Aqua Timezが解散を発表したのは、2018年5月8日。同年いっぱいでバンドとしての活動を終了するという決断でした。
当時、バンドは8枚目のオリジナルアルバム『二重螺旋のまさゆめ』を制作した直後。アルバムは2018年4月に発売されており、解散発表はその翌月でした。
解散理由を最も具体的に説明したのは、ドラム担当のTASSHIです。
TASSHIが明かした制作後の心境TASSHIのコメントによると、メンバー全員がアルバム制作に全力を注ぎ、完成した作品には大きな手応えを感じていました。
しかし、完成後に訪れたのは達成感だけではありませんでした。
「全てを出し切ったような、燃え尽きたような感覚でした」
アルバムを完成させた後、メンバーは何度も話し合いを重ねました。その結果、今までと同じ熱量でAqua Timezの音楽を作り続けることは難しいという結論に至ったと説明しています。
ここで注目したいのは、単に音楽への情熱を失ったという話ではないことです。
作品を作り切ったという達成感と、同じ水準の音楽をこれからも生み出し続けられるのかという問題は別です。
Aqua Timezは、妥協した作品を発表しながらバンドを存続させる道ではなく、自分たちが納得できる音楽を届けられる状態で活動を終える道を選びました。
不仲説や音楽性の違いが原因だったのか?解散のニュースが流れた際、ファンの間で気になったのはメンバー同士の関係でした。
実際、太志は解散コメントで音楽性や人間性の違いについて触れています。
ただし、本人の説明は不仲を理由とするものとは異なります。
音楽性の違いを理解し合ってきたからこそ、一曲一曲が完成したという趣旨を語り、メンバーとの絆についても前向きな言葉を残しました。
つまり、解散理由の中心にあったのは、メンバー同士の決定的な対立ではなく、バンドとして今後も同じ熱量で創作を続けられるかという問題だったのです。
金銭トラブルや特定メンバーとの確執が公式な解散理由として発表された事実もありません。
【メンバー5人の解散コメント】太志・OKP-STARらが伝えた本音

2018年の解散発表では、太志、OKP-STAR、大介、mayuko、TASSHIの全員がコメントを発表しました。
それぞれの言葉からは、同じ解散という決断に対しても、異なる立場からファンやバンドを思う気持ちが伝わってきます。
太志:メンバーとの絆とファンへの感謝ボーカルの太志は、解散がメンバー全員で話し合った結論であることを強調しました。
「メンバー全員で話しあった結論です。ごめんなさい。」
加えて、長年の活動を振り返り、メンバー同士の違いを乗り越えて、互いを認め合える関係になったことを伝えています。
特に印象的なのは、ファンと一緒に歌った時間や、ライブで笑い合ったこと、互いに励まし合った日々を宝物として挙げた点です。
最後には、年齢を重ねてもファンがAqua Timezの曲を口ずさんでくれたらうれしいという願いを残しました。
OKP-STAR:バンドが終わっても音楽は残るリーダーでベーシストのOKP-STARは、ツアー直前の解散発表についてファンに謝罪しました。
一方で、残されたライブに全力で臨むことを約束しています。
「バンドはバラバラになってもAqua Timezの音楽は無くなりません。」
この言葉には、バンドという活動形態が終わっても、作品やファンとのつながりまで消えるわけではないという思いが込められています。
2024年の再結成を経て振り返ると、このコメントは非常に象徴的です。
大介:新しい世界を広げる決意ギター担当の大介は、メンバー全員の総意による解散であることを説明しました。
また、これまで応援してくれた人たちを、今度は自分が応援できる人間になりたいという思いを伝えています。
バンド活動を終えた後も、世界を広げて学んでいくという前向きな姿勢が印象的でした。
mayuko:最後の全国ツアーに向けた思いキーボード担当のmayukoは、突然の発表になったことを謝罪し、最後の全国ツアーを5人らしいライブにしたいとコメントしました。
長年応援してくれたファンに少しでも恩返しができるよう、最後まで演奏するという決意を示しています。
TASSHI:解散の背景を最も具体的に説明ドラム担当のTASSHIは、前述のアルバム制作後の心境を詳しく説明しました。
解散を決断した直接的な経緯を理解するうえで、5人のコメントの中でも特に重要な内容です。
【Aqua Timezの解散から再結成まで】2018年から2026年の重要年表
Aqua Timezの歩みを理解するには、最初の解散と20周年の再結成を分けて考える必要があります。
特に、2018年の横浜アリーナ公演と、2025年の国立代々木競技場公演は、どちらもラストライブとして扱われるため混同されやすいポイントです。
| 時期 | 出来事 | 内容・意味 |
|---|---|---|
| 2003年 | バンド結成 | 太志、OKP-STARを中心に結成 |
| 2005年8月24日 | デビュー | インディーズ作品をリリース |
| 2006年 | メジャーデビュー | 『決意の朝に』『千の夜をこえて』がヒット |
| 2018年4月 | アルバム発売 | 『二重螺旋のまさゆめ』をリリース |
| 2018年5月8日 | 解散発表 | メンバー全員で話し合った結論を公表 |
| 2018年11月18日 | 最初のラストライブ | 横浜アリーナで『last dance』を開催 |
| 2018年末 | 解散 | 予定していたバンド活動を終了 |
| 2024年7月11日 | 再結成発表 | デビュー20周年に向けて期間限定復活を決定 |
| 2024年8月 | 再始動ライブ | ファンの前で5人が再び演奏 |
| 2025年8月24日 | デビュー20周年 | 記念イヤーの活動を展開 |
| 2025年10月 | 新曲配信 | 『if you come』を発表 |
| 2025年12月10日 | アルバム発売 | 『海いっぱいに降りしきる星』をリリース |
| 2025年12月27日 | 再結成期間の最終公演 | 国立代々木競技場 第一体育館で『OLDROSE』を開催 |
| 2026年3月25日 | ライブ作品発売 | 『Aqua Timez 20th Live -OLDROSE-』を映像・音源化 |
| 2026年10月 | 太志のソロ活動 | Little Paradeの新曲『鎧の下から』を配信 |
この年表から分かるのは、2018年の解散が完全な活動終了を意味した一方、2024年の再結成は最初から期限を設けた特別なプロジェクトだったということです。
【2024年の再結成理由】なぜAqua Timezは6年ぶりに復活したのか?
2018年末に解散したAqua Timezが再結成を発表したのは、2024年7月11日です。
再結成の目的は、2025年8月24日に迎えるデビュー20周年でした。
ソニーミュージックの公式発表では、再結成の背景として、ファンへの感謝とスタッフからの後押しが挙げられています。
公式発表で明かされた再結成の条件メンバーは再結成にあたり、次の3点を明確にしていました。
- デビュー20周年に向けた期間限定の活動
- 新曲の制作とライブの開催
- 活動期間は2025年いっぱいまで
つまり、2018年の解散を撤回して無期限で活動を再開したわけではありません。
20周年という節目に、もう一度5人で音楽を届けるための再結成でした。
OKP-STARが語った再結成までの経緯再結成後初のライブでは、OKP-STARが復活までの経緯を説明しています。
その話によると、2018年のラストライブ終了後、太志とOKP-STARは、いつかまた機会があればという思いを交わしていました。
その後、太志からOKP-STARに電話があり、20周年に向けて再結成する話が持ち上がったことを伝えたといいます。
そこからメンバー一人ひとりに連絡し、全員の了承を得て再結成が実現しました。
ここで重要なのは、再結成が単なる懐古的な企画ではなかったことです。
6年間の時間を経て、メンバーそれぞれの生活や音楽との向き合い方が変わったうえで、再び5人で演奏することを選んだのです。
再結成後の新曲と20周年記念ライブ再結成期間中には、全国ツアーや音楽フェスへの出演などが行われました。
2025年には新曲『if you come』を発表。フジテレビ系ドラマ『新東京水上警察』の主題歌にも起用されました。
また、12月10日にはアルバム『海いっぱいに降りしきる星』を発売。
2018年の解散後に生まれた新しい時間と、Aqua Timezとして積み重ねてきた音楽を結び付ける活動となりました。
【横浜アリーナと代々木の違い】2度のラストライブの真相
Aqua Timezのラストライブを調べると、横浜アリーナと国立代々木競技場という2つの会場が登場します。
どちらも重要な公演ですが、開催された時期と意味は異なります。
2018年11月18日:横浜アリーナ
『Aqua Timez FINAL LIVE last dance』を開催。チケットは即日完売し、約1万3,000人が来場しました。
2025年12月26日・27日:国立代々木競技場 第一体育館
『Aqua Timez 20th Live -OLDROSE-』を2日間開催。27日の公演をもって期間限定の活動を締めくくりました。
2018年11月18日、Aqua Timezは横浜アリーナで解散前最後のライブを開催しました。
約3時間にわたる公演では、「等身大のラブソング」「決意の朝に」などの代表曲を披露。
最後には「虹」を歌い、太志がファンに感謝を伝えました。
当日は約1万3,000人が集まり、チケットも即日完売。バンドの歴史を締めくくる大規模な公演となりました。
このライブは2019年3月27日にBlu-ray、DVD、CDとして発売されています。
2025年の『Aqua Timez 20th Live -OLDROSE-』一方、2025年12月26日・27日に開催されたのが、再結成期間の集大成となる『Aqua Timez 20th Live -OLDROSE-』です。
会場は横浜アリーナではなく、国立代々木競技場 第一体育館でした。
12月27日の最終公演では、1万2,000人を超える観客の前で20年の歩みを振り返るステージが展開されました。
セットリストには「決意の朝に」「虹」といった代表曲に加え、「if you come」「OLDROSE」など再結成期間の楽曲も並びました。
2018年の解散ライブがバンドとしての別れだったのに対し、2025年の公演は、20周年を記念した期間限定の復活を締めくくるライブでした。
【2026年最新】Aqua Timezメンバー5人の現在と個人活動
2026年11月現在、Aqua Timezは2025年末までと発表していた期間限定の再結成活動を終えています。
ただし、5人全員が音楽活動をやめたわけではありません。
それぞれが別の道を歩んでおり、再結成後も音楽に携わるメンバーがいます。
1. 太志:Little Paradeとして新曲を発表
太志(ボーカル)
2019年からソロプロジェクト「Little Parade」を始動。Aqua Timezとは異なる表現を追求しています。
2026年10月9日には、新曲『鎧の下から』を配信リリースしました。
この曲について太志は、Aqua Timezとして再び活動できた時間があったからこそ生まれた作品だと説明しています。
注目したいのは、再結成の経験がソロ活動にもつながっている点です。
また、同曲のミュージックビデオにはTASSHIもドラマーとして参加しています。バンドの活動期間が終わった後も、メンバー同士の音楽的なつながりが続いていることが分かります。
2. OKP-STAR:ベーシストとして活動
OKP-STAR(ベース)
Aqua Timezのリーダーとして活動。再結成ではメンバーをつなぐ役割も担いました。
解散後もベーシストとして音楽活動を続けてきたメンバーです。
2024年の再結成ライブでは、太志から電話を受けたことや、各メンバーへの連絡を経て復活が実現したことを語っています。
2026年の個人活動については、Aqua Timezの公式ニュースだけでは全容を把握できません。バンドとしての活動終了と、本人の音楽活動終了は別の話です。
3. 大介:作曲家・編曲家・ギタリストとして活動
大介(ギター)
解散後は作曲家・編曲家として活動し、アーティストへの楽曲提供も行っています。
大介はバンド解散後、音楽制作会社SUPA LOVEに所属し、作曲・編曲の仕事を続けています。
2026年も、MyGO!!!!!やAve Mujica、Kis-My-Ft2などの楽曲制作への参加が確認できます。
ギタリストとしても活動しており、Aqua Timez時代に培った音楽的な経験を別のアーティストの作品へと生かしています。
4. mayuko:88flavorsとして音楽活動
mayuko(キーボード)
ソロプロジェクト「88flavors」を通じて音楽活動を展開しています。
mayukoはAqua Timez解散後も音楽の道を歩み続けています。
88flavorsではライブや作品制作を行い、2026年にも公演情報が公開されています。
2026年8月8日には、代官山でワンマンライブ「88PLEASURES!!! 2026」を開催しました。
バンドのキーボード担当としてだけでなく、個人の音楽活動を続けている点が特徴です。
5. TASSHI:会社員としてのキャリアとドラマー活動
TASSHI(ドラム)
解散後は会社員として新たなキャリアを築き、2024年の再結成ではドラマーとして復帰しました。
TASSHIは2018年の解散後、音楽活動から離れ、2019年に人材関連企業LiBへ入社しました。
2024年の再結成では会社員とミュージシャンを両立し、全国ツアーにも参加。
さらに2026年10月公開のLittle Parade『鎧の下から』のミュージックビデオにもドラマーとして参加しています。
音楽を完全に手放したわけではなく、会社員としてのキャリアと音楽活動を組み合わせた生き方を続けています。
【2026年の最新リリース】『Aqua Timez 20th Live -OLDROSE-』とは?
2026年のAqua Timezを語るうえで欠かせないのが、再結成期間の最終ライブを収録した作品です。
ソニーミュージックは2026年2月13日、ライブ作品の発売を発表しました。
『Aqua Timez 20th Live -OLDROSE-』
- Blu-ray
- DVD
- CD
- 完全生産限定盤は2枚組Blu-rayとフォトブック付き
完全生産限定盤には、ライブ映像だけでなく、再結成期間中の活動を振り返る約2時間のドキュメンタリーも収録されています。
ライブ、撮影、レコーディングなど、2024年から2025年にかけての活動の一部を映像で振り返れる内容です。
加えて、全84ページのスペシャルブックレットも付属します。
収録された代表曲収録曲には、Aqua Timezの歴史を象徴する楽曲が並びます。
- 最後まで
- STAY GOLD
- 小さな掌
- MASK
- if you come
- last dance
- OLDROSE
- 空いっぱいに奏でる祈り
- 銀河鉄道の夜
- 決意の朝に
- 虹
特に注目したいのは、『last dance』と『OLDROSE』が同じライブ作品に収録されている点です。
2018年の解散を象徴する楽曲と、20周年の再結成期間を締めくくる公演が一つの作品に収められています。
これは、Aqua Timezの歴史を振り返るうえで重要な意味を持つ構成です。
【プロの結論】Aqua Timezは本当に解散した?再結成期間終了後の真相
Aqua Timezについては、「解散したのに再結成した」「2025年にまた解散した」という情報が混在しています。
しかし、これらは時系列を整理すれば矛盾しません。
2018年の解散は、当時の5人が同じ熱量で音楽を作り続けることは難しいと判断した結果でした。
一方、2024年の再結成は、20周年という特別な節目に向けた期間限定の活動です。
つまり、2018年の決断を否定したのではなく、6年という時間を経て、もう一度5人で活動する機会を選んだということです。
よくある誤解と事実の整理| よくある認識 | 実際の状況 |
|---|---|
| メンバーの不仲で解散した | 公式説明では制作後の燃え尽きと創作への熱量が理由 |
| 2018年の解散は撤回された | 2024年に別の期間限定プロジェクトとして再結成 |
| 2025年のラストライブは横浜アリーナ | 国立代々木競技場 第一体育館 |
| 2026年も5人で通常活動している | 2025年末に期間限定活動を終了 |
| メンバー全員が音楽をやめた | 個人活動を継続しているメンバーがいる |
Aqua Timezの歩みから読み取れるのは、バンドの活動終了と、メンバー個人の音楽人生の終了は同じではないということです。
2026年10月には太志とTASSHIがLittle Paradeの作品で再び音楽的に関わりました。これは、バンドの枠組みがなくなっても、過去の仲間とのつながりや創作の経験が新しい作品へ受け継がれていることを示しています。
【Aqua Timezの解散に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:Aqua Timezはなぜ解散したのですか?
A1:2018年4月発売のアルバム『二重螺旋のまさゆめ』を制作した後、メンバー全員が燃え尽きたような感覚を覚えたことが大きなきっかけです。何度も話し合った結果、今までと同じ熱量で音楽を作り続けることは難しいと判断しました。
Q2:Aqua Timezの解散発表はいつですか?
A2:2018年5月8日です。同年いっぱいで活動を終了すると公式発表しました。
Q3:2018年のラストライブは横浜アリーナですか?
A3:はい。2018年11月18日に横浜アリーナで『last dance』を開催しました。約1万3,000人が集まった公演です。
Q4:Aqua Timezは2024年に再結成したのですか?
A4:はい。2024年7月11日に再結成を発表しました。2025年8月24日のデビュー20周年に向けた期間限定の活動で、新曲やライブを展開しました。
Q5:Aqua Timezは2025年に再び解散したのですか?
A5:2025年12月までと発表されていた再結成期間を終了しました。12月27日の『Aqua Timez 20th Live -OLDROSE-』が最終公演となりました。
Q6:2026年現在、Aqua Timezは活動していますか?
A6:2025年末に期間限定の再結成活動を終えています。2026年3月25日には最終公演を収録したBlu-ray、DVD、CDが発売されました。新たな再結成や通常活動の予定については、公式発表を確認する必要があります。
Q7:Aqua Timezのメンバー5人は現在何をしていますか?
A7:太志はLittle Parade、OKP-STARはベーシスト、大介は作曲・編曲家、mayukoは88flavors、TASSHIは会社員としてのキャリアを軸に活動しています。それぞれ異なる形で音楽や仕事に携わっています。
Aqua Timezが2018年に解散を決めた背景には、『二重螺旋のまさゆめ』の完成後に訪れた燃え尽きたような感覚と、これまでと同じ熱量で音楽を作り続けることへの葛藤がありました。
メンバー全員で話し合って決めた解散であり、公式コメントからは互いへの感謝やファンとの絆も伝わってきます。
その後、2024年にデビュー20周年へ向けて再結成。2025年には新曲や記念アルバム、全国でのライブを展開し、12月27日の国立代々木競技場 第一体育館で活動を締めくくりました。
そして2026年には、最終公演を収録した『Aqua Timez 20th Live -OLDROSE-』が発売。さらに太志のLittle Paradeでの新曲発表など、メンバー個人の活動も続いています。
Aqua Timezというバンドの期間限定活動は終了しました。しかし、5人が生み出した音楽と、それぞれが歩む新しいキャリアは今も続いています。
2018年の「last dance」と2025年の「OLDROSE」。2つのラストライブを振り返ることで、Aqua Timezが歩んできた20年の意味が、より深く見えてくるはずです。