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【2026年スケートカナダ】女子ショートの結果速報と全12選手の順位

朝倉 仁 朝倉 仁 • 更新: • 公開: • 読了約 17 分
目次

ISU公式リザルトに掲載された女子ショートの順位は以下の通り。出場した12選手の得点が確定し、島田麻央がトップ、イザボー・レビトとニーナ・ペトロキナが続いた。

特に注目したいのは、4位の三宅咲綺と5位のソフィア・サモデルキナの差がわずか0.11点だったことだ。上位争いだけでなく、中位の順位も非常に接近している。

女子ショート公式結果

順位 選手 国・地域 得点
1位 島田麻央 日本 82.11
2位 イザボー・レビト 米国 78.50
3位 ニーナ・ペトロキナ エストニア 77.24
4位 三宅咲綺 日本 71.95
5位 ソフィア・サモデルキナ カザフスタン 71.84
6位 シン・ジア 韓国 65.38
7位 サラ=モード・デュプイ カナダ 64.58
8位 キム・ユジェ 韓国 63.50
9位 マデリン・スキーザス カナダ 57.95
10位 フィー・アン・ランドリー カナダ 57.27
11位 ビクトリア・サフォノワ AIN 56.89
12位 アンナ・ペッツェッタ イタリア 54.84

出典:ISU公式・2026 Skate Canada International 女子ショート結果。AINは個人中立選手としての参加区分。

この結果から見えてくるのは、日本勢が1位と4位に入っただけでなく、異なる強みを持つ2人がそれぞれ高い得点を獲得したことだ。

島田は高難度ジャンプを中心とする技術力、三宅は安定したジャンプと音楽に乗った表現力が評価につながった。

【島田麻央の演技を分析】82.11点を生んだ3回転アクセルと完成度

フィギュアスケート女子ショート


島田麻央(Mao Shimada)

82.11点


1位・自己ベスト更新
- TES:49.23点
- PCS:32.88点
- 減点:0点

島田の演技で最も目を引いたのは、冒頭のトリプルアクセル(3A)だった。

TBS NEWS DIGの競技レポートによると、島田は冒頭の3Aを着氷し、続くトリプルフリップも成功。演技後半にはトリプルルッツ-トリプルトウループのコンビネーションジャンプを決めた。

加えて、3つのスピンすべてでレベル4を獲得。ジャンプだけでなく、スピンでも高い評価を得たことが82.11点につながっている。

シニアGPデビューで自己ベストを大幅更新

島田は世界ジュニア選手権で史上初となる4連覇を達成した実績を持つ選手だ。

2026-27シーズンからシニアに転向し、今回のスケートカナダがシニアGPシリーズのデビュー戦となった。

9月の木下グループ杯ではショートプログラムで78.84点を記録していたが、今回はそれを3.27点上回る82.11点をマークした。

この数字は単なる順位以上の意味を持つ。

ジュニア時代に培った高難度ジャンプの能力を、シニアの国際大会でも得点に結びつけたからだ。

PCSでトップにならなくても首位を取れた理由

興味深いのは、島田がPCSでは上位選手を下回っている点だ。

2位のレビトはPCS34.91点、3位のペトロキナは34.63点。一方、島田は32.88点だった。

それでも島田が首位になった理由は、技術点TESの高さにある。

レビトとの比較ではTESで5.64点上回り、PCSでは2.03点下回った。差し引きで島田が3.61点上回っている。

つまり、今回の首位は表現面だけでなく、難度の高い技術要素を成功させたことが大きな決め手になった。

【全選手の得点内訳】TES・PCSを比較すると見える順位の理由

女子ショートの順位を詳しく理解するには、総合得点だけでなく技術点と演技構成点を分けて見る必要がある。

ISU公式の詳細採点結果では、各選手のTES、PCS、減点が公開されている。

TES=技術点/PCS=演技構成点。CO=構成、PR=プレゼンテーション、SK=スケーティングスキル。

順位 選手 TES PCS 減点 合計 {#each [ ["1","島田麻央","49.23","32.88","0","82.11"], ["2","レビト","43.59","34.91","0","78.50"], ["3","ペトロキナ","42.61","34.63","0","77.24"], ["4","三宅咲綺","40.21","31.74","0","71.95"], ["5","サモデルキナ","40.63","31.21","0","71.84"], ["6","シン・ジア","34.94","31.44","-1.00","65.38"], ["7","デュプイ","36.94","27.64","0","64.58"], ["8","キム・ユジェ","34.15","29.35","0","63.50"], ["9","スキーザス","29.31","28.64","0","57.95"], ["10","ランドリー","31.54","26.73","-1.00","57.27"], ["11","サフォノワ","31.34","26.55","-1.00","56.89"], ["12","ペッツェッタ","27.61","27.23","0","54.84"] ] as r} {r[0]} {r[1]} {r[2]} {r[3]} {r[4]} {r[5]} {/each}

上位3人の得点差を比較
選手 TES PCS 総合得点
島田麻央 49.23 32.88 82.11
イザボー・レビト 43.59 34.91 78.50
ニーナ・ペトロキナ 42.61 34.63 77.24

島田はTESで圧倒的な強さを見せた。一方、レビトは今回の女子ショートで最も高いPCSを獲得している。

この対比は、現在の女子フィギュアスケートで勝負を決める要素が一つではないことを示している。

技術的な難度を高めるだけでも、表現力を磨くだけでも、必ずしも首位には届かない。両方をどの程度高い水準でまとめられるかが勝負の分かれ目になる。

三宅と5位サモデルキナの差は0.11点

4位の三宅咲綺はTES40.21点、PCS31.74点だった。

一方、5位のサモデルキナはTES40.63点、PCS31.21点。

サモデルキナはTESで0.42点上回ったものの、三宅はPCSで0.53点上回り、最終的に0.11点差で4位に入った。

わずかな点差だが、演技全体の印象やスケーティングの質が順位に影響することを理解できる比較だ。

【女子ショートの採点基準】技術点TESと演技構成点PCSの仕組み

フィギュアスケートのショートプログラムは、ジャンプの回転数だけで順位が決まる競技ではない。

ISUの採点システムでは、技術要素の評価と演技全体の評価を組み合わせて得点を算出する。

TES(技術点)はジャンプ・スピン・ステップを評価

TESはTechnical Element Scoreの略で、技術要素の合計点を指す。

主な評価対象は次の通り。

- ジャンプ:回転数や種類、着氷、実施の質
- スピン:回転姿勢、回転速度、難度、レベル
- ステップシークエンス:エッジやターン、ステップの難度と実施の質

各要素には基礎点が設定されており、実施の質に応じてGOE(出来栄え点)が加算または減算される。

その合計がTESとなる。

例えば、高難度のジャンプを成功させても、着氷が乱れたり、実施の質が低かったりすれば、期待した得点を得られない場合がある。

PCS(演技構成点)は3項目で評価

現在のシングル競技で使用されるプログラム構成点は、次の3項目で評価される。

評価項目 評価する内容
Composition(構成) 音楽との調和、振付、空間の使い方
Presentation(表現) 表現力、演技への没入感、音楽性
Skating Skills(スケーティングスキル) エッジ、滑走の伸び、スピード、バランス

かつての5項目方式と混同しやすいが、現在はこの3項目が基本となっている。

今回のISU公式採点表でも、CO・PR・SKの3項目が掲載されている。

ショートプログラムの最終得点はどう決まる?

基本的な計算は以下の通り。


女子ショートの得点構成


TES
技術点

+



PCS
演技構成点

-



減点
違反など

ショート総合得点


転倒などの減点がある場合は、その分が差し引かれる。

この仕組みを理解しておけば、得点速報を見た際にも、なぜ技術的に優れた選手が順位を上げたのか、なぜ表現力の高い選手が上位に入ったのかを読み解きやすくなる。

【女子フリー進出と滑走順】島田麻央は最終グループの最終滑走

女子ショートの順位は、フリーに向けた滑走順にも影響する。

今回のスケートカナダでは、ショートの順位を反映したフリーのスタートリストが公開されている。

注目すべき点は、出場した12選手全員がフリーのスタートリストに掲載されていることだ。ショートの上位選手だけがフリーに進める形式ではない。

フリーの滑走順
滑走順 選手 SP順位
1 アンナ・ペッツェッタ 12位
2 ビクトリア・サフォノワ 11位
3 フィー・アン・ランドリー 10位
4 マデリン・スキーザス 9位
5 キム・ユジェ 8位
6 サラ=モード・デュプイ 7位
7 シン・ジア 6位
8 ソフィア・サモデルキナ 5位
9 三宅咲綺 4位
10 ニーナ・ペトロキナ 3位
11 イザボー・レビト 2位
12 島田麻央 1位

島田は最終グループの最終滑走。首位でショートを終えたため、追われる立場でフリーを迎える。

レビトとペトロキナがその直前に滑るため、2人の演技内容と得点を確認したうえで島田が演技に臨む流れとなる。

スケートカナダ2026女子フリーの日程


ISU公式スケジュール
2026年11月1日(日)

13:00〜14:55


カナダ・ケロウナ現地時間(PDT)

日本時間

11月2日(月)05:00〜06:55


予定時刻。競技進行により変更の可能性あり。
開催地:カナダ・ブリティッシュコロンビア州ケロウナ

会場:プロスペラ・プレイス

日本のファンは、日本時間11月2日早朝のフリーが大きな注目ポイントとなる。

フリーで島田麻央に期待されること

島田にとって最大の課題は、ショートで示した技術力をフリーでも発揮することだ。

特に注目したいのは次の3点。

1. ジャンプの安定性: 3回転アクセルなど高難度ジャンプを含む構成をどこまでまとめられるか。
2. 演技全体の完成度: ジャンプだけでなく、スピンやステップでも高い評価を維持できるか。
3. 体力配分: フリーはショートより長い演技となるため、後半まで質を保てるか。

ショートで82.11点を獲得したことは大きなアドバンテージだが、フリーでのミスによって最終順位が変わる可能性は残されている。

三宅も4位から表彰台を狙える位置にいる。上位3人との得点差を縮めるためには、ジャンプの加点とPCSの両面で高い演技が求められる。

【ISUグランプリシリーズ2026-27】今回の順位が持つ意味

スケートカナダは、2026-27シーズンのISUグランプリシリーズ第2戦に当たる。

同シリーズは全6大会で構成され、各選手は最大2大会に出場できる。各大会の最終順位に応じたポイントを獲得し、シリーズを通じて各種目の上位6選手が12月のグランプリファイナルに進出する仕組みだ。

今回のSP順位だけではファイナル進出は決まらない

ここで注意したいのが、ショートの順位とグランプリシリーズの順位は別物だということ。

今回の82.11点や71.95点は、スケートカナダにおけるショートの得点である。

グランプリシリーズの要点は、ショートとフリーの合計によって決まる大会最終順位に基づいて付与される。

つまり、島田が今回の大会で優勝すれば大きなポイントを獲得できるが、ショートで首位になっただけでは優勝もファイナル進出も確定しない。

島田麻央と三宅咲綺、それぞれの注目ポイント
選手 今回の成果 今後の注目点
島田麻央 シニアGPデビューで82.11点 フリーでの総合力と優勝争い
三宅咲綺 GPデビューで71.95点 表彰台争いと安定した演技

島田はジュニアからシニアへの転換を印象づける結果を残した。

三宅は国際GPの舞台で自己ベストを更新し、4位という好位置につけた。

日本女子にとっては、異なるキャリア段階にいる2人が同じ大会で存在感を示したことも大きい。

【フィギュアスケート女子ショート2026】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:スケートカナダ2026の女子ショートで優勝したのは誰ですか?

島田麻央です。82.11点を記録し、2位のイザボー・レビトに3.61点差をつけて首位に立ちました。

Q2:三宅咲綺の女子ショートの得点と順位は?

71.95点で4位です。自己ベストを更新し、5位のソフィア・サモデルキナに0.11点差をつけました。

Q3:島田麻央のTESとPCSはいくつですか?

TESは49.23点、PCSは32.88点です。減点はなく、合計82.11点でした。

Q4:女子ショートのPCSは何を評価しますか?

構成(Composition)、表現(Presentation)、スケーティングスキル(Skating Skills)の3項目です。音楽との調和、表現力、滑走技術などが評価されます。

Q5:女子ショートで上位に入らなければフリーに進めませんか?

今回のスケートカナダでは、出場した12選手全員がフリーのスタートリストに掲載されています。ショートの順位はフリーの滑走順に影響しますが、上位選手だけに出場資格が限定されているわけではありません。

Q6:女子フリーは日本時間でいつ開催されますか?

2026年11月2日(月)05:00から06:55までの予定です。カナダ・ケロウナ現地では11月1日(日)13:00から開催されます。

Q7:グランプリファイナルに進出できるのは何人ですか?

各種目のシリーズポイント上位6選手・組です。グランプリシリーズの最終順位に応じたポイントが集計され、12月のファイナル進出者が決まります。

2026年スケートカナダの女子ショートは、島田麻央が82.11点で首位、三宅咲綺が71.95点で4位という、日本勢にとって明るい結果となった。

島田はトリプルアクセルを含む高難度ジャンプとレベル4のスピンで高いTESを獲得。シニアGPデビュー戦で自己ベストを更新した。

一方、三宅はサンバ調のプログラムで軽快な演技を披露し、自己ベストを更新。PCSでも上位選手に迫る評価を得て、表彰台を狙える位置につけている。

今回の結果を読み解くうえで重要なのは、ショートの順位だけで最終的な勝敗を判断しないことだ。TESとPCSのバランス、ジャンプの成功率、フリーでの演技構成が最終順位を左右する。

次の注目は日本時間11月2日早朝の女子フリー。 島田が首位を守り切れるのか、レビトとペトロキナが逆転するのか。そして三宅が表彰台に迫れるのか。2026-27シーズンの日本女子フィギュアを占う重要な一戦となる。

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トレンドリサーチャー 朝倉 仁
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