2025年1月に開催された「春の高校バレー2025」は、男子が駿台学園(東京)、女子が共栄学園(東京)の優勝で幕を閉じた。男子は駿台学園が大会3連覇を達成し、女子は共栄学園が19年ぶりの優勝を果たすという、記憶に残る大会となった。
正式名称は「ジャパネット杯 春の高校バレー 第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会」。2026年現在、春高バレーの結果を調べる際には、男子・女子それぞれの決勝スコアだけでなく、準優勝校、トーナメントの仕組み、そして2009年以前の大会との歴史的な違いを理解しておくことも大切だ。
春高バレー2025の最大の注目点は、男子の駿台学園による3連覇と、女子の共栄学園による19年ぶりの王座奪還だった。
男女ともに東京代表が優勝し、東京勢のアベック優勝という結果になった。日本バレーボール協会の2025年1月12日付大会報告でも、両校の優勝が正式に発表されている。
男子結果:駿台学園が東福岡を破り3連覇男子決勝は、東京都代表の駿台学園と福岡県代表の東福岡が対戦した。
駿台学園は序盤から攻撃のリズムをつかみ、エースの川野琢磨選手を中心に得点を重ねた。櫻井信人選手のサービスエースやバックアタックなども効果的に決まり、東福岡の反撃を抑えた。
第2セットでは東福岡が一時逆転する場面もあったが、駿台学園は終盤に再びリードを奪取。第3セットも連続得点で主導権を握り、ストレート勝ちを収めた。
男子決勝結果
- 優勝:駿台学園(東京)
- 準優勝:東福岡(福岡)
- セットカウント:3-0
- 第1セット:25-21
- 第2セット:25-22
- 第3セット:25-17
駿台学園にとって、この優勝は春高バレー3連覇。加えて、全国高等学校総合体育大会と国民スポーツ大会を含めた高校3冠も達成した。
複数の全国大会で結果を残したことは、単発のトーナメントで勝ち上がる力だけでなく、年間を通じて高い競技力を維持していたことを示す実績でもある。
女子結果:共栄学園が下北沢成徳との東京対決を制す女子決勝は、同じ東京都代表の共栄学園と下北沢成徳による対戦となった。
共栄学園は第1セットから積極的な攻撃とブロックで試合を優位に進めた。秋本美空選手のスパイクなどで得点を重ね、序盤から大きなリードを形成。下北沢成徳も粘り強い守備とイェーモン ミャ選手を中心とした攻撃で反撃したが、共栄学園の勢いを止めることはできなかった。
第2セット、第3セットも共栄学園が競り合いを制し、ストレートで勝利。2005年度以来、19大会ぶり4度目の優勝を飾った。
女子決勝結果
- 優勝:共栄学園(東京)
- 準優勝:下北沢成徳(東京)
- セットカウント:3-0
- 第1セット:25-11
- 第2セット:25-21
- 第3セット:25-22
女子では、共栄学園が長い優勝ブランクを乗り越えたことが大きな話題となった。下北沢成徳も前年に続く決勝進出を果たしており、東京都の高校バレーの層の厚さが表れた大会だった。
【春高バレー2025決勝結果】準決勝・3位校までの順位を確認

決勝の結果だけでは、大会全体の勢力図は見えてこない。春高バレー2025では、準決勝にも強豪校が集まり、男女ともに全国レベルの実力を持つチームが上位に進出した。
男子準決勝の結果- 駿台学園(東京)3-0 市立尼崎(兵庫)
- 東福岡(福岡)3-0 東亜学園(東京)
駿台学園は市立尼崎をストレートで下し、決勝へ進出。東福岡も東亜学園を破り、駿台学園との決勝戦を実現させた。
男子の最終順位は、優勝が駿台学園、準優勝が東福岡、3位が市立尼崎と東亜学園となった。
女子準決勝の結果- 共栄学園(東京)3-1 就実(岡山)
- 下北沢成徳(東京)3-2 金蘭会(大阪)
女子準決勝では、下北沢成徳と金蘭会がフルセットの接戦を展開。最後まで勝敗が分からない試合となった。
一方、共栄学園は就実を3-1で破って決勝へ進出。東京代表同士による決勝戦が実現した。
女子の最終順位は、優勝が共栄学園、準優勝が下北沢成徳、3位が就実と金蘭会だった。
なお、春高バレーでは3位決定戦を実施しないため、準決勝で敗れた2校がともに3位として扱われる。この点は、トーナメント表を見るときに間違えやすいポイントだ。
【春高バレー2025試合日程】東京体育館で開催された全5日間の大会スケジュール
第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会は、2025年1月5日から12日までの期間に、東京体育館で開催された。
試合は連続する5日間ではなく、1月7日の準々決勝終了後に休養・調整期間を挟み、1月11日に準決勝、12日に決勝という日程だった。
2025年の大会日程
- 1月5日(日):開会式・男女1回戦
- 1月6日(月):男女2回戦
- 1月7日(火):男女3回戦・準々決勝
- 1月11日(土):男女準決勝
- 1月12日(日):男女決勝・閉会式
2025年大会には、男子52校、女子52校の合計104校が参加した。
基本的には各都道府県の代表校が出場する仕組みで、北海道・東京・神奈川・大阪はそれぞれ2代表。さらに開催地である東京都に追加枠が設けられている。
そのため、全国各地の強豪校だけでなく、都道府県予選を勝ち抜いた初出場校にも全国の舞台で躍進する機会がある。
春高バレーの大会方式と試合数大会はノックアウト方式のトーナメント戦で、敗れたチームはその時点で敗退する。日本バレーボール協会が公表した大会要項によると、準決勝と決勝は5セットマッチ、それ以外の試合は3セットマッチで実施された。
試合数は男女合わせて102試合。内訳は、1回戦40試合、2回戦32試合、3回戦・準々決勝24試合、準決勝4試合、決勝2試合となる。
準決勝以降は特設のセンターコートで行われ、観客の注目が集まる大会終盤ならではの緊張感が生まれる。
【2009年以前と何が違う?】春高バレーの正式名称と大会の歴史を解説
春高バレー2025の結果を調べる際、特に注意したいのが大会の歴史と回数の数え方だ。
「春の高校バレー」という愛称は以前から使われているが、現在の全日本バレーボール高等学校選手権大会と、かつて3月に開催されていた全国高等学校バレーボール選抜優勝大会は、同じ大会の単純な継続ではない。
現在の正式名称は全日本バレーボール高等学校選手権大会2025年大会の正式名称は「ジャパネット杯 春の高校バレー 第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会」。一般的には春高バレー、春高、春の高校バレーと呼ばれている。
現在の大会は2011年1月から開催されている。高校バレーの全国大会の制度を見直した2010年度の改革によって、従来インターハイに組み込まれていた全国高校選手権を分離・独立させ、1月開催に変更したものだ。
旧春高バレーとの違いは開催時期と出場資格2009年以前に「春高バレー」として親しまれていた大会は、全国高等学校バレーボール選抜優勝大会だった。毎年3月に開催されていたため、卒業を控えた高校3年生は原則として出場できず、主に1・2年生が参加する大会だった。
2010年春の第41回大会を最後に、この旧選抜優勝大会は終了。翌2011年1月から現在の選手権大会がスタートした。
1月開催への変更によって、3年生も出場できるようになった。高校生活最後の全国大会として参加できるようになったことは、競技者にとって大きな変化だった。
また、現在の大会が引き継いでいる公式記録の系譜も重要だ。旧選抜優勝大会の優勝回数をそのまま引き継いだわけではなく、全国高等学校総合体育大会に組み込まれていた全国高等学校バレーボール選手権大会の記録を踏襲している。
神戸新聞の大会制度に関する解説でも、旧選抜優勝大会と現行選手権大会の記録の違いが説明されている。
旧大会と現行大会の関係を比較| 比較項目 | 旧春高バレー | 現在の春高バレー |
|---|---|---|
| 大会名称 | 全国高等学校バレーボール選抜優勝大会 | 全日本バレーボール高等学校選手権大会 |
| 開催時期 | 毎年3月 | 毎年1月 |
| 旧大会の最終開催 | 2010年春・第41回大会 | 2011年1月から新方式で開催 |
| 主な出場学年 | 主に高校1・2年生 | 高校1・2・3年生 |
| 公式記録の系譜 | 選抜優勝大会独自の記録 | インターハイに組み込まれていた全国高校選手権の記録を継承 |
| 2025年の大会回数 | 旧大会の回数とは別 | 第77回 |
つまり、現在の春高バレーは、旧大会の愛称を受け継ぎながら、競技制度と記録の系譜を変更した全国大会だ。
なお、全国高等学校総合体育大会バレーボール競技大会は、夏に開催されるインターハイのバレーボール競技であり、1月の春高バレーとは別の大会として考える必要がある。
【春高バレー歴代優勝校】男子・女子の強豪校と2025年大会の位置づけ
春高バレーの歴代優勝校を調べると、男子と女子では異なる強豪校が全国の頂点を争ってきたことが分かる。
全国高等学校体育連盟バレーボール専門部の記録には、旧選抜優勝大会から現在の選手権大会に至る優勝校の記録が掲載されている。ただし、旧選抜大会と現行選手権大会の公式な大会記録の系譜は区別して見る必要がある。
男子の歴代優勝校で注目される駿台学園現行の春高バレーでは、駿台学園が近年の男子高校バレーを代表する強豪校の一つとなっている。
2023年、2024年、2025年と3大会連続で優勝。2025年には東福岡を下して3連覇を達成した。
東福岡、東山、鎮西、星城、洛南なども全国大会で優勝経験を持つ有力校として知られている。地域ごとに強豪校が存在し、都道府県予選から全国大会まで競争が続くのが高校バレーの特徴だ。
女子の歴代優勝校で注目される共栄学園・就実・金蘭会女子では、共栄学園、就実、金蘭会、東九州龍谷、下北沢成徳、古川学園などが全国大会で実績を残している。
2023年は古川学園、2024年は就実、2025年は共栄学園が優勝した。毎年同じ学校が優勝するわけではなく、各地域の代表校が全国の舞台で競い合っている。
2025年の共栄学園の優勝は、2005年度以来19大会ぶり4度目。過去の優勝実績を持つ学校が再び頂点に立ったという点でも、歴史的な意味を持つ大会だった。
2026年大会との違いにも注目2026年1月に開催された第78回大会では、男子が東山(京都)、女子が金蘭会(大阪)の優勝となった。
したがって、2026年11月現在、2025年大会は前年の第77回大会として振り返る記録になる。2025年の駿台学園・共栄学園の優勝と、2026年の東山・金蘭会の優勝を混同しないようにしたい。
歴代優勝校を比較するときは、男子・女子の区分、大会年度、正式な大会回数をそろえて確認することが基本だ。
【プロの結論】春高バレー2025の結果を見るときに押さえたい3つのポイント
春高バレー2025の結果を正しく理解するためには、優勝校だけでなく、大会の仕組みや歴史的背景まで把握することが大切だ。
1. 優勝校と準優勝校は男女別に確認する春高バレーは男女が同じ日程・会場で開催されるが、男子と女子では出場校もトーナメントも別々だ。
2025年は男子が駿台学園、女子が共栄学園。準優勝は男子が東福岡、女子が下北沢成徳だった。検索結果の見出しだけで判断せず、男女の区分と決勝スコアを確認したい。
2. 3位は準決勝敗退の2校ずつ春高バレーには3位決定戦がない。男子の市立尼崎と東亜学園、女子の就実と金蘭会は、ともに3位として記録される。
トーナメント表を確認するとき、準決勝で敗れた学校を4位と誤認しないよう注意が必要だ。
3. 歴代優勝校は大会の系譜を区別する旧春高バレーの全国高等学校バレーボール選抜優勝大会と、現在の全日本バレーボール高等学校選手権大会は、愛称こそ共通しているものの、記録の扱いが異なる。
2009年以前の記録を調べる場合は、旧選抜優勝大会の歴史なのか、インターハイに組み込まれていた全国高校選手権の歴史なのかを区別することが欠かせない。
こうした背景を理解すれば、春高バレーの大会回数や歴代優勝校をめぐる混乱を避けられる。
【春高バレー2025の結果】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:春高バレー2025の男子優勝校はどこですか?
A1:東京都代表の駿台学園です。決勝で福岡県代表の東福岡を3-0(25-21、25-22、25-17)で下し、3連覇を達成しました。
Q2:春高バレー2025の女子優勝校はどこですか?
A2:東京都代表の共栄学園です。決勝で下北沢成徳を3-0(25-11、25-21、25-22)で破り、19年ぶり4度目の優勝を果たしました。
Q3:春高バレー2025の準優勝校はどこですか?
A3:男子は東福岡(福岡)、女子は下北沢成徳(東京)です。
Q4:春高バレー2025の決勝はいつ開催されましたか?
A4:2025年1月12日(日)に東京体育館で開催されました。女子決勝が行われた後、男子決勝が実施されました。
Q5:春高バレーの正式名称は何ですか?
A5:全日本バレーボール高等学校選手権大会です。2025年大会の正式名称は「ジャパネット杯 春の高校バレー 第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会」でした。
Q6:2009年以前の春高バレーと現在の大会は同じですか?
A6:同じ大会がそのまま続いているわけではありません。旧春高バレーは3月開催の全国高等学校バレーボール選抜優勝大会で、2010年春に終了しました。現在の大会は2011年1月に始まった新方式の選手権大会で、インターハイに組み込まれていた全国高校選手権の記録を継承しています。
Q7:春高バレーとインターハイは同じ大会ですか?
A7:別の大会です。春高バレーは1月に開催される全日本バレーボール高等学校選手権大会、インターハイは夏に開催される全国高等学校総合体育大会のバレーボール競技大会です。
春高バレー2025は、男子が駿台学園、女子が共栄学園という東京都代表の2校が頂点に立った大会だった。
男子は東福岡を3-0で破って3連覇を達成。女子は下北沢成徳との東京対決を制し、19年ぶり4度目の優勝を飾った。
大会は2025年1月5日から12日まで東京体育館で開催され、男女各52校が参加。決勝は1月12日に実施された。
また、春高バレーの歴史を理解するうえでは、2009年以前の旧選抜優勝大会と、現在の全日本バレーボール高等学校選手権大会の違いが重要になる。現在の大会は2011年1月に新方式で始まり、インターハイに組み込まれていた全国高校選手権の記録を継承している。
2026年以降の大会を観戦するときも、優勝校・準優勝校・セットスコアだけでなく、大会回数や歴代記録の背景を合わせて確認すると、高校バレーの勢力図と各校の歴史をより深く理解できる。