式決定:154試合制への移行は未合意。
したがって、2029年からメジャーの試合数が154試合になると断定するのは時期尚早です。今後の労使交渉と正式発表が、導入の可否を左右します。
【よくある誤解】メジャーの試合数について知っておきたいポイント
MLBの試合数には、レギュラーシーズンとポストシーズンの区別、歴代の制度変更、日程の内訳など、混同しやすいポイントがあります。
162試合はポストシーズンを含む数字?いいえ。162試合はレギュラーシーズンのみの数字です。ポストシーズンに進出した球団は、ワイルドカードシリーズや地区シリーズなどで追加の試合を行います。
すべての球団が同じ相手と同じ回数対戦する?いいえ。地区内の4球団とは各13試合ですが、同リーグの地区外対戦では6試合または7試合、インターリーグでは指定ライバルと6試合、その他の球団と3試合ずつ対戦します。
2029年から154試合になることは確定している?確定していません。2026年10月にMLBが選手会へ提示した変更案であり、労使双方の合意が必要です。
日本のプロ野球とメジャーでは試合数が違う?はい。日本のプロ野球(NPB)のレギュラーシーズンは原則143試合、MLBは162試合です。MLBの方が年間19試合多く、長期間にわたって順位を争う日程になっています。
メジャーの年間最多試合数は何試合になる?2026年の現行制度では、レギュラーシーズン162試合に、ワイルドカードシリーズ3試合、地区シリーズ5試合、リーグ優勝決定シリーズ7試合、ワールドシリーズ7試合を加えた最大184試合です。
2026年のメジャーリーグは、各球団162試合のレギュラーシーズンを戦っています。内訳は地区内対戦52試合、同リーグ地区外対戦62試合、インターリーグ48試合です。
ポストシーズンは別枠で、ワイルドカードシリーズ、地区シリーズ、リーグ優勝決定シリーズ、ワールドシリーズの順に進みます。すべてのラウンドで最終戦まで戦った場合、ワイルドカードから勝ち上がる球団は最大22試合を追加で戦います。
そして、今後の大きな注目点が2029年の154試合制への変更案です。選手の健康、休養日の確保、ポストシーズンの充実、テレビ放送の強化など、複数の目的が盛り込まれています。
ただし、MLB選手会との労使交渉は続いており、サラリーキャップをめぐる対立も残っています。2029年の変更を既定路線と考えるのではなく、正式な合意が成立するまでは162試合制が現行制度であると理解しておくことが大切です。
メジャーの試合数を調べる際は、「レギュラーシーズン162試合」「ポストシーズンは別枠」「2029年154試合制は提案段階」という3点を押さえておけば、現在の制度と今後の変更を正確に区別できます。
主な事実確認資料
- MLB公式:2026年レギュラーシーズン日程発表
- MLB公式:2025年シーズンの対戦数内訳
- MLB公式:ポストシーズンの開催方式
- MLB公式:2029年154試合制・プレーオフ変更案
- AP通信:MLBと選手会の労使交渉に関する2026年10月報道
- Society for American Baseball Research:メジャーリーグの歴代日程変更記録