大会終了後の映像を見たい場合、NHK ONEとDAZNでは視聴できるコンテンツの範囲や配信期間が異なる。
特に、2026年11月1日現在は大会終了から3か月以上が経過している。大会期間中の視聴条件と、現在のアーカイブ視聴条件を混同しないことが大切だ。
NHK ONEは同時配信と見逃し配信に対応NHK ONEは、NHKの地上波番組をインターネットで視聴できるサービスだ。
大会期間中は、NHK総合で放送された計34試合と大会関連のハイライト番組が同時配信・見逃し配信の対象となった。
NHK ONEの特徴は次のとおり。
- NHK総合の対象番組を放送と同時に視聴できる。
- 対象番組は放送終了後の見逃し配信に対応する。
- NHKの受信契約がある世帯は、追加の配信契約なしで利用できる。
- 見逃し配信は原則として放送後7日間。
- NHK BSの番組や大会全104試合がすべて配信されるわけではない。
NHKの2026年4月のサービス説明でも、放送から1週間が経過してNHK ONEの見逃し配信が終了した番組については、NHKオンデマンドとの連携を進める方針が示されていた。
したがって、11月現在、6月・7月に放送されたワールドカップの試合映像をNHK ONEでそのまま視聴できるとは限らない。NHKオンデマンドについても、個々の試合映像が現在配信されているかは作品ごとの確認が必要になる。
DAZNは全104試合のフルリプレイに対応DAZNは今大会の日本国内における全104試合の配信権を取得し、全試合をライブ配信した。
加えて、公式ヘルプページでは、ライブ配信に加えてフルリプレイと拡張ハイライトも視聴対象として案内されている。
主な特徴は以下のとおり。
- 全104試合のライブ配信。
- 全104試合の見逃し配信・フルリプレイ。
- 日本語実況と専門家による解説。
- 拡張ハイライトへの対応。
- HDR対応の高画質配信。
- オフライン視聴用のダウンロードには非対応。
ただし、視聴できる試合は契約プランによって異なる。DAZNの公式FAQでは、Standard Planが全104試合の対象となり、Baseball Planは原則として対象外で、別途World Cup Add-Onが必要と案内されている。
また、現在も個別試合のアーカイブを視聴できるかどうかは、DAZNアプリ内の配信状況を確認したい。
NHK ONEとDAZNはどちらが便利だったのか両サービスは、そもそもカバーする試合数が違う。
NHK ONE
NHK総合の中継34試合とハイライト番組が対象。テレビ放送との同時視聴や、放送後7日間の見逃し視聴に適していた。
DAZN
大会全体を追いたい人向け。ライブ配信、フルリプレイ、拡張ハイライトに対応していた。
日本代表の試合だけを追うのであればNHKや民放のテレビ中継でも十分だった。一方、他国の強豪同士の試合や、グループステージから決勝まで全試合を追いたい場合はDAZNの利便性が高かった。
【決勝トーナメントの放送時間】日本対ブラジルから決勝まで

ワールドカップ2026では、48カ国が参加し、グループステージを経て32チームが決勝トーナメントに進出した。
決勝トーナメントはラウンド32、ラウンド16、準々決勝、準決勝、3位決定戦、決勝という構成だった。
日本代表もグループFを突破し、ラウンド32へ進出している。
日本対ブラジルは6月30日午前2時キックオフ
ラウンド32・ブラジル戦6月30日(火)2:00
日本時間・ヒューストン
この試合のテレビ中継はフジテレビ系列とNHK BSが担当し、DAZNもライブ配信した。
Jリーグ公式の試合記録によると、日本は前半に佐野海舟のゴールで先制したものの、後半にブラジルに2点を許し、1-2で敗れた。
日本代表の2026年大会は、このラウンド32で幕を閉じた。
決勝トーナメントの放送局はラウンドごとに異なる日本サッカー協会の放送情報では、決勝トーナメントの中継は次のように整理されていた。
- ラウンド32(6月28日~7月3日): フジテレビ、NHK BS、DAZN。
- ラウンド16(7月4日以降): NHK総合、DAZN。
- 準々決勝: NHK総合、DAZN。
- 準決勝: NHK総合、DAZN。
- 3位決定戦・決勝: NHK総合、DAZN。
このうちNHK総合の決勝トーナメント中継は計15試合。NHK ONEでも対象となる地上波放送の同時・見逃し配信が行われた。
注意したいのは、決勝トーナメントの全試合が同じ時間に始まるわけではないことだ。開催地がアメリカ、カナダ、メキシコに分かれているため、試合ごとに日本時間のキックオフが異なる。
2026年大会の決勝は日本時間7月20日午前4時
決勝・スペイン対アルゼンチン7月20日(月)4:00
日本時間・ニューヨーク/ニュージャージー
大会最後の試合となった決勝は、現地時間7月19日午後3時、日本時間では翌20日午前4時にキックオフされた。
NHKは総合テレビとBSプレミアム4Kで生中継し、NHK ONEでも同時・見逃し配信を実施。DAZNも無料ライブ配信を行った。
FIFAの大会結果によると、スペインが延長戦の末にアルゼンチンを1-0で破り、ワールドカップ2026の優勝国となった。
【間違えやすいポイント】放送時間と配信情報の5つの注意点
ワールドカップの視聴情報では、放送局の名称や配信対象試合の範囲が似ているため、誤解が生まれやすい。
特に次の5点は押さえておきたい。
1.NHK BSとNHK BSプレミアム4Kは別の放送サービスNHK BSは、日本対チュニジアや日本対ブラジルなどの中継を担当した衛星放送チャンネル。
一方、NHK BSプレミアム4Kは、全104試合を生中継と録画放送でカバーした4K放送サービスだ。
「NHK BSで全104試合が生中継された」という理解は正確ではない。
2.DAZNの全104試合配信は日本戦以外も対象DAZNの大きな特徴は、日本代表戦だけでなく、他国同士の試合も含めた104試合すべてをライブ配信したことだ。
日本代表戦は無料ライブ配信の対象だったが、その他の試合は対象プランへの加入が必要だった。
3.NHK ONEは全104試合を配信していたわけではないNHK ONEが同時・見逃し配信したのは、NHK地上波で放送された計34試合と大会関連のハイライト番組。
BSプレミアム4Kの全試合放送とは対象範囲が違う。
4.日本代表の試合はすべて同じ局で放送されたわけではないグループステージでは、オランダ戦とスウェーデン戦がNHK総合、チュニジア戦が日本テレビ系列とNHK BSで放送された。
さらにラウンド32のブラジル戦ではフジテレビ系列とNHK BSが中継を担当した。
日本代表戦だけを追う場合でも、放送局を試合ごとに確認する必要があった。
5.大会終了後の見逃し配信には期限があるNHK ONEの見逃し配信は原則7日間。DAZNは全試合のフルリプレイを提供しているが、各試合の現在の配信状況はサービス内で確認する必要がある。
ライブ配信の権利があったことと、大会終了後も永久に映像を視聴できることは別問題だ。
【ワールドカップ2026の放送時間】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ワールドカップ2026の日本代表戦は何時から放送された?
日本時間で6月15日午前5時のオランダ戦、6月21日午後1時のチュニジア戦、6月26日午前8時のスウェーデン戦だった。放送局はそれぞれNHK総合、日本テレビ系列・NHK BS、NHK総合だった。
Q2:ワールドカップ2026の全104試合を見られるサービスはどこ?
大会期間中、全104試合をライブ配信したのはDAZN。NHK BSプレミアム4Kも全104試合を放送したが、生中継と録画放送の両方を含む。すべての試合をリアルタイムで見る場合はDAZNが選択肢だった。
Q3:NHK ONEでワールドカップの試合を見逃し視聴できる?
大会期間中はNHK総合で放送された34試合が同時・見逃し配信の対象だった。ただし、NHK ONEの見逃し配信は原則放送後7日間。2026年11月現在、当時の試合映像がすべて残っているわけではない。
Q4:ワールドカップ2026の決勝は何時からだった?
日本時間の7月20日(月)午前4時にキックオフされた。スペイン対アルゼンチンの決勝はNHK総合、NHK BSプレミアム4K、DAZNなどで中継・配信された。
Q5:日本代表は決勝トーナメントでどこまで進んだ?
グループFを突破してラウンド32に進出したが、6月30日のブラジル戦で1-2と敗れた。ベスト16進出には届かなかった。
FIFAワールドカップ2026は、全104試合という過去最大規模の大会となり、日本国内でもNHK、民放、DAZNによる幅広い放送・配信体制が整えられた。
日本代表のグループステージ3試合は、6月15日午前5時、6月21日午後1時、6月26日午前8時に開催。地上波ではNHK総合と日本テレビ系列、BSではNHK BSが中継を担当した。
大会全体の視聴環境を整理すると、次のようになる。
- 日本代表戦をテレビで楽しむ: NHK総合、日本テレビ系列、NHK BS。
- 4K放送で大会全体を楽しむ: NHK BSプレミアム4K。ただし録画放送を含む。
- 全104試合をライブで追う: DAZN。
- NHKの地上波中継をネットで見る: NHK ONE。
- 大会終了後に試合を振り返る: DAZNのフルリプレイや、各サービスで現在提供されているアーカイブを確認する。
今回の大会で特に重要だったのは、「全104試合を放送すること」と「全104試合を生中継すること」は違うという点だ。
NHK BSプレミアム4Kの全試合放送、NHK ONEの見逃し配信、DAZNの全試合ライブ配信は、それぞれ役割が異なる。
今後の国際大会でも、放送局の試合数だけで判断するのではなく、ライブ配信の有無、見逃し視聴の期間、視聴できる契約プランまで確認することが、見たい試合を逃さないための判断基準になる。