埼玉栄卓球部は、全国大会や関東大会で数多くの実績を残してきた埼玉栄高校の強豪運動部です。日本一を目標に掲げ、男子・女子ともに競技力の向上に取り組んでいます。2026年には埼玉県高校新人卓球大会の男子3種目で優勝し、関東高校卓球大会でも男子学校対抗準優勝、シングルス3位という結果を残しました。
一方、埼玉栄卓球部の特徴は大会成績だけではありません。公式ホームページでは練習内容や食事・コンディション管理、部員紹介、Q&Aなども公開。卓球メディアRallysの潜入取材では、高橋裕樹監督の指導方針や、生徒が主体となって部活動をつくる姿勢も紹介されています。この記事では、2019~2020年の歴史的な実績から2026年の最新成績までを整理し、強さの理由と活動の実態を解説します。
【基本情報】埼玉栄高校卓球部とは?2026年の部員数や活動内容

埼玉栄卓球部は、埼玉栄高等学校に所属する卓球部です。公式ホームページでは「日本一を目指して活動しています」と掲げ、競技成績だけでなく、周囲から愛され、信頼されるチームづくりも目標にしています。
活動の根底にあるのは、同校の校訓「今日学べ」という姿勢です。卓球の技術を磨くだけでなく、日々の努力を通じて人間的にも成長することを大切にしています。
2026年度のプロフィール埼玉栄卓球部公式ホームページのプロフィールによると、2026年5月時点の部員数は39名です。
内訳は以下のとおりです。
- 高校3年生:11名(男子7名・女子4名)
- 高校2年生:15名(男子12名・女子3名)
- 高校1年生:13名(男子9名・女子4名)
監督・コーチには高橋裕樹氏、秋田悠吾氏、若森均氏、小林直太氏が名を連ね、内田紘平氏がコンディショニングコーチを務めています。
練習場所は埼玉栄高校スポーツセンター3階の卓球場です。卓球台13台を備え、冷暖房も完備されています。
練習時間と日常の活動2026年度の公式プロフィールに掲載された練習時間は次のとおりです。
- 平日朝:7時30分~8時
- 平日午後:16時~20時
- 休日:8時30分~16時
放課後の練習だけでなく、登校前にも短時間の練習を組み込んでいる点が特徴です。
また、公式ホームページには練習メニュー紹介や食事・コンディション管理についてのページも設けられています。
技術練習だけに偏らず、身体の準備や回復、日々の生活管理まで含めて競技力を高めようとする姿勢がうかがえます。
【2026年最新】埼玉栄卓球部の大会成績は?新人戦3種目優勝から関東大会まで
埼玉栄卓球部の実力を知るには、過去の優勝記録だけでなく、2025年度から2026年度にかけての大会結果を見ることが重要です。
2026年2月:埼玉県高校新人卓球大会で男子3種目優勝2026年2月6日から8日にかけて、くまがやドームで開催された令和7年度埼玉県高等学校新人卓球大会では、男子が大きな成果を挙げました。
主な結果は以下のとおりです。
男子学校対抗:優勝
決勝では川越東と対戦し、3対2で勝利しました。
男子シングルス:
- 優勝:寺野
- 準優勝:石田
- ベスト4:宮、佐藤優
男子ダブルス:
- 優勝:内田・島﨑
- 準優勝:佐藤優・鈴木陽
加えて、女子学校対抗でも3位に入賞しています。
男子学校対抗、男子シングルス、男子ダブルスという3種目で優勝を達成したことは、チーム全体の選手層を示す結果です。
特定の選手だけに依存せず、団体戦と個人戦の双方で結果を残している点に注目できます。
2026年5月:関東高校卓球大会で男子学校対抗準優勝2026年5月30日・31日に開催された第76回関東高校卓球大会では、男子学校対抗で準優勝しました。
また、男子シングルスでは疋野虎希選手が3位に入賞しています。
関東大会は東京、神奈川、埼玉、千葉などの強豪校が集まる大会です。そこで団体準優勝と個人3位を獲得したことは、埼玉栄の競技力を示す重要な実績といえます。
2026年6月:インターハイ埼玉県予選でも男子団体優勝2026年6月6日から8日に行われたインターハイ埼玉県予選では、男子学校対抗で優勝しました。
埼玉新聞の大会報道によると、決勝では川越東を3対2で下し、15大会連続19度目の優勝を達成しています。
男子個人戦でも埼玉栄の選手が上位を占め、シングルス決勝は疋野虎希選手が石田蓮選手に3対0で勝利。ダブルス決勝では寺野碧透選手・石田蓮選手のペアが、宮正倫選手・疋野虎希選手のペアを3対2で破りました。
県内での強さが際立つ大会となりました。
2026年の全国大会ではどこまで進んだ?全国の舞台では、さらに厳しい戦いが待っています。
2026年8月のインターハイでは、男子学校対抗の2回戦で新潟産大附に0対3で敗れました。
個人戦では、疋野選手と寺野選手が男子シングルス3回戦まで進出。一方、全国の強豪を相手に勝ち上がる難しさも示された大会となりました。
また、2026年1月の全日本卓球選手権大会ジュニアの部では、疋野選手が3回戦に進出しています。
こうした結果を見ると、埼玉県内での優勝を全国大会での上位進出につなげることが、今後の大きなテーマになっていると分かります。
【歴代実績】新人戦3種目優勝・全日本卓球選手権大会・関東選抜の記録を整理
埼玉栄卓球部の公式ホームページには、過年度の大会結果も掲載されています。
検索されることの多い2019年末から2020年初頭の実績には、現在のチームにもつながる競技力の高さが表れています。
2019年12月:関東選抜男子学校対抗Ⅰ部準優勝2019年12月25日から27日まで、東京都のエスフォルタアリーナ八王子で開催された関東高等学校選抜卓球大会兼関東高等学校新人卓球大会。
埼玉栄は男子学校対抗Ⅰ部で準優勝しました。
予選リーグでは4戦全勝で1位通過。準決勝では安田学園を3対2で下し、決勝に進出しています。
決勝では東海大菅生と対戦し、2対3で惜敗しました。
優勝には届かなかったものの、関東の強豪校を相手に安定した勝ち上がりを見せた大会でした。
2020年1月:埼玉県ジュニア卓球選手権大会男子ダブルスで上位独占2020年1月6日に開催された埼玉県ジュニア卓球選手権大会ダブルスの部では、男子ダブルスの上位3組を埼玉栄の選手が占めました。
- 1位:狩野・小暮ペア
- 2位:宮島・豊田ペア
- 3位:羽賀・三苫ペア
- ベスト8:屋代・福山ペア
優勝だけでなく、準優勝と3位も同じ学校のペアが獲得した点が特徴です。
ダブルスは個々の技術に加えて、ペアの連携や試合展開への対応力が求められる種目です。複数のペアが上位に進出したことは、チーム全体の競技力を示す材料になります。
2020年1月:全日本卓球選手権大会の結果2020年1月13日から19日まで、大阪の丸善インテックアリーナ大阪で開催された全日本卓球選手権大会にも、埼玉栄の選手が出場しました。
公式ホームページに掲載された結果は次のとおりです。
- ジュニア男子:松尾威吹、小暮桜介が2回戦敗退
- ジュニア男子:下川原侑希、狩野耕助が1回戦敗退
- 一般男子ダブルス:尾中翔英・中島大貴が2回戦敗退
ここで押さえておきたいのは、全日本卓球選手権大会への出場と、同大会での優勝・上位入賞は別の評価軸だということです。
埼玉県内や関東大会での好成績だけでなく、全国大会でどこまで勝ち上がれるかも、強豪校を評価するうえで欠かせません。
2020年2月:埼玉県新人戦で男子3種目優勝2020年2月7日、8日、11日に行われた埼玉県高等学校新人卓球大会でも、埼玉栄は男子の3種目で優勝しました。
- 男子学校対抗:優勝
- 男子シングルス:下川原が優勝
- 男子ダブルス:下川原・松尾ペアが優勝
男子シングルスでは準優勝も獲得し、3位にも2名が入賞。男子ダブルスでも準優勝と3位を獲得しています。
この結果が、公式ホームページの2020年2月14日付「新人戦3種目優勝!」というニュースにつながっています。
大会実績・歴史的記録の比較表| 時期 | 大会・項目 | 主な結果 |
|---|---|---|
| 2019年12月 | 関東選抜 | 男子学校対抗Ⅰ部準優勝 |
| 2020年1月 | 埼玉県ジュニア選手権 | 男子ダブルス1~3位独占 |
| 2020年1月 | 全日本選手権 | ジュニア男子・一般男子ダブルスに出場 |
| 2020年2月 | 埼玉県高校新人戦 | 男子3種目優勝 |
| 2025年12月 | 関東高等学校選抜 | 男子学校対抗Ⅰ部準優勝 |
| 2026年2月 | 埼玉県高校新人戦 | 男子3種目優勝、女子団体3位 |
| 2026年5月 | 関東高校卓球大会 | 男子学校対抗準優勝、疋野がシングルス3位 |
| 2026年6月 | インターハイ埼玉県予選 | 男子学校対抗優勝 |
このように、2019~2020年の記録は過去の一時的な好成績ではなく、その後も続く埼玉栄卓球部の競技実績の一部です。
特に2026年にも男子3種目優勝を達成していることから、歴代の記録と現在のチームを結び付けて評価できます。
【強さの理由】埼玉栄卓球部の活動内容と日本一への取り組み
埼玉栄卓球部の強さを考えるうえで注目したいのが、練習の考え方とチーム運営です。
公式ホームページでは、日本一を目指すだけでなく、「日本一愛される・信頼されるチーム」を目標として掲げています。
1.「考える卓球」を重視した練習公式Q&Aによると、練習ではシステム練習を多く取り入れています。
特に試合で使用する機会の多いサービスやレシーブからの展開を重視している点が特徴です。
また、練習内容について選手自身も工夫する方針が示されています。
指導者から与えられたメニューをこなすだけではなく、自分の課題を把握し、試合で必要になる技術を考えることが大切です。
卓球はサービスの回転やコース、レシーブの選択、ラリーの組み立てによって試合展開が大きく変わる競技です。
そのため、技術を反復するだけでなく、状況に応じて判断する能力を養うことは、競技力の向上につながります。
2.コンディション管理と映像分析2022年5月26日に公開されたRallysの埼玉栄高校卓球部潜入取材では、高橋裕樹監督の指導方針が詳しく紹介されました。
取材当時、チームでは食事や睡眠時間、体調などを記録するアプリを活用し、選手自身がコンディションを把握できるようにしていました。
加えて、動画分析アプリを試合の振り返りに利用。トレーニングやストレッチも練習の最初と最後に組み込んでいました。
こうした取り組みから分かるのは、卓球の技術だけでなく、身体の状態や試合内容を客観的に振り返る仕組みを重視していることです。
3.指導者と選手のコミュニケーションRallysのインタビューでは、高橋監督が選手との対話を重視する姿勢を語っています。
特に印象的なのが、次の言葉です。
「コミュニケーションはどんなに取っても終わりがない」
高橋監督は、指導者が一方的に練習内容を押し付けるのではなく、選手の反応を見ながら必要に応じて話し合うことを重視していました。
選手のモチベーションや人間関係にも目を配り、本人が納得して練習に取り組める環境をつくろうとする考え方です。
強豪校というと厳しい上下関係や一方的な指導をイメージする人もいる可能性があります。しかし、Rallysの取材で紹介された埼玉栄の姿は、選手の自主性と対話を重視するものでした。
4.日本一を目指すだけでなく、応援されるチームをつくる公式ホームページの活動紹介には、チームが目指す方向性として次のような考え方が示されています。
- 憧れをつくる
- 卓球競技を活性化させる
- 応援してくれる人々に恩返しをする
- 社会で活躍する人材へと成長する
これは単純に大会で勝つことだけを目標にした部活動とは少し異なる視点です。
地域の小中学生にとって憧れの存在となり、保護者や地域の卓球関係者から応援されるチームを目指しています。
競技成績を通じて学校や地域の卓球競技を盛り上げるという考え方も、埼玉栄卓球部の特徴といえるでしょう。
【公式情報の確認方法】埼玉栄卓球部公式ホームページ・X・Rallysの活用法
埼玉栄卓球部の活動を詳しく知りたい場合、最初に確認したいのが公式ホームページです。
埼玉栄卓球部公式ホームページ公式ホームページでは、次のような情報を確認できます。
- プロフィール
- 活動紹介・主な実績
- 部員紹介
- 大会予定
- 年度別大会結果
- 卒業生の進路
- 練習メニュー紹介
- 食事・コンディション管理
- Q&A
- 卓球部ブログ
特に大会結果は年度ごとに整理されているため、特定の年の実績を調べたい場合に便利です。
2019年度や2020年度の記録と、2025年度・2026年度の結果を比較することで、チームの長期的な競技力の推移も把握できます。
埼玉栄卓球部のX公式アカウント埼玉栄卓球部は、Xでも情報を発信しています。
アカウント名は「埼玉栄卓球部」、アカウントIDは「@ssakaetakkyuu」です。
発信のコンセプトとして掲げているのは「憧れをつくる」という言葉。
公式ホームページへの案内に加え、大会結果や日々の活動を紹介しています。
公式ホームページの大会結果ページが更新される前に、Xで試合の速報を確認できる場合もあります。
2026年のインターハイ期間中にも、男子シングルスやダブルスの試合結果が発信されていました。
大会の途中経過を追いたい人にとって、チェックしておきたい情報源です。
Rallysの埼玉栄卓球部潜入動画卓球専門メディアRallysでは、2022年5月26日に埼玉栄高校卓球部の潜入取材記事が公開されました。
記事のタイトルは「コミュニケーションに限界なし」生徒たちで創り上げる“令和版部活動”埼玉栄高校卓球部に潜入。
高橋監督へのインタビューに加え、選手の練習風景やチーム運営の考え方が紹介されています。
また、埼玉栄卓球部公式ホームページにもRallysによる潜入動画が案内されています。
動画では選手のプレーやクイズ形式の企画なども取り上げられており、文字情報だけでは分かりにくい部の雰囲気を知る手掛かりになります。
【入部前に確認】埼玉栄卓球部のQ&A・練習時間・部費・遠征費
埼玉栄卓球部公式ホームページには、入部を検討する生徒や保護者向けのQ&Aも掲載されています。
競技実績だけでなく、実際の活動条件を知るうえで参考になる情報です。
部員数と入部について公式Q&Aでは、例年、男子は7名前後、女子は3名前後が入部すると説明されています。
ただし、2026年5月時点のプロフィールでは部員総数が39名となっています。
年度や学年によって構成は変わるため、最新の部員紹介を確認するのが確実です。
練習内容についてQ&Aでは、サービスやレシーブを中心としたシステム練習を多く取り入れていると説明されています。
ウォーミングアップ、クールダウン、トレーニングにも力を入れており、選手自身が練習内容を工夫する方針です。
部費と遠征費について公式Q&Aに掲載されている費用の目安は次のとおりです。
- 部費:月額3,000円
- 遠征:ベンチメンバーを中心に約2か月に1回
- 遠征期間:2泊3日程度
- 遠征費:2万~3万円程度
これらは公式Q&A掲載時点の案内です。2026年度の実際の負担額や遠征条件については、学校への確認が必要です。
試合への出場機会について公式Q&Aでは、団体戦は4名がレギュラーとなるため、全員が出場できるわけではないと説明されています。
一方、個人戦は高体連の大会で10名まで、卓球協会の大会では人数制限なく出場できると案内されています。
入部を考える場合は、団体戦での出場機会だけでなく、個人戦や日常の練習を通じてどのように成長できるかも確認しておきたいポイントです。
【よくある質問】埼玉栄卓球部に関するFAQ
Q1:埼玉栄卓球部は全国的に強い高校ですか?
A1:はい。関東大会やインターハイ、関東高等学校選抜、全国高等学校選抜などに継続的に出場している強豪校です。2026年には関東高校卓球大会男子学校対抗準優勝、埼玉県新人大会男子3種目優勝などの実績を残しています。
Q2:埼玉栄卓球部の新人戦3種目優勝はいつの記録ですか?
A2:2020年2月の埼玉県高等学校新人卓球大会で、男子学校対抗、男子シングルス、男子ダブルスの3種目で優勝しています。また、2026年2月の新人大会でも男子3種目優勝を達成しています。異なる年度の実績として区別して確認することが大切です。
Q3:埼玉栄卓球部の練習時間はどのくらいですか?
A3:2026年度の公式プロフィールでは、平日が朝7時30分~8時と16時~20時、休日が8時30分~16時です。大会日程などによって変更される場合があります。
Q4:埼玉栄卓球部の活動内容はどこで確認できますか?
A4:埼玉栄卓球部公式ホームページで確認できます。活動紹介、大会結果、部員紹介、練習メニュー、食事・コンディション管理、Q&Aなどが掲載されています。X公式アカウントでも大会速報や活動情報が発信されています。
Q5:埼玉栄卓球部の強さの理由は何ですか?
A5:試合を想定したシステム練習、「考える卓球」を重視する姿勢、コンディション管理、映像分析、指導者と選手のコミュニケーションなどが特徴です。選手が主体的に考えて活動するチームづくりも、強さを支える要素となっています。
埼玉栄卓球部は、長年にわたって関東大会や全国大会に出場し、男子・女子ともに競技力を高めてきた伝統あるチームです。
2019年の関東選抜男子学校対抗Ⅰ部準優勝、2020年の新人戦男子3種目優勝や埼玉県ジュニア男子ダブルス上位独占は、歴代の代表的な実績です。
そして2026年にも、埼玉県新人戦男子3種目優勝、関東高校卓球大会男子学校対抗準優勝、インターハイ埼玉県予選男子団体優勝などの結果を残しました。
一方で、全国大会では強豪校との厳しい戦いも続いています。県内での圧倒的な実績を全国の上位進出につなげられるかは、今後の注目点です。
埼玉栄卓球部の魅力は、勝利だけを追い求めるのではなく、選手自身が考え、仲間や指導者とコミュニケーションを取りながら成長する環境にもあります。
日本一を目指す競技力と、地域から愛され信頼されるチームづくり。この2つを両立させようとする姿勢こそ、埼玉栄卓球部の実績と強さを理解するうえで欠かせないポイントです。
今後の大会結果や新しい世代の選手の活躍にも注目していきたいところです。
主な参照資料: 埼玉栄卓球部公式ホームページ・年度別大会結果・プロフィール・Q&A、埼玉県高等学校体育連盟、埼玉新聞、卓球メディアRallys、卓球レポート、2026年関東高校卓球大会結果および埼玉栄卓球部公式X。