ホーム スポーツ 男子サッカー日本代表2026最新戦力とW杯成績、11月ブラジル戦の展望を徹底解説

男子サッカー日本代表2026最新戦力とW杯成績、11月ブラジル戦の展望を徹底解説

如月 七海 如月 七海 • 更新: • 公開: • 読了約 19 分
目次

2026年11月2日現在、男子サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)は、北中米FIFAワールドカップでグループFを2位で突破したものの、ラウンド32でブラジルに1-2で敗れ、大会を終えた。オランダとの2-2、チュニジアとの4-0、スウェーデンとの1-1というグループステージの戦いは、日本の攻撃力と国際舞台での競争力を示す結果となった。

一方、ワールドカップ後の9月・10月には、森保一監督が新戦力を積極的に起用。招集当初の31人から負傷や選手変更を経て28人規模の編成となり、ウルグアイ、ベネズエラ、エクアドル、ニュージーランドとの4試合を戦った。キリンカップサッカー2026も制し、チームは次の段階へ進んでいる。久保建英、堂安律、上田綺世ら主力の現在地と、11月のブラジル・パラグアイ戦を含めて整理する。

【2026年最新状況】日本代表はW杯グループF2位、ブラジル戦で敗退

男子サッカー日本代表

2026年の日本代表を振り返るうえで、まず押さえたいのが北中米ワールドカップの結果だ。日本はオランダ、チュニジア、スウェーデンと同じグループFに入り、1勝2分け、勝ち点5でグループ2位となった。

オランダとの初戦では2-2の引き分け。強豪相手に粘り強く戦い、終盤に追いつく展開で勝ち点1を獲得した。続くチュニジア戦は4-0で快勝。上田綺世が2得点1アシストを記録するなど、攻撃陣が力を発揮した。

最終戦のスウェーデン戦は1-1。勝ち点1を加えた日本は、グループステージを無敗で終え、ノックアウトステージ進出を決めた。JFAの大会記録による最終順位は以下の通りだ。

  • 1位:オランダ(勝ち点7)
  • 2位:日本(勝ち点5)
  • 3位:スウェーデン(勝ち点4)
  • 4位:チュニジア(勝ち点0)

日本は3試合で7得点3失点、得失点差はプラス4。得点力と守備の安定性を両立し、グループ2位という結果を残した。

ラウンド32のブラジル戦は1-2の逆転負け

グループFを突破した日本がラウンド32で対戦したのは、5度のワールドカップ優勝を誇るブラジルだった。

試合は日本が先手を取った。前半29分、佐野海舟が中盤でボールを奪い、そのまま前進して右足のシュートを決める。日本が1点をリードして前半を終えた。

しかし後半、ブラジルは攻撃の組み立てを修正。56分にカゼミーロが同点ゴールを決めると、試合終盤のアディショナルタイムにはガブリエウ・マルティネッリが逆転弾を記録した。

日本は最後まで反撃を試みたものの、スコアは1-2。ベスト16進出はならなかった。JFAの公式試合レポートでも、先制後の守備対応や、相手の攻撃修正への対応が試合の要点として記録されている。

【ブラジル戦から見えた課題】日本代表に必要なのは試合を締め切る力

ブラジル戦の敗北を単純に個人能力の差だけで説明することはできない。日本は前半、守備ブロックを整えながらボールを奪い、素早く攻撃へ移る形を機能させていた。佐野海舟の先制点も、狙いを持った守備から生まれたものだった。

問題が表面化したのは後半だ。ブラジルが中盤の選手を前方へ押し出し、サイドを広く使ってクロスを増やすと、日本の守備陣は自陣深くまで押し込まれた。セカンドボールを回収できず、攻撃に転じる時間も減少。守備に追われる展開となった。

同点ゴールは、警戒していたクロスへの対応から生まれた。終盤には自陣でのボール奪取後の攻防から失点し、逆転を許している。

森保一監督は試合後、世界のトップ基準に近づいている一方で、押し切られる部分には依然として差があるという認識を示した。

「結果としてまだまだ押し切られる部分があり、差があることも事実で、そこは埋めなければいけない」

出典:JFA掲載・森保一監督のブラジル戦後コメント

このコメントから読み取れるのは、日本代表が一定の時間帯で強豪と互角に戦える段階に到達している一方、試合全体を通して主導権を維持する能力には改善の余地があるということだ。

今後の強化で重要なのは、先制した後に守備へ重心を置きすぎないこと、相手の攻撃方法が変化した際に中盤の距離感を修正すること、そしてボールを奪った後に相手陣内へ押し戻す手段を複数持つことだろう。

【2026年9〜10月の最新招集メンバー】新世代を含む28人規模の編成

ワールドカップ後、森保監督が最初に実施した代表活動は9月・10月の4連戦だった。

JFAは9月17日、キリンチャレンジカップ2026とキリンカップサッカー2026に向けた31人を発表。ワールドカップメンバーから20人を継続して選び、残る11人には初招集や復帰組を加えた。

初招集となったのは、谷村海那、松木玖生、齋藤俊輔、中野就斗の4人。JFAの発表によれば、谷村はJ1リーグでの得点力、松木はU-23世代での実績、齋藤はU-20世代での経験、中野は複数ポジションをこなす能力が評価された。

9月から10月にかけてのメンバー変更

当初発表された31人は、そのまま4試合を戦ったわけではない。負傷やクラブ事情による不参加・離脱、追加招集が相次いだ。

  • 9月22日:冨安健洋が負傷のため不参加。
  • 9月28日:安藤智哉が負傷、佐藤龍之介がクラブ事情により離脱。
  • 9月29日:熊坂光希が負傷で離脱。
  • 9月29日:渡辺剛が負傷で離脱し、望月ヘンリー海輝が追加招集。
  • 9月30日:荒木隼人が追加招集。

こうした変更を反映すると、当初の31人から28人規模の編成へと移行した。招集メンバーの人数だけを見るのではなく、誰が継続して活動し、どのポジションに新しい選択肢が生まれたかを確認することが大切だ。

主要選手とチーム内の役割・関係性
選手 主な役割 2026年の注目ポイント
久保建英 攻撃的MF・チャンスメーク 中央や右サイドから攻撃を組み立てる創造性
堂安律 右サイドの攻撃・得点 キリンカップ決勝で決勝ゴールを記録
上田綺世 センターフォワード W杯のチュニジア戦で2得点。10月の決勝でも得点
佐野海舟 守備的MF・ボール奪取 ブラジル戦で先制点を記録
谷村海那 攻撃的MF・FW 初招集。J1での得点力を背景に新戦力として期待
松木玖生 MF 初招集。U-23世代からA代表へステップアップ
中野就斗 DF・複数ポジション 初招集。守備と攻撃の両面での対応力
齋藤俊輔 MF・FW 初招集。U-20世代からの昇格組

この顔ぶれから見えるのは、主力を維持しながら世代交代を進める森保監督の方針だ。経験のある選手だけでチームを固定するのではなく、若手に国際Aマッチの環境を経験させ、複数のポジションで競争を生み出している。

なお、11月のブラジル戦・パラグアイ戦については、9〜10月の招集メンバーがそのまま選ばれるとは限らない。最新の招集発表を確認する必要がある。

【久保建英・堂安律・上田綺世】日本代表の攻撃を支える3人

現在の日本代表の攻撃力を考えるうえで、久保建英、堂安律、上田綺世の3人は欠かせない存在だ。それぞれ異なる特徴を持ち、組み合わせによって攻撃の形を変えられることが強みとなっている。

久保建英:狭いスペースを打開する創造性

久保建英の持ち味は、相手の守備ブロックの間でボールを受け、細かなタッチや方向転換によって局面を変えられることだ。

2026年10月5日のニュージーランド戦では、上田の背後に位置する中央の攻撃的な役割を担った。前線の選手と連動しながら攻撃を組み立てることで、右サイドだけに依存しない攻撃を作り出している。

日本が強豪相手に押し込まれた場合、久保のように前を向いてボールを運べる選手は、守備から攻撃へ切り替えるうえでも重要だ。

堂安律:攻撃の決定力と勝負強さ

堂安律は右サイドからの仕掛けだけでなく、ゴール前へ入っていく動きにも優れている。

10月5日のキリンカップ決勝では、ニュージーランドと1-1で迎えた71分、中村敬斗の折り返しに反応して右足で決勝ゴールを決めた。

この得点は、堂安が単なるサイドアタッカーではなく、フィニッシュの局面にも積極的に関われる選手であることを示している。

上田綺世:得点源としての存在感

上田綺世は、ゴール前でのポジショニングとフィニッシュの精度を強みにするストライカーだ。

ワールドカップのチュニジア戦では2得点1アシスト。さらに10月5日のニュージーランド戦でも、前半28分に先制ゴールを決めた。

久保が中央でパスを引き出し、堂安がサイドからゴール前へ侵入し、上田が最後の仕事をする。この連動が機能すれば、日本代表の攻撃は相手にとって非常に対応しにくいものになる。

もちろん、3人だけで攻撃が完成するわけではない。前田大然のプレス、伊東純也のスピード、中村敬斗の突破、鎌田大地のパスワークなど、周囲の選手との連係が得点力を左右する。

【直近の試合結果】4戦全勝でキリンカップサッカー2026優勝

ワールドカップ後の日本代表は、9月24日から10月5日までに4試合を実施した。結果は90分間で勝利した3試合と、PK戦で勝利した1試合。JFAの公式レポートも、4試合すべてで勝利した活動期間として記録している。

9月・10月の試合結果一覧
  • 9月24日:日本 3-1 ウルグアイ(キリンチャレンジカップ)
  • 9月28日:日本 2-1 ベネズエラ(キリンチャレンジカップ)
  • 10月1日:日本 0-0 エクアドル(PK戦5-4で日本勝利)
  • 10月5日:日本 2-1 ニュージーランド(キリンカップ決勝)

特に注目されたのが、エクアドル戦からニュージーランド戦にかけての戦い方だ。

エクアドル戦では90分間で得点できなかったものの、PK戦を5-4で制して決勝進出。ニュージーランドとの決勝では、上田綺世と堂安律の得点によって2-1で勝利し、キリンカップサッカー2026の優勝を決めた。

3バックから4-2-3-1へ。戦術の選択肢が拡大

JFAの試合レポートによれば、日本はニュージーランド戦までの直近3試合で3バックを採用していたが、決勝では4-2-3-1に変更した。

この試合では、佐野海舟と鎌田大地が中央の中盤を構成。右に堂安、中央に久保、左に前田を配置し、上田を最前線に置いた。

相手が日本の3バックを想定して準備していたことを踏まえると、決勝でのシステム変更は相手の想定を外す意味も持っていた。

フォーメーションを固定せず、選手の特徴や相手の配置に合わせて戦い方を変えられることは、今後の国際大会に向けた大きな収穫だ。

【2026年11月の試合日程】ブラジル・パラグアイとシンガポールで対戦

次の注目は、11月14日と17日にシンガポールで開催される「MIZUHO BLUE CHALLENGE THE KALLANG FOOTBALL SERIES SINGAPORE」だ。

日本はブラジル、パラグアイと対戦する。特にブラジル戦は、ワールドカップのラウンド32で敗れた相手との再戦となるため、戦術面でも精神面でも注目度が高い。

11月の試合日程・キックオフ時間
  • 11月14日(土)19:15(日本時間)
    日本代表 vs ブラジル代表
    会場:シンガポールナショナルスタジアム
  • 11月17日(火)22:10(日本時間)
    日本代表 vs パラグアイ代表
    会場:シンガポールナショナルスタジアム

いずれも現地時間では11月14日18:15、11月17日21:10のキックオフとなる。JFAの大会概要では、全試合90分で終了し、延長戦やPK戦は実施しない形式とされている。また、最終順位を決定する大会ではない。

ブラジル戦で注目したい3つのポイント

1. 先制後も攻撃を継続できるか

ワールドカップでは先制に成功したものの、後半に押し込まれて逆転を許した。今度はリードした状況でもボールを保持し、相手陣内でプレーする時間を作れるかが重要だ。

2. 中盤の守備とセカンドボールへの対応

ブラジルは中盤の選手が前方へ進出し、サイドを使う攻撃を仕掛けてきた。日本はボランチと最終ラインの距離を保ち、こぼれ球を回収できるかが試される。

3. 久保・堂安・上田の攻撃連係

強豪相手には、少ないチャンスを確実に得点へつなげる必要がある。久保の創造性、堂安のゴール前への進出、上田の決定力がどのように機能するかに注目したい。

なお、2026年11月2日時点では、JFAの公表ニュース一覧にこの2試合の最終招集メンバー発表は掲載されていない。9〜10月の選手が全員再招集されると決まったわけではない。

また、12月30日には大阪のパナソニック スタジアム 吹田でキリンチャレンジカップ2026が予定されており、2027年1月にはAFCアジアカップ・サウジアラビア大会が控えている。

【歴代メンバーと現在の戦力】日本代表はベスト16の壁を越えられるか

日本代表の歴史を振り返ると、1998年のフランス大会がワールドカップ初出場だった。

その後、2002年の日韓大会、2010年の南アフリカ大会、2018年のロシア大会、2022年のカタール大会でベスト16に進出。2026年大会はラウンド32で敗退し、過去の大会と比較しても新たな課題が浮き彫りになった。

歴代メンバーを象徴する選手としては、中田英寿、中村俊輔の時代、本田圭佑や香川真司らが中心となった時代が挙げられる。そして現在は久保建英、堂安律、上田綺世ら、欧州クラブでもプレーする選手たちがチームの中心を担っている。

現在の日本代表が持つ強み

現在の強みは、複数の選手が攻撃の起点になれることだ。久保だけに攻撃を依存するのではなく、堂安や伊東、中村らがサイドで違いを生み出し、上田や前田がゴール前で仕事をする。

また、守備面では佐野海舟のボール奪取能力、板倉滉や伊藤洋輝らの対人守備、鈴木彩艶のゴールキーピングなど、各ポジションに国際経験のある選手がそろっている。

今後の強化で改善したいポイント

一方、世界トップクラスの相手に長時間押し込まれた場合の対応には課題が残る。ブラジル戦のように相手が攻撃方法を変更したとき、守備陣形を維持するだけではなく、前方へ押し返す力が必要だ。

もう一つの課題は、選手層の厚みを実戦で確認すること。主力が不在でも同じ水準のパフォーマンスを維持できるかは、長い大会を勝ち抜くために欠かせない。

9〜10月に初招集された選手たちを含め、複数の選択肢を試しているのは、そのための重要な取り組みだ。

【プロの結論】2026年の日本代表を評価する3つの基準

2026年の日本代表を評価する際は、単純な勝敗だけでなく、次の3点を見たい。

  • 戦術の柔軟性:3バックと4バックを相手に応じて使い分けられるか。
  • 試合運び:先制後もボールを保持し、終盤まで主導権を維持できるか。
  • 選手層:主力以外の選手が国際舞台で結果を残せるか。

この3点が改善されれば、ベスト16進出を繰り返してきた日本が、さらに上のステージを目指すための土台が整っていく。

【男子サッカー日本代表】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:2026年ワールドカップで日本代表は何位だった?

A1:グループFを勝ち点5の2位で突破した。ラウンド32ではブラジルに1-2で敗れ、最終成績は21位となった。

Q2:日本代表とブラジルのワールドカップの試合結果は?

A2:2026年6月29日(現地時間)のラウンド32で、日本は1-2で敗れた。日本は佐野海舟のゴールで先制したが、カゼミーロとマルティネッリの得点で逆転された。

Q3:日本代表の2026年9〜10月の招集メンバーは何人?

A3:9月17日に発表された当初の人数は31人。その後、負傷などによる不参加・離脱と追加招集があり、28人規模の編成へ変更された。谷村海那、松木玖生、齋藤俊輔、中野就斗らが初招集された。

Q4:日本代表の11月の試合はいつ?

A4:11月14日にブラジル代表、11月17日にパラグアイ代表と対戦する。会場はいずれもシンガポールナショナルスタジアム。キックオフは日本時間でそれぞれ19時15分、22時10分の予定だ。

Q5:日本代表は2026年のキリンカップで優勝した?

A5:優勝した。10月1日にエクアドルをPK戦5-4で破り、10月5日の決勝ではニュージーランドに2-1で勝利。上田綺世と堂安律が得点を挙げた。

Q6:日本代表の歴代ワールドカップ最高成績は?

A6:2026年大会終了時点ではベスト16。2002年、2010年、2018年、2022年の4大会で記録している。2026年はラウンド32で敗退した。

2026年の男子サッカー日本代表は、ワールドカップでグループFを2位突破し、オランダとの引き分けやチュニジアへの4-0の勝利など、世界に通用する力を示した。一方、ラウンド32ではブラジルに1-2で逆転負け。先制後の試合運びや、相手の戦術変更に対応する力が今後の課題として残った。

その後の9〜10月は4試合で4勝し、キリンカップサッカー2026も優勝。久保建英、堂安律、上田綺世らの主力に加え、谷村海那や松木玖生ら新しい選手が加わったことで、チームの選択肢も広がっている。

11月14日のブラジル戦と17日のパラグアイ戦は、ワールドカップ後の成長を測る重要な機会になる。加えて、その先には2027年1月のアジアカップが控える。

日本代表にとって本当に重要なのは、親善試合で勝利を積み重ねることだけではない。強豪相手に90分間を通じて戦い続け、試合の流れを自分たちでコントロールできるチームへ成長することだ。

2026年11月のブラジルとの再戦は、その進化を確かめる大きな試金石となる。

男子サッカー日本代表の現在地は、世界の強豪に挑戦できる段階から、強豪を相手に勝ち切る段階へ進めるかどうか。その答えを出すための新たな戦いが始まっている。

主な確認資料: 日本サッカー協会(JFA)の2026年試合記録・招集発表・試合レポート、FIFAの大会成績・歴代記録。

同じカテゴリの記事

如月 七海

スポーツ報道9年。連盟の公式記録、試合結果、会見の書き起こしで数値と経歴を確認しています。

おすすめの関連記事