西川遥輝は2026年シーズン、北海道日本ハムファイターズでプレーしました。背番号はかつて日本ハム時代にも着用していた「7」。5年ぶりに古巣のユニフォームを着ることになったのです。
北海道日本ハムファイターズの公式発表によると、2025年12月2日に前ヤクルトの西川との入団合意が成立。球団の選手名鑑でも2026年からの所属先は日本ハムと記載されています。
2026年シーズン終了時点の一軍成績は次のとおりです。
西川遥輝34歳

2026年11月2日現在
外野手・背番号7・右投左打
.194
打率
.351
出塁率
.673
OPS
25
試合出場
1
本塁打
2
盗塁
出典:NPB個人年度別成績、スポーツナビの2026年シーズン記録。
注目したいのは、打率.194に対して出塁率が.351だった点です。77打席で13四球を選んでおり、安打が少ない状況でも四球によって出塁する能力は残していました。
ただし、25試合という出場数は、かつて日本ハムのレギュラーとして活躍した時代と比べると限定的です。打撃成績だけで復活を判断するのではなく、出塁能力、走塁、守備、起用された場面を分けて評価する必要があります。
2026年10月のクライマックスシリーズ・パーソル パ・リーグ最終ステージでは、第2戦にスタメン出場して1安打を記録。第3戦は出場しませんでした。久しぶりのポストシーズンでもプレーする機会を得ています。
10月16日の試合後、西川は来季についても現役を続ける意向を示しました。報道によると、本人は次のように語っています。
「来年の準備がもう始まる。ちょっと休んで体作りをやっていけたら」
加えて、クライマックスシリーズで敗退した悔しさを受け止め、改めてリーグ優勝を目指したいという思いも明かしています。なお、現役続行の意思表明と2027年シーズンの契約合意は別の話であり、来季の契約については球団の正式発表が注目されます。
2026年10月17日付のスポーツ報知による報道は、今季の成績と本人の現役続行への意欲を伝えています。
【プロフィール・経歴】西川遥輝は智弁和歌山高校出身のスピードスター
西川遥輝は1992年4月16日生まれ、和歌山県出身のプロ野球外野手です。高校野球の名門・智弁和歌山高校でプレーし、2010年のドラフト会議で北海道日本ハムファイターズから2位指名を受けました。
181cmの身長を生かした走塁と、左打者としての巧みなバットコントロールが特徴です。特に一塁到達の速さや盗塁技術には定評があり、日本ハム時代には長くリードオフマンを務めました。
基本プロフィール
氏名
西川遥輝(にしかわ はるき)
生年月日
1992年4月16日
出身地
和歌山県
身長・体重
181cm・82kg
投打
右投左打
ポジション
外野手
出身高校
智弁和歌山高校
ドラフト
2010年・日本ハム2位
2026年所属
北海道日本ハムファイターズ
上記は北海道日本ハムファイターズの公式選手名鑑と入団発表に掲載された情報に基づいています。
日本ハムから楽天、ヤクルト、そして古巣へ西川のキャリアは、大きく4つの段階に分けられます。
- 2011~2021年: 日本ハムでプロとしての基盤を築き、リーグを代表する俊足外野手へ成長。
- 2022~2023年: 楽天へ移籍。新天地で再起を目指したものの、出場機会が減少。
- 2024~2025年: ヤクルトでプレー。1年目は113試合に出場したが、2年目は成績が低迷。
- 2026年: 日本ハムに5年ぶりに復帰し、再びパ・リーグでプレー。
特に重要なのは、2021年の日本ハム退団と2023年の楽天退団、2025年のヤクルト退団では、それぞれ契約上の経緯が異なる点です。これらを一括りにして「同じ理由で3球団を退団した」と理解するのは正確ではありません。
【年度別成績を比較】日本ハム・楽天・ヤクルト時代に何が変わった?
西川遥輝のキャリアを理解するうえで欠かせないのが、打率だけではなく出塁率、OPS、盗塁数の変化です。
以下はNPBの個人年度別成績を中心に整理した一軍打撃成績です。OPSは出塁率と長打率を合計した指標で、打者の総合的な攻撃力を把握する際に使われます。
西川遥輝の年度別成績一覧出典:NPB公式個人年度別成績、スポーツナビ。OPSは公表された出塁率・長打率を基にした数値。表示上の丸めにより、合計にわずかな差が生じる場合がある。
日本ハム時代:2016~2020年がキャリアの黄金期日本ハム時代の西川を語るうえで、2016年から2020年までの5年間は外せません。
2016年には打率.314、出塁率.405、155安打、41盗塁を記録。リーグ屈指のリードオフマンとして活躍し、ベストナインにも選ばれました。
2017年は打率.296、160安打、39盗塁。2018年には自己最多となる44盗塁をマークし、走塁面で圧倒的な存在感を示しました。
さらに2020年は打率.306、出塁率.430、42盗塁という優秀な成績を残しています。特に出塁率.430は、単純にヒットを打つだけではなく、四球を選んで攻撃の起点になれる選手だったことを示しています。
楽天時代:2022年は108試合に出場2022年の楽天移籍初年度は108試合に出場。打率.218、7本塁打、37打点、19盗塁という成績でした。
打率は日本ハム時代の全盛期と比較すると低下したものの、出塁率.342、OPS.683を記録。盗塁も19個成功させており、走力と出塁能力は一定程度維持していました。
しかし、2023年は35試合、打率.181、13安打、1本塁打、4打点、2盗塁にとどまります。前年と比べて出場機会が大幅に減少し、楽天での立場も厳しくなりました。
ヤクルト時代:2024年は113試合、2025年は49試合ヤクルト移籍1年目の2024年は113試合に出場し、打率.260、80安打、10盗塁を記録しました。
楽天時代の数字と比較すれば改善が見られ、外野手として一定の役割を果たしました。OPSも.675で、前年の.563から上昇しています。
一方、2025年は49試合、打率.174、20安打、0本塁打、1盗塁に低迷。出場機会も減り、6月30日に一軍登録を抹消された後、8月26日に再昇格したものの、9月5日には再びファームでの調整となりました。
この2年間を比較すると、2024年には一軍で一定の出場機会を確保できたものの、2025年は打撃不振が続き、チーム内での競争に苦しんだことが分かります。
【受賞歴】盗塁王4回・ベストナイン2回・ゴールデングラブ賞4回
西川遥輝の実績を評価するうえで、タイトル獲得歴は欠かせません。
日本ハム時代には走塁、打撃、守備の各分野で高い評価を受けています。単なる俊足選手ではなく、外野手として攻守にわたってチームを支えた選手です。
最多盗塁(盗塁王)4回
2014・2017・2018・2021年
ベストナイン(外野手部門)2回
2016・2017年
ゴールデングラブ賞(外野手部門)4回
2017・2018・2019・2020年
最初の盗塁王獲得は2014年。143試合に出場して43盗塁を記録しました。
その後、2017年に39盗塁、2018年に44盗塁、2021年に24盗塁で再びタイトルを獲得しています。
注目したいのは、盗塁数だけではなく、打者として塁に出る能力との組み合わせです。出塁してから次の塁を狙えるため、西川は相手バッテリーにとって常に警戒が必要な存在でした。
ゴールデングラブ賞4回の守備力ゴールデングラブ賞は、守備で優れたプレーを見せた選手に贈られる賞です。
西川は2017年から2020年まで4年連続で外野手部門を受賞。走塁だけではなく、外野守備でも長期間にわたって高い評価を受けていたことが分かります。
ベストナイン2回と2016年の日本一2016年と2017年にはベストナイン外野手部門に選出されました。
特に2016年は、日本ハムがパ・リーグ優勝を果たし、日本シリーズでも広島東洋カープを破って日本一になったシーズンです。西川自身も打率.314、41盗塁を記録し、チームの優勝に大きく貢献しました。
2016年には日本シリーズ優秀選手賞も受賞しています。盗塁王、ベストナイン、ゴールデングラブ賞という複数のタイトルを獲得したキャリアは、西川の全盛期を象徴する実績です。
【戦力外通告の経緯】日本ハム・楽天・ヤクルトで何が起きた?
西川遥輝のキャリアを振り返ると、2021年の日本ハム退団、2023年の楽天退団、2025年のヤクルト退団という3つの大きな転機があります。
ただし、2021年の日本ハム退団は、一般的な戦力外通告とは異なる経緯でした。
2021年:日本ハムがノンテンダーを選択2021年11月16日、日本ハムは海外FA権を取得していた西川について、2022年度の契約を提示せず、保留手続きを行わないと発表しました。
これは「ノンテンダー」と呼ばれる措置です。
球団の稲葉篤紀GMは、選手が取得した権利を尊重し、海外を含めた移籍先を自由に選択できる状態にすることが目的だと説明しました。
つまり、西川は日本ハムから一般的な意味で突然戦力外通告を受けたというよりも、球団との協議を経て自由契約となり、新天地を探すことになったのです。
当時は海外挑戦への可能性も注目されていました。2020年オフにはポスティングシステムを利用してメジャーリーグ移籍を目指しましたが、契約成立には至らず、日本ハムに残留していました。
2021年オフのノンテンダーを経て、2022年から楽天でプレーすることになります。
2023年:楽天から2年で戦力外通告楽天では2022年に108試合へ出場しましたが、2023年は35試合に減少。打率も.181と低迷しました。
2023年10月11日、楽天は西川に対して2024年シーズンの選手契約を結ばない旨を通告したと発表しました。
西川は当時、楽天での2年間について、十分に貢献できなかったという趣旨のコメントを残し、ファンへの感謝と現役続行への希望を示しています。
その後、2024年からヤクルトへ移籍。セ・リーグで再起を目指すことになりました。
2025年:ヤクルトが来季契約を結ばないと発表ヤクルトでの1年目は113試合に出場したものの、2年目の2025年は49試合に減少しました。
2025年9月29日、東京ヤクルトスワローズは西川を含む9選手について、来季の契約を結ばないと正式発表しました。
背景には、2025年の打撃成績の低迷と一軍出場機会の減少がありました。開幕一軍入りを果たしたものの、打率.174という結果に終わり、シーズン途中には一軍とファームを行き来する状況になっていました。
また、ヤクルトは新体制への移行期にあり、複数選手への契約終了を発表していました。西川個人の成績だけでなく、球団全体のチーム再編という背景もあります。
このとき西川は現役続行を希望。プロ通算1426安打という実績を持つ外野手の次の所属先に注目が集まりました。
2025年12月:日本ハムが再獲得を発表ヤクルト退団後、西川が選んだ復帰先は、プロとして長くプレーした北海道日本ハムファイターズでした。
2025年12月2日、日本ハムが入団合意を公式発表。球団発表に掲載された西川本人のコメントには、古巣への強い思いが表れています。
「最後に野球をやるとしたらファイターズしかない、と頭に浮かびました。」
加えて、ファイターズでプレーできなければ野球を辞めるくらいの気持ちだったとも明かしました。
この発言から読み取れるのは、単に以前所属していた球団に戻るというだけではなく、プロ野球選手としてのキャリアを日本ハムで再び築きたいという強い意志です。
2026年シーズンは、実際に古巣の一員としてプレーすることになりました。
【プロの結論】西川遥輝の強みは何か?2027年に向けた注目ポイント
西川遥輝のキャリアを分析すると、最大の特徴は「出塁して走る」というリードオフマンとしての能力にあります。
本塁打を量産する長距離打者とは異なり、安打、四球、盗塁を組み合わせて得点機会を作るタイプです。
1. 打率だけでは評価できない出塁能力2020年の出塁率.430は、打率.306を大きく上回る数字でした。四球を選ぶ能力が高く、相手投手に簡単にアウトを与えない打者だったことが分かります。
2026年も打率.194に対して出塁率.351を記録しています。全盛期と同じ水準ではないものの、四球を選んで出塁するという持ち味は数字に表れています。
2. 走塁技術をどこまで維持できるか西川の代名詞である盗塁は、単純な脚力だけで成立するものではありません。
投手の動作を読む判断力、スタートのタイミング、走塁技術、状況判断が組み合わさって初めて成功します。
2026年は2盗塁でした。過去の盗塁王獲得時と比べれば少ない数字ですが、限られた出場機会のなかで、走塁面でどの程度チームに貢献できるかが引き続き評価ポイントになります。
3. 若手外野手との競争で役割を確立できるか2026年の日本ハムには、万波中正や五十幡亮汰をはじめ、外野を担う選手がいます。
若手選手が成長するチームにおいて、34歳の西川がレギュラーの座を取り戻すには、過去の実績だけではなく、現在のコンディションと実戦での結果が必要です。
一方、経験豊富なベテランとして、若手に走塁や打席での考え方を伝える役割も期待できます。実際の起用法は監督やチーム事情によって変わりますが、出場機会を確保するためには攻守両面での貢献が鍵となります。
4. 2027年の現役続行に向けて2026年10月のクライマックスシリーズ終了後、西川は来季に向けた体づくりについて言及しました。
2026年シーズンの成績は25試合、打率.194、OPS.673。数字だけを見れば全盛期の水準には届いていませんが、出塁率.351という点には評価できる材料があります。
今後の焦点は、2027年の契約が正式に決まるかどうか、そして一軍でどの程度の出場機会を得られるかです。現役続行への意欲は示されていますが、来季の起用や契約条件については球団の発表を待つ必要があります。
【西川遥輝の現在】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:西川遥輝は2026年現在どこの球団に所属していますか?
A1:2026年シーズンは北海道日本ハムファイターズに所属しています。2025年12月2日に入団合意が発表され、5年ぶりに古巣へ復帰しました。
Q2:西川遥輝はなぜ日本ハムを退団したのですか?
A2:2021年11月、日本ハムが海外FA権を持つ西川に翌年の契約を提示せず、ノンテンダーとすることを発表したためです。球団は選手の権利を尊重し、海外を含めた移籍先を自由に選択できるようにする措置だと説明しました。
Q3:西川遥輝は楽天でも戦力外になったのですか?
A3:はい。2023年10月11日に楽天から2024年シーズンの契約を結ばないと通告されました。2023年は35試合出場、打率.181でした。
Q4:ヤクルト時代の西川遥輝の成績は?
A4:2024年は113試合出場、打率.260、80安打、10盗塁でした。2025年は49試合出場、打率.174、20安打、1盗塁にとどまり、9月29日に来季の契約を結ばないと発表されました。
Q5:西川遥輝の盗塁王獲得回数は何回ですか?
A5:通算4回です。2014年、2017年、2018年、2021年に最多盗塁のタイトルを獲得しています。
Q6:西川遥輝はベストナインやゴールデングラブ賞を受賞していますか?
A6:ベストナインは2016年と2017年の2回、ゴールデングラブ賞は2017年から2020年まで4年連続で受賞しています。
Q7:西川遥輝は2027年も現役を続けますか?
A7:2026年10月16日のクライマックスシリーズ終了後、本人は現役続行への意欲を示しています。ただし、2027年の正式な契約については球団の発表が必要です。
西川遥輝は智弁和歌山高校から2010年ドラフト2位で日本ハムに入団し、盗塁王4回、ベストナイン2回、ゴールデングラブ賞4回という実績を築いた外野手です。
2021年のノンテンダーを経て楽天へ移籍し、2023年には戦力外通告を受けました。その後ヤクルトで2年間プレーしましたが、2025年にも戦力外通告を受けることになりました。
それでも現役続行を選び、2025年12月に日本ハムへの復帰が決定。2026年は25試合に出場し、シーズン終了後には翌年もプレーを続ける意向を示しました。
今後の評価で重要なのは、過去のタイトル獲得数だけではありません。打率、出塁率、OPS、盗塁、守備、そして一軍での出場機会を総合的に見る必要があります。
かつて日本ハムのリードオフマンとして球場を沸かせた西川遥輝。34歳で迎えた古巣復帰は、キャリアの新たな挑戦です。2027年の契約と、その先に待つ一軍での活躍に注目が集まります。
主な参照資料:北海道日本ハムファイターズ公式選手名鑑・契約発表、NPB公式個人年度別成績、東北楽天ゴールデンイーグルス公式発表、東京ヤクルトスワローズ公式発表、スポーツ報知、日刊スポーツ、スポーツナビ。