2026年11月2日時点で、駒澤大学の箱根駅伝における最新成績は、第102回大会の総合6位、10時間44分50秒です。往路は7位、復路は3位。2023年の総合優勝、2024年・2025年の2年連続準優勝から順位を落とした一方、復路で巻き返す力や、複数区間で生まれた駒大新記録など、次につながる成果も残しました。
さらに2026年秋の出雲駅伝は7位、11月1日に開催された第58回全日本大学駅伝も総合6位。藤田敦史監督のもとでチーム再構築が進むなか、何が課題となり、2027年の箱根駅伝で優勝争いに戻るには何が必要なのでしょうか。歴代8回の優勝実績、主力選手の記録、最新のチーム事情を整理します。
【2026年最新結果】駒澤大学は第102回箱根駅伝で総合6位!往路7位・復路3位の全貌

2026年1月2日・3日に開催された第102回東京箱根間往復大学駅伝競走で、駒澤大学は総合6位、10時間44分50秒という結果を残しました。
往路と復路の成績を分けて見ると、今回のレースの特徴がよく分かります。
- 往路:7位、5時間23分00秒
- 復路:3位、5時間21分50秒
- 総合:6位、10時間44分50秒
往路では7位と出遅れましたが、復路では3位の成績を記録。後半にかけてチームの力を発揮しました。
優勝した青山学院大学の総合タイムは10時間37分34秒。駒澤大学との差は7分16秒でした。一方、3位の順天堂大学とは55秒差、5位の中央大学とはわずか19秒差です。
つまり、総合6位という順位だけでチームの実力を判断するのは早計です。上位争いは接近しており、数区間の走りによって順位が変わる展開でした。
往路7位から復路3位へ。後半に見せた巻き返し往路の5時間23分00秒は7位。特に注目されたのは、各選手の好走と、区間ごとの成績に差があったことです。
1区の小山翔也選手は駒大新記録を樹立し、3区の帰山侑大選手も区間2位と健闘しました。しかし、4区の村上響選手は区間19位となり、往路の順位を押し上げるうえで課題を残しました。
復路では伊藤蒼唯選手が6区で駒大新記録を達成。10区の佐藤圭汰選手も区間賞と区間新記録を獲得しました。
こうした後半の好走が、復路3位という結果につながっています。
【区間記録を徹底分析】小山翔也・伊藤蒼唯・佐藤圭汰が残した成果
第102回大会の駒澤大学を振り返るうえで欠かせないのが、個人記録です。
総合順位は6位でしたが、区間別に見ると、チームの強みと改善すべきポイントが明確に表れています。
1区・小山翔也が駒大新記録を樹立1区を担当した小山翔也選手は、21.3kmを1時間00分48秒、区間5位で走破しました。
このタイムは駒澤大学の1区における新記録です。序盤の重要な区間でチーム記録を更新したことは、大きな成果でした。
ただし、駒大新記録と大会全体の区間記録は別物です。今回の小山選手の記録は、駒澤大学の歴代記録を更新したものであり、区間新記録ではありません。
6区・伊藤蒼唯が山下りで駒大新記録6区の伊藤蒼唯選手は、20.8kmを56分50秒、区間2位で走りました。
こちらも駒澤大学の6区新記録です。箱根駅伝の山下りは、下り坂でのスピードだけでなく、身体への負担を抑えながら安定して走り切る技術が大切です。
伊藤選手はその難しい区間で高いパフォーマンスを発揮。復路3位という結果を支える重要な走りを見せました。
10区・佐藤圭汰が区間賞と区間新記録を獲得大会の締めくくりとなる10区では、佐藤圭汰選手が存在感を発揮しました。
23.0kmを1時間07分31秒、区間1位で走り、区間賞と区間新記録を獲得しています。
最終区間での記録更新は、チームにとって大きな成果でした。総合順位が確定した後も最後まで競技力を示した点は、次回大会への明るい材料です。
【歴代順位と優勝回数】2023年の優勝から2024・2025年の2位、2026年の6位へ
駒澤大学は箱根駅伝で通算8回の総合優勝を誇る名門校です。
特に2002年から2005年には4連覇を達成。2000年代前半に圧倒的な強さを見せ、大学駅伝界を代表する存在となりました。
その後も2008年、2021年、2023年に優勝。2020年代に入ってからも優勝争いを続けています。
2023年から2026年までの成績比較| 大会・年度 | 総合順位 | 総合タイム | チームの状況 |
|---|---|---|---|
| 第99回・2023年 | 優勝 | 10時間47分11秒 | 総合優勝を達成 |
| 第100回・2024年 | 2位 | 10時間48分00秒 | 連覇には届かず準優勝 |
| 第101回・2025年 | 2位 | 10時間44分07秒 | 復路優勝を達成 |
| 第102回・2026年 | 6位 | 10時間44分50秒 | 往路7位・復路3位 |
出典は東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイトの大学別過去記録です。
この4年間を比較すると、2023年に優勝した後、2024年と2025年は2年連続で準優勝。そして2026年には6位となりました。
興味深いのは、2026年の10時間44分50秒が、2023年の優勝タイム10時間47分11秒を2分21秒上回る記録であることです。
単純なタイム比較だけでは大会ごとの条件の違いを考慮できませんが、箱根駅伝全体の高速化と競争の激しさを感じさせる数字です。
駒澤大学の箱根駅伝歴代優勝年駒澤大学が総合優勝を達成したのは、次の8大会です。
- 第76回・2000年
- 第78回・2002年
- 第79回・2003年
- 第80回・2004年
- 第81回・2005年
- 第84回・2008年
- 第97回・2021年
- 第99回・2023年
特に2002~2005年の4連覇は、駒澤大学の歴史を象徴する実績です。
2023年の優勝によって、再び箱根駅伝の頂点に立った駒澤大学。その後も2年連続準優勝を達成していることから、2026年の6位は一時的な順位変動というだけでなく、チームの世代交代という観点からも捉える必要があります。
【監督と主力選手の関係】藤田敦史監督が率いる新体制と世代交代
2026年の駒澤大学陸上競技部を率いるのは、藤田敦史監督です。大学公式のスタッフ紹介では、大八木弘明氏が総監督、藤田敦史氏が監督として掲載されています。
藤田監督は2023年に監督に就任し、2026年で指揮官として4年目の駅伝シーズンを迎えました。2026年は藤田監督が就任してから入学した選手たちが全学年にそろったシーズンでもあります。
主要選手とチーム内での役割第102回箱根駅伝と2026年のチーム事情を踏まえ、主要な関係者と実績を整理します。
- 藤田敦史監督:2026年現在の陸上競技部監督。選手育成とチーム再構築を担う。
- 大八木弘明総監督:駒澤大学の駅伝黄金時代を築いた指導者。現在は総監督を務める。
- 小山翔也:第102回箱根駅伝1区で駒大新記録を樹立。2026年秋の全日本大学駅伝では出走しなかった。
- 伊藤蒼唯:第102回箱根駅伝6区で駒大新記録を樹立した元主力選手。
- 佐藤圭汰:第102回箱根駅伝10区で区間賞と区間新記録を獲得した元主力選手。
- 桑田駿介:2026年の箱根駅伝2区を経験し、同年の全日本大学駅伝でも7区を担当。
- 村上響:2026年度の主将。新チームの中心として再建を担う。
- 鈴木大翔:2026年の全日本大学駅伝2区で区間新記録を達成した1年生。
第102回大会で活躍した佐藤圭汰、伊藤蒼唯、山川拓馬、帰山侑大らの主力世代は、2026年春に卒業しました。これにより、チームは大きな戦力の入れ替わりを経験しています。
一方、藤田監督の指導体制が定着し、下級生が主要大会を経験できるようになったことは、将来のチームづくりにとって重要な変化です。
【2026年11月最新】出雲駅伝7位・全日本大学駅伝6位から見えた駒澤大学の課題
2026年11月2日時点で、駒澤大学の今シーズンを評価するうえで欠かせないのが、秋の大学三大駅伝の結果です。
10月12日・第38回出雲駅伝は総合7位2026年10月12日に開催された第38回出雲全日本大学選抜駅伝競走で、駒澤大学は2時間07分45秒、総合7位でした。
優勝した早稲田大学は2時間05分56秒。駒澤大学は優勝争いに加わることができず、秋の初戦から課題を残しました。
11月1日・第58回全日本大学駅伝も総合6位続く11月1日の第58回全日本大学駅伝対校選手権大会では、名古屋の熱田神宮から伊勢神宮までの106.8kmを8区間でつなぎ、5時間11分29秒で総合6位となりました。
出走した選手と区間成績は以下の通りです。
- 1区・上岡煌:27分48秒、区間3位
- 2区・鈴木大翔:30分57秒、区間3位、区間新
- 3区・牟田凜太:33分52秒、区間6位
- 4区・池谷陸斗:34分14秒、区間10位
- 5区・植阪嶺児:35分38秒、区間4位
- 6区・菅谷希弥:37分25秒、区間8位
- 7区・桑田駿介:51分47秒、区間6位
- 8区・新谷倖生:59分48秒、区間13位
注目したいのは、1年生の鈴木大翔選手です。2区で30分57秒を記録し、区間新記録を達成しました。
序盤から中盤にかけては2位・3位争いに加わっており、下級生の成長を示す内容もありました。しかし、終盤に順位を落とし、最終的には6位でフィニッシュしています。
藤田敦史監督が指摘した終盤区間と選手層の問題大会終了後、文化放送の取材に応じた藤田監督は、総合6位という結果について率直な悔しさを語りました。
「3番以内を目指していて6番なので、ちょっと悔しいなというのが正直なところですね」
加えて、監督が特に問題視したのは、終盤の7区・8区を任せられる選手の存在です。
レースでは途中まで上位争いを展開していたものの、最後に順位を落としました。藤田監督は、7区と8区に安定して走れる選手を配置する必要性を指摘しています。
また、今回の全日本大学駅伝では小山翔也選手と谷中晴選手を起用できませんでした。監督は、主力が欠けた際にチーム全体の競争力が落ちる点を現在の弱みとして挙げています。
この発言から読み取れるのは、単純なエース不足だけが問題ではないということです。主力のコンディション管理に加え、代わりに走る選手の競技力を高めることが必要になっています。
【2027年箱根駅伝の展望】駒澤大学が優勝争いに戻るための3つの条件
2027年1月に開催される第103回箱根駅伝に向け、駒澤大学にはチームの立て直しが大切です。
2026年の箱根駅伝では総合6位、秋の出雲駅伝は7位、全日本大学駅伝も6位。3大会の成績を見る限り、現時点では優勝候補の筆頭として評価できる状況ではありません。
しかし、若手の台頭や個人記録の更新など、巻き返しにつながる材料も存在します。
1. 7区・8区を任せられる選手の育成2026年全日本大学駅伝で明確になったのが、終盤区間の選手層です。
駅伝は序盤に好位置を確保しても、最後まで順位を維持できなければ上位進出は難しくなります。
特に箱根駅伝は10区間で構成され、長距離区間を安定して走る選手が複数必要です。
桑田駿介選手や菅谷希弥選手など、主要大会を経験している選手の成長に加え、下級生がどこまで距離への対応力を高められるかが重要になります。
2. 1年生・2年生の成長をチーム力につなげる2026年の全日本大学駅伝では、鈴木大翔選手が2区で区間新記録を達成しました。上岡煌選手や牟田凜太選手も序盤から中盤の区間を担当しています。
こうした若い選手が経験を積み、箱根駅伝の長い距離にも対応できるようになれば、チーム全体の選手層は厚くなります。
特に、複数の選手が安定して区間上位を狙える状態をつくることが、2027年大会での巻き返しにつながります。
3. 主力選手のコンディション管理と安定したエントリー全日本大学駅伝では小山翔也選手と谷中晴選手を起用できませんでした。
小山選手は第102回箱根駅伝の1区で駒大新記録を樹立した実績があり、谷中選手も主要大会での経験を持っています。
両選手を含め、実力のある選手が大会当日に走れる状態を整えられるかは、次回大会の大きなポイントです。
ただし、主力選手が戻ることだけを前提にチームを構成するのではなく、代替選手にも十分な実戦経験を積ませる必要があります。
2027年の駒澤大学に期待されること2026年秋の全日本大学駅伝で藤田監督は、箱根までの約2か月間で選手の状態を上げ、さらに戦えるチームにしたいという考えを示しました。
2027年の箱根駅伝に向けた注目要点は、次の3つです。
- 上位区間を走れる選手を複数育てること。
- 若手選手の成長を10区間全体の安定につなげること。
- 故障や欠場による戦力低下を抑えられるチームをつくること。
駒澤大学には、箱根駅伝で8度の優勝を達成した経験と伝統があります。2027年大会で再び優勝争いに加わるには、過去の実績に頼るのではなく、現在の選手たちが新しいチームの強さを証明する必要があります。
【駒澤大学の箱根駅伝】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:駒澤大学の2026年箱根駅伝の結果は何位ですか?
A1:第102回大会で総合6位でした。総合タイムは10時間44分50秒で、往路7位、復路3位です。
Q2:駒澤大学は箱根駅伝で何回優勝していますか?
A2:総合優勝は通算8回です。直近の優勝は2023年の第99回大会で、2002年から2005年には4連覇を達成しています。
Q3:駒澤大学は2024年と2025年の箱根駅伝で何位でしたか?
A3:2024年の第100回大会、2025年の第101回大会ともに総合2位でした。2年連続の準優勝を経て、2026年は総合6位となっています。
Q4:2026年箱根駅伝で駒大新記録を出した選手は誰ですか?
A4:1区の小山翔也選手と6区の伊藤蒼唯選手です。また、10区の佐藤圭汰選手は区間賞と区間新記録を獲得しました。
Q5:藤田敦史監督は現在も駒澤大学の監督ですか?
A5:はい。2026年11月時点で駒澤大学陸上競技部の監督を務めています。大八木弘明氏は総監督です。
Q6:駒澤大学の2026年全日本大学駅伝の結果は?
A6:2026年11月1日に開催された第58回大会で、5時間11分29秒を記録して総合6位でした。1年生の鈴木大翔選手が2区で区間新記録を達成しています。
Q7:駒澤大学は2027年の箱根駅伝で優勝できますか?
A7:現時点で優勝を断定できる状況ではありません。終盤区間を任せられる選手の育成、若手の成長、主力のコンディション管理が重要です。2026年秋の大会結果を踏まえると、チーム全体の底上げが優勝争いへの鍵になります。
駒澤大学の第102回箱根駅伝は、総合6位、10時間44分50秒という結果でした。往路7位から復路3位へ順位を上げ、小山翔也選手と伊藤蒼唯選手の駒大新記録、佐藤圭汰選手の区間賞・区間新記録など、個人の活躍も光りました。
歴代成績を見ると、2023年の総合優勝、2024年・2025年の連続準優勝を経て、2026年は順位を落としています。しかし、箱根駅伝通算8回の優勝という実績は、駒澤大学が持つ競争力の高さを示しています。
一方、2026年秋の出雲駅伝7位、全日本大学駅伝6位という結果からは、選手層の厚さや終盤区間の安定性という課題も浮かび上がりました。
藤田敦史監督のもとで、若手の育成とチーム全体の底上げがどこまで進むのか。2027年の箱根駅伝では、個人の記録だけでなく、10区間を通して安定した走りを実現できるかが最大の注目点です。
名門・駒澤大学が再び箱根駅伝の頂点に立つための挑戦は、すでに始まっています。
主な事実確認資料: 駒澤大学陸上競技部公式記録、東京箱根間往復大学駅伝競走公式記録、駒澤大学公式ニュース、文化放送の藤田敦史監督インタビュー、月刊陸上競技の大会結果報道。