『ドキドキ!プリキュア』に登場するレジーナは、「キングジコチューの娘」を名乗る金髪の少女です。わがままで自由奔放な性格でありながら、相田マナとの出会いによって少しずつ心を変えていく姿が、物語後半の大きな見どころになっています。
しかし、レジーナの正体は単純な敵キャラクターではありません。第46話「エースとレジーナ!誕生の真実!」では、円亜久里やキュアエースとの意外なつながり、アン王女の過去、キングジコチューとの本当の関係が明かされます。加えて、2014年のテレビシリーズ最終回後には、2024年発売の公式小説でも彼女のその後が描かれています。
【正体を解説】レジーナはキングジコチューの本当の娘なのか?

レジーナは物語の途中で登場し、自分がキングジコチューの娘であると名乗ります。父親を慕い、ジコチュー陣営の一員としてプリキュアたちの前に立ちはだかるため、当初は敵側の重要人物という印象が強いキャラクターです。
ところが、第46話で明かされる出生の秘密によって、それまでの認識は大きく変わります。
第46話で明らかになるアン王女とのつながり物語の鍵を握るのは、トランプ王国のアン王女と、エターナルゴールデンクラウンです。
かつてトランプ王国の王様は、病気になった娘のアン王女を救うため、世界に封じられていた闇を解放してしまいました。その結果、闇に支配された王様はキングジコチューへと変貌します。
父親と戦うことになったアン王女は、自分自身がジコチューになってしまう可能性を恐れ、自分のプシュケーを二つに分けます。
この二つは、異なる愛の側面を象徴していました。
- 黒いプシュケー:父親から受け取った愛に結びつく部分。ここからレジーナが誕生。
- 純粋なプシュケー:世界の人々の笑顔を守りたいという愛の部分。ここから円亜久里が誕生。
加えて、アン王女自身は卵となり、アイちゃんとして生まれ変わります。
つまり、レジーナと円亜久里、そしてアイちゃんは、もともと一人のアン王女に由来する存在なのです。この真実は、東映アニメーションの第46話公式あらすじでも説明されています。
キングジコチューの娘という設定の真相ここで注意したいのが、レジーナとキングジコチューの血縁関係です。
レジーナはキングジコチューの実の娘として生まれたわけではありません。出生の秘密をたどると、アン王女のプシュケーから誕生した存在です。
一方、レジーナがキングジコチューを「パパ」と呼び、父親として慕っていることも物語上の重要な事実です。
したがって、レジーナの「娘」という立場は、単純な血縁関係ではなく、アン王女の父への愛を受け継いだ存在としての関係性から理解する必要があります。
この設定によって、彼女が父親を愛しながらも、マナとの友情を捨てられない理由が明確になります。
【登場回・時系列】レジーナの重要エピソードを一覧で紹介
レジーナの物語を理解するには、登場した順番だけでなく、各エピソードで彼女の心境がどう変化したかを追うことが大切です。
初登場からマナとの友情、ロイヤルクリスタルをめぐる争い、再登場、出生の秘密、そして最終決戦まで、物語の重要な局面に深く関わっています。
レジーナの登場回・重要エピソード一覧| 話数・放送日 | エピソード | 注目ポイント |
|---|---|---|
| 第12話 | マナの決意!あたし弟子を取ります! | 物語終盤でレジーナが初登場。 |
| 第16話 2013年5月19日 |
レジーナ猛アタック!マナはあたしのモノ! | マナとの友情が本格化。独占欲の強さも描かれる。 |
| 第17〜18話 | ショック!奪われたクリスタル!/出現!さいごのロイヤルクリスタル! | ロイヤルクリスタルをめぐり、レジーナの態度が変化する。 |
| 第39話 2013年11月10日 |
会いに来たよ!レジーナふたたび! | レジーナが再登場。ミラクルドラゴングレイブを手にする。 |
| 第45話 2013年12月22日 |
宿命の対決!エースVSレジーナ! | キュアエースとの宿命の対決が描かれる。 |
| 第46話 2014年1月5日 |
エースとレジーナ!誕生の真実! | アン王女に由来する出生の秘密が判明。 |
| 第47話 2014年1月12日 |
キュアハートの決意!まもりたい約束! | マナへの友情と父親への愛情に向き合う。 |
| 第48話 2014年1月19日 |
ドキドキ全開!プリキュアVSキングジコチュー! | キングジコチューを救うためプリキュアと行動する。 |
| 第49話 2014年1月26日 |
あなたに届け!マイスイートハート! | 最後の戦いでプリキュアと共闘する。 |
特に押さえておきたいのは、第16話、第39話、第46話、第47〜49話です。
第16話はレジーナの性格とマナとの関係を理解する回、第39話は再登場による物語の転換点、第46話は正体の核心、第47〜49話は彼女が最終的にどのような選択をするのかを確認できるエピソードです。
第39話での再登場が意味するもの第39話「会いに来たよ!レジーナふたたび!」は、2013年11月10日に放送されました。
レジーナはトランプ王国でプリキュアたちの前に再び姿を現します。マナは再会を喜んで抱きつきますが、レジーナはプリキュアを敵だと考え、以前のように素直には受け入れません。
加えて、レジーナは三種の神器の一つであるミラクルドラゴングレイブを手にします。この槍はレジーナを選び、強力な攻撃能力を発揮します。
この再登場によって、マナとの友情を取り戻したい気持ちと、キングジコチューの娘としての立場の対立が、改めて物語の中心に浮かび上がります。
【能力・ロイヤルクリスタル】レジーナが持つ特別な力とは?
レジーナは、単にキングジコチューの娘を名乗っているだけの少女ではありません。作中では、一般的なジコチューの幹部とは異なる能力を持つ存在として描かれています。
人間をジコチューに変える能力レジーナの代表的な能力は、人間をジコチューに変える力です。
講談社のキャラクター紹介でも、どんな人間でもジコチューにできる能力を持つ少女として紹介されています。
通常の人間が持つ自己中心的な感情を利用するだけでなく、レジーナ自身が積極的にジャネジーを与え、敵となるジコチューを生み出すことができます。
そのため、プリキュアたちにとっては、直接戦う相手であると同時に、新たな敵を生み出す危険な存在でもあります。
ミラクルドラゴングレイブとの関係第39話でレジーナが手にしたミラクルドラゴングレイブは、トランプ王国に伝わる三種の神器の一つです。
この槍は単なる武器ではなく、トランプ王国の伝説や戦士の力と結びついた重要なアイテムです。
プリキュアたちが簡単には引き抜けなかった槍をレジーナが手にしたことは、彼女が特別な存在であることを示す場面でもあります。
ロイヤルクリスタルに反応する理由ロイヤルクリスタルは、トランプ王国に関係する特別な宝石です。五つを集めることで奇跡が起こるとされ、アン王女を探すための重要な手がかりになっています。
レジーナはロイヤルクリスタルを見ると態度を変え、手に入れようとします。
第17話では、彫刻に埋め込まれた赤いガラス玉を見つけ、それを手に入れようとして彫刻を壊してしまいます。その後、赤いガラス玉がロイヤルクリスタルへと変化し、彼女はほかのクリスタルも渡すよう要求します。
この行動は、レジーナ自身も理解していない出生の秘密と、トランプ王国の歴史が結びついていることを示す伏線です。
ロイヤルクリスタルはレジーナの変身アイテムではありません。アン王女の秘密やトランプ王国の真実に迫るための物語上の重要な鍵として位置づけられています。
【相田マナとの関係】敵同士なのに友達になれた理由
レジーナの人物像を理解するうえで、最も重要なのが相田マナとの関係です。
マナはプリキュアの中心人物であり、困っている人を放っておけない性格です。一方のレジーナは、自分の欲求を優先し、他人の気持ちを十分に理解できない少女として登場します。
正反対の二人ですが、マナはレジーナを最初から単純な悪人として扱いませんでした。
レジーナがマナに興味を持った理由レジーナがマナに興味を持つようになった理由は、彼女が自分に対して恐れず、自然に接してくれたことにあります。
レジーナはマナを気に入り、友達になろうとします。しかし、その友情は最初から対等なものではありません。
第16話のタイトルが「レジーナ猛アタック!マナはあたしのモノ!」であることからも分かるように、レジーナはマナを独占したいという気持ちを強く持っています。
マナにほかの友達がいることを理解できず、自分だけを見てほしいと要求するのです。
マナがレジーナを見捨てなかった理由マナはレジーナの問題行動を無条件に肯定していたわけではありません。
間違ったことをしたときには向き合い、相手に伝えるべきことを伝えようとします。それでも、レジーナと友達でいたいという気持ちは変わりません。
この姿勢は、レジーナにとって初めて経験する人間関係だったと考えられます。
父親からの愛情を強く求めるレジーナにとって、マナとの友情は、それまで知らなかった別の愛情の形を知るきっかけになりました。
友情と父親への愛情の板挟みレジーナの葛藤が最も深く描かれるのは、物語後半です。
第39話でマナと再会しても、レジーナはすぐに仲間へ戻ることができません。父親であるキングジコチューを裏切ることができないからです。
しかし、マナとの思い出も簡単には捨てられません。
第47話では、マナがレジーナとの約束を守ろうとする姿勢を見せ、レジーナ自身もマナへの気持ちを認める方向へ進んでいきます。
この関係性の魅力は、敵だった少女が突然善人になることではありません。相反する二つの大切な気持ちを抱えたまま、自分の意思で選択するようになるところにあります。
【円亜久里・キュアエースとの関係】レジーナと光と影の秘密
レジーナと円亜久里の関係は、『ドキドキ!プリキュア』の中でも特に大きな伏線回収の一つです。
亜久里はキュアエースに変身する少女で、マナたちにプリキュア5つの誓いを伝えた人物でもあります。
一方、レジーナはキングジコチュー側に立つ少女です。物語の前半では、二人が深い関係にあるとは思えないほど立場が異なっています。
レジーナと円亜久里は同じアン王女から生まれた存在第46話の真実によって、レジーナと亜久里がアン王女のプシュケーから生まれたことが明らかになります。
レジーナは父親から受け取った愛の側面を、亜久里は世界の人々を守りたいという純粋な愛の側面を受け継いでいます。
つまり、二人は同じ起源を持ちながら、異なる愛の側面を象徴する存在です。
ここで重要なのは、レジーナと亜久里が単純な姉妹や双子として設定されているわけではないことです。二人は一人のアン王女の心が分かれて生まれた、対になる存在として描かれています。
キュアエースVSレジーナの宿命の対決第45話「宿命の対決!エースVSレジーナ!」では、二人の対立が大きく取り上げられます。
当初は正義の戦士と敵側の少女という構図ですが、第46話で出生の秘密が明らかになると、その対決の意味も変わります。
二人の戦いは、単なる善と悪の衝突ではありません。アン王女の中に存在した異なる愛のあり方が、別々の人格として向き合う物語なのです。
キュアエースとレジーナが対立していた背景には、本人たちにも知らされていなかった出生の秘密がありました。
アイちゃんも含めた三人の関係もう一つ見逃せないのがアイちゃんの存在です。
アン王女は自分のプシュケーを二つに分けただけでなく、自身の存在を卵へと変え、アイちゃんとして生まれ変わりました。
そのため、レジーナ、亜久里、アイちゃんは、それぞれ別の存在でありながら、アン王女という一つの存在を起点に結びついています。
この設定が明らかになることで、キングジコチューの過去、アン王女の悲劇、レジーナと亜久里の対立が一本の物語としてつながります。
【声優・渡辺久美子と物語の結末】レジーナは最後にどうなった?
レジーナの魅力を語るうえで、声を担当した渡辺久美子の存在も欠かせません。
レジーナの声優は渡辺久美子レジーナ役を担当したのは、声優の渡辺久美子です。
所属事務所シグマ・セブンの公式プロフィールには、『ドキドキ!プリキュア』のレジーナ役のほか、『ケロロ軍曹』のケロロ役、『あたしンち』の母役、『サザエさん』の花沢さん役などが掲載されています。
幅広いキャラクターを演じてきた声優であり、レジーナのような自由奔放で感情表現の豊かな少女にも、その表現力が生かされています。
レジーナは、わがままな態度を見せる一方、マナに対する素直な喜びや父親への愛情、裏切られたと感じたときの悲しみなど、複雑な感情を持っています。
そのため、単に強気な少女として演じるのではなく、無邪気さと不安定さを併せ持つキャラクターとして表現されている点が見どころです。
第47話でレジーナが選んだもの第47話では、キングジコチューが人間界に現れ、プリキュアたちとの最終的な対決が始まります。
レジーナは父親の側に立って戦おうとしますが、マナとの友情を完全に捨てることはできません。
やがてマナを守るために行動し、キングジコチューへの愛情とマナへの友情の両方を受け入れる方向へと進みます。
この選択によって、レジーナは誰かに言われたとおりに行動する少女から、自分自身の気持ちを理解して決断する人物へと成長します。
第48話・第49話での結末第48話では、レジーナの言葉がキングジコチューの心を動かす重要な場面が描かれます。
キングジコチューの中には、かつてトランプ王国を治めていた王様の心が残っていました。レジーナもマナたちとともに、その王様を救うために行動します。
そして第49話では、ベールがジャネジーを取り込んだことで誕生したプロトジコチューとの最後の戦いが始まります。
レジーナもプリキュアたちと力を合わせ、世界を闇から守るために戦います。
最後はプロトジコチューが浄化され、大貝町とトランプ王国に平和が戻ります。レジーナは、最後まで敵として終わるのではなく、仲間とともに戦う存在として物語を締めくくりました。
2024年発売の公式小説で描かれたレジーナのその後テレビシリーズの結末だけでは、レジーナのその後が気になる人も多いはずです。
その疑問に答える作品が、講談社から2024年9月16日に発売された『小説 ドキドキ!プリキュア』です。
著者はテレビシリーズのシリーズ構成を担当した山口亮太、原作は東堂いづみ、イラストは高橋晃です。
講談社の公式紹介によると、この小説はテレビシリーズ最終回の約1年後を舞台にしています。
マナと六花の中学校にレジーナが入学し、亜久里も交えた日常が描かれます。もちろん、レジーナの自由奔放な性格も健在です。
加えて、小説はアニメ第49話の続きとなる第50話から始まる構成です。テレビシリーズで描かれた友情や出生の秘密を踏まえた、正統な続編として位置づけられています。
2026年現在、レジーナの物語をさらに知りたい読者にとって、この公式小説は重要な作品です。
【よくある質問】ドキドキプリキュアのレジーナに関するFAQ
Q1:レジーナの正体はキングジコチューの実の娘ですか?
A1:血縁上の実の娘ではありません。第46話で明かされた真実によると、アン王女のプシュケーから生まれた存在です。ただし、キングジコチューを父親として慕う気持ちは本物です。
Q2:レジーナと円亜久里は姉妹なのですか?
A2:一般的な血縁上の姉妹ではありません。二人はアン王女のプシュケーから分かれて誕生した存在で、レジーナは父から受け取った愛、亜久里は人々を守る純粋な愛を象徴しています。
Q3:レジーナの声優は誰ですか?
A3:渡辺久美子です。『ケロロ軍曹』のケロロ役や『あたしンち』の母役などでも知られる声優です。
Q4:レジーナが再登場するのは何話ですか?
A4:第39話「会いに来たよ!レジーナふたたび!」です。2013年11月10日放送で、トランプ王国で再びプリキュアたちと対面します。
Q5:レジーナとマナは最後に仲直りしますか?
A5:はい。二人は友情を取り戻す方向へ進み、最終決戦ではレジーナがプリキュアたちと共闘します。2024年発売の公式小説でも、マナたちと過ごす日常が描かれています。
Q6:レジーナはプリキュアに変身しますか?
A6:テレビシリーズでは、レジーナ自身がプリキュアに変身する展開はありません。円亜久里がキュアエースに変身します。二人はアン王女に由来する対になる存在ですが、別々のキャラクターです。
『ドキドキ!プリキュア』のレジーナは、キングジコチューの娘を名乗る敵キャラクターとして登場しますが、その正体はアン王女のプシュケーから生まれた特別な存在です。
円亜久里とは同じ起源を持つ対の存在であり、キングジコチューとの関係も単純な血縁ではありません。
一方、相田マナとの友情は、レジーナが自分自身の気持ちを理解し、誰かを大切にすることを学ぶための大きなきっかけになりました。
レジーナの物語を深く理解するためのおすすめの視聴順は、次のとおりです。
- 第16話:マナとの友情と独占欲を理解する。
- 第39話:再登場後の葛藤とミラクルドラゴングレイブを確認する。
- 第45・46話:キュアエースとの対決と出生の秘密を知る。
- 第47〜49話:マナとの約束、父親への愛、最後の決断を見届ける。
- 2024年発売の公式小説:テレビシリーズ後のレジーナの生活を知る。
レジーナの本当の魅力は、敵か味方かという立場だけでは説明できません。父親への愛と友達への愛という二つの気持ちを抱え、自分の意思で大切なものを選び取っていく成長にあります。
第46話の真実を知ったうえで最終盤を見直すと、レジーナの言動やマナとの関係、キュアエースとの対決に込められた意味が、より深く伝わってきます。
テレビシリーズだけでなく、公式続編小説まで追うことで、レジーナというキャラクターの魅力をさらに楽しめます。
主な事実確認資料
- 東映アニメーション:作品・各話公式情報
- 朝日放送テレビ:第46話・第48話・第49話のストーリー
- 講談社:レジーナのキャラクター紹介・公式小説の書誌情報
- シグマ・セブン:渡辺久美子公式プロフィール