2026年11月現在、ジェニーハイは活動休止から約1年を経て、再びステージに帰ってきた。メンバーは、川谷絵音、小籔千豊、くっきー!、中嶋イッキュウ、新垣隆の5人。それぞれ異なるジャンルで実績を持つ異色のバンドだ。
2025年9月にワーナーミュージック・ジャパンとの契約終了を発表し、同年10月には「フリーズドライ状態」に入ると宣言したジェニーハイ。しかし、2026年7月に復活が発表され、9月23日の「KOYABU SONIC 2026」で約1年ぶりのライブを実現した。解散したわけではなく、活動再開に向けて動き始めた段階にある。
この記事では、ジェニーハイのメンバー5人のプロフィールと担当パート、2017年から2018年にかけての結成経緯、2025年の活動休止の理由、2026年の復活ライブ、その後の活動状況まで時系列で整理する。
【ジェニーハイのメンバー5人は誰?担当パートとプロフィール】

ジェニーハイは、芸人、ロックバンドのミュージシャン、作曲家という異なる分野の才能が集まった5人組バンドだ。
単に有名人を集めた企画バンドではない。メンバーそれぞれが本来の活動領域で培ってきた技術を持ち寄り、川谷絵音のプロデュースによって独自の音楽性を作り上げている。
1. 川谷絵音|ギター・プロデュース川谷絵音は、ジェニーハイのギタリスト兼プロデューサー。
「ゲスの極み乙女。」や「indigo la End」などで知られるミュージシャンで、作詞・作曲・編曲を手がける音楽クリエイターでもある。
ジェニーハイでは、楽曲制作やサウンド全体の方向性を担う重要な存在だ。
芸人やクラシック音楽家など、異なるバックグラウンドを持つメンバーの個性を一つの音楽にまとめ上げる役割を果たしている。
特に、ポップス、ロック、ダンスミュージックなどを横断する川谷の音楽的な引き出しは、ジェニーハイの独自性を支える大きな要素だ。
2. 小籔千豊|ドラム小籔千豊は、ジェニーハイのドラム担当。
吉本新喜劇で座長を務めた経験を持つお笑い芸人で、テレビ番組の司会やバラエティーでも幅広く活動している。
音楽活動では、ドラムを担当。バンド結成の中心人物の一人でもある。
小籔は、もともと『BAZOOKA!!!』の出演者として、くっきー!や中嶋イッキュウとともにバンド企画をスタートさせた。
加えて、川谷絵音と新垣隆を迎える際にも重要な役割を担った。
小籔千豊が主宰する音楽とお笑いのフェス「KOYABU SONIC」は、ジェニーハイの活動とも深い関係がある。2025年の活動休止前、2026年の復活時にも同イベントが節目となった。
3. くっきー!|ベースくっきー!は、お笑いコンビ「野性爆弾」のメンバーで、ジェニーハイではベースを担当する。
独特のキャラクターや芸風で知られる一方、音楽にも以前から親しんでおり、バンド活動ではベーシストとして参加している。
ジェニーハイでは、個性的なパフォーマンスとベース演奏の両面で存在感を発揮する。
また、2017年10月にバンド名が正式決定した際には、くっきー!がその名称を発表したことも、結成初期のエピソードとして知られている。
4. 中嶋イッキュウ|ボーカル中嶋イッキュウは、ジェニーハイのボーカリスト。
ロックバンド「tricot」のボーカルとしても活動しているミュージシャンで、独特の歌声と表現力を持つ。
ジェニーハイでは、川谷絵音が制作する多彩な楽曲を歌いこなし、バンドの音楽的な顔となっている。
芸人や作曲家という異なる分野のメンバーに囲まれながらも、ボーカリストとしてバンドの中心を担ってきた。
2025年の活動休止宣言では、本人が「フリーズドライ状態」という表現を使って状況を説明。2026年の復活ライブでも、観客に向けて「1年ぶりに帰ってきました」と呼びかけた。
5. 新垣隆|キーボード新垣隆は、ジェニーハイのキーボード担当。
作曲家・ピアニストとして活動し、クラシック音楽を中心とした専門的な音楽知識と演奏技術を持つ。
ジェニーハイでは、キーボードによって楽曲に独特の厚みや広がりを与えている。
加入のきっかけは小籔千豊の推薦だった。小籔は新垣について、非常に高い鍵盤演奏技術を持つ人物として評価していた。
ロックバンドの演奏にクラシック音楽家が参加するという構成も、ジェニーハイならではの特徴だ。
【ジェニーハイの結成理由は?BAZOOKA!!!から誕生した異色バンド】
ジェニーハイの結成を理解するうえで欠かせないのが、BSスカパー!の番組『BAZOOKA!!!』だ。
実は、最初から川谷絵音を中心とする本格的なバンドとして企画されたわけではない。
2017年に始まった番組発の音楽プロジェクトスカパーJSATが2017年10月16日に公表したニュースリリースによると、ジェニーハイの前身となるプロジェクトは、同年7月31日の『BAZOOKA!!!』放送から始動した。
当初の目的は、番組の知名度を高めること。そして、音楽番組や音楽フェスへの出演を目指すことだった。
最初に集まったのは、次の3人。
- 小籔千豊:ドラム
- くっきー!:ベース
- 中嶋イッキュウ:ボーカル
3人は番組出演者としてのつながりを持っており、音楽活動を本格化させるためにバンドを結成した。
しかし、活動をするなら中途半端な企画にはしたくない。そこで、音楽面を強化するために川谷絵音へ参加を打診した。
川谷絵音と新垣隆が加入して5人体制に川谷絵音は、プロデューサーとして参加するだけでなく、ギターも担当することになった。
続いて、小籔千豊の推薦によって新垣隆がキーボードとして加入。
こうして、芸人2人、ロックミュージシャン、女性ボーカリスト、クラシック音楽家という異色の5人がそろった。
2017年10月16日には、正式なバンド名が「ジェニーハイ」に決定したことも発表されている。
ジェニーハイという名前の意味バンド名の「ジェニー」は、フランス語の「génie(天才)」に由来する。
そこに「high」を組み合わせ、天才を超えるという思いを込めた名称になっている。
メンバーそれぞれが異なる分野の才能を持っていることを象徴する名前だ。
なお、結成時期については2017年と2018年の両方を目にすることがある。
これは、プロジェクトの始動と本格的な音楽デビューの時期が異なるためだ。2017年に企画が始まり、2018年3月16日に「片目で異常に恋してる」を発表。2018年10月17日には1stミニアルバム『ジェニーハイ』をリリースした。
そのため、2018年は一般の音楽ファンにとって本格的なデビュー年として認識しやすい。
【ジェニーハイのメンバー相関関係と担当パートを一覧で整理】
5人の関係性を整理すると、ジェニーハイが単なる芸能人の寄せ集めではなく、それぞれの専門性を組み合わせたバンドであることが分かる。
| メンバー | 担当パート | 主な活動・バックグラウンド | バンドでの役割 |
|---|---|---|---|
| 川谷絵音 | ギター・プロデュース | ゲスの極み乙女。・indigo la Endなど | 楽曲制作・音楽全体の統括 |
| 小籔千豊 | ドラム | お笑い芸人・吉本新喜劇 | 結成の中心・リズム担当 |
| くっきー! | ベース | 野性爆弾 | ベース演奏・独自の表現 |
| 中嶋イッキュウ | ボーカル | tricot | 歌唱・楽曲の表現 |
| 新垣隆 | キーボード | 作曲家・ピアニスト | 鍵盤演奏・サウンドの厚み |
この構成で注目したいのは、音楽経験や専門分野の違いが、バンドの弱点ではなく個性として機能している点だ。
川谷絵音が音楽的な方向性をまとめ、小籔千豊とくっきー!が芸人としての感覚を持ち込み、中嶋イッキュウが歌唱面を支え、新垣隆がクラシック音楽の技術を加える。
それぞれの担当が明確だからこそ、異なるジャンルの要素が一つのバンドとして成立している。
【2025年の活動休止宣言はなぜ?ジェニーハイ解散説の真相】
ジェニーハイの活動休止が明らかになったのは2025年9月。
突然の発表だったこともあり、ファンの間では解散するのではないかという懸念が広がった。
ただし、発表された内容を時系列で見ると、活動休止の背景はレーベルとの契約終了と今後の活動環境にあった。
2025年9月11日:ワーナーミュージックとの契約終了ジェニーハイは2025年9月11日、公式サイトで今後の活動に関するお知らせを発表した。
内容は、配信楽曲「あの夏が癖になっていく」をもって、ワーナーミュージック・ジャパンとの契約が終了するというもの。
加えて、今後の活動継続については現時点で未定と説明した。
同時に、9月13日の「KOYABU SONIC 2025」以降はライブ出演予定がなく、同イベントが最後のライブとなる可能性にも言及していた。
2025年10月21日:「フリーズドライ状態」を宣言その後、10月21日までに公式Xで公開された動画を通じて、活動休止が正式に伝えられた。
ボーカルの中嶋イッキュウが、最後の楽曲をもってジェニーハイが「フリーズドライ状態」に入ると説明。
フリーズドライという言葉には、鮮度を保ったまま保存し、再び水を加えれば活動できるという意味が込められていた。
小籔千豊も、フェスのオファーやレーベルの話が来るまでは活動を止めておくという趣旨の説明をしている。
この表現は、永久的な解散ではなく、再始動の可能性を残した休止という意味合いが強い。
活動休止と解散は同じではないここで押さえておきたいのが、活動休止と解散の違いだ。
ジェニーハイは2025年に活動継続が未定と発表し、その後、フリーズドライ状態を宣言した。
一方、5人が正式に解散を発表したわけではない。
したがって、当時の状況を「ジェニーハイが解散した」と表現するのは正確ではない。
| 時期 | 出来事 | 状況 |
|---|---|---|
| 2025年9月3日 | 「あの夏が癖になっていく」配信 | ワーナーとの契約終了に伴う作品 |
| 2025年9月11日 | 契約終了と今後の活動未定を発表 | 活動継続が不透明に |
| 2025年9月13日 | KOYABU SONIC 2025出演 | 最後のライブとなる可能性を公表 |
| 2025年10月21日 | フリーズドライ宣言 | 一時的な活動休止へ |
| 2026年7月13日 | KOYABU SONIC 2026出演決定 | 復活を発表 |
| 2026年9月23日 | KOYABU SONIC 2026出演 | 約1年ぶりのステージ復帰 |
重要なのは、2025年の活動休止がメンバー間の不仲や音楽性の対立によるものだと公式に発表されたわけではないことだ。
確認できる大きな節目は、レーベルとの契約終了、次のライブ予定がなかったこと、そして新たな活動環境を待つという判断である。
【2026年ジェニーハイ復活!KOYABU SONIC 2026で何が起きた?】
2026年7月13日、ジェニーハイの復活が発表された。
復活の舞台となったのは、小籔千豊が主宰する「KOYABU SONIC 2026」だった。
2026年7月13日:復活ライブの開催を発表音楽ニュースサイトのJOYSOUNDなどによると、KOYABU SONICの公式SNSやYouTubeで公開された企画動画「紅しょうがinジェニーハイ復活への道」を通じて、出演が明らかになった。
公演日は2026年9月23日。
2025年の活動休止宣言から約1年を経て、再び5人が同じステージに立つことが決まった。
2026年9月23日:5人が約1年ぶりにステージへ復活ライブは、大阪市のインテックス大阪で開催されたKOYABU SONIC 2026の最終日に実現した。
日刊スポーツの2026年9月23日付報道によると、中嶋イッキュウが「1年ぶりに帰ってきました」と観客に呼びかけ、ジェニーハイは全10曲を披露した。
代表曲「ジェニーハイラプソディー」などに加え、新曲も演奏された。
活動休止前の状態に戻っただけでなく、新しい楽曲を披露したことは、今後の活動に向けた前向きな動きとして注目される。
川谷絵音が語った今後の活動復活ライブ後、川谷絵音はバンドについて「まだ多分、続いていくと思います」とコメントした。
また、小籔千豊は新しいレーベルとの出会いに期待を寄せ、活動を支えてくれるレーベルからの声がけを呼びかけた。
この発言から読み取れるのは、ジェニーハイが音楽活動を終えるつもりではない一方、継続的な活動を支える環境がまだ整っていないということだ。
2026年の復活は、単なる懐かしの再結成ではなく、今後の可能性を残した再始動の第一歩と捉えられる。
【ジェニーハイの現在は?2026年11月最新の活動状況と今後】
2026年11月2日時点で、ジェニーハイは2026年9月23日のKOYABU SONIC 2026出演によって、活動休止後のステージ復帰を果たしている。
ただし、復活ライブの実現と、通常のバンド活動が完全に再開したことは分けて考える必要がある。
現在もレーベルは未定日刊スポーツの復活ライブ報道では、ジェニーハイのレーベルは依然として決まっていないと伝えられた。
小籔千豊自身も新しいレーベルとの出会いに期待を示している。
つまり、2026年9月のライブによってバンドの活動継続への意欲は示されたものの、レーベル契約の問題が解決したわけではない。
今後の注目要点は3つ今後のジェニーハイを追ううえでは、次の3点が重要になる。
1. 新しいレーベルとの契約
活動を継続するうえで、楽曲の制作・配信・プロモーションを支える環境がどう整うかが注目される。
2. 2026年に披露した新曲のリリース
KOYABU SONIC 2026では新曲も披露された。今後、正式な配信やアルバム収録が発表されるかが焦点となる。
3. 次回ライブやフェス出演
今回の復活はKOYABU SONICという小籔千豊との関係が深いイベントで実現した。今後、別の音楽フェスやワンマンライブにも出演するのかが注目される。
現時点では、次回公演や新レーベルの正式決定を示す発表は確認できていない。
そのため、2026年の現在地を正確に表現するなら、「活動休止から復活し、継続への意欲を示しているが、通常活動の完全再開は今後の発表待ち」という状態だ。
【ジェニーハイのメンバー・活動に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:ジェニーハイのメンバーは誰ですか?
A1:川谷絵音、小籔千豊、くっきー!、中嶋イッキュウ、新垣隆の5人です。ギター・プロデュース、ドラム、ベース、ボーカル、キーボードをそれぞれ担当しています。
Q2:ジェニーハイでボーカルを担当しているのは誰ですか?
A2:中嶋イッキュウです。ロックバンドtricotのボーカリストとしても活動しています。
Q3:ジェニーハイの結成理由は何ですか?
A3:BSスカパー!の番組『BAZOOKA!!!』の知名度を高めるために始まった音楽プロジェクトがきっかけです。2017年に始動し、川谷絵音と新垣隆が加わって5人体制になりました。
Q4:ジェニーハイは解散したのですか?
A4:正式な解散発表はありません。2025年に「フリーズドライ状態」として活動休止しましたが、2026年9月23日にKOYABU SONIC 2026で復活しています。
Q5:ジェニーハイは2026年に活動再開しましたか?
A5:はい。2026年7月13日に復活ライブが発表され、9月23日に約1年ぶりのステージ復帰を果たしました。ただし、レーベルや次回公演など、継続的な活動体制については今後の発表が待たれます。
Q6:ジェニーハイの活動休止理由は何ですか?
A6:2025年9月にワーナーミュージック・ジャパンとの契約が終了し、その後の活動継続が未定となったことが大きな背景です。ライブ出演予定もなくなり、10月にフリーズドライ状態を宣言しました。
ジェニーハイは、川谷絵音、小籔千豊、くっきー!、中嶋イッキュウ、新垣隆という5人で構成される異色のバンドだ。
2017年に『BAZOOKA!!!』発のプロジェクトとして始まり、2018年に本格的な音楽活動をスタート。芸人、ロックミュージシャン、クラシック音楽家という異なる才能を組み合わせ、独自の音楽性を築いてきた。
2025年にはワーナーミュージックとの契約終了をきっかけに活動休止を宣言。しかし、2026年7月に復活が発表され、9月23日のKOYABU SONIC 2026で実際にステージへ戻ってきた。
現在もレーベルは未定で、次回公演などの継続的な活動予定は発表されていない。それでも、川谷絵音が今後の継続に前向きなコメントを残し、新曲も披露されたことは大きな意味を持つ。
ジェニーハイの魅力は、5人がそれぞれ別の分野で確立してきた個性を、音楽という一つの形にまとめていることにある。
2026年の復活はゴールではなく、新しい活動へ向かうための再出発。 今後のレーベル契約、新曲リリース、ライブ活動の発表が、ジェニーハイの次の展開を占う要点になりそうだ。