2026年11月現在、藤島部屋の師匠を務めているのは、元大関・武双山として活躍した藤島武人親方です。本名は尾曽武人(おそ・たけと)。現役時代には通算554勝、幕内最高優勝1回という実績を残し、引退後は後進の育成に携わってきました。現在は日本相撲協会の理事であり、広報部長という重要な役職も担っています。
藤島部屋は東京都荒川区東日暮里に拠点を置く相撲部屋です。2026年11月場所では藤凌駕、藤青雲という2人の力士が幕内に在籍しています。この記事では、日本相撲協会の公式プロフィールや職務分掌、部屋の沿革、最新の番付情報をもとに、藤島親方の経歴から部屋の現在までを詳しく解説します。
【2026年最新】藤島部屋親方は元大関・武双山の藤島武人!本名やプロフィール

藤島部屋親方の名前を調べると、「武双山」「藤島武人」「尾曽武人」という3つの名前が登場します。これらは別人ではなく、現役時代の四股名、現在の年寄名、本名という違いです。
藤島親方の基本プロフィール日本相撲協会の公式年寄プロフィールによると、藤島親方の基本情報は次のとおりです。
- 現在の年寄名:藤島 武人(ふじしま たけと)
- 本名:尾曽 武人(おそ たけと)
- 現役時代の四股名:武双山 正士(むそうやま まさし)
- 生年月日:1972年2月14日
- 年齢:54歳(2026年11月現在)
- 出身地:茨城県水戸市
- 現役時代の最高位:大関
- 所属部屋:藤島部屋
- 日本相撲協会での身分:理事
現役時代の武双山は、力強い突き押しと左四つを得意とした大関です。引退後は年寄・藤島を襲名し、指導者として相撲界に残りました。
現在の藤島親方という名前は、現役時代の武双山とは異なる年寄名です。相撲界では引退後に年寄名を襲名して協会に残る制度があり、武双山もその道を歩んでいます。
「武双山」と「藤島武人」は同一人物検索すると「藤島親方 武双山」「藤島武人 本名 尾曽武人」といった複数の表記が見つかりますが、整理すると非常にシンプルです。
尾曽武人という人物が、現役時代に武双山正士として土俵に立ち、引退後は藤島武人として親方を務めています。
したがって、藤島部屋親方について調べる際は、武双山の現役時代の記録と、藤島親方としての指導者・協会役員としての活動を分けて見ると理解しやすくなります。
【日本相撲協会の理事・広報部長】2026年の藤島親方は何をしている?
2026年の藤島親方を語るうえで欠かせないのが、日本相撲協会における役職です。現在は単に一つの相撲部屋を運営する親方ではなく、協会全体の運営にも関わる理事として活動しています。
2026年3月に新理事へ就任2026年3月23日、日本相撲協会の評議員会で新たな理事が選任され、藤島親方も親方衆の理事に選ばれました。
これは2026年の役員改選に伴うもので、藤島親方にとって新たな協会運営の役割を担う転機となりました。1月には出羽海一門から理事候補として擁立されたことも報道されています。
続く3月25日の理事会では、新しい職務分掌が決定。藤島親方は広報部長に起用されました。
広報部長としての役割広報部長は、日本相撲協会と一般社会、報道機関をつなぐ重要なポストです。
本場所の情報、協会の取り組み、力士や相撲界に関する情報を適切に発信するため、広報部門を統括します。大相撲の人気を維持し、ファンに正確な情報を届けるうえで欠かせない役割です。
2026年3月25日の新理事会見では、藤島親方は広報部長としての役割について、次のように話しています。
「私は審判(土俵下)には入らず、取組と編成をやっていきます」
この発言は、藤島親方が担当する審判部門の仕事が、土俵下で勝負を判定する業務ではなく、取組の編成にあることを示しています。
2026年10月16日現在の主な役職日本相撲協会が公表している令和8年10月16日現在の職務分掌では、藤島親方は次の役職を担当しています。
- 理事
- 広報部長
- 審判部長(編成担当)
- 警備本部長
- 博物館運営委員
- 社会貢献部副部長
- 新弟子検査担当
注目したいのは、広報部長だけでなく、審判部や警備本部、新弟子検査など複数の分野を担当している点です。
相撲部屋の師匠として弟子を育てる仕事と、協会理事として組織全体を支える仕事。その両方を担う立場にあります。
【現役時代の成績】武双山の通算554勝と幕内最高優勝1回、大関昇進の軌跡
藤島親方が指導者として評価される背景には、自身が大相撲の第一線で積み重ねた実績があります。
武双山は1993年に初土俵を踏み、2004年11月場所で引退するまで、約12年間にわたり幕内上位で活躍しました。
武双山の生涯戦歴と受賞歴日本相撲協会の公式プロフィールに掲載されている主な記録は以下のとおりです。
- 生涯戦歴:554勝377敗122休
- 通算在位:72場所
- 幕内戦歴:520勝367敗122休
- 幕内優勝:1回
- 幕下優勝:2回
- 殊勲賞:5回
- 敢闘賞:4回
- 技能賞:4回
- 金星:2個
- 大関在位:27場所
通算554勝という数字は、武双山が長期間にわたって幕内上位で戦い続けたことを示す記録です。
また、三賞を合計13回受賞している点も見逃せません。殊勲賞5回、敢闘賞4回、技能賞4回という内訳からは、単に勝ち星を積み重ねるだけでなく、対戦相手や相撲内容についても高い評価を得ていたことが分かります。
2000年1月場所で幕内最高優勝武双山の現役時代を象徴する実績が、2000年1月場所の幕内最高優勝です。
当時は関脇の地位にあり、千秋楽まで優勝争いを繰り広げました。最終的に13勝2敗の成績を残し、念願の幕内初優勝を達成しています。
日本相撲協会の公式コンテンツでも、この場所の優勝は武双山の代表的な実績として紹介されています。
特に注目すべきなのは、優勝した時点ではまだ大関ではなかったことです。関脇として実力を証明したうえで、その後の大関昇進につなげました。
2000年5月場所に大関昇進2000年1月場所の優勝などを経て、武双山は同年5月場所に新大関となりました。
初土俵は1993年1月場所、新十両は同年5月場所、新入幕は同年9月場所です。初土俵から約7年で大関に到達したことになります。
得意技は左四つと突き押し。日本相撲協会の公式プロフィールに掲載されている決まり手の傾向では、押し出しが33%、突き落としが27%、寄り切りが17%となっています。
相手を正面から圧倒する力強い相撲が、武双山の持ち味でした。
2004年11月場所で現役引退大関として長く土俵を務めた武双山は、2004年11月場所を最後に現役を引退しました。
引退後は年寄・藤島を襲名。現役時代に培った経験を生かし、今度は力士を育てる側へと立場を変えました。
自身が大関まで上り詰めた経験は、弟子たちにとっても身近な指導の基盤になっています。
【藤島部屋の歴史】武蔵川部屋を継承した経緯と現在の関係
藤島部屋の歴史を理解するには、元横綱・三重ノ海が率いた武蔵川部屋との関係を知る必要があります。
現在の藤島部屋は、まったく新しく立ち上げられた相撲部屋ではありません。2010年に武双山の藤島親方が武蔵川部屋を継承したことを起点とする部屋です。
2010年9月、武蔵川部屋を継承当時の第14代武蔵川親方は、元横綱・三重ノ海です。
1981年に出羽海部屋から独立して武蔵川部屋を創設し、横綱・武蔵丸や大関・武双山、出島、雅山など、多くの関取を育てました。
2010年9月、その第14代武蔵川親方から、部屋付き親方だった元大関・武双山の藤島親方へ部屋が継承されました。
武蔵川部屋は藤島部屋となり、藤島親方が新たな師匠として弟子たちの育成を担うことになったのです。
2013年には武蔵川部屋が再興ここで混同しやすいのが、現在も存在する武蔵川部屋との関係です。
2013年2月、第14代武蔵川親方が定年退職し、武蔵川の年寄名跡は第67代横綱・武蔵丸へ継承されました。
その後、日本相撲協会の理事会で新しい武蔵川部屋の設立が承認され、同年4月1日に武蔵川部屋が再興されました。
つまり、現在の藤島部屋と武蔵川部屋は、歴史的なつながりを持ちながらも、別々の師匠が率いる相撲部屋です。
藤島部屋をめぐる人物・組織の関係一覧これまでの経緯と関係者を整理すると、次のようになります。
| 人物・組織 | 関係 | 主な事実・時期 |
|---|---|---|
| 藤島武人(元武双山) | 現・藤島部屋師匠 | 本名は尾曽武人。2026年は日本相撲協会理事・広報部長。 |
| 第14代武蔵川(元三重ノ海) | 先代師匠 | 1981年に武蔵川部屋を創設。2010年9月に藤島親方へ部屋を継承。 |
| 藤島部屋 | 現在の相撲部屋 | 2010年9月の継承により藤島部屋となった。 |
| 第67代横綱・武蔵丸 | 第15代武蔵川 | 2013年2月に武蔵川の年寄名跡を継承。同年4月に武蔵川部屋を再興。 |
| 出羽海一門 | 所属する一門 | 2026年1月の理事候補選をめぐる報道でも、藤島親方は同一門の候補として紹介された。 |
| 藤青雲・藤凌駕 | 藤島部屋所属の関取 | 2026年11月場所では、ともに幕内に在籍。 |
この系譜を押さえておくと、「藤島部屋と武蔵川部屋は同じなのか」という疑問も解消できます。
歴史的には同じ部屋の継承関係にありますが、2013年に武蔵川部屋が再興されたことで、現在は別々の部屋として活動しています。
【藤島部屋の所属力士一覧】2026年11月場所の注目力士は藤青雲・藤凌駕
藤島部屋の現在を知るうえで欠かせないのが、所属力士の顔ぶれです。
日本相撲協会の部屋紹介ページに掲載されている2026年11月場所の番付では、藤島部屋には12人の力士が在籍しています。
2026年11月場所の所属力士と番付【幕内】
- 藤凌駕(ふじりょうが):西前頭筆頭
- 藤青雲(ふじせいうん):西前頭二枚目
【幕下】
- 藤天晴(ふじてんせい):東幕下四枚目
- 藤壮大(ふじそうだい):東幕下十二枚目
- 天道山(てんどうざん):東幕下五十三枚目
【三段目】
- 武将山(ぶしょうざん):西三段目十枚目
- 藤乃若(ふじのわか):東三段目三十七枚目
- 藤ノ進(ふじのしん):西三段目五十七枚目
- 藤雄峰(ふじゆうほう):西三段目六十九枚目
- 常陸號(ひたちごう):東三段目七十四枚目
【序二段】
- 武蔵海(むさしうみ):西序二段二十三枚目
- 藤乃波(ふじのなみ):西序二段五十枚目
幕内2人、幕下3人、三段目5人、序二段2人という構成です。特に幕内に2人の力士を送り出している点は、現在の藤島部屋を象徴する特徴といえます。
藤青雲は2026年に新入幕を果たした注目力士藤青雲龍輝は熊本県熊本市西区出身の力士です。
2021年3月場所に初土俵を踏み、2023年5月場所に新十両となりました。その後、2026年3月場所で新入幕を果たしています。
得意技は右四つと寄り。2026年11月場所では西前頭二枚目に位置し、幕内上位での活躍が期待されています。
初土俵から段階的に番付を上げてきた力士であり、藤島部屋の育成成果を考えるうえでも注目すべき存在です。
藤凌駕は2026年11月場所で西前頭筆頭藤凌駕雅治は愛知県春日井市出身の力士です。
2025年3月場所に初土俵を踏み、同年11月場所に新十両、2026年3月場所に新入幕を果たしました。
得意技は押し。2026年11月場所では西前頭筆頭に番付を上げています。
新入幕から短期間で幕内上位まで進出したことは、今後の成績を占ううえでも大きな注目点です。
部屋付き親方にも元関取が在籍藤島部屋には師匠の藤島親方以外にも、現役時代に関取として活躍した親方が所属しています。
- 大鳴戸武春:元大関・出島
- 山分喬喜:元前頭・武雄山
- 待乳山隆志:元前頭・武州山
- 井筒翔:元前頭・翔天狼
元大関や元幕内力士が複数在籍していることから、部屋には現役時代の経験を持つ指導者が集まっています。
師匠自身も大関経験者であるため、関取を目指す若手にとって、さまざまな立場から相撲を学べる環境があることは注目点です。
【住所・出羽海一門】藤島部屋は荒川区東日暮里にある
藤島部屋の所在地は、東京都荒川区東日暮里です。
日本相撲協会の公式部屋紹介ページには、次の住所が掲載されています。
藤島部屋
〒116-0014
東京都荒川区東日暮里4-27-1
相撲部屋は、力士たちが日々の稽古や共同生活を送る拠点です。藤島部屋も、この場所を中心に師匠と弟子たちが活動しています。
藤島部屋が属する出羽海一門とは?藤島部屋は、相撲界の伝統的なグループである出羽海一門に属しています。
一門とは、相撲部屋同士の歴史的なつながりや交流を基盤とするまとまりです。相撲界では複数の一門が存在し、部屋の系譜や親方同士の関係を理解するうえで重要な意味を持っています。
2026年1月17日の日刊スポーツの報道では、出羽海一門が役員候補選に藤島親方を擁立したことが伝えられました。同年3月には実際に新理事に選任されています。
こうした経緯からも、藤島親方は部屋の師匠という立場だけでなく、出羽海一門を代表する協会運営の担い手としても存在感を高めています。
部屋の住所と見学情報は分けて考える公式住所が公開されているからといって、いつでも自由に稽古を見学できるわけではありません。
相撲部屋の稽古見学は、場所や時期、部屋の運営状況によって対応が異なる場合があります。見学を希望する場合は、訪問前に藤島部屋側の案内や最新の告知を確認することが大切です。
【プロの結論】藤島部屋の現在を理解するための3つの判断軸
藤島部屋を調べるときは、親方の現役時代の実績だけでなく、現在の協会での役割、部屋の継承関係、所属力士の成長という3つの視点を持つと、全体像が見えてきます。
1. 武双山の実績と現在の指導者としての評価は別に見る通算554勝や幕内優勝1回という実績は、武双山個人の現役時代の記録です。一方、現在の藤島親方は師匠として力士を育て、協会理事として組織運営にも関わっています。
現役時代の実績がそのまま指導者としての成績になるわけではありません。弟子がどのように成長し、幕内や十両で活躍するようになったかを合わせて見ることが大切です。
2. 武蔵川部屋との関係は2010年と2013年を区別する藤島部屋と武蔵川部屋は歴史的につながっていますが、現在は別の部屋です。
2010年の継承と、2013年の武蔵川部屋再興を区別すれば、両者の関係を誤解することはありません。部屋の名称だけで判断せず、師匠と継承の経緯を確認が必要です。
3. 2026年は藤青雲と藤凌駕の成績にも注目2026年11月場所の藤島部屋は、幕内に藤凌駕と藤青雲の2人を送り出しています。
藤凌駕は西前頭筆頭、藤青雲は西前頭二枚目。ともに2026年に新入幕を果たし、同年11月場所には幕内上位まで番付を上げています。
今後の藤島部屋を評価する際には、この2人の勝ち越しや番付の推移に加え、幕下以下の力士が関取へ昇進できるかも重要な判断材料になります。
元大関が師匠を務めるという肩書だけでなく、実際に弟子がどのような成果を残しているのか。そこに注目することで、藤島部屋の現在の実力と将来性をより具体的に捉えられます。
藤島部屋親方に関するよくある質問(FAQ)
Q1:藤島部屋の親方は誰ですか?
A1:元大関・武双山の藤島武人親方です。本名は尾曽武人で、1972年2月14日生まれ、茨城県水戸市出身です。
Q2:藤島親方は2026年現在、日本相撲協会の何の役職ですか?
A2:日本相撲協会の理事で、広報部長を務めています。また、審判部長(編成担当)、警備本部長なども兼務しています。公式職務分掌は2026年10月16日現在の情報です。
Q3:武双山の現役時代の成績は?
A3:生涯戦歴は554勝377敗122休で、幕内最高優勝は1回です。2000年1月場所に13勝2敗で初優勝し、同年5月場所に大関へ昇進しました。
Q4:藤島部屋には現在どんな力士が所属していますか?
A4:2026年11月場所の番付では12人が掲載されています。幕内には藤凌駕と藤青雲がおり、幕下以下には藤天晴、藤壮大、天道山、武将山などが所属しています。
Q5:藤島部屋と武蔵川部屋は同じ相撲部屋ですか?
A5:現在は別々の相撲部屋です。2010年9月に元大関・武双山の藤島親方が武蔵川部屋を継承して藤島部屋となり、2013年4月には元横綱・武蔵丸が新しい武蔵川部屋を再興しました。
Q6:藤島部屋はどこにありますか?
A6:東京都荒川区東日暮里4-27-1です。日本相撲協会の公式部屋紹介ページに掲載されている所在地です。
藤島部屋の親方は、元大関・武双山として活躍した藤島武人です。本名は尾曽武人。現役時代には554勝377敗122休、幕内最高優勝1回という実績を残し、2000年5月場所に大関へ昇進しました。
引退後は2010年9月に武蔵川部屋を継承し、藤島部屋の師匠として後進の育成に取り組んできました。2026年には日本相撲協会の理事に選任され、広報部長や審判部長(編成担当)などの職務も担っています。
一方、部屋の現役力士では藤凌駕と藤青雲が2026年11月場所の幕内上位に名を連ねています。今後は2人のさらなる活躍に加え、幕下以下の力士が関取へ成長できるかも注目されます。
藤島部屋の現在を理解する要点は、武双山時代の実績、2010年の部屋継承、2026年の協会での役職、そして所属力士の成長です。元大関の経験を持つ師匠が、協会運営と部屋の指導という二つの役割をどのように果たしていくのか。今後の藤島部屋の歩みから目が離せません。
主な確認資料: 日本相撲協会「藤島部屋」「藤島武人・年寄プロフィール」「職務分掌」、武蔵川部屋公式サイト「部屋概要・沿革」、日刊スポーツの2026年3月23日・25日付報道。