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母方の祖母とは誰?父方との違い・続柄・2親等と戸籍や住民票の表記を2026年版で徹底解説

小野寺 翔 小野寺 翔 • 更新: • 公開: • 読了約 17 分
目次

「母方の祖母」とは、自分の母親の母親を指す言葉です。つまり、母の母にあたる女性が母方の祖母であり、父親の母親である「父方の祖母」とは区別されます。普段の会話では、どちらも「おばあちゃん」と呼ぶことが多いため、家系図や公的書類を確認するときに迷う人も少なくありません。

法律上、母方の祖母は自分から数えて2親等の直系尊属にあたります。一方、戸籍や住民票では、母方・父方という区別がそのまま記載されるとは限りません。続柄を書くときには、誰を基準にした関係なのかを理解する必要があります。2026年11月時点の民法と公的な行政案内を踏まえ、意味、親等、家系図、書類の表記、日常での呼び方まで整理します。

【基本を解説】母方の祖母とは?母の母という意味

母方の祖母

母方の祖母とは、自分の母親の実母を意味します。「母方」という言葉は、親族関係が父親側なのか母親側なのかを区別するために使われます。

例えば、自分の母親に母親と父親がいる場合、そのうち母親にあたる女性が自分にとっての母方の祖母です。母親の父親は母方の祖父にあたります。

親族関係を整理すると、次のようになります。

  • 母の母:母方の祖母
  • 母の父:母方の祖父
  • 父の母:父方の祖母
  • 父の父:父方の祖父
母方と父方は何を基準に区別する?

区別の基準は、親族がどちらの親を通じてつながっているかです。母親を通じた親族関係なら母方、父親を通じた親族関係なら父方になります。

この区別は、苗字や住所、同居しているかどうかとは関係ありません。母親と祖母が別の姓を名乗っていても、別々の地域に暮らしていても、母親の母親であれば母方の祖母です。

また、母方の祖母と母親の関係は親子です。一方、自分と母方の祖母の関係は祖母と孫になります。誰の視点で関係を説明しているのかを意識すると、続柄の混同を防げます。

外祖母の意味と読み方

母方の祖母を表す漢語に「外祖母」があります。読み方は「がいそぼ」です。

日本語使いさばき辞典でも、外祖母は母方の祖母を表す語として紹介されています。日常的な会話よりも、漢語的な表現や文章、親族関係を整理する場面で見かける言葉です。

ただし、外祖母という言葉が一般的な公的書類の記入欄に使われるわけではありません。通常は「祖母」または「母方の祖母」と表現すれば意味が伝わります。

【家系図で比較】母方の祖母と父方の祖母の違い

母方の祖母と父方の祖母は、どちらも自分の祖母にあたります。違いは、母親の家系につながるか、父親の家系につながるかという点です。

家系図にすると、それぞれの位置関係が明確になります。

母方の家系:
母方の祖父・母方の祖母
  ↓
母親
  ↓
自分

父方の家系:
父方の祖父・父方の祖母
  ↓
父親
  ↓
自分

どちらも祖父母から親へ、親から自分へと世代がつながる直系の関係です。母方と父方の違いによって、法律上の親等が変わることはありません。

母方の祖母は家系図のどこに記載する?

一般的な家系図では、自分の母親の上の世代に配置します。母親の父親と母親を並べ、その下に母親、さらにその下に自分を配置する形です。

例えば、母方の祖母の名前を家系図に記載する場合は、母親との親子関係が分かる位置に記載します。父方の祖母は父親の上の世代に置きます。

なお、家系図は法律で定められた統一様式ではありません。親族関係を見やすく整理するための図なので、横書き・縦書きなどの配置に決まりはありません。

母方と父方で相続や親族関係に違いはある?

母方の祖母と父方の祖母は、どちらも本人の直系尊属です。親等という観点では同じ2親等であり、母方だから遠い親戚、父方だから近い親戚という区別はありません。

相続についても、母方か父方かという呼び分けだけで順位が変わるわけではありません。ただし、実際の相続では、亡くなった人との法的な親子関係、配偶者や子の有無、代襲相続の有無などによって結論が異なります。

祖母と孫の関係があることと、具体的な相続権が発生することは分けて考える必要があります。

【法律で確認】祖母は何親等?母方の祖母が2親等になる理由

母方の祖母は、民法上2親等の血族にあたります。これは母方だけに適用される特別な扱いではありません。父方の祖母も同じく2親等です。

民法第726条では、親等は親族間の世代数を数えて決めると定められています。この考え方を母方の祖母に当てはめると、計算は次のようになります。

  • 自分から母親まで:1世代で1親等
  • 母親から母方の祖母まで:さらに1世代で1親等
  • 自分から母方の祖母まで:合計2親等
直系尊属としての位置づけ

自分より上の世代にいる血族は直系尊属と呼ばれます。母親、父親、祖父母、曾祖父母などが該当します。

母方の祖母は、自分の母親を通じて直接つながるため、直系尊属です。兄弟姉妹や叔父・叔母のように、共通の祖先から枝分かれする傍系親族とは異なります。

民法第725条は、6親等内の血族などを親族の範囲として定めています。したがって、2親等の母方の祖母は当然この範囲に含まれます。

親等を間違えやすい親族との比較
  • 父母:1親等
  • 祖父母:2親等
  • 曾祖父母:3親等
  • 兄弟姉妹:2親等
  • 叔父・叔母:3親等

注意したいのは、兄弟姉妹も2親等になる点です。ただし、祖母は直系親族、兄弟姉妹は傍系親族という違いがあります。

親等は親族の親しさや交流頻度を示す数字ではありません。あくまで法律上の世代関係を数えるための基準です。

【書き方を整理】母方の祖母の続柄と正しい呼び方

母方の祖母の続柄を書く場合、基本となる表現は「祖母」です。母方と父方を区別する必要があるときには「母方の祖母」と補足します。

ただし、書類の続柄欄では、誰を基準にして関係を記載するのかが重要です。同じ人物でも、基準となる人が変われば続柄の表記も変わります。

続柄の基準人物によって表記は変わる

例えば、自分から見れば母方の祖母は「祖母」です。しかし、母親から見れば自分の母親なので「母」にあたります。父親から見れば、妻の母親にあたります。

このように、続柄は人物に固定された呼び名ではなく、誰との関係を示すかによって決まります。

基準となる人・場面 母方の祖母との関係 表記の例
自分(孫) 自分の母親の母親 祖母・母方の祖母
母親 自分の実母 母
父親 妻の母親 妻の母
自分が基準の家系図 母親の上の世代 母方の祖母
自分が世帯主の住民票 同一世帯にいる祖母 祖母

これは一般的な関係の整理例です。公的書類では、欄の名称や自治体の記載方法を確認して記入してください。

「祖母」と「孫」はどちらが正しい?

この2つは、どちらも正しい表現ですが、立場が逆になります。

自分から見て母方の祖母を表す場合は「祖母」です。一方、祖母から見た自分の関係は「孫」になります。

例えば、書類の欄が「本人との続柄」であり、本人が祖母を指しているなら、その人から見た関係を記入します。欄が「あなたから見た続柄」なら、あなたと祖母の関係を記載します。

「続柄」という文字だけで判断せず、欄の前後にある説明や基準人物を確認することが大切です。

日常生活での母方の祖母の呼び方

普段の会話では、母方の祖母も父方の祖母も「おばあちゃん」「おばあさん」「ばあば」などと呼ばれます。

家族の中で両方の祖母を区別したい場合は、次のような呼び分けが考えられます。

  • 母方の祖母:お母さん側のおばあちゃん
  • 父方の祖母:お父さん側のおばあちゃん
  • 書面や説明:母方の祖母・父方の祖母
  • 一般的な文章:祖母

呼び方に全国共通の決まりはありません。家族の習慣や本人の希望に合わせるのが自然です。

【戸籍の確認方法】母方の祖母は戸籍にどう表記される?

戸籍で母方の祖母を確認するときには、戸籍に記載される親子関係を世代ごとにたどる必要があります。

戸籍法第13条では、戸籍に記載する事項として、氏名、出生年月日、実父母の氏名と実父母との続柄などを定めています。また、養子の場合には養親の氏名と養親との続柄も記載事項に含まれます。

つまり、戸籍は親子関係を確認するための重要な公的記録ですが、孫から見た「母方の祖母」という名称を、そのまま独立した続柄として記載する仕組みではありません。

戸籍から母方の祖母を確認する手順

自分と母方の祖母の関係を確認する場合は、次の順序で戸籍をたどります。

  1. 自分の戸籍で実母の氏名を確認する。
  2. 母親の戸籍で、その母親、つまり自分の母方の祖母にあたる人を確認する。
  3. 必要に応じて、過去の戸籍や除籍謄本などを確認する。
  4. 各世代の親子関係を照合して、母方の祖母とのつながりを確認する。

母親が結婚によって親の戸籍から抜けて新しい戸籍に入っている場合などは、自分の戸籍だけでは祖母までの関係を確認できないことがあります。

その場合は、母親の戸籍や過去の戸籍をたどることで、母親とその母親との関係を確認できます。

戸籍謄本で確認できることと注意点

戸籍謄本は、親子関係や婚姻、出生、死亡、養子縁組などの身分関係を確認するための公的証明書です。住民票とは役割が異なります。

法務省の戸籍に関する案内では、本人だけでなく、その直系尊属である父母や祖父母なども、一定の条件のもとで戸籍謄本を請求できると説明されています。本人の名前が請求対象の戸籍に記載されていない場合には、直系親族であることを確認する資料が必要になる場合があります。

また、母方の祖母が養親にあたる場合には、養子縁組の有無も確認する必要があります。民法第727条では、養子と養親、その血族との間に、縁組の日から血族間と同様の親族関係が生じると定めています。

したがって、実親子関係だけでなく、戸籍に記録された養子縁組の情報も親族関係を判断する際の確認事項になります。

【住民票の続柄】母方の祖母は何と書く?世帯主との関係に注意

住民票の続柄は、原則として世帯主から見た関係を表します。ここが、家系図や日常会話で使う「母方の祖母」と大きく異なるポイントです。

中野区の2026年7月更新の行政案内でも、住民票の続柄は世帯主から見た関係であると説明されています。また、葛飾区の案内では、夫婦と子ども、妻の母親が同じ世帯にいるケースについて、世帯主が夫なら妻の母親は「妻の母」、世帯主が妻なら「母」と表示される例が紹介されています。

世帯主が誰かによって表記が変わる

母方の祖母と孫が同じ世帯で暮らしているケースを考えてみましょう。

  • 孫が世帯主:祖母は孫から見て「祖母」。
  • 母親が世帯主:母方の祖母は世帯主の実母なので「母」。
  • 父親が世帯主:母方の祖母は世帯主の妻の母なので「妻の母」。

このように、母方の祖母という親族関係自体は変わらなくても、住民票上の続柄は世帯主との関係に応じて変化します。

住民票に「母方の祖母」と書けばよいわけではない

住民票の続柄欄は、家族の系統を説明するための欄ではありません。世帯主と世帯員の関係を記録するための項目です。

そのため、自分から見て母方の祖母だからといって、必ず「母方の祖母」と記載するわけではありません。世帯主が誰なのかを確認し、その人を基準にした関係を記載します。

また、住民票は世帯単位で管理されるため、同じ住所に住んでいても世帯を別にしている場合には、同じ世帯の続柄として記載されるとは限りません。

住民票の写しを取得するときの注意点

住民票の写しでは、世帯主の氏名や世帯主との続柄などの記載を省略できる場合があります。川崎市の2026年6月更新の案内でも、これらの項目は請求内容によって省略できると説明されています。

提出先から続柄の記載を求められている場合には、申請時に必要な項目を確認してください。証明書を取得した後で必要な記載がないことに気づくと、再取得が必要になる可能性があります。

【プロの結論】母方の祖母を正しく理解するための判断基準

母方の祖母という言葉を理解するときに押さえたいのは、日常的な呼び方、法律上の親等、行政書類の続柄は、それぞれ異なる基準で使われているという点です。

「母の母」という意味を知っていれば、家系図では母親の上の世代に配置できます。法律上は2親等の直系尊属であり、父方の祖母と同じ位置づけです。

一方、戸籍では世代ごとの親子関係をたどり、住民票では世帯主を基準に続柄を判断します。この違いを混同しなければ、書類の記入で迷う場面は大幅に減ります。

目的別に使い分けると間違えにくい
  • 家族に説明するとき:母方のおばあちゃん、母の母。
  • 一般的な文章を書くとき:祖母、母方の祖母。
  • 家系図を作るとき:母親の上の世代に母方の祖母を配置する。
  • 親等を確認するとき:自分から2親等の直系尊属と判断する。
  • 戸籍を調べるとき:自分から母親、母親からその母親へと記録をたどる。
  • 住民票を記入するとき:世帯主を基準にした続柄を確認する。

特に注意したいのは、書類の欄に「本人との続柄」「世帯主との続柄」「申請者から見た続柄」などの違いがあることです。記入する前に基準人物を確認すれば、祖母と孫を逆に書いてしまう間違いも防げます。

【母方の祖母】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:母方の祖母とは誰のことですか?
A1:自分の母親の母親です。母方の祖母と父方の祖母の違いは、母親側の親族か父親側の親族かという点にあります。

Q2:母方の祖母は何親等ですか?
A2:2親等です。自分から母親までが1親等、母親から祖母までが1親等なので、合計2親等になります。

Q3:外祖母は何と読みますか?
A3:「がいそぼ」と読みます。母方の祖母を意味する漢語的な表現です。

Q4:母方の祖母の続柄は「祖母」で正しいですか?
A4:自分から見た関係を記載する場合は「祖母」で正しいです。ただし、住民票など世帯主を基準にする書類では、世帯主との関係に応じて「母」「妻の母」などと表記される場合があります。

Q5:母方の祖母と父方の祖母では親等が違いますか?
A5:違いません。どちらも自分から見て2親等の直系尊属です。

Q6:戸籍には母方の祖母と直接記載されていますか?
A6:通常、その名称が孫との続柄として直接記載されるわけではありません。自分の戸籍から母親の戸籍へと親子関係をたどることで確認できます。

Q7:母方の祖母と同居していない場合も祖母ですか?
A7:はい。同居しているかどうかは関係ありません。母親の母親であれば、別居していても母方の祖母です。

Q8:母方の祖母を住民票に記載するときは何と書きますか?
A8:世帯主との関係によって異なります。孫が世帯主なら「祖母」、母親が世帯主なら「母」、父親が世帯主なら「妻の母」といった表記が考えられます。実際の記載は自治体の案内に従ってください。

母方の祖母とは、自分の母親の母親を指します。父方の祖母とは家系上の位置が異なりますが、法律上の親等はどちらも2親等です。

一般的な呼び方は「祖母」や「おばあちゃん」で、漢語では「外祖母(がいそぼ)」という表現もあります。家系図では母親の上の世代に配置し、戸籍では親子関係を世代ごとにたどって確認します。

住民票については、世帯主を基準に続柄が決まる点が大切です。自分から見れば祖母でも、世帯主が母親なら「母」、父親なら「妻の母」となる場合があります。

「母の母」という基本の意味、「自分から見て2親等」という法律上の位置づけ、「誰を基準にするかで変わる書類上の続柄」の3点を押さえておけば、母方の祖母に関する家系図や公的書類の疑問を正しく整理できます。

主な確認資料(2026年時点)

- 民法第725条・第726条・第727条:親族の範囲、親等の計算、養子縁組による親族関係。
- 戸籍法第13条:戸籍の記載事項と父母との続柄。
- 法務省「戸籍ABC」:戸籍謄本の請求資格と直系尊属の取り扱い。
- 中野区・葛飾区:住民票における世帯主との続柄の説明と具体例。
- 日本語使いさばき辞典:外祖母の読み方と意味。

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小野寺 翔
トレンドリサーチャー 小野寺 翔
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アニメ・漫画の制作発表を担当。制作会社・出版社の公式告知と原作者コメントを確認してから記事化します。

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