京都大学(京大)と東京大学(東大)は、日本を代表する最難関国立大学として並び称される存在です。しかし、実際の入試制度を比較すると、合格最低点、大学入学共通テストの得点率、個別試験の配点、学部・科類の構成には大きな違いがあります。2026年度入試の結果を見ると、東大の最終合格点は550点満点で公表される一方、京大は学部によって750点から1,275点まで満点が異なっています。
2026年11月現在、両大学の2026年度入試結果と、河合塾が公表している2027年度入試の最新ボーダーライン予想を照らし合わせると、大学全体で一律にどちらが難しいとは判断できません。東大理科三類と京大医学部医学科のような最難関同士の比較から、文学部・法学部・工学部などの学部別比較まで、実際の数字と教育制度を踏まえて違いを整理します。
【結論】京大と東大はどっちが難しい?2026年度の最新評価

先に結論を示すと、大学全体の難易度では東大が高い水準に位置する傾向がありますが、京大の上位学部・学科は東大の各科類と十分に競合する難しさです。特に医学部医学科では、東大理科三類と京大医学部医学科が国内最難関の受験先として並びます。
ただし、難易度を判断する際には、偏差値だけでなく、受験科目、記述問題の特徴、共通テストの比重、合格者の得点分布を確認する必要があります。
2026年11月時点の河合塾ボーダー偏差値河合塾Kei-Netが2026年10月に更新した2027年度入試の予想では、一般選抜の方式別ボーダー偏差値は次の範囲です。
- 東京大学:67.5~72.5
- 京都大学:60.0~70.0
共通テスト得点率の予想は、東大が85~90%、京大が77~90%です。
この数字を見ると、東大は大学全体として高い難易度の範囲に位置し、最上位の理科三類は偏差値72.5という水準です。一方、京大も医学部医学科や総合人間学部など、東大の主要科類に匹敵する難関があります。
なお、この数値は2026年度入試の実績ではなく、2026年10月時点で公表された2027年度入試の予想です。ボーダー偏差値は河合塾が合格可能性50%と予想する目安であり、大学の教育水準や卒業後の評価を示す数字ではありません。
大学全体と最難関学部は分けて考える京大と東大の難易度比較で注意したいのは、大学全体の偏差値の範囲と、特定学部・科類の難易度を混同しないことです。
例えば、京大医学部医学科と東大理科三類を比較する場合、大学全体の平均的な偏差値ではなく、医学科・理科三類という同じ進路目標に近い募集区分を比較する必要があります。
また、東大は文科一類・理科一類などの科類で入学するのに対し、京大は原則として志望学部・学科を指定して受験します。この制度の違いも、単純な大学ランキングでは見落とされやすいポイントです。
【2026年度最新データ】京大と東大の合格最低点・合格者平均点を比較
両大学の入試難易度を検討するうえで、最も参考になるのが2026年度の合格者成績です。
京都大学は公式の「令和8年度入学者選抜実施状況」で、学部・学科別の最高点、最低点、平均点を公表しています。東京大学も2026年3月10日に、前期日程の第2次学力試験合格者の成績を公式発表しました。
京大の2026年度合格最低点・平均点京大の2026年度前期日程における代表的な合格者成績は次のとおりです。
- 文学部:750点満点、最低点488.25点、平均点518.97点
- 法学部:885点満点、最低点558.08点、平均点601.63点
- 工学部情報学科:1,025点満点、最低点645.49点、平均点694.29点
- 医学部医学科:1,275点満点、最低点876.62点、平均点940.75点
注目したいのは、同じ京都大学でも学部によって合格者の得点分布が異なる点です。文学部は750点満点、医学部医学科は1,275点満点であり、得点の絶対値だけで比較しても意味がありません。
また、工学部は学部一括で募集しながら、受入学生数を目安として学科別に合格者を決定する制度です。情報学科などの人気分野では、学科ごとの受験状況も確認する必要があります。
東大の2026年度合格最低点・平均点東京大学の2026年度前期日程では、共通テストの成績を110点に換算し、個別学力検査の440点と合わせた550点満点で最終合格者の成績を公表しています。
- 文科一類:最低点325.0100点、平均点352.7684点
- 文科二類:最低点330.4700点、平均点353.9396点
- 文科三類:最低点316.3200点、平均点339.1589点
- 理科一類:最低点303.3900点、平均点332.1105点
- 理科二類:最低点305.0000点、平均点326.4965点
- 理科三類:最低点346.0900点、平均点377.7881点
理科三類の合格最低点は346.0900点で、東大の6科類の中で最も高い結果でした。平均点も377.7881点と突出しています。
一方、文科三類の最低点は316.3200点、理科一類は303.3900点です。同じ東大の中でも、科類によって合格者の得点水準に差があることが分かります。
2026年度の合格者成績一覧京大と東大の代表的な学部・科類を並べると、以下のようになります。満点が異なる点に注意してください。
| 大学 | 学部・科類 | 満点 | 合格最低点 | 合格者平均点 |
|---|---|---|---|---|
| 京大 | 文学部 | 750点 | 488.25点 | 518.97点 |
| 京大 | 法学部 | 885点 | 558.08点 | 601.63点 |
| 京大 | 工学部・情報学科 | 1,025点 | 645.49点 | 694.29点 |
| 京大 | 医学部・医学科 | 1,275点 | 876.62点 | 940.75点 |
| 東大 | 文科一類 | 550点 | 325.0100点 | 352.7684点 |
| 東大 | 文科二類 | 550点 | 330.4700点 | 353.9396点 |
| 東大 | 文科三類 | 550点 | 316.3200点 | 339.1589点 |
| 東大 | 理科一類 | 550点 | 303.3900点 | 332.1105点 |
| 東大 | 理科二類 | 550点 | 305.0000点 | 326.4965点 |
| 東大 | 理科三類 | 550点 | 346.0900点 | 377.7881点 |
この一覧から読み取れる重要な事実は、合格最低点の数字が大きい大学ほど難しいという単純な関係は成立しないことです。
例えば、京大医学部医学科の876.62点と東大理科三類の346.09点は、どちらも合格最低点ですが、試験の満点も科目構成も異なります。得点率だけを計算しても、問題の難しさや受験者層まで統一できるわけではありません。
実際の志望校選びでは、同じ大学・同じ学部または科類の過去数年の合格最低点と平均点を確認し、得点目標を設定することが合理的です。
【配点の違いが重要】京大と東大の共通テスト・二次試験・足切り点
京大と東大の入試難易度を正確に比較するには、大学入学共通テストと個別学力検査の配点構成を理解する必要があります。
東大は共通テスト110点・二次試験440点2026年度の東大一般選抜では、共通テスト1,000点分を110点に圧縮し、個別学力検査440点と合わせて550点満点で合否を判定しました。
つまり、最終合格点に占める割合は次のとおりです。
- 大学入学共通テスト:110点(20%)
- 個別学力検査:440点(80%)
- 合計:550点(100%)
この仕組みでは、共通テストで高得点を取ることは重要ですが、最終合格に向けては個別試験の得点力が大きく影響します。
なお、理科三類は通常の学力試験に加えて面接を実施し、医学への適性、倫理性、社会性、コミュニケーション能力なども総合的に判断します。面接は点数加算方式ではなく、総合判定の判断資料です。
京大は学部によって配点が変わる京大の特徴は、共通テストと個別学力検査の配点比率が学部ごとに異なることです。
2026年度の募集要項を見ると、代表的な例は次のように整理できます。
- 文学部:共通テスト250点、個別試験500点、合計750点。
- 法学部:共通テスト285点、個別試験600点、合計885点。
- 工学部:共通テスト225点、個別試験800点、合計1,025点。
文学部では共通テストが総点の約3分の1を占めますが、工学部では約22%です。
この差は、受験生の勉強戦略にも影響します。共通テストで安定して得点できる受験生と、個別試験の数学・理科などで高得点を狙える受験生では、相性のよい学部が変わる可能性があります。
2026年度の東大第1段階選抜・足切り点東大の足切り点とは、大学入学共通テストの成績によって、第2次学力試験に進める受験生を選抜するための基準です。
2026年2月11日に東京大学が公表した第1段階選抜合格者の最低点は次のとおりでした。
- 文科一類:720点/1,000点(72.0%)
- 文科二類:744点/1,000点(74.4%)
- 文科三類:781点/1,000点(78.1%)
- 理科一類:775点/1,000点(77.5%)
- 理科二類:767点/1,000点(76.7%)
- 理科三類:716点/1,000点(71.6%)
意外なのは、最も難関とされる理科三類の足切り点が716点であり、文科三類の781点より低かったことです。
しかし、これは理科三類の最終合格が簡単だったことを意味しません。第1段階選抜の基準は、志願者数や募集人員に対する倍率、受験者の得点分布によって変化するからです。
実際、理科三類の最終合格最低点は346.0900点で6科類中最も高くなっています。足切り点と最終合格最低点は、まったく異なる意味を持つ数字です。
京大の共通テスト最低点は公表されている?京大の受験生向け公式FAQによると、一般選抜の合格最低点は共通テストと個別学力検査などを合計した総点で公表されています。
共通テストだけの合格者最低点は公表されていないため、「京大は共通テストで何点取れば必ず合格できる」という統一的な基準はありません。
この点も東大との大きな違いです。東大は第1段階選抜の科類別最低点を公表しているため、共通テストの足切りラインを具体的な数字で確認できます。
【学部・科類別】京大と東大の難易度はどこが違う?
京大と東大を比較する際には、大学名だけでなく、自分が希望する専門分野に対応する学部・科類を見ていくことが重要です。
医学部医学科と東大理科三類医学部志望者にとって、最も注目される比較対象が京大医学部医学科と東大理科三類です。
2027年度の河合塾予想では、東大理科三類のボーダー偏差値は72.5、京大医学部医学科は70.0です。同じ医学系の最上位層でも、予想偏差値には差があります。
一方、2026年度の実際の合格最低点は、京大医学科が876.62点/1,275点、東大理科三類が346.09点/550点でした。異なる配点制度であるため、点数や得点率だけで優劣を決めることはできません。
両者の対策では、過去問の出題傾向と記述力に注目する必要があります。医学科志望者は、学力試験だけでなく、東大理科三類では面接も含めた準備が必要です。
文系:東大文科一類・二類・三類と京大法学部・経済学部・文学部文系では、東大の科類と京大の学部の仕組みが異なる点を押さえておきたいところです。
東大文科一類は法学・政治学、文科二類は経済学、文科三類は言語・思想・歴史などの人文科学を中心とする基礎教育につながります。
京大では、法学部・経済学部・文学部などを志望先として選び、入試を受けます。
2026年度の京大文学部の合格最低点は488.25点、法学部は558.08点でした。東大の文科各類では、文科二類の330.47点が最も高い最低点となっています。ただし、満点と試験構成が違うため、これらの数字を直接比べることはできません。
法律や政治を早い段階から専門的に学びたい場合は京大法学部も有力な選択肢です。一方、大学入学後に幅広い教養を身につけながら専門分野を決めたい場合は、東大の制度に魅力があります。
理系:東大理科一類・二類と京大理学部・工学部・農学部理系では、数学・物理・化学を中心とする東大理科一類と、京大理学部・工学部の比較が代表的です。
東大理科一類は、数学・物理学・化学を中心に幅広い理系分野の基礎を学ぶ科類です。理科二類は生物学・化学など生命科学に関係する分野を含め、幅広い理系教育につながります。
京大は理学部、工学部、農学部などの専門分野を指定して受験します。特に工学部は学科別の受入学生数を考慮した合格者決定が行われるため、志望学科を慎重に選ぶ必要があります。
2026年度の京大工学部情報学科は合格最低点645.49点、平均点694.29点でした。情報系への関心が強い受験生は、大学名だけでなく、学科の教育内容や研究領域まで比較が必要です。
【入試科目を比較】京大と東大は数学・英語・国語の対策が違う
京大と東大の入試は、どちらも高い基礎学力と応用力を要求しますが、個別試験の科目構成や問題への対応方法には違いがあります。
東大の二次試験は文系・理系で科目構成が分かれる2026年度の東大前期日程では、個別学力検査の配点は440点です。
文科各類は国語・数学・地理歴史・外国語の4教科を中心に受験し、理科各類は国語・数学・理科・外国語の4教科を受験します。
理科三類では面接も実施されますが、面接は独立した点数加算ではなく、合否の総合判定に利用されます。
また、共通テストでは6教科8科目を基本とする幅広い学力が大切です。二次試験で得意科目を伸ばすだけでなく、共通テストで大きな失点を避ける対策も必要です。
京大は学部ごとの出題科目と配点を確認する京大では学部によって個別学力検査の科目構成が変わります。
- 文学部:国語・地理歴史・数学・外国語。
- 法学部:国語・地理歴史・数学・外国語。
- 工学部:国語・数学・理科・外国語。
- 理学部:国語・数学・理科・外国語。
- 医学部医学科:国語・数学・理科・外国語などに加え、面接を含む選抜。
特に工学部の数学・理科は重要です。理系の数学では数学IIIを含む出題範囲が設定され、理科では物理・化学などの専門的な問題への対応が大切です。
京大の問題は、公式や解法を暗記しているだけでは対応しにくい記述型の問題が多く、論理の組み立てや答案の完成度が得点に関係します。
数学・英語の得意不得意で志望校との相性が変わる両大学の過去問を比較すると、数学では問題の誘導や解法の見つけ方、英語では長文読解や記述表現への対応など、実戦的な違いが見えてきます。
京大の数学に強い受験生が、必ずしも東大の数学でも同じように得点できるとは限りません。反対に、東大の問題形式に慣れた受験生が京大の独特な記述問題に戸惑うこともあります。
志望校を決める際には、模試の偏差値だけでなく、両大学の過去問を時間を計って解き、科目別の得点率を比較することが有効です。
【大学生活・校風・就職】京大と東大は入学後も違う
京大と東大の違いは、入試の難易度だけではありません。大学に入ってからの教育制度、専門分野の選び方、研究環境、キャンパスの雰囲気にも違いがあります。
京大は「自由の学風」と自学自習を重視京都大学は、基本理念として「自由の学風」を継承し、研究の自由と自主性、対話を根幹とした自学自習を掲げています。
教員から知識を受け取るだけでなく、自分で課題を見つけ、周囲との対話や議論を通して学問を深める教育が重視されています。
そのため、特定の研究分野に強い興味があり、主体的に学習や研究に取り組みたい人にとって魅力のある環境です。
京都という歴史的な都市で学生生活を送ることも特徴の一つです。大学周辺には学生街が広がり、学問と日常生活が近い距離にある環境が形成されています。
東大は前期課程2年間の教養教育と進学選択制度東京大学では、入学後の1・2年生は教養学部前期課程に所属します。
文科一類から三類、理科一類から三類という6つの科類に分かれ、幅広い教養と専門教育に必要な基礎を学びます。その後、2年次の進学選択を経て、3年次以降に専門学部へ進みます。
この制度の大きな特徴は、入学時に決めた科類から、大学での学習や成績、希望などを踏まえて専門分野を選択する点です。
例えば、理科各類から工学部や理学部などに進むだけでなく、制度上は一定の条件のもとで文系学部への進学も可能です。進学先には定員や選考条件があるため、希望すれば必ず進めるわけではありません。
入学時点で専門分野を絞り切れていない人や、複数の学問領域に関心がある人にとっては、魅力的な仕組みです。
京大と東大の就職評判はどちらが上?就職という観点では、両大学とも全国的に高い知名度を持つ総合大学です。ただし、大学名だけで就職の有利不利を一律に判断することはできません。
就職先は学部・学科、専門分野、大学院進学の有無、研究実績、本人の能力や経験によって変わります。
京都大学の受験生向け公式FAQでは、学部卒業生の大学院進学率は例年約55%と紹介されています。理学部・工学部・農学部では、毎年80~85%程度が大学院へ進学するとされています。
この数字からも、京大の理系では学部卒業後に大学院へ進み、研究や高度な専門教育を継続する進路が一般的であることが分かります。
東大も法学、経済学、工学、理学、医学など幅広い専門分野を持ち、官公庁、民間企業、研究機関など多様な進路があります。
就職先の知名度だけで大学を決めるのではなく、将来どの分野で働きたいか、大学院に進む可能性があるか、どの研究室で学びたいかを考えることが大切です。
京大と東大はどちらを選ぶべき?志望校選びでは、次のような判断基準が参考になります。
京大が向いている人
- 入学時点から学びたい学部や専門分野が明確になっている。
- 自分で研究テーマや課題を見つけ、主体的に学びたい。
- 記述型の問題や数学・理科の深い思考問題に強みがある。
- 京都で学生生活を送りたい。
東大が向いている人
- 幅広い教養を身につけてから専門分野を選びたい。
- 文系・理系の枠を越えた学際的な学習に関心がある。
- 進学選択制度を活用して専門分野を検討したい。
- 東京を拠点に幅広い学術・産業分野との接点を持ちたい。
一方、大学名や世間的な評価だけを理由に志望する場合は注意が必要です。入学後に学びたい内容と実際の教育制度が合わなければ、せっかくの進学機会を十分に生かせない可能性があります。
【京大と東大の比較】よくある質問(FAQ)
Q1:京大と東大は結局どちらが難しいですか?
A1:大学全体のボーダー偏差値では東大が高い範囲に位置します。ただし、京大医学部医学科などは東大の上位科類に匹敵する難易度です。学部・科類をそろえ、同じ予備校の同年度データで比較することが適切です。
Q2:東大理科三類と京大医学部医学科はどちらが難しいですか?
A2:2027年度の河合塾予想では、東大理科三類が偏差値72.5、京大医学部医学科が70.0です。予想上は理科三類が高い水準ですが、実際の入試問題や面接の有無、受験生との相性によって対策の難しさは変わります。
Q3:京大の2026年度合格者平均点は何点ですか?
A3:学部によって異なります。例えば文学部は518.97点(750点満点)、法学部は601.63点(885点満点)、医学部医学科は940.75点(1,275点満点)です。共通テストだけの合格者平均点や最低点は、大学から公表されていません。
Q4:東大の2026年度足切り点が最も高かった科類はどこですか?
A4:文科三類の781点(1,000点満点)です。次いで理科一類が775点、理科二類が767点でした。なお、足切り点は第2次試験に進むための基準であり、最終合格最低点とは異なります。
Q5:京大と東大では共通テストと二次試験のどちらが重要ですか?
A5:東大は共通テスト110点・個別試験440点で、個別試験の比重が80%です。京大は学部によって異なり、共通テストの割合が約22%の工学部から約33%の文学部まで幅があります。志望学部の募集要項を確認する必要があります。
Q6:京大と東大は就職するならどちらが有利ですか?
A6:どちらも高い知名度を持ちますが、大学名だけで就職結果が決まるわけではありません。専門分野、研究実績、大学院進学、志望業界などを踏まえて判断することが大切です。
2026年度の入試結果から見ると、京大と東大はどちらも国内最高水準の難関大学でありながら、合格者成績の公表方法や配点制度には明確な違いがあります。
東大は共通テスト1,000点を110点に圧縮し、個別試験440点と合わせて550点満点で評価します。一方、京大は学部によって満点や共通テストの比重が異なり、文学部750点、法学部885点、医学部医学科1,275点など、それぞれの制度に沿って合否が判定されます。
また、2026年度の東大理科三類の合格最低点は346.09点、京大医学部医学科は876.62点でした。数字だけを並べるのではなく、配点、科目、問題の難易度、合格者の得点分布を踏まえて考える必要があります。
大学生活にも違いがあります。京大は自由の学風と自学自習を重視し、東大は前期課程の教養教育と進学選択制度を特徴としています。どちらが優れているかではなく、自分の学び方や将来の専門分野に合うかどうかが重要です。
最終的な判断基準は、大学名の序列ではなく、志望学部・科類の入試科目、配点、過去問との相性、入学後の教育制度の4点です。
2027年度以降の受験を考えている人は、2026年度の合格最低点と平均点を基準にしながら、最新の募集要項や模試のボーダーラインを確認し、志望先に合った学習計画を立ててください。
数値の主な出典は、京都大学「令和8年度入学者選抜実施状況」「令和8年度一般選抜学生募集要項」、東京大学「令和8年度一般選抜の合格者成績」「令和8年度入学者募集要項」、河合塾Kei-Netの2027年度入試難易予想ランキング表です。
主な参照資料
- 京都大学:令和8年度入学者選抜実施状況、一般選抜学生募集要項、受験生向けFAQ。
- 東京大学:令和8年度一般選抜の第1段階選抜・最終合格者成績、入学者募集要項。
- 河合塾Kei-Net:2027年度入試ボーダー偏差値・共通テスト得点率予想(2026年10月更新)。
- 大学の教育理念・進学制度・進路情報。