11月2日の国内プロボクシングについて、JBC公式の試合予定と試合結果の掲載状況を照合すると、同日開催のプロ興行は公式予定欄に掲載されていない。試合結果欄で確認できる直近の公式報告は、10月29日の後楽園ホール大会だ。
ここで注意したいのが、JBC公式サイトの11月2日付のお知らせである。同日には11月度の中部地区プロテスト合格者(11月1日実施)が男女別に掲載されている。これは新人プロテストに関する情報であり、11月2日のプロ公式戦の勝敗速報ではない。
つまり、JBCの更新日と実際の試合開催日は別物だ。検索結果に「11月2日更新」と表示されていても、それだけで当日にプロ興行が開催されたとは判断できない。
【国内プロボクシング勝敗一覧】直近のJBC確定結果を振り返る

11月2日時点で押さえておきたい国内の直近の公式結果は、10月29日に後楽園ホールで開催された「Lemino BOXING フェニックスバトル162」だ。
JBCの試合報告書には全6試合の結果が記録されている。KO、TKO、判定と決着方法が分かれ、OPBF東洋太平洋王座や日本王座に関係する試合も行われた。
2026年10月29日・後楽園ホールの主な公式結果
| 対戦カード | 勝者 | 決着方法 |
|---|---|---|
| 片岡叶夢 vs ジャクパン・サントン | 片岡叶夢 | 1回KO・1分28秒 |
| 富岡浩介 vs 佐野篤希 | 富岡浩介 | 3-0判定 |
| 石井渡士也 vs 二瓶竜弥 | 石井渡士也 | 3-0判定 |
| 坂井優太 vs ペッチ・ソー・チットパッタナ | 坂井優太 | 4回KO・2分00秒 |
| 田中将吾 vs 野上翔 | 田中将吾 | 8回TKO・1分26秒 |
| 片岡雷斗 vs アルアル・アンダレス | 片岡雷斗 | 9回TKO・2分56秒 |
出典:JBC公式試合報告書「2026102901」。
この大会で目を引くのは、片岡雷斗がOPBF東洋太平洋ライトフライ級王座決定戦を9回TKOで制したことだ。長いラウンドを戦い抜いた末の決着であり、序盤のKOとは異なる試合展開の中で勝利をつかんだ。
また、田中将吾はOPBF東洋太平洋・日本フライ級タイトルマッチで野上翔を8回TKOで破った。富岡浩介はWBOアジアパシフィック・フライ級タイトルマッチで佐野篤希に3-0判定勝ち。石井渡士也もOPBF東洋太平洋スーパーバンタム級タイトルマッチで二瓶竜弥を判定で下している。
坂井優太の4回KO、片岡叶夢の1回KOも含め、同大会では6試合すべてで勝者が決まった。国内の直近結果を探している読者にとっては、11月2日当日の試合結果だけでなく、この10月29日の公式記録も重要な確認対象になる。
なお、公式記録の判定スコアは次のとおりだ。富岡浩介は98-92、99-91、99-91。石井渡士也は97-93、100-90、100-90で、それぞれ3人のジャッジ全員が勝者を支持した。
【海外ボクシング最新結果】カネロ復活と日本人選手のTKO勝利
海外の直近の大きな注目カードは、10月31日にサウジアラビア・リヤドのキングダム・アリーナで行われた「メキシコVS世界」興行だ。日本時間では一部の試合が11月1日に行われた。
メインイベントでは、サウル・カネロ・アルバレスがクリスチャン・エンビリを12回判定で破り、WBC世界スーパーミドル級王座を獲得した。判定は115-112、116-111、117-110。3人のジャッジ全員がアルバレスを支持した。
ロイター通信の報道によれば、アルバレスは精度の高いカウンターやボディ攻撃を軸に試合を組み立て、後半に主導権を強めた。エンビリにとってはプロ初黒星となり、アルバレスにとっては2025年9月のテレンス・クロフォード戦以来となる王座復帰を果たす試合になった。
日本人ボクサー・堤麗斗が2回TKO勝利
2026年10月31日・リヤド
対戦相手:レイムンド・ロハス・ガルシア
契約体重129ポンド・10回戦
日本人選手の結果として特に注目したいのが、堤麗斗の勝利だ。WBA世界フェザー級10位の堤は、メキシコのレイムンド・ロハス・ガルシアを相手に2回TKO勝ちを収めた。
日刊スポーツの11月1日付報道によれば、堤は2回に左ストレートで最初のダウンを奪い、さらに攻勢を強めてレフェリーストップに持ち込んだ。プロデビューから6連勝(5KO)となり、海外の大舞台で存在感を示した。
興味深いのは、勝利後も堤が自身の試合内容を冷静に振り返っていた点だ。報道では、チャンスの場面で力み、大振りになった部分を反省したいという趣旨のコメントも紹介されている。勝敗だけでなく、次戦に向けてどのような修正を行うかも見どころになる。
日本人ボクサーの海外遠征試合結果として、今回の2回TKO勝利は11月初旬の重要なニュースだ。
リヤド大会のその他の主な勝敗カネロ対エンビリ戦以外にも、世界タイトル戦や注目選手の試合が組まれた。
- ハイメ・ムンギア:ニキータ・ゾンに3-0判定勝ち。
- ラファエル・エスピノサ:リカルド・ブランドンに3回TKO勝ち。
- カール・ジェームス・マーティン:デビッド・ピカソに2-1判定勝ち。
- ベク・ヌルマガンベト:マルコス・バスケス・ロドリゲスに1回KO勝ち。
この興行では、判定で技術と試合運びを示した選手と、KO・TKOで早期決着を収めた選手の両方が存在感を示した。海外の試合結果を見る場合は、メインイベントだけでなくアンダーカードにも次世代の有力選手が登場している点を押さえたい。
【次の注目カード】東日本新人王決勝2026と後楽園ホールの日程
11月2日以降の国内興行で、まず注目されるのは11月3日の第83回東日本新人王トーナメント決勝戦だ。
JBC公式の組み合わせ表によると、会場は後楽園ホール、開始予定は14時。各階級の決勝戦が全11試合予定されており、すべて5回戦で行われる。ライトフライ級の當山楓真対児島義輝は、當山の棄権によって中止となっている。
新人王戦は、プロキャリアの浅い選手が同世代のライバルと競い、次のステップへ進むための重要な舞台だ。将来の日本ランキングや上位選手との対戦につながる可能性もあり、ベテラン選手の世界戦とは異なる楽しみがある。
11月の国内・海外注目日程
11月3日(火・祝)
第83回東日本新人王トーナメント決勝戦
後楽園ホール・14:00開始予定。全11試合、各5回戦。
注目カード:髙森悠叶 vs 佐藤竜冴、布元寿弥 vs 江﨑由、林兼士 vs 関純輝など。
11月4日(水)
TREASURE BOXING PROMOTION 15
後楽園ホール・18:00開始予定。
注目カード:谷口将隆 vs エルソン・トリニダード。
11月7日(土)
DYNAMIC GLOVE on U-NEXT Vol.49
後楽園ホール・17:45開始予定。
OPBF東洋太平洋スーパーフェザー級タイトルマッチ:波田大和 vs 佐川遼。
尾川堅一 vs イ・ジェウのカードも予定されている。
11月7日(土)
WBC世界ライトヘビー級暫定王座決定戦
英国・マンチェスター
ジョシュア・ブアツィ vs ウィリー・ハッチンソン。
11月8日(日)
女子世界タイトル戦
米国テキサス州
エリフ・ヌル・トゥルハン vs アリシア・バウムガードナー。IBF女子世界ライト級タイトルマッチ。
11月7日は国内外で注目カードが重なる日だ。後楽園ホールでは波田大和と佐川遼のOPBFタイトル戦、英国ではブアツィとハッチンソンの世界タイトル関連の一戦が予定されている。
また、11月8日の米国興行には女子世界タイトル戦が組まれている。世界戦の開催地が海外の場合、日本との時差によって日本国内での視聴日が翌日になることがあるため、配信開始時刻と現地開催日を分けて確認したい。
【速報と確定情報の違い】KO・TKO・判定結果はどう読む?
今日のボクシング試合結果速報を探すとき、最も注意したいのは速報段階と公式確定結果の違いだ。
試合中のライブ速報は、ダウンやラウンド終了時の状況を伝えるもの。試合が終了しても、採点集計や公式発表が完了していない場合がある。最終的な勝敗を確認する際には、コミッションや主催団体の公式記録を優先するのが基本となる。
KO・TKO・判定の違い- KO(ノックアウト): ダウンした選手が規定のカウント内に試合続行できず、勝敗が決まる決着方法。
- TKO(テクニカルノックアウト): レフェリーやドクターなどの判断、あるいは陣営の棄権によって試合が途中終了する決着方法。
- 判定: 規定ラウンドを戦い終え、ジャッジの採点によって勝者を決める方法。
- 引き分け: ジャッジの採点結果などによって勝敗が決まらない場合。
例えば10月29日の富岡浩介戦では3人のジャッジが全員富岡を支持したため、3-0判定となった。一方、堤麗斗の海外試合は2回TKO。両者とも勝利だが、試合内容と決着までの過程は大きく異なる。
また、KOとTKOはどちらも途中決着だが、記録上は区別される。戦績を確認する際に「KO勝ち」と「TKO勝ち」を一括りにしないことも、正確なボクシング情報を読むポイントだ。
速報と公式確定結果を見分けるポイント情報を確認する順序は、次のように整理できる。
- 試合中の速報で現在のラウンドやダウンの有無を確認する。
- 試合終了後、主催者や報道機関の結果発表で勝者と決着方法を確認する。
- JBCの公式試合報告書で、国内対象試合の正式な結果や判定スコアを確認する。
- 世界タイトル戦の場合は、該当する世界ボクシング団体の王座情報も照合する。
とりわけランキングへの反映は、試合終了と同時にすべて更新されるわけではない。勝敗が確定した後も、ランキングの更新日や各団体の認定状況を確認する必要がある。
【ボクシング2026年最新ランキング】勝敗だけでは見えない選手の評価
JBCは2026年10月28日に日本語版の10月ランキングと英語版の10月レーティングを公開している。また、女子育成ランキングは10月30日に更新された。
ランキングは、選手の実力や国内での位置づけを把握するための資料だが、試合結果そのものとは異なる。KOで勝った選手が直ちに全階級の上位へ進むわけではなく、対戦相手の実績、階級、王座の種類、試合内容なども評価に関係する。
特に国内プロボクシングでは、日本ランキング、OPBFランキング、WBOアジアパシフィックランキング、WBA・WBC・IBF・WBOなどの世界ランキングを混同しないことが大切だ。
例えば、堤麗斗は報道時点でWBA世界フェザー級10位として紹介されている。一方、JBCの日本ランキングは国内の評価を確認するための別資料だ。ランキングの数字だけを比較して、異なる団体の選手の実力を単純に上下づけるのは適切ではない。
最新の順位を確認する場合は、JBCの10月ランキングを基準にし、各世界団体のランキングはそれぞれの発表日とともに確認したい。
【今日のボクシング結果】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年11月2日に日本国内でプロボクシングの試合は開催されていますか?
A1:JBC公式の試合予定には11月2日の国内興行は掲載されていません。次の掲載興行は11月3日の後楽園ホールで開催予定の東日本新人王トーナメント決勝戦です。
Q2:今日確認できる国内の最新ボクシング結果は何ですか?
A2:JBC公式の試合結果欄で確認できる直近の掲載大会は、10月29日の後楽園ホール大会です。片岡雷斗の9回TKO勝ち、田中将吾の8回TKO勝ち、富岡浩介の判定勝ちなどが記録されています。
Q3:海外の最新ボクシング結果で注目された日本人選手は誰ですか?
A3:堤麗斗です。10月31日にサウジアラビア・リヤドで行われた試合でレイムンド・ロハス・ガルシアに2回TKO勝ちし、プロデビューから6連勝を達成しました。
Q4:KOとTKOは同じ意味ですか?
A4:どちらも途中決着ですが、公式記録では異なります。KOは規定のカウント内に選手が試合を続けられない場合などに成立し、TKOはレフェリーやドクターの判断、陣営の棄権などによって試合が止められた場合に記録されます。
Q5:東日本新人王決勝2026はいつ開催されますか?
A5:2026年11月3日(火・祝)に後楽園ホールで開催予定です。JBC公式組み合わせでは14時開始、全11試合の5回戦が予定されています。
2026年11月2日のボクシング情報を整理すると、国内ではJBC公式の試合予定に当日開催のプロ興行は掲載されておらず、直近の公式結果は10月29日の後楽園ホール大会となる。11月2日付のJBC更新は中部地区のプロテスト合格者情報であり、プロ公式戦の結果とは区別が必要だ。
海外では10月31日のリヤド大会が大きな話題となり、カネロ・アルバレスのWBC王座獲得や、堤麗斗の2回TKO勝利が注目された。国内の次の見どころは11月3日の東日本新人王決勝、さらに11月7日のOPBFタイトルマッチへと続く。
ボクシングの勝敗を正確に追うなら、確認すべき要点は3つある。第一に試合開催日と日本時間の違い、第二に速報と公式確定結果の違い、第三にKO・TKO・判定という決着方法の違いだ。
試合結果だけを追うのではなく、勝利した選手が次にどの階級で、どの王座を目指すのかまで見れば、国内外のボクシングシーンをより深く楽しめる。11月3日の東日本新人王決勝を皮切りに、11月のタイトル戦と日本人選手の海外での挑戦にも注目したい。
主な情報確認先
- 日本ボクシングコミッション(JBC)公式・試合結果、試合予定、ランキング
- ロイター通信・2026年10月31日リヤド大会報道
- 日刊スポーツ・2026年11月1日堤麗斗の試合結果報道
- MMA Fighting・カネロ対エンビリ戦の全カード結果
- BBC Sport・2026年11月の海外ボクシング日程
情報基準日:2026年11月2日。興行予定・ランキング・結果は各主催者および競技団体の追加発表により変更される場合があります。