ワールドカップ2026の視聴方法で大きな違いが出たのが、無料で見られる試合の範囲と、試合終了後の見逃し配信だった。DAZNは全104試合のライブ配信権を獲得した一方、テレビ各局は担当試合を限定していた。
DAZNは全104試合をライブ配信
日本語実況・解説、見逃し配信、ハイライトに対応
DAZNは日本国内で全104試合をライブ配信する唯一のサービスとして大会に臨んだ。日本代表戦は全試合無料で配信され、さらに準決勝2試合、3位決定戦、決勝も無料配信の対象となった。
つまり、日本代表の試合を中心に観戦する人と、世界各国の試合をすべて追いかけたい人では、必要な契約が異なる。日本戦だけなら無料配信を利用できる一方、全104試合の視聴には対象プランへの加入が必要だった。
DAZNの公式ヘルプによると、Standard Planは全104試合が視聴対象。Baseball Planは通常の対象外で、World Cup Add-Onの購入が必要と案内されている。契約プランを確認せずに加入すると、見たい試合を視聴できない可能性がある。
見逃し配信は全試合に対応している?DAZNの公式ヘルプでは、全104試合についてフルリプレイ形式の見逃し配信が案内されている。ライブ中継に間に合わなかった場合でも、対象プランであれば試合全体を後から視聴できる。
日本語実況と専門家による解説も全試合で提供され、拡張ハイライトも利用対象となった。一方、オフライン視聴用のダウンロードには対応していない。インターネット接続が必要な点は覚えておきたい。
2026年11月2日時点でもDAZNの公式ヘルプには全104試合のオンデマンド視聴について案内がある。実際に視聴する場合は、アカウントの契約内容と各試合の配信表示を確認したい。
NHK ONEなら地上波中継をスマホでも視聴できる
旧NHKプラス。2026年10月1日にアプリ名称を統一。
NHK ONEでは、NHK総合で放送される大会中継34試合と、期間中のハイライト番組が同時・見逃し配信の対象となった。スマートフォンやパソコンから視聴できるため、自宅のテレビ以外でも対象試合を追える仕組みだった。
ただし、NHK ONEで全104試合をフル視聴できるわけではない。BSP4Kで放送された全試合と、NHK ONEで配信された地上波34試合は別のサービス範囲だ。
また、2026年10月1日には旧NHKプラスのアプリ名称がNHK ONEに統一された。すでにNHKの受信契約を結んでいる世帯は、追加契約や追加負担なしで利用できる。受信契約がない世帯がNHK ONEの配信を利用する場合は、新たな受信契約が必要となる。
無料で視聴したい場合の選択肢無料視聴を優先する場合は、次の方法が現実的だった。
- 日本代表戦を見たい人: DAZNの日本代表戦無料ライブ配信を利用する。
- 決勝や準決勝を見たい人: DAZNの無料配信対象試合を利用する。
- テレビで対象試合を見たい人: NHK総合、日本テレビ系列、フジテレビ系列の地上波中継を利用する。
- スマホでNHKの試合を見たい人: NHK ONEで地上波中継の同時配信・見逃し配信を利用する。
- 全104試合を追いたい人: DAZNの対象有料プラン、またはNHK BSプレミアム4Kの放送を確認する。
注意したいのは、DAZNの日本戦無料配信と、全104試合の無料視聴は同じ意味ではないことだ。無料対象のカードと有料プランの対象カードを区別することが、視聴方法を選ぶうえで欠かせない。
【プロの結論】ワールドカップの放送情報で間違えやすい5つのポイント

今回の放送体制を振り返ると、視聴者が混同しやすいのは「全試合放送」「全試合ライブ配信」「地上波中継」「無料視聴」という4つの言葉の違いだ。
1.NHK総合だけで全104試合を見られるわけではないNHK総合の地上波中継は計34試合。全104試合をNHKでカバーしたのはNHK BSプレミアム4Kであり、しかも生中継と録画放送の両方が含まれていた。
2.NHK BSとNHK BSプレミアム4Kは別の放送枠日本対チュニジアの中継先として発表されたNHK BSと、全104試合を放送したBSP4Kは同じものではない。BS放送の予定だけを見て、全試合を視聴できると判断するのは誤りだ。
3.日本テレビとフジテレビは日本代表戦をすべて担当したわけではないグループステージの日本代表戦は、オランダ戦とスウェーデン戦がNHK総合、チュニジア戦が日本テレビ系列とNHK BSという分担だった。フジテレビ系列は日本のラウンド32・ブラジル戦を担当した。
4.DAZNの全104試合配信と無料配信は区別するDAZNは全104試合をライブ配信したが、すべての試合が無条件で無料だったわけではない。日本代表戦と決勝・準決勝・3位決定戦が無料対象として発表され、それ以外は契約プランによる視聴となった。
5.日本時間の日付と現地時間の日付を混同しない北中米3か国で開催されたため、現地時間と日本時間には大きな時差があった。例えば、日本対オランダは現地では6月14日の試合だが、日本では6月15日午前5時の開催だった。録画予約や試合結果の検索では、日本時間を基準にするのが確実だ。
向いている視聴方法は目的で変わる視聴環境を選ぶ基準は、どの試合をどのタイミングで見たいかに尽きる。
- 日本代表の試合だけを見たい人には、DAZNの無料配信と地上波中継が適している。
- 全104試合をリアルタイムで追いたい人には、DAZNの対象プランが適している。
- テレビの高精細映像で大会全体を楽しみたい人には、NHK BSプレミアム4Kが選択肢となる。
- 地上波で放送された試合をスマホで見たい人には、NHK ONEが便利だ。
- 見逃した試合をフルで振り返りたい人には、DAZNのオンデマンド配信が適している。
一方、NHK ONEだけで全104試合を見ようとする人や、NHK総合だけで日本代表の全試合を視聴しようとする人には注意が必要だ。放送局の名称だけで判断せず、試合ごとの中継枠を確認することが失敗を防ぐポイントとなる。
【ワールドカップ日本時間放送】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ワールドカップ2026の日本対オランダ戦は何時から放送された?
A1:2026年6月15日(月)午前5時キックオフだった。NHK総合で生中継され、DAZNでもライブ配信された。試合結果は2-2の引き分け。
Q2:日本対チュニジア戦の放送局はどこだった?
A2:2026年6月21日(日)午後1時キックオフで、日本テレビ系列とNHK BSが生中継した。DAZNでもライブ配信され、日本は4-0で勝利した。
Q3:日本対スウェーデン戦は何時からだった?
A3:2026年6月26日(金)午前8時キックオフだった。NHK総合で生中継され、DAZNでも配信された。試合結果は1-1の引き分けだった。
Q4:ワールドカップ2026の全104試合を無料で視聴できた?
A4:全104試合が一律無料だったわけではない。DAZNでは日本代表戦全試合、準決勝、3位決定戦、決勝が無料配信の対象となった。全試合のライブ視聴には対象プランが必要だった。
Q5:NHK ONEでワールドカップ全104試合を見逃し視聴できる?
A5:NHK ONEの対象は、NHK地上波で放送された34試合とハイライト番組。全104試合のフルリプレイを視聴するサービスではない。DAZNは全104試合の見逃し配信に対応している。
Q6:日本代表はワールドカップ2026でどこまで進んだ?
A6:グループFを1勝2分けの2位で突破し、ラウンド32に進出した。6月30日のブラジル戦で1-2と敗れ、ベスト16進出はならなかった。
2026年のFIFAワールドカップは、48チーム・全104試合という新しい大会形式で開催され、日本時間では6月12日に開幕し、7月20日に決勝を迎えた。
日本代表のグループステージは、6月15日午前5時のオランダ戦、6月21日午後1時のチュニジア戦、6月26日午前8時のスウェーデン戦という日程だった。放送局はNHK総合、日本テレビ系列、NHK BSに分かれ、決勝トーナメントではフジテレビ系列も日本戦を中継した。
視聴方法の大きな違いは、次の3点に集約できる。
- 地上波で主要試合を見るならNHK・日本テレビ・フジテレビ。
- NHKで全104試合を追うならBSプレミアム4K。
- 全104試合のライブ・見逃し配信を利用するならDAZN。
大会が終了した2026年11月現在、これから試合を振り返る読者にとって重要なのは、過去の放送予定と現在の見逃し配信の対象を区別することだ。特にDAZNのフルリプレイとNHK ONEの地上波対象番組では視聴範囲が異なる。
ワールドカップのように開催国と時差が大きい国際大会では、現地時間だけで日程を把握すると、放送日を間違えやすい。次回大会や国際親善試合でも、日本時間のキックオフ、担当放送局、ライブ配信と見逃し配信の対象範囲をセットで確認することが、快適なサッカー観戦につながる。