俳優の西村雅彦さんは、2026年11月現在も映画やテレビドラマ、舞台、ラジオなど幅広い分野で活動を続けています。2017年5月には、それまで使用していた「西村雅彦」から「西村まさ彦」へ芸名を変更。2025年のNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』をはじめ、2026年には映画『チルド』『お終活3 幸春!人生メモリーズ』、NHKスペシャル時代劇『眠狂四郎』などに出演しています。
加えて、出身地である富山県では、地元の中学生とラジオドラマを制作するFMとやまの番組『西村まさ彦のドラマチックな課外授業』にも継続して携わっています。かつて『古畑任三郎』の今泉慎太郎役で全国的な人気を獲得した俳優は、現在どのような活動をしているのでしょうか。改名の背景から最新出演作品、地域活動、これまでの経歴まで整理します。
【西村雅彦の現在】2026年も俳優として映画・ドラマに出演

2026年11月2日現在、西村まさ彦さんは俳優として現役で活動しています。
近年の出演歴を見ると、テレビドラマへの出演だけでなく、映画や時代劇、地域に根差したラジオ制作まで活動領域が広がっています。特に2025年から2026年にかけては、NHK大河ドラマや日本テレビのスペシャルドラマ、映画作品など、異なるジャンルで存在感を示しています。
2026年の主な出演作品2026年に注目したいのは、次の3作品です。
1.映画『お終活3 幸春!人生メモリーズ』
2026年5月29日に劇場公開されたシリーズ第3作です。橋爪功さん、高畑淳子さん、剛力彩芽さん、小日向文世さん、三田佳子さんら実力派俳優が出演しています。
西村さんは菅野敬一役で出演。シリーズを通して描かれてきた家族の関係や人生の節目をテーマにしたヒューマンコメディに参加しています。
作品では、大原真一と千賀子夫妻の長女・亜矢が婚約者との結婚を決意する一方、結婚式を前に両家を巻き込む騒動が発生します。また、認知症が進行する母親と向き合う家族の姿も描かれています。
厚生労働省も本作とタイアップし、人生の最終段階における医療やケアについて話し合う「人生会議」の普及啓発を実施しています。
2.映画『チルド』ではコンビニのオーナー役2026年7月17日公開の映画『チルド』も、西村さんの近年の出演作として注目される作品です。
染谷将太さん主演、岩崎裕介監督・脚本によるホラー作品で、東京の片隅にあるコンビニエンスストアを舞台に、日常の小さな歪みから世界の均衡が崩れていく様子を描きます。
西村さんが演じるのは、コンビニのオーナーです。店舗の秩序を厳格に守ろうとする人物で、物語の不穏な空気を生み出す重要な役どころを担っています。
主演の染谷将太さん、唐田えりかさん、お笑いコンビ・令和ロマンのくるまさんらと共演。これまでのコミカルな役柄とは異なる、冷徹な人物像も見どころです。
同作は第76回ベルリン国際映画祭フォーラム部門に出品され、国際映画批評家連盟賞を受賞しています。
3.NHKスペシャル時代劇『眠狂四郎』2026年3月24日にNHK総合で放送されたスペシャル時代劇『眠狂四郎』にも出演しています。
主演は長谷川博己さん。柴田錬三郎さんの小説を原作とする時代劇で、西村さんは水野忠成役を演じました。
長谷川博己さん、黒島結菜さん、高橋光臣さん、菜々緒さん、坂東彌十郎さんらが出演する作品です。
大河ドラマとは異なる時代劇作品でもキャストに名を連ねていることから、時代劇というジャンルでも継続的に出演機会を得ていることが分かります。
【2017年に改名】西村雅彦から西村まさ彦へ変更した理由と経緯
西村雅彦さんの現在を調べるとき、最初に押さえておきたいのが2017年の改名です。
2017年5月、俳優の西村雅彦さんは、それまでの表記を「西村まさ彦」に変更しました。単なる表記変更ではなく、俳優として新たな段階に進むための決意を込めた改名でした。
旧芸名というより、本名から初めての芸名へここで注意したいのが、改名前の「西村雅彦」は、本人の本名として使用されていた名前だという点です。
2017年の改名発表に際して、所属事務所は今後新たに受ける仕事では「西村まさ彦」の表記を使用すると説明しました。一方、すでに旧表記で進行していた作品については、しばらく従来の名前と新しい名前が併用されることになりました。
そのため、過去の映画やドラマの出演者一覧に「西村雅彦」と記載されていても、別人というわけではありません。
改名の理由は俳優人生の心機一転2017年6月13日、NHKの番組『ごごナマ』に出演した西村さんは、改名の理由について説明しています。
当時、俳優生活が約30年を迎えようとしていた西村さんは、残りの俳優人生を新しい気持ちで歩んでいくため、名前を変えることで自分自身の意識にも変化を与えようと考えたと語りました。
また、名前を大幅に変えるのではなく、「雅」の一文字をひらがなの「まさ」にする方法を選びました。
改名に関して本人が明かした主な理由は、次の3点です。
- 心機一転:俳優として新しい気持ちで仕事を続けるため。
- 初心に帰る:長年使用してきた名前に変化を加え、自分の意識を切り替えるため。
- 家族への思い:本名を完全に別の名前へ変えることには抵抗があり、母親への思いもあったため。
つまり、西村さんの改名は芸能活動をやめるためでも、別の職業に転身するためでもありません。むしろ、俳優として活動を続けていく決意を形にしたものだったのです。
2026年7月のENCOUNTによるインタビューでも、改名について本人が振り返っています。漢字からひらがなに変えたことで、気持ちの面でも変化があったことを語っており、改名が長期的なキャリアの節目だったことがうかがえます。
【プロフィール・経歴】西村まさ彦の生い立ちから代表作まで
西村まさ彦さんは1960年12月12日生まれ、富山県富山市出身です。2026年11月2日時点では65歳です。
俳優としてのキャリアは舞台から始まりました。劇団で経験を積み、三谷幸喜さんが主宰する東京サンシャインボーイズに参加。舞台で培った表現力をテレビや映画へと広げていきました。
東京サンシャインボーイズから全国区の俳優へ1987年に舞台『まさかり先生の愛と冒険』で初舞台を踏み、その後、東京サンシャインボーイズの看板俳優として活動しました。
三谷幸喜さんが脚本を手がけた作品との関わりも深く、1993年のドラマ『振り返れば奴がいる』では医師・平賀役を演じ、強い印象を残しました。
加えて、フジテレビの人気ドラマ『古畑任三郎』では今泉慎太郎役を担当。田村正和さん演じる古畑任三郎との掛け合いによって、コミカルな演技でも広く知られるようになりました。
映画では三谷幸喜監督の『ラヂオの時間』に出演し、第21回日本アカデミー賞で最優秀助演男優賞を受賞しています。
西村まさ彦のプロフィールと主な転換点| 時期 | 出来事・作品 | 内容・実績 |
|---|---|---|
| 1960年12月12日 | 誕生 | 富山県富山市出身 |
| 1987年 | 舞台デビュー | 『まさかり先生の愛と冒険』に出演 |
| 1993年 | 『振り返れば奴がいる』 | 医師・平賀役で注目を集める |
| 1990年代 | 『古畑任三郎』 | 今泉慎太郎役で全国的な知名度を獲得 |
| 1998~1999年 | 『西村雅彦のさよなら20世紀』 | フジテレビ系の情報バラエティ番組で司会を担当 |
| 2017年5月 | 芸名を変更 | 西村雅彦から西村まさ彦へ |
| 2025年 | 『べらぼう』『俺の話は長い ~2025・春~』 | 大河ドラマとスペシャルドラマに出演 |
| 2026年 | 『眠狂四郎』『チルド』『お終活3』 | 時代劇・映画などで活動を継続 |
プロフィールを整理すると、以下のとおりです。
- 名前:西村まさ彦
- 改名前の名前:西村雅彦
- 生年月日:1960年12月12日
- 年齢:65歳(2026年11月2日時点)
- 出身地:富山県富山市
- 職業:俳優
- 代表作:『古畑任三郎』『ラヂオの時間』『振り返れば奴がいる』など
- 所属:オフィスにしむら
【2025年の出演作】大河ドラマ『べらぼう』と『俺の話は長い』
2025年も西村まさ彦さんはテレビドラマで存在感を示しました。特に注目されたのが、NHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』への出演です。
NHK大河ドラマ『べらぼう』では西村屋与八役2025年放送の大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』で、西村さんが演じたのは西村屋与八です。
主人公・蔦屋重三郎を演じる横浜流星さんに対し、出版業界で競い合うライバルの版元として登場します。
西村屋与八は、江戸の出版文化を支えた実在の版元をモデルとする人物です。鈴木春信などの絵師とも関わり、錦絵や美人画の出版を通じて江戸の出版界をけん引した存在として描かれています。
西村さんは、これまでにも『秀吉』『真田丸』『麒麟がくる』などの大河ドラマに出演してきました。歴史ドラマで培ってきた経験が、今回の役柄にも生かされています。
『俺の話は長い ~2025・春~』では牧本求役もう一つの注目作が、日本テレビ系のスペシャルドラマ『俺の話は長い ~2025・春~』です。
放送日は2025年3月30日と4月6日の2週連続。2019年に放送された連続ドラマから5年後の岸辺家を描いた作品です。
西村さんが演じたのは、喫茶店「ポラリス」の常連客・牧本求役です。
生田斗真さん、安田顕さん、小池栄子さん、清原果耶さん、杉野遥亮さん、原田美枝子さんら前作の主要キャストが再集結しました。
主人公の家族を取り巻く日常的な会話や人間関係を描くホームドラマで、西村さんの持ち味である自然体の演技が生かされた作品です。
こうした出演歴からも、2025年から2026年にかけて、特定のジャンルに限定されず、時代劇、コメディ、ホラー、ヒューマンドラマと幅広い役柄を演じていることが分かります。
【富山での現在】FMとやまのラジオドラマと若手育成活動
西村まさ彦さんの現在を語るうえで、もう一つ欠かせないのが故郷・富山県での活動です。
映画やテレビへの出演と並行して、地元の中学生とラジオドラマを制作する取り組みにも力を入れています。
『西村まさ彦のドラマチックな課外授業』とは?FMとやまで放送されている『西村まさ彦のドラマチックな課外授業』は、富山県出身の西村さんが地元の中学生と一緒にラジオドラマを作り上げる番組です。
県内から一般公募で集まった中学生が出演し、西村さん自身も出演や演出に携わります。
単に完成したドラマを放送するだけではありません。発声や演技の指導を通して、俳優として長年培ってきた技術や表現の楽しさを若い世代に伝えることも番組の目的です。
2026年も新作ドラマを継続して制作FMとやまの公式番組ページによると、放送時間は月曜日から木曜日の午前7時45分から7時55分まで。午後4時から4時10分には再放送もあります。
2026年の番組ブログには、次のような月替わりのドラマが掲載されています。
- 2026年2月:『埋蔵金伝説を追って~歴史探検部の挑戦~』
- 2026年3月:『舞台の幕が開くまで』
- 2026年4月:『うちらなりのオザキユタカ』
- 2026年5月:『約束の花~エンゲージド・フラワー~』
- 2026年6月:『シルバーコレクター~ルナのいちばん~』
- 2026年7月:『越中伝承対話録~五人の目撃者』
- 2026年8月:『電波をめぐる冒険』
- 2026年9月:『虎視眈々的3学期』
2026年9月にも新しいドラマの情報が掲載されており、同年11月2日には番組の再放送も案内されています。
富山での活動が持つ意味西村さんの地域活動で特徴的なのは、単に地元に戻ってイベントに参加するという形ではないことです。
2012年からは各地で演劇初心者向けのワークショップを開催。2016年からは富山県在住・在学の中学生を公募するラジオドラマの企画・制作にも携わっています。
つまり、俳優として自分が出演する仕事だけでなく、次世代の表現者を育てる仕事にも活動の幅を広げてきたのです。
テレビや映画では作品ごとに異なる役柄を演じ、富山では中学生と一緒に作品を作る。この二つの活動を並行している点は、2026年現在の西村さんを理解する要点です。
【誤解を解消】西村雅彦の旧名・過去の番組・現在の活動を整理
西村雅彦さんについて検索すると、旧芸名や過去のテレビ番組、近年の出演情報が混在して表示されることがあります。特に2017年の改名を知らない読者にとっては、名前の違いが分かりにくい可能性があります。
西村雅彦と西村まさ彦は同一人物最初に、2017年以前の作品に記載されている西村雅彦と、現在の西村まさ彦は同一人物です。
改名前の名前が使われている代表的な作品としては、『古畑任三郎』や『ラヂオの時間』などがあります。旧表記で出演作品を検索しても、現在の俳優活動と切り離して考える必要はありません。
『西村雅彦のさよなら20世紀』はいつ放送された?過去の出演番組として知られるのが、フジテレビ系の情報バラエティ番組『西村雅彦のさよなら20世紀』です。
1998年10月12日から1999年3月22日まで放送され、俳優の西村雅彦さんが司会を担当しました。
番組では、長年使われてきた道具や物を時代を映す鏡として捉え、それらとの別れを通して20世紀という時代を振り返る企画が展開されました。
現在の西村さんがラジオドラマの企画や演出にも携わっていることを考えると、俳優として演じるだけでなく、番組や作品を成立させる側にも関わってきた経歴が見えてきます。
引退や活動休止という見方は適切ではないインターネット上では、テレビ出演の頻度が以前より少なく見える俳優について、引退や活動休止を心配する声が出ることがあります。
しかし、西村さんの場合、2025年の大河ドラマやスペシャルドラマ、2026年の映画2作品、NHK時代劇、富山でのラジオドラマなど、具体的な活動実績があります。
テレビの連続ドラマに毎週出演していなければ活動していない、という見方は正確ではありません。映画、単発ドラマ、舞台、ラジオ、演出や地域活動まで含めてキャリアを捉える必要があります。
【よくある質問】西村雅彦の現在に関するFAQ
Q1:西村雅彦さんは現在何歳ですか?
A1:1960年12月12日生まれです。2026年11月2日現在は65歳で、同年12月12日に66歳を迎えます。
Q2:西村雅彦さんはなぜ西村まさ彦に改名したのですか?
A2:2017年5月、俳優人生の心機一転を目的に改名しました。本人は、俳優として新たな気持ちで活動を続けるため、名前を変えることで自身の意識も変えたいと説明しています。
Q3:西村まさ彦さんの2026年最新出演作品は何ですか?
A3:2026年公開の映画『チルド』(7月17日公開)や『お終活3 幸春!人生メモリーズ』(5月29日公開)、NHKスペシャル時代劇『眠狂四郎』(3月24日放送)などがあります。
Q4:西村まさ彦さんは現在も富山で活動していますか?
A4:はい。FMとやまの『西村まさ彦のドラマチックな課外授業』で、地元の中学生とラジオドラマを制作する活動を継続しています。
Q5:西村まさ彦さんの代表作は何ですか?
A5:テレビドラマ『古畑任三郎』の今泉慎太郎役や『振り返れば奴がいる』、映画『ラヂオの時間』などが代表的な出演作です。
西村雅彦さんは、2017年に芸名を西村まさ彦へ変更してからも、俳優として第一線で活動を続けています。
2025年にはNHK大河ドラマ『べらぼう』で西村屋与八を演じ、『俺の話は長い ~2025・春~』にも出演。2026年には『眠狂四郎』『お終活3 幸春!人生メモリーズ』『チルド』と、ジャンルの異なる作品に参加しました。
加えて、富山県では『西村まさ彦のドラマチックな課外授業』を通じて中学生の演技指導やラジオドラマ制作に携わっています。
【プロの結論】名前ではなく出演実績と活動領域を見る西村まさ彦さんの現在を正しく理解するためには、次の3点を押さえることが大切です。
- 名前の違い:西村雅彦は改名前の本名表記、西村まさ彦は2017年以降の芸名。
- 俳優としての活動:大河ドラマ、映画、スペシャルドラマ、時代劇など出演領域は幅広い。
- 地域とのつながり:富山でのラジオドラマ制作や中学生への演技指導も継続している。
かつて『古畑任三郎』の今泉慎太郎役で親しまれた西村さんですが、現在はそのイメージだけにとどまらない幅広い活動を展開しています。
2017年の改名は、過去との決別ではなく、俳優として新しい一歩を踏み出すための選択でした。2026年も映画やドラマへの出演を続けながら、故郷・富山で次世代の表現者を育てる活動にも取り組んでいます。
今後も映画・テレビ・舞台に加え、地域に根差した演劇活動でどのような新しい顔を見せてくれるのか。西村まさ彦さんのさらなる活躍に期待が集まります。