2026年11月のうどんチェーン店で、特に注目したいのが丸亀製麺とはなまるうどんの期間限定企画だ。単なる値引きだけでなく、看板商品の再訴求や季節感のあるメニュー開発が目立っている。
丸亀製麺は創業26周年!11月限定の感謝祭2026年11月1日~30日
丸亀製麺は2026年11月、創業26周年を記念した「創業感謝祭」を開催している。
目玉となるのは、看板商品の釜揚げうどんを通常価格の半額で提供する「釜揚げうどんの日」だ。
通常は毎月1日に実施される企画だが、11月は創業月ということで、次の3日間に拡大された。
- 11月1日(日)
- 11月11日(水)
- 11月21日(土)
加えて、公式アプリ限定クーポンも11月中に複数回配信。11月21日には、公式Xでオリジナルグッズが抽選で26人に当たるキャンペーンも予定されている。
ただし、東京ドームシティ店、駒澤大学店、東洋大学店、町田パリオ店は釜揚げうどん半額企画の対象外だ。店舗の営業状況や施設の事情によっても実施条件が異なる場合がある。
今回の企画で興味深いのは、値引きの対象を看板商品の釜揚げうどんに設定している点だ。新商品を大々的に売り出すだけでなく、ブランドの原点を再確認してもらう狙いが見える。
はなまるうどんは秋の新作「鴨だし」シリーズはなまるうどんは、2026年10月22日から「鴨ねぎうどん」と「鴨せいろうどん」を期間限定で販売している。
どちらも鴨肉のうまみを生かした商品で、温かいだしを楽しみたい人と、冷たいうどんの喉越しを楽しみたい人の双方に対応した構成だ。
| 商品 | 小 | 中 | 大 |
|---|---|---|---|
| 鴨ねぎうどん | 890円 | 1,080円 | 1,300円 |
| 鴨せいろうどん | 790円 | 980円 | 1,200円 |
税込価格。2026年10月21日付の公式発表による。
鴨ねぎうどんは、鴨肉の脂が溶け込んだ温かいだしに、焼きねぎや柚子を合わせた商品。一方の鴨せいろうどんは、温かいつけだしと冷たいうどんを組み合わせ、麺のコシとのど越しを楽しむスタイルになっている。
販売期間は2026年10月22日から12月初旬までの予定。一部店舗では販売されない場合がある。
2026年の注目ニュースは新商品だけではないはなまるうどんでは、2026年9月にも濃厚海老つけ汁うどんや濃厚魚介豚骨つけ汁うどんなど、つけ汁を主役にした商品を展開した。
また、8月には大海老天を3本のせた「はなまる感謝うどん」も登場している。
こうした動きからは、従来のかけうどんやぶっかけうどんだけでなく、季節の食材や濃厚な味付けを使った商品で来店動機を作ろうとする姿勢がうかがえる。
【徹底比較】丸亀製麺・はなまるうどん・資さんうどんの違い

うどんチェーン店を選ぶ際、単純な価格比較だけでは本当の違いは見えてこない。
麺の食感、だしの方向性、注文方法、サイドメニューの充実度など、各ブランドには独自の強みがある。
主要4ブランドの特徴と関係性| ブランド | 運営・創業背景 | 看板の特徴 | 2026年の注目点 |
|---|---|---|---|
| 丸亀製麺 | トリドールホールディングス | 店内製麺、打ち立て・茹でたて | 創業26周年感謝祭 |
| はなまるうどん | 吉野家ホールディングス傘下。2000年香川県高松市創業 | 讃岐うどん、セルフ式 | 鴨だし新商品 |
| 資さんうどん | すかいらーくグループ。1976年北九州市創業 | 肉ごぼ天うどん、甘みのあるだし、ぼた餅 | 国内店舗網の拡大 |
| 肉讃岐 もっちりうどん源次郎 | 物語コーポレーション | 店内製麺、フルサービス | 2026年5月に1号店開業 |
丸亀製麺の大きな特徴は、全店に製麺機を設置し、店内で麺を作っていることだ。
公式の説明によると、北海道産小麦100%にこだわり、打ち立て・茹でたてのうどんを提供している。
釜揚げうどんでは、ふっくらとした柔らかさともちもちした食感を楽しめる。一方、水で締めた麺では弾力のあるコシとのど越しが際立つ。
天ぷらを自分で選べる点も魅力で、食べる量や組み合わせを調整しやすい。
はなまるうどんは日常使いとメニューの幅が強みはなまるうどんは、香川県高松市で2000年に創業した讃岐うどんチェーンだ。
吉野家ホールディングスの傘下にあり、セルフ式の店舗運営を中心に全国展開している。
公式会社概要によれば、2026年2月時点の店舗数は418店舗。2026年2月期の営業収入は329億900万円だった。
店舗数の推移を見ると、2020年2月期の506店舗から2026年2月期には418店舗となっている。一方、営業収入は2020年2月期の308億9300万円から2026年2月期の329億900万円へ増加した。
この数字からは、店舗数だけでブランドの勢いを判断できないことが分かる。既存店の売上や商品構成も重要な評価材料だ。
資さんうどんは北九州発祥の独自性が魅力資さんうどんは、1976年に北九州市で1号店を開いたブランドだ。
創業者の大西章資氏が大切にしたのは、鯖節や鰹節を使っただしづくり。公式の歴史紹介では、削り節製造元との長年の協力関係が、現在の味の基礎になったと説明されている。
代表的な商品は肉ごぼ天うどんだ。
もともと別々だった肉うどんとごぼ天うどんを組み合わせた商品で、常連客のリクエストから生まれた。2012年に正式メニューとなった経緯も興味深い。
加えて、うどんだけでなく丼物、おでん、ぼた餅などをそろえているため、食事全体の満足感を重視する人にも支持されている。
【業界分析】資さんうどんの急拡大と新チェーン参入の背景
2026年のうどん業界を語るうえで外せないのが、資さんうどんの店舗拡大と新規ブランドの登場だ。
資さんうどんは国内121店舗に拡大すかいらーくホールディングスの2026年9月月次業績資料によると、資さんうどんの国内店舗数は次のように推移した。
- 2026年1月:95店舗
- 2026年3月:101店舗
- 2026年6月:110店舗
- 2026年8月:117店舗
- 2026年9月:121店舗
2026年1月から9月までに26店舗増加した計算になる。
この成長を支えているのが、すかいらーくグループの既存店舗や出店ノウハウを活用した店舗展開だ。
新しい土地にゼロから店舗を建設するだけでなく、既存の飲食店を業態転換する方法も出店戦略に組み込まれている。
資さんうどんにとって、これは北九州の地域ブランドから全国ブランドへ成長するための重要な転換点だ。
新業態「肉讃岐 もっちりうどん源次郎」が登場2026年5月27日には、物語コーポレーションが新業態「肉讃岐 もっちりうどん源次郎」の1号店を神奈川県座間市にオープンした。
最大の特徴は、うどん4玉まで同一価格という大胆な商品設計だ。
店内製麺にこだわり、打ちたて・切りたて・茹でたての麺を提供する。注文ごとに揚げる天ぷらや小丼も用意されている。
運営会社の発表では、想定客単価は約1,000円。フルサービス形式を採用し、家族連れから一人での食事まで幅広い利用を想定している。
同社が参入を判断した背景には、セルフ式とフルサービス式の市場構造の違いがある。
同社の市場分析では、セルフサービス市場は約2,000億円、フルサービス市場は約5,900億円とされる。セルフ式は上位ブランドのシェアが大きい一方、フルサービス式は個人店が多く、上位ブランドのシェアが比較的小さいという。
つまり、既存の大手チェーンと正面から同じ戦い方をするのではなく、食事体験やボリュームを差別化要素にしている。
【炎上騒動の真相】資さんうどんの乾杯動画で何が起きた?
2026年のうどんチェーン店関連ニュースで、大きな議論を呼んだのが資さんうどん倉見店のSNS動画騒動だ。
この件は、動画の一部分だけを見た人々の推測と、運営会社が説明した実際の経緯に食い違いがあった事例として注目された。
9月18日に拡散した動画の内容騒動の舞台となったのは神奈川県の資さんうどん倉見店。
2026年9月18日未明、店内で制服姿のスタッフらが集まり、カメラに向かって乾杯する様子を撮影した動画がSNSに投稿された。
撮影者はスタッフの掛け声や乾杯の様子から、勤務中に飲酒しているのではないかと疑問を呈した。
投稿には「バイトテロ」を連想させる内容も含まれ、動画は急速に拡散。東洋経済オンラインの報道によると、投稿は700万以上のインプレッションを獲得した。
資さんうどん公式の説明で明らかになった経緯その後、資さんうどん公式Xが9月18日夕方に声明を発表した。
説明された経緯は次のとおりだ。
1. 9月18日未明、酒を飲んだ客との意思疎通がうまくいかなくなった。
2. 店側は警察に対応を依頼した。
3. 警察官が到着するまで、店内に居合わせた客の協力も得て対応した。
4. トラブルが収束した後、スタッフが客の申し出を受けてお茶で乾杯した。
5. その様子を撮影した動画がSNS上で拡散した。
つまり、動画で乾杯していた飲み物について、運営会社は酒ではなくお茶だったと説明した。
公式側はスタッフの行動について、次のように謝罪している。
「店内での配慮不足の行動であった」
この説明は、スポニチやライブドアニュースなどでも報じられた。
噂と事実を比較するとどうなる?| ネット上で広がった疑惑 | 公式説明・確認された事実 |
|---|---|
| スタッフが勤務中に飲酒していた | 乾杯した飲み物はお茶だったと説明 |
| 店内で突然スタッフが騒いでいた | 先行して客とのトラブルが発生していた |
| 店舗でのトラブルが収束していなかった | 警察到着まで対応し、その後収束したと説明 |
| スタッフの行動に問題はなかった | 店内での配慮不足について運営会社が謝罪 |
ここで重要なのは、飲酒疑惑が公式説明によって否定された一方、スタッフの行動すべてが正当化されたわけではないという点だ。
飲酒していたという情報と、営業中の店舗内で乾杯や撮影を行ったという事実は、別々に考える必要がある。
ネットの反応はどう変化した?騒動直後は、動画の見た目から勤務中の飲酒を疑う批判が広がった。
しかし、公式説明が出ると、議論の焦点は変化した。
- 勤務中の飲酒という疑惑については、公式説明によって事実関係が修正された。
- お茶であっても、営業中の店内で撮影や乾杯をすることへの疑問が残った。
- 客とのトラブルに対応したスタッフの事情も考慮すべきだという視点が生まれた。
- 動画の一部分だけで従業員の行動を断定することへの懸念も指摘された。
東洋経済オンラインの9月21日付の記事でも、飲酒疑惑が誤解だったことと、店内での配慮不足に対する批判が別の論点として取り上げられている。
今回の騒動は、SNSの動画が必ずしも出来事の全体像を伝えるわけではないことを示した。
炎上という言葉だけが先行すると、最初に広がった疑惑が、その後の訂正情報よりも強く印象に残ることがある。
【失敗しない選び方】自分に合ううどんチェーン店はどこ?
うどんチェーン店を選ぶときは、知名度や店舗数だけで決める必要はない。
食べたい麺の食感や、だしの好み、予算、食事にかけられる時間によって適したブランドは変わる。
目的別のおすすめ| 利用目的 | おすすめブランド | 選ぶ理由 |
|---|---|---|
| 打ち立ての麺を楽しみたい | 丸亀製麺 | 店内製麺と茹でたてへのこだわり |
| 手軽に讃岐うどんを食べたい | はなまるうどん | セルフ式で日常使いしやすい |
| ボリュームを重視したい | 資さんうどん | 肉ごぼ天うどんや丼物などが充実 |
| 大盛りを楽しみたい | 源次郎 | 4玉まで同一価格という特徴 |
うどんは比較的手頃な外食というイメージがあるが、トッピングやサイドメニューを追加すると会計は変わる。
例えば、天ぷらを複数追加する場合、基本のうどん価格だけを見ても実際の支出は分からない。
また、資さんうどんのようにぼた餅やおでんを楽しめる店舗では、うどん単品ではなく食事全体で満足度を判断する方が適切だ。
向いている人・おすすめしにくい人丸亀製麺が向いている人
- 麺の食感を重視する人
- 天ぷらを自由に選びたい人
- 釜揚げうどんなど定番商品が好きな人
はなまるうどんが向いている人
- 日常的にうどんを食べたい人
- かけうどんやぶっかけうどんが好きな人
- 季節限定メニューも試したい人
資さんうどんが向いている人
- 甘みのあるだしが好きな人
- ごぼ天や肉うどんが好きな人
- うどん以外のサイドメニューも楽しみたい人
源次郎が向いている人
- 麺をたくさん食べたい人
- フルサービス形式で食事をしたい人
- 店内製麺の新しいブランドを試したい人
一方、食事にかける時間をできるだけ短くしたい人や、トッピングを追加せず最安価格を優先したい人は、店舗ごとの注文方式や基本メニューを事前に確認しておくとよい。
【プロの結論】2026年のうどんチェーン店は何で選ばれるのか
2026年のうどん業界を整理すると、競争の軸は大きく3つに分けられる。
第一は、麺そのものの品質だ。
丸亀製麺が重視する店内製麺や、源次郎が打ち出す独自の熟成方法など、麺の食感を差別化する取り組みが続いている。
第二は、地域性と食事全体の満足感だ。
資さんうどんの肉ごぼ天うどんやぼた餅のように、地域の食文化を背景に持つ商品は、単なる価格競争では生まれにくい独自性を備えている。
第三は、日常的な利用価値だ。
はなまるうどんのセルフ式店舗や、期間限定商品の展開は、普段の食事に新しい選択肢を加える役割を果たしている。
特に注目したいのは、資さんうどんの店舗拡大と源次郎の参入だ。既存の大手ブランドが強い市場でも、地域性やサービス方式を変えれば新たな需要を取り込める可能性がある。
ただし、店舗数の増加だけで人気や収益性を判断することはできない。継続的な来店につながる商品力、価格設定、接客、店舗運営の質が伴っているかが重要だ。
【うどんチェーン店】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年に注目されているうどんチェーン店はどこ?
A1:丸亀製麺、はなまるうどん、資さんうどんが主要な注目ブランドだ。さらに2026年5月には、物語コーポレーションの新業態・肉讃岐 もっちりうどん源次郎も登場した。それぞれ麺、だし、サービス方式に違いがある。
Q2:丸亀製麺の釜揚げうどん半額はいつ開催される?
A2:2026年11月は1日・11日・21日の3日間に開催される。通常は毎月1日の企画だが、創業26周年記念で11月は開催日が増えている。一部対象外店舗があるため注意したい。
Q3:はなまるうどんの2026年秋の新商品は?
A3:2026年10月22日から「鴨ねぎうどん」と「鴨せいろうどん」を期間限定販売している。税込価格は小790円からで、商品によって価格が異なる。販売期間は12月初旬までの予定だ。
Q4:資さんうどんの乾杯動画では本当に従業員が飲酒していた?
A4:資さんうどんの公式説明では、スタッフが乾杯した飲み物はお茶だった。飲酒疑惑は否定された一方、店内での撮影や乾杯については配慮不足だったとして謝罪している。
Q5:資さんうどんは2026年に何店舗まで増えた?
A5:すかいらーくホールディングスの月次業績資料では、2026年9月の国内店舗数は121店舗となっている。今後も既存店舗の業態転換などを活用した出店が注目される。
2026年のうどんチェーン店では、丸亀製麺の創業感謝祭、はなまるうどんの鴨だしシリーズ、資さんうどんの全国展開など、各社が異なる方向からブランドの魅力を打ち出している。
加えて、肉讃岐 もっちりうどん源次郎の参入によって、セルフ式だけではない新しい選択肢も生まれた。
一方、資さんうどんの乾杯動画騒動は、SNSで拡散された映像と公式説明を照らし合わせることの重要性を示した。炎上や噂を判断するときには、投稿された動画だけでなく、その前後の経緯や運営会社の発表まで確認する必要がある。
うどんチェーン店選びで失敗しないためには、価格だけでなく、麺の食感、だし、トッピング、店舗の利用しやすさまで比較することが大切だ。2026年後半から2027年にかけても、新商品や出店動向、キャンペーンの展開から目が離せない。