2026年11月現在、堀口恭司はUFCフライ級で再び世界の頂点を目指している。2015年にはデメトリアス・ジョンソンとのUFC世界フライ級タイトルマッチを経験し、その後RIZINへ移籍。バンタム級とフライ級の2階級制覇、さらにBellator世界バンタム級王座獲得という実績を積み上げ、2025年に約9年ぶりのUFC復帰を果たした。
直近では2026年6月20日のマネル・ケイプ戦で3ラウンドTKO負けを喫したが、次戦もすでに決定している。11月21日(現地時間)のUFCファイトナイト・カタールで、アスー・アルマバイエフと対戦する予定だ。ここでは最新の試合結果、次戦の日程、神龍誠との再戦、歴代タイトル、所属先アメリカン・トップチーム、TOP BRIGHTSでの活動まで、堀口のキャリアを時系列で整理する。
【2026年最新】堀口恭司の次戦は11月21日のUFCカタール大会

2026年11月2日現在、堀口恭司の次戦は正式に発表されている。
対戦相手はカザフスタン出身のアスー・アルマバイエフ。大会は2026年11月21日(土)、カタール・ドーハで開催されるUFCファイトナイトだ。日本時間では11月22日(日)にあたる。
堀口の公式サイトは2026年9月29日付でUFCカタール大会への出場決定を告知。UFC公式の大会情報にも両者のフライ級マッチが掲載されている。
UFC公式の選手情報では、堀口はフライ級ランキング5位、アルマバイエフは7位として掲載されている。上位ランカー同士の対戦であり、タイトル戦線を見据えるうえでも重要な一戦になる。
2026年の直近試合結果| 試合日 | 対戦相手 | 結果 | 決着 |
|---|---|---|---|
| 2026年6月20日 | マネル・ケイプ | 敗北 | 3R 2分42秒 TKO |
| 2026年2月7日 | アミル・アルバジ | 勝利 | 判定3-0 |
| 2025年11月22日 | タギル・ウランベコフ | 勝利 | 3R 2分18秒 リアネイキッドチョーク |
2026年2月のアミル・アルバジ戦では、3ラウンドを戦い抜いてユナニマス判定勝ち。UFC復帰後2連勝を記録した。
しかし、6月のマネル・ケイプ戦では3ラウンド2分42秒、打撃によるTKOで敗北。UFC公式の試合レポートによると、堀口は序盤2ラウンドで打撃とレスリングを組み合わせた戦いを見せたものの、3ラウンドにケイプの右パンチを受けて試合が終了した。
この敗戦によって、復帰後の連勝は止まった。次のアルマバイエフ戦では、敗戦からの立て直しとフライ級上位での位置を維持できるかが焦点になる。
なお、UFC公式プロフィールに掲載されているプロ通算戦績は36勝6敗0分。過去のノーコンテスト1試合は引き分けとは別に扱われる。
【UFC復帰までの軌跡】2015年の王座挑戦からRIZIN移籍、2025年の再参戦へ
堀口恭司のUFC復帰を理解するには、最初のUFC参戦からRIZINへの移籍までを振り返る必要がある。
2013年:UFCデビューから4連勝堀口は伝統派空手をバックボーンに持ち、修斗で実績を重ねた後、2013年にUFCへ参戦した。
デビュー後は勝利を重ね、当時のフライ級絶対王者デメトリアス・ジョンソンへの挑戦権を獲得。日本人ファイターとして世界最高峰の舞台で存在感を示した。
2015年:デメトリアス・ジョンソンとのタイトルマッチ2015年4月25日、UFC 186でデメトリアス・ジョンソンの保持するUFC世界フライ級王座に挑戦した。
試合は5ラウンドまで続いたが、終了間際の4分59秒にアームバーで一本負け。あと一歩で世界王座というところまで迫りながら、ベルトには届かなかった。
それでも堀口の実力は高く評価され、2016年11月にはアリ・バガウティノフを判定で破ったことで、UFCフライ級ランキング3位に浮上している。これは当時のUFC公式ランキングにも記録されている。
2016~2017年:UFCとの契約更新をせずRIZINへ2016年11月のアリ・バガウティノフ戦が、最初のUFC在籍期間における最後の試合となった。堀口はUFCとの契約を更新せず、2017年からRIZINへ活動の場を移す。
この決断は、単純にUFCで通用しなかったからではない。UFC在籍時の戦績は7勝1敗で、敗北はデメトリアス・ジョンソンとのタイトルマッチだけだった。
2017年のインタビューでは、試合が組まれる頻度や契約条件に納得できなかったこと、年間を通じて継続的に試合をしたいという考えを明かしている。RIZINは年間の開催日程が比較的見通しやすく、日本のファンの前で戦える環境でもあった。
堀口にとってRIZIN移籍は、世界最高峰への挑戦を諦める選択ではなく、日本の格闘技界で自らの価値を示すための新しい挑戦だった。
2025年:9年ぶりのUFC復帰2025年3月30日、RIZIN.50のリング上でUFCとの再契約が発表された。堀口は同時にRIZINの王座を返上し、再び世界最高峰のフライ級戦線に戻る道を選んだ。
復帰戦は2025年11月22日、日本時間のUFCファイトナイト・カタール。対戦相手はタギル・ウランベコフだった。
結果は3ラウンド2分18秒、リアネイキッドチョークによる一本勝ち。約9年ぶりのUFCで白星を挙げ、復帰戦を鮮やかな勝利で飾った。
UFC復帰前の2025年11月のオリコンのインタビューでは、堀口はリングからケージに環境が変わることを踏まえ、壁際の練習を増やしたと説明している。長年の経験を持つ選手であっても、競技環境の違いに合わせて準備を重ねていたことが分かる。
また、復帰について本人は、これまで自分が歩んできた道は間違いではなかったという趣旨を語っている。RIZINでの9年間が、UFCへ戻るための遠回りではなく、実績と経験を積み上げる時間になったということだ。
【RIZIN二階級制覇】バンタム級王者からフライ級王者への道
堀口恭司を語るうえで欠かせないのが、RIZINでの二階級制覇だ。
堀口はバンタム級で頂点に立った後、フライ級でも王座を獲得した。異なる階級でタイトルを手にしたRIZIN史上初の二階級制覇王者として、その名前を残している。
2017年:バンタム級トーナメント優勝2017年にRIZINへ参戦した堀口は、同年開催のバンタム級グランプリに出場。所英男、ガブリエル・オリベイラ、マネル・ケイプ、石渡伸太郎らを相手に勝ち進んだ。
大みそかの決勝では石渡伸太郎をKOで下し、トーナメント優勝。RIZIN参戦初年度から圧倒的な存在感を示した。
2018年:ダリオン・コールドウェルを破り初代王者に2018年12月31日のRIZIN.14では、Bellatorの強豪ダリオン・コールドウェルと対戦。3ラウンド1分13秒、フロントチョークで一本勝ちを収め、初代RIZINバンタム級王者となった。
この勝利は、堀口が単に国内団体で活躍する選手ではなく、海外のトップ選手とも互角以上に戦えることを証明する結果だった。
2019年:Bellator世界バンタム級王座も獲得2019年6月14日、アメリカのマディソン・スクエア・ガーデンで開催されたBellator 222に出場。再びダリオン・コールドウェルと対戦した。
今度はBellator世界バンタム級王座を懸けた試合で、堀口が判定3-0で勝利。RIZINとBellatorという二つの大手団体のバンタム級王座を同時に保持する快挙を達成した。
ただし、Bellator王者という肩書は現在のものではない。2019年に獲得した後、2021年12月のBellator 272でセルジオ・ペティスに4ラウンド3分24秒でKO負けし、王座奪還はならなかった。
2020年:朝倉海を破りRIZINバンタム級王座を再獲得2019年8月のRIZIN.18では朝倉海に1ラウンドKO負けを喫したが、2020年12月31日のRIZIN.26で再戦が実現した。
結果は1ラウンド2分48秒、右フックからのパウンドによるTKO勝ち。朝倉海への敗戦を乗り越え、RIZINバンタム級王座を再び獲得した。
この復活劇も、堀口のキャリアを象徴する重要な試合である。
【堀口恭司と神龍誠の再戦】25秒の無効試合からRIZIN.45の決着へ
堀口恭司の試合の中でも、特に検索されることが多いのが神龍誠との一連の対戦だ。
両者の対戦は、単なる勝敗だけでは語れない経緯を持っている。最初の試合がアクシデントによるノーコンテストとなり、約5か月後の再戦で決着がついた。
2023年7月30日:超RIZIN.2は1ラウンド25秒で無効試合最初の対戦は、2023年7月30日の超RIZIN.2。Bellatorフライ級タイトルマッチとして組まれた一戦だった。
しかし試合開始直後、堀口の左手の指が神龍の右目に入るアクシデントが発生。神龍は目の負傷によって試合続行が難しい状態となり、レフェリーは1ラウンド25秒でノーコンテストを宣告した。
故意の攻撃による決着ではなかったため、勝者は決まらなかった。神龍にとっても堀口にとっても、実力を出し切る前に終わった試合だった。
2023年12月31日:RIZIN.45で堀口が一本勝ち再戦の舞台となったのは、2023年12月31日のRIZIN.45。今度は初代RIZINフライ級王座決定戦として行われた。
試合は序盤から神龍が積極的に組みつく展開となった。堀口はフロントチョークを狙いながら対応し、神龍もテイクダウンやポジション争いで応戦。両者の攻防は簡単には決着しなかった。
そして2ラウンド、堀口が打撃と組みの攻防から神龍の背後を取り、リアネイキッドチョークを完成させる。神龍がタップし、試合は2ラウンド3分44秒で終了した。
RIZIN公式試合レポートでも、決着はリアネイキッドチョークによる一本勝ちと記録されている。
この勝利によって堀口は初代RIZINフライ級王者となり、バンタム級に続く二階級制覇を達成した。
試合後の勝利者コメントでは、神龍の実力を認めたうえで「ベテランの意地を見せました」と振り返っている。最初の試合で決着がつかなかった相手に、今度は競技上の結果で明確な答えを出した一戦だった。
【歴代タイトルと最新戦績】堀口恭司のキャリアを年表で整理
堀口の実績は、UFC、修斗、RIZIN、Bellatorと複数の団体にまたがっている。特定の大会だけで評価するのではなく、どの時期に、どの階級で、どのタイトルを獲得したのかを整理すると、そのキャリアの全体像が見えてくる。
主なタイトル・キャリアの変遷| 時期 | 大会・関係者 | 実績・出来事 |
|---|---|---|
| 2009年 | 東日本アマチュア修斗 | フェザー級トーナメント優勝 |
| 2013年 | 修斗 | 第9代修斗世界フェザー級王者 |
| 2015年 | UFC・デメトリアス・ジョンソン | 世界フライ級タイトルマッチに挑戦 |
| 2017年 | RIZINバンタム級GP | トーナメント優勝 |
| 2018年 | RIZIN・ダリオン・コールドウェル | 初代RIZINバンタム級王者 |
| 2019年 | Bellator・ダリオン・コールドウェル | 第7代Bellator世界バンタム級王者 |
| 2020年 | RIZIN・朝倉海 | 第4代RIZINバンタム級王者 |
| 2023年 | RIZIN・神龍誠 | 初代RIZINフライ級王者、二階級制覇 |
| 2025年 | UFC | 約9年ぶりに復帰、RIZIN王座を返上 |
| 2025~2026年 | UFCフライ級 | ウランベコフ、アルバジに勝利。ケイプに敗北 |
2026年11月時点で、堀口のプロMMA戦績は36勝6敗。無効試合が1試合あり、引き分けとは区別される。
UFC公式プロフィールに掲載された勝利方法の内訳は以下のとおりだ。
- KO・TKO勝ち:15勝
- 一本勝ち:6勝
- 判定勝ち:15勝
注目したいのは、勝利方法が打撃だけに偏っていない点だ。空手を基礎とする打撃力を持ちながら、グラップリングでも勝ち切れる。神龍誠戦やウランベコフ戦の一本勝ちは、その総合力を示す代表例といえる。
また、RIZIN公式選手プロフィールでは、RIZINでの戦績は17試合15勝1敗として掲載されている。神龍誠との2023年7月の試合はノーコンテストとして別途記録されている。
【所属先と活動】アメリカン・トップチームとTOP BRIGHTSの関係
堀口恭司の強さを支える環境として知られているのが、アメリカ・フロリダ州を拠点とするアメリカン・トップチーム(American Top Team/ATT)だ。
アメリカン・トップチームは現在の所属ジム堀口はアメリカン・トップチームに所属し、世界各国のトップファイターと練習を重ねている。RIZINの公式選手プロフィールにも同ジムが所属先として記載されている。
ATTは堀口にとって、UFC再参戦を支える重要なトレーニング環境でもある。
2025年のオリコンインタビューでは、日本人選手がATTに集まり、練習だけでなく生活面でも助け合う環境について語っている。堀口自身も、自分が声をかけて仲間を誘った以上、できる範囲で面倒を見たいという考えを明かしていた。
TOP BRIGHTSでは選手育成をプロデュースもう一つ注目したいのが、群馬を拠点とする格闘技団体TOP BRIGHTS(トップブライツ)での活動だ。
TOP BRIGHTSの公式サイトでは、堀口恭司がプロデュースを担当することが紹介されている。団体のコンセプトは、日本から世界を目指す選手の育成。競技者として戦うだけでなく、次世代のファイターを育てる取り組みにも関わっている。
ここで押さえておきたいのは、ATTとTOP BRIGHTSの役割は異なるという点だ。
- アメリカン・トップチーム:堀口自身が所属し、世界レベルの試合に向けて練習するジム。
- TOP BRIGHTS:堀口がプロデュースに関わり、日本から世界を目指す選手の育成を掲げる格闘技団体。
トップ選手として自ら世界に挑みながら、国内の競技環境を育てる活動にも携わる。この二つの役割が、現在の堀口の活動を特徴づけている。
【プロの結論】2026年の堀口恭司を評価する3つのポイント
2026年の堀口を評価するうえで、過去のタイトル数だけを見るのは十分ではない。重要なのは、UFCという現在の舞台でどこまで競争力を維持し、再び王座挑戦に近づけるかという点だ。
1. UFC復帰後の実績をどう評価するか2025年の復帰戦で一本勝ちし、2026年2月にはアミル・アルバジにも判定勝ちした。UFC復帰後の最初の2試合で結果を残したことは大きい。
一方、マネル・ケイプ戦ではTKO負けを喫した。上位ランカーとの対戦では、過去の実績だけで勝利が保証されるわけではない。次戦でどのように立て直すかが注目される。
2. 36歳で迎えるフライ級上位争い1990年10月12日生まれの堀口は、2026年11月時点で36歳。長い競技歴を持つベテランでありながら、UFCフライ級の上位ランキングに位置している。
今後の評価では、試合中の対応力、スタミナ、相手の戦術への適応、そして連戦を重ねられるコンディションが焦点になる。特に、ケイプ戦後にどのような修正を見せるかは、次戦を観戦する際のポイントだ。
3. RIZINの王者ではなく、UFCでの新しい挑戦者として見る堀口については、過去の肩書と現在の所属・タイトル状況が混同されることがある。
RIZINではバンタム級とフライ級を制覇したが、2025年のUFC復帰発表時にRIZINのベルトを返上している。したがって、2026年現在は現RIZIN王者ではない。
また、Bellator世界バンタム級王者という実績も過去のタイトルであり、現在の王座保持を意味しない。UFCでは2015年にタイトルマッチを経験しているが、世界王座を獲得したことはない。
この違いを理解すると、堀口の現在地が明確になる。彼は過去に複数団体の頂点を経験した選手でありながら、UFCのベルトという未達成の目標に再挑戦している。
2026年11月21日のアルマバイエフ戦は、その挑戦が次の段階に進むかを測る重要な試合だ。ランキング5位の堀口が、ランキング7位の相手をどう攻略するか。勝敗だけでなく、試合内容にも注目したい。
【堀口恭司の試合】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:堀口恭司の次の試合はいつですか?
A1:2026年11月21日(土)、カタール・ドーハで開催されるUFCファイトナイトです。対戦相手はアスー・アルマバイエフ。日本時間では11月22日(日)となります。
Q2:堀口恭司の最新試合結果はどうなっていますか?
A2:2026年6月20日のマネル・ケイプ戦で、3ラウンド2分42秒にTKO負けを喫しました。その前の2026年2月7日のアミル・アルバジ戦では判定3-0で勝利しています。
Q3:堀口恭司と神龍誠の再戦はどちらが勝ちましたか?
A3:2023年12月31日のRIZIN.45で堀口恭司が勝利しました。2ラウンド3分44秒、リアネイキッドチョークによる一本勝ちです。これによって初代RIZINフライ級王者となり、RIZIN史上初の二階級制覇を達成しました。
Q4:堀口恭司は現在もBellatorやRIZINの王者ですか?
A4:いいえ。Bellator世界バンタム級王座は2019年に獲得しましたが、2021年にセルジオ・ペティスに敗れています。RIZINのフライ級王座も2025年のUFC復帰時に返上しています。
Q5:堀口恭司の所属ジムはどこですか?
A5:アメリカ・フロリダ州を拠点とするアメリカン・トップチームです。また、日本の格闘技団体TOP BRIGHTSではプロデュースを担当し、選手育成にも関わっています。
堀口恭司は、UFCフライ級ランキング3位まで上り詰めた初期のキャリアから、RIZINでの二階級制覇、Bellator世界バンタム級王座獲得を経て、2025年に約9年ぶりのUFC復帰を果たした。
神龍誠との再戦で見せた一本勝ち、朝倉海との再戦でのTKO勝ち、そして複数団体でのタイトル獲得は、彼の総合力を象徴する実績だ。
2026年はアルバジ戦で勝利した一方、マネル・ケイプ戦では敗北。次戦のアスー・アルマバイエフ戦は、再びUFC上位争いに踏みとどまるための重要な機会となる。
過去の肩書だけでなく、現在の戦績、ランキング、次戦の相手まで確認することが、堀口恭司の試合情報を正しく理解するポイントだ。RIZINで築いた実績を背負い、再びUFCの頂点を目指す36歳の挑戦から目が離せない。
編集上の重要な更新点: 2026年11月2日現在の情報を反映し、次戦をアスー・アルマバイエフ戦、最新結果をマネル・ケイプ戦のTKO負けとして整理しています。