金河成(キム・ハソン)は、韓国出身のプロ野球選手で、MLBを舞台に活躍してきた内野手です。英語表記は「Ha-Seong Kim」、韓国語では「김하성」と表記します。1995年10月17日、韓国の京畿道富川市に生まれ、右投右打を持ち味に、遊撃手・二塁手・三塁手をこなす守備力と走塁能力で評価を高めてきました。
2026年11月現在、金河成はアトランタ・ブレーブスでプレーした経歴を持つ一方、10月29日にFA(フリーエージェント)となっています。そのため、「現在もブレーブスに所属している」という認識には注意が必要です。韓国プロ野球での実績からMLB挑戦、2023年のゴールドグラブ賞受賞、そして2026年の負傷と成績まで、プロフィールとキャリアの全体像を整理します。
【基本プロフィール】金河成の読み方・年齢・出身地・ポジションを解説

金河成の読み方は、キム・ハソンです。韓国語表記は「김하성」、MLBで使用されている英語表記は「Ha-Seong Kim」です。
韓国語の名前は一般的に姓を先に置き、名前を後に続けます。一方、英語圏のMLB公式表記では、名のHa-Seongが先、姓のKimが後になります。そのため、日本語で紹介する際には「キム・ハソン」と表記するのが自然です。
「金河成」という漢字表記も検索で使用されていますが、韓国語の本人名は「김하성」です。英語表記と韓国語表記を併せて覚えておくと、海外の選手情報や公式記録を調べる際にも混乱しません。
金河成のプロフィール一覧MLB公式プロフィールと韓国野球委員会(KBO)の選手記録を基に、基本情報をまとめました。
- 名前:金河成(キム・ハソン)
- 韓国語表記:김하성
- 英語表記:Ha-Seong Kim
- 生年月日:1995年10月17日
- 年齢:31歳(2026年11月2日現在)
- 出身地:韓国・京畿道富川市
- 出身高校:野塔高校(ヤタプ高校)
- 投打:右投右打
- ポジション:内野手(遊撃手・二塁手・三塁手)
- MLBデビュー:2021年4月1日
- 主な受賞歴:2023年ナ・リーグ・ゴールドグラブ賞(ユーティリティ部門)
- 2026年シーズンの所属:アトランタ・ブレーブス
- 2026年11月現在の契約状況:FA
なお、右投右打とは、守備では右手でボールを投げ、打席でも右打席に立つという意味です。MLB公式プロフィールでも「B/T:R/R」と記載されています。
【経歴・年表】韓国プロ野球からMLBへ進んだ金河成のキャリア
金河成のキャリアを理解するには、韓国プロ野球時代とMLB移籍後を分けて見る必要があります。韓国で実績を積み上げてからアメリカへ渡り、守備を中心に評価を確立した選手です。
韓国時代:ネクセン・ヒーローズで頭角を現す金河成は野塔高校でプレーした後、2014年のKBOドラフトでネクセン・ヒーローズから指名を受けました。指名順位は2次ドラフト3巡目、全体29位です。
プロ入り当初から内野手として経験を積み、打撃と走塁の両面で成長。チーム名がネクセンからキウムへ変わった後も中心選手として活躍しました。
特に2019年と2020年は打率3割を超え、2020年には打率.306、30本塁打、109打点、23盗塁を記録。長打力と機動力を兼ね備えた内野手として、MLB球団からも注目される存在になりました。
金河成のキャリア年表| 時期 | 所属・出来事 | 主な実績・内容 |
|---|---|---|
| 1995年10月 | 韓国・富川市で誕生 | 京畿道出身 |
| 2013年 | 18歳以下の国際大会 | U-18野球ワールドカップで30打数13安打、打率.433 |
| 2014年 | ネクセン・ヒーローズ | KBOドラフト3巡目で指名 |
| 2018~2020年 | キウム・ヒーローズ | KBOゴールデングラブ賞を3年連続受賞 |
| 2020年12月 | MLB移籍を決断 | サンディエゴ・パドレスと4年契約 |
| 2021年4月 | サンディエゴ・パドレス | MLBデビュー |
| 2023年 | サンディエゴ・パドレス | 初のMLBゴールドグラブ賞を受賞 |
| 2024年 | サンディエゴ・パドレス | 右肩の負傷でシーズン終盤を離脱 |
| 2025年2月 | タンパベイ・レイズ | FAとして2年契約を締結 |
| 2025年9月 | アトランタ・ブレーブス | ウェーバーで移籍 |
| 2025年12月 | アトランタ・ブレーブス | 1年2000万ドルで再契約 |
| 2026年 | アトランタ・ブレーブス | 負傷による離脱を経験し、51試合に出場 |
| 2026年10月29日 | FA | ブレーブスからFAとなる |
この年表から分かるように、金河成は韓国での長期的な実績を土台にMLBへ移籍しました。特に2020年の打撃成績は、海外挑戦を後押しする大きな材料となりました。
2021年:サンディエゴ・パドレスでMLBデビュー2020年12月31日、金河成はサンディエゴ・パドレスと4年契約を結びました。2021年4月1日にMLBデビューを果たし、韓国プロ野球からメジャーリーグへと舞台を移します。
MLB移籍当初は、韓国時代と異なる投手の球速や変化球への対応が課題となりました。初年度の打率は.202でしたが、複数の内野ポジションを経験しながらメジャーの環境に順応していきました。
2022年には150試合に出場し、打率.252、11本塁打、12盗塁を記録。出場機会を増やし、守備面でも信頼を獲得しました。
【守備力と成績】金河成がMLBで高く評価された本当の理由
2023年に韓国出身選手初のゴールドグラブ賞金河成のMLBキャリアを語るうえで、最大の転換点となったのが2023年です。
この年、金河成はナ・リーグのユーティリティ部門でゴールドグラブ賞を受賞しました。これは韓国出身選手としてMLB史上初のゴールドグラブ賞受賞という歴史的な出来事でした。
ユーティリティ部門は、複数の守備位置を高い水準でこなす選手を評価するカテゴリーです。金河成は遊撃手だけに固定されず、二塁手と三塁手も担当しました。
2023年の守備出場は、二塁手106試合、三塁手32試合、遊撃手20試合。異なるポジションで安定した守備を披露したことが受賞につながりました。
MLB公式データでは、同年の守備防御点(DRS)は合計16。二塁で10、三塁と遊撃でそれぞれ3を記録しています。守備位置が変わっても高いパフォーマンスを維持できる点が、金河成の大きな強みです。
打撃・走塁でも結果を残した2023年守備の印象が強い金河成ですが、2023年は打撃でも自己最高水準の成績を残しました。
- 出場試合数:152試合
- 打率:.260
- 出塁率:.351
- 長打率:.398
- OPS:.749
- 本塁打:17本
- 打点:60打点
- 盗塁:38個
特に注目したいのは38盗塁です。ナ・リーグの盗塁ランキングでも上位に入り、長打力だけに頼らない攻撃スタイルを示しました。
出塁率.351という数字も見逃せません。単にヒットを打つだけでなく、四球を選んで出塁し、次の塁を狙う能力を持っていたことが分かります。
金河成の守備が評価される3つのポイント1. 複数の内野ポジションに対応できる
遊撃手、二塁手、三塁手を経験しており、チーム事情に応じて守備位置を変更できます。レギュラー選手の負傷や休養が発生した場合にも、柔軟に対応できる選手です。
2. 守備範囲と状況判断
内野守備では、打球への反応だけでなく、送球までの動作や状況判断も求められます。金河成は二塁を中心に高い守備指標を残し、2023年には守備面で大きな存在感を示しました。
3. 守備と走塁を組み合わせた総合力
2023年の38盗塁は、俊敏性と走塁判断の優秀さを示す数字です。守備専門の選手ではなく、攻守走のバランスが取れた内野手として評価されてきました。
【2026年最新】金河成の現在は?ブレーブスでの成績とFAの真相
2025年にレイズからブレーブスへ移籍パドレスとの契約期間を終えた金河成は、2024年シーズン後にFAとなりました。
2025年2月3日にはタンパベイ・レイズと2年総額2900万ドルの契約を締結。しかし、右肩の手術からの回復に時間を要し、開幕直後から負傷者リストに入りました。
7月4日にレイズでMLB復帰を果たした後、9月1日にウェーバーを通じてアトランタ・ブレーブスへ移籍。ブレーブスでは24試合に出場し、打率.253、3本塁打、12打点を記録しました。
2025年12月15日にはブレーブスと1年2000万ドルで再契約。2026年シーズンも同球団でプレーすることになりました。
2026年は右手中指の負傷で出遅れる2026年シーズンは、金河成にとって再起を目指す重要な年でした。しかし、韓国滞在中に路上で凍結した地面に足を滑らせ、右手中指の腱を損傷。1月18日に手術を受けました。
この影響でスプリングトレーニングへの合流も遅れ、3月16日にチームへ報告。4月29日からマイナーリーグでのリハビリ出場を開始し、5月11日にブレーブスの負傷者リストから復帰しました。
ところが、復帰後も打撃の調子が上がらず、7月4日には右手中指の炎症によって再び負傷者リスト入り。8月3日に復帰したものの、2026年シーズンは出場機会が限られました。
2026年の打撃成績は厳しい結果にCBS Sportsなどのシーズン集計によると、2026年の金河成のレギュラーシーズン成績は次のとおりです。
- 出場試合数:51試合
- 打数:129打数
- 安打:15本
- 打率:.116
- 出塁率:.219
- 長打率:.140
- OPS:.359
- 本塁打:0本
- 打点:9打点
- 盗塁:2個
2023年の打率.260、17本塁打、38盗塁という数字と比較すると、大幅な落ち込みです。
ただし、2026年はシーズン序盤から手術の影響を受け、さらに途中で同じ指の炎症による離脱も経験しています。健康な状態で継続して出場できたシーズンとは条件が異なります。
また、打率だけでは守備能力を判断できません。金河成の選手価値を評価する場合には、守備位置ごとの出場数、守備指標、出塁率、走塁能力などを総合的に見る必要があります。
2026年10月29日にFAへ。現在はブレーブス所属ではない2026年の最新情報で最も注意したいのが、所属球団の変化です。
MLB公式のトランザクション記録によると、金河成は2026年10月29日にアトランタ・ブレーブスからFAとなりました。
したがって、2026年11月2日現在の正確な状況は、次のようになります。
- 2026年シーズンの所属球団:アトランタ・ブレーブス
- 2026年10月29日:FAを選択
- 2026年11月2日現在:次の契約先は未確定
ブレーブスでプレーしたことと、現在もブレーブスと契約していることは別の話です。選手プロフィールの古い表示や過去の契約情報だけを見ると、現在の所属を誤認する可能性があります。
今後の注目点は、負傷からの回復状況、守備力に対する球団評価、そして次の契約条件です。2023年に実証した守備力を再び発揮できるかが、次のキャリアを左右する材料になります。
【誤解を解消】金河成について知っておきたい事実と評価の判断基準
金河成は日本出身の選手ではない金河成は韓国・京畿道富川市出身の選手です。日本のプロ野球でプレーした選手ではなく、韓国のKBOリーグを経てMLBへ移籍しました。
MLBでの所属球団にはパドレス、レイズ、ブレーブスがありますが、日本の球団は含まれていません。
ブレーブスとの関係は「現在の所属」ではなく「直近の所属歴」ブレーブスは2025年9月に金河成を獲得し、同年12月に再契約しました。そのため、2026年の所属球団としてブレーブスが紹介されるのは正確です。
しかし、10月29日にFAとなったため、2026年11月現在は契約上の所属球団が決まっていない状態です。この違いは、選手情報を調べる際に押さえておきたいポイントです。
金河成は守備専門の選手なのか守備力が高く評価されているのは事実ですが、守備だけの選手ではありません。KBO時代には2020年に30本塁打を記録し、MLBでも2023年には17本塁打と38盗塁を達成しています。
本来の強みは、守備・走塁・出塁能力を組み合わせた総合力です。2026年の不振だけを根拠に、選手としての能力全体を評価するのは適切ではありません。
【プロの結論】金河成を評価するなら3つの数字を見る金河成の選手としての価値を判断する場合、特に重要なのは次の3つです。
第一に、守備指標です。ゴールドグラブ賞を受賞した2023年のように、複数ポジションでどの程度の守備貢献をしているかが重要になります。出場したポジションの数だけではなく、実際の守備指標まで確認したいところです。
第二に、出塁率と長打率です。打率だけでは打者としての特徴を十分に把握できません。四球を選ぶ能力、長打を生み出す能力を分けて確認することで、打撃の状態が見えやすくなります。
第三に、健康状態と出場機会です。2026年のように手術や負傷者リスト入りが重なると、年間成績に大きく影響します。過去の実績と直近の成績を同じ条件で比較しないことが大切です。
金河成は、2023年にMLBで歴史的な守備実績を残した選手です。一方で、2026年には負傷と打撃不振という課題にも直面しました。次の契約を判断する球団にとっては、過去の実績と現在のコンディションをどう評価するかが焦点になるでしょう。
【よくある質問】金河成に関するFAQ
Q1:金河成の読み方は何ですか?
A1:キム・ハソンです。韓国語では「김하성」、英語表記では「Ha-Seong Kim」となります。
Q2:金河成は何歳ですか?
A2:1995年10月17日生まれで、2026年11月2日現在は31歳です。
Q3:金河成の出身地はどこですか?
A3:韓国の京畿道富川市です。野塔高校で野球を学び、2014年にKBOのネクセン・ヒーローズから指名されました。
Q4:金河成は右投右打ですか?
A4:はい。投球も打撃も右利きです。MLB公式プロフィールにもR/Rと記載されています。
Q5:金河成は現在もアトランタ・ブレーブスに所属していますか?
A5:2026年10月29日にFAとなっています。2026年シーズンはブレーブスでプレーしましたが、11月2日現在は次の所属球団が決まっていません。
Q6:金河成のMLBでの最大の実績は何ですか?
A6:2023年のナ・リーグ・ゴールドグラブ賞(ユーティリティ部門)受賞です。韓国出身選手として初めてMLBのゴールドグラブ賞を獲得しました。
Q7:金河成の2026年シーズンの成績は?
A7:51試合に出場し、打率.116、0本塁打、9打点、2盗塁でした。右手中指の負傷による離脱があり、出場機会は限られました。
金河成(キム・ハソン)は、1995年10月17日に韓国・京畿道富川市で生まれた右投右打の内野手です。KBOのネクセン・ヒーローズ、キウム・ヒーローズで実績を積み、2021年にサンディエゴ・パドレスでMLBデビューを果たしました。
2023年には打率.260、17本塁打、38盗塁を記録し、韓国出身選手として初のMLBゴールドグラブ賞を獲得。遊撃手、二塁手、三塁手をこなす守備の柔軟性と、走塁能力を兼ね備えた選手として評価を確立しました。
一方、2026年は右手中指の手術と再負傷によって出場機会が減少し、打率.116という厳しい結果に終わっています。そして10月29日にはブレーブスからFAとなりました。
金河成の今後を占う最大の要点は、健康状態を回復させ、2023年に証明した守備力と走塁能力を再び発揮できるかどうかです。31歳という年齢を考えても、これまでのMLB経験と複数ポジションを守れる能力は大きな強みです。
2026年11月以降は、新たな契約先と復活への道筋が注目されます。過去の受賞歴だけでも、直近の打率だけでもなく、攻守走の総合力と健康状態を併せて評価することが、金河成という選手を正しく理解する鍵になります。