ホーム スポーツ 【試合結果】ウズベキスタン対日本は1-1、PK戦9-8で日本が決勝進出

【試合結果】ウズベキスタン対日本は1-1、PK戦9-8で日本が決勝進出

朝倉 仁 朝倉 仁 • 更新: • 公開: • 読了約 16 分
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試合が行われたのは、2026年9月30日。第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)の男子サッカー準決勝で、会場は大阪のヤンマースタジアム長居だった。

日本サッカー協会(JFA)と日本オリンピック委員会(JOC)の公式結果によると、試合は90分間で1-1、延長前後半でも両チームとも得点できず、PK戦に突入。日本が9-8で競り勝った。


2026年9月30日 男子サッカー準決勝

ウズベキスタン対日本



1


ウズベキスタン
先制


-


PK 8-9


1


日本
決勝進出


前半
1-0


後半
0-1


延長戦
0-0


PK戦
8-9

2026年9月30日/ヤンマースタジアム長居

U-21日本代表とU-23ウズベキスタン代表という表記の違い

今回の試合を調べる際に注意したいのが、代表チームの年齢カテゴリーだ。

アジア大会の男子サッカーは原則23歳以下が対象で、オーバーエージ選手の登録も認められている。一方、2026年大会では日本とウズベキスタンの両国が、2028年ロサンゼルス五輪を見据えて21歳以下の選手を中心に編成した。

JFAの大会ページでも日本はU-21代表として掲載され、試合前の報道でもウズベキスタンはU-21編成と説明されている。

したがって、検索時に使われる「U-23ウズベキスタン代表」という表現は大会の出場資格を示す意味では理解できるが、この準決勝の実際のチーム編成については、U-21ウズベキスタン代表と呼ぶのがより正確だ。

【試合経過】バフロモフの先制から石橋瀬凪の同点弾まで

この試合を振り返ると、日本は序盤から相手のプレッシャーに苦しみ、後半に入って攻撃の形を整えた。

試合の流れを大きく変えたのは、ハーフタイム以降の選手交代と、左サイドからの攻撃だった。

前半:ウズベキスタンが先制、日本は攻撃を封じられる

序盤から積極的に前へ出たのはウズベキスタンだった。

前半9分、ジュマエフのスルーパスに反応したハミドフが左サイドからゴール前へ折り返す。ファーサイドでフリーになっていたサルドルベク・バフロモフが右足で合わせ、ウズベキスタンが先制した。

なお、得点時刻は報道の速報表示で前半9分、JFA・JOCの結果ページでは前半10分と表記されている。

日本はその後もボールを前進させようとしたが、相手の守備とプレスに苦しんだ。日刊スポーツの試合速報によれば、日本の最初のシュートは前半44分。前半を通して攻撃面で難しい時間が続いたことが分かる。

後半:横山夢樹らの投入で攻撃が活性化

後半開始時、日本は古谷柊介に代えて横山夢樹を投入した。

横山は左サイドでドリブルを仕掛け、相手守備陣を押し下げる役割を担った。

後半17分ごろには、大関友翔、ンワディケ・ウチェブライアン世雄、嶋本悠大も投入。攻撃陣に変化を加え、ゴール前へ迫る場面を増やしていった。

後半20分には石橋瀬凪が大関との連係からシュートを放ったものの、相手GKに阻まれる。

その後も日本は敵陣で攻撃を続け、後半39分には横山のクロスから梅木怜がヘディングを試みた。しかし、相手DFにゴール前でクリアされ、得点には至らなかった。

後半43分:小杉啓太のクロスから石橋瀬凪が同点ゴール

試合の最大の見せ場は後半終盤に訪れた。

後半43分、左サイドでボールを持った小杉啓太がクロスを供給。ゴール前に入った石橋瀬凪が頭で合わせ、ボールをネットに沈めた。

日本が1-1に追いついた瞬間だった。

JFAの記録では88分の得点。JOCでは後半43分と記載されている。

それまで何度も相手守備に阻まれていた日本にとって、このゴールは単なる同点弾ではない。敗退が現実味を帯びる時間帯に、チーム全体の粘りが結果へつながった場面だった。

その後も日本は攻め続け、後半45分には嶋本悠大がフリーでヘディングシュートを放ったが、枠を捉えられなかった。

90分間は1-1で終了。勝負は延長戦へ持ち越された。

延長戦:大関友翔のシュートがポスト直撃

延長戦では日本が押し込む時間帯を作った。

延長前半6分、大関友翔がペナルティーエリア右側からシュートを放つと、ボールは左ポストに直撃。勝ち越しまであと一歩という場面だった。

その後も日本は梅木怜や嶋本悠大を起点に攻撃を続けたが、ウズベキスタンも守備を崩さず、延長後半まで得点は生まれなかった。

最終的に1-1のまま延長戦が終了。試合の決着はPK戦に委ねられた。

【得点者・関係者一覧】石橋瀬凪とバフロモフが試合の主役に

今回の準決勝を理解するうえでは、得点者だけでなく、ゴールにつながったプレーを担った選手にも注目したい。

日本の同点ゴールは小杉啓太のクロスと石橋瀬凪のヘディングが組み合わさったものだった。一方、ウズベキスタンの先制点はジュマエフ、ハミドフ、バフロモフの連係から生まれている。

試合を動かした選手と役割
選手・人物 所属チーム・役割 試合でのポイント 石橋瀬凪 日本・FW 後半43分に同点ヘディングを決めた サルドルベク・バフロモフ ウズベキスタン 前半に先制ゴールを記録 小杉啓太 日本・DF 石橋の同点ゴールをアシストしたクロス 横山夢樹 日本・FW 途中出場後、左サイドから攻撃を活性化 大関友翔 日本・MF 途中出場後に攻撃を組み立て、延長戦ではポスト直撃のシュート ピサノ・アレクサンドレ幸冬堀尾 日本・GK PK戦でゴールを守った 大岩剛 日本代表監督 選手交代を含めた試合運びを指揮

石橋瀬凪のゴールが持つ意味

石橋の得点が印象的だったのは、単に試合終盤の同点ゴールだったからではない。

前半から相手のプレスに苦しんだ日本は、後半に入ってサイドを使った攻撃を増やしていた。横山の投入によって左サイドから仕掛ける回数が増え、小杉のクロスが得点につながった。

つまり、石橋個人の決定力に加え、交代選手による攻撃の変化と、クロスを供給した小杉の判断が重なったゴールだった。

バフロモフの先制点も見逃せない

一方のバフロモフは、ウズベキスタンの攻撃が最も効果的に機能した場面で結果を残した。

ジュマエフのパス、ハミドフの突破と折り返し、そしてファーサイドへ走り込んだバフロモフのフィニッシュ。

日本の守備陣が対応しきれなかった一瞬を確実に得点へ変えたプレーだった。

この試合は、両チームの攻撃の特徴がそれぞれの得点に表れた一戦でもあった。

【PK戦9-8の全貌】10人目までもつれた日本対ウズベキスタン

延長戦でも勝負が決まらなかったため、両チームはPK戦に突入した。

日本は最初の3人が成功した後、4人目のンワディケが失敗。それでも5人目以降は全員が成功させた。

ウズベキスタンも粘り強く決め続けたが、2人目のトゥルクンベコフがゴール上に外し、最後の10人目もクロスバーに当てて失敗した。

PK戦の結果一覧
順番 日本 結果 ウズベキスタン 結果
1人目 中島洋太朗 ○ バフロモフ ○
2人目 大関友翔 ○ トゥルクンベコフ ×
3人目 石渡ネルソン ○ ムルタゾエフ ○
4人目 ンワディケ × レイモフ ○
5人目 土屋櫂大 ○ ショディボエフ ○
6人目 嶋本悠大 ○ リザクロフ ○
7人目 横山夢樹 ○ ファイズラエフ ○
8人目 梅木怜 ○ ハミドフ ○
9人目 永野修都 ○ イブライモフ ○
10人目 小杉啓太 ○ フシュヴァクトフ ×

○=成功、×=失敗。日刊スポーツのPK戦記録をもとに整理。

勝負を決めたのは10人目のキック

PK戦では、日本のGKピサノがウズベキスタンの1人目、バフロモフのキックに触れたものの、シュートはゴールに入った。

日本の4人目が失敗した時点では、ウズベキスタンにも十分な勝機があった。

しかし、ウズベキスタンの2人目がゴール上に外したことで両チームの差は縮まり、そこからは互いに成功を重ねる展開となる。

最後は日本の10人目、小杉啓太が成功。対するウズベキスタンの10人目、フシュヴァクトフのシュートはクロスバーに当たり、ゴールには入らなかった。

日本9-8ウズベキスタン。

PK戦は10人目で決着した。

この結果を正しく理解するために重要なのは、日本のGKが最後のキックを止めたわけではないという点だ。日本の勝利は、相手の2本の失敗と、自分たちが10人目まで蹴り続けて成功させたことによって決まった。

【日本代表の準決勝勝因】交代策、サイド攻撃、最後まで崩れなかった集中力

なぜ日本は、ウズベキスタンに先制されながら逆転進出を果たせたのか。

試合内容を整理すると、勝因は大きく3つに分けられる。

1. 途中交代によって攻撃の選択肢が増えた

前半の日本は、ウズベキスタンのハイプレスを受けて攻撃の形を作ることに苦労した。

日刊スポーツの速報では、前半44分まで日本のシュートが記録されていない。

後半開始から横山を投入し、その後も大関、ンワディケ、嶋本を送り込んだことで、ドリブル、中央での連係、ゴール前への飛び出しなど攻撃の選択肢が増えていった。

特に横山の左サイドからの突破は、相手守備陣を押し下げるうえで効果的だった。

2. 左サイドからのクロスを得点につなげた

石橋の同点ゴールは、小杉のクロスから生まれた。

相手が中央を固める展開では、サイドからの攻撃によって守備陣を横方向に動かすことが有効になる。

日本は後半に左サイドを使う場面を増やし、最後はクロスとヘディングという形で得点を奪った。

単にシュート数を増やすだけでなく、ゴール前に合わせる選手と供給役がかみ合ったことが大きい。

3. PK戦で失敗後も立て直した

日本は4人目のンワディケが失敗している。

しかし、そこで流れを失わず、5人目から10人目まで全員が成功させた。

PK戦は技術だけでなく、プレッシャーのかかる状況で普段どおりのキックを実行できるかが問われる。

日本は一度の失敗で動揺を引きずらず、最後までキッカーが役割を果たした。

大岩剛監督が評価した選手たちの粘り

試合後、大岩剛監督はフラッシュインタビューで選手たちの戦いを振り返った。

「よく追いついて、よく勝ち切ったと思います」

フットボールチャンネルが報じた監督のコメントには、90分を通したプランニングと、失点した場面への反省も含まれていた。

特に注目したいのは、監督が勝利だけでなく、試合中に思いどおりに進まなかった状況への対応も評価していたことだ。

この試合の日本は、最初から最後まで主導権を握り続けたわけではない。むしろ苦しい時間を経験しながら、選手交代で流れを変え、終盤に追いつき、最後はPK戦を制した。

その意味で、今回の勝利はU-21世代にとって、戦術的な柔軟性と精神的な強さの両方を確認できる試合になった。

日本対ウズベキスタンの過去の対戦と今回の位置づけ

両国は2024年のAFC U23アジアカップ決勝でも対戦している。

このときは日本がウズベキスタンを1-0で破って優勝。山田楓喜が後半アディショナルタイムに決勝ゴールを決めた。

2024年の対戦はU-23世代の大会であり、2026年のアジア大会準決勝は両国ともU-21中心の編成だった。年代は異なるものの、若い世代のアジアトップレベルを争う両国の実力を示す対戦が続いている。

ただし、2026年の勝利だけで日本が常に優位と判断するのは早い。今回も90分間で勝負はつかず、PK戦まで持ち込まれている。ウズベキスタンの育成年代の強さは、引き続き日本にとって大きな競争相手となる。

準決勝後の日本はどうなった?決勝と最終順位

準決勝を突破した日本は、2026年10月3日の決勝で韓国と対戦した。

しかし、決勝では韓国に1-2で敗れ、金メダルには届かなかった。日本は銀メダルを獲得して大会を終えている。

JOCの大会総括では、若い選手たちが一戦ごとに成長し、決勝まで勝ち進んだことが評価された。大岩監督も、今大会で得た経験を2028年ロサンゼルス五輪に向けた次の強化につなげる考えを示している。

つまり、ウズベキスタン戦のPK勝利は単なる一試合の結果ではなく、ロサンゼルス五輪を目指す世代が大舞台で得た重要な経験の一つだった。

【ウズベキスタン対日本】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:ウズベキスタン対日本の試合結果は?

日本とウズベキスタンは2026年9月30日のアジア大会男子サッカー準決勝で対戦し、90分と延長戦を終えて1-1。PK戦を9-8で制した日本が決勝に進出した。

Q2:日本とウズベキスタンの得点者は誰?

ウズベキスタンは前半にサルドルベク・バフロモフが先制。日本は後半43分に石橋瀬凪が小杉啓太のクロスからヘディングで同点ゴールを決めた。

Q3:PK戦は何人目で決着した?

10人目で決着した。日本は小杉啓太が成功させ、ウズベキスタンの10人目はクロスバーに当てて失敗。最終結果は9-8だった。

Q4:日本代表とウズベキスタン代表はU-21とU-23のどちら?

アジア大会の男子サッカーはU-23が基本の出場資格だが、2026年大会では日本とウズベキスタンの両チームがU-21世代を中心に編成していた。JFAの公式記録でも日本はU-21代表として掲載されている。

Q5:試合のハイライトで最も注目すべき場面は?

後半43分の石橋瀬凪の同点ヘディング、延長前半6分の大関友翔のポスト直撃シュート、そして10人目までもつれたPK戦が大きな見どころだ。

Q6:日本は準決勝の後、優勝した?

決勝に進出したものの、10月3日に韓国に1-2で敗れた。最終順位は銀メダルだった。

2026年9月30日のウズベキスタン対日本は、アジア大会男子サッカーの中でも印象的な準決勝となった。

前半にサルドルベク・バフロモフのゴールで先制された日本は、後半43分に石橋瀬凪が同点弾を決め、延長戦を経てPK戦へ。最後は10人目のキックまで戦い抜き、9-8で決勝進出を果たした。

この試合から読み取れる要点は3つある。

- 攻撃の修正力: 選手交代によってサイド攻撃を活性化し、終盤に同点へ追いついた。
- 個人とチームの連係: 小杉啓太のクロスと石橋瀬凪のヘディングが勝負を振り出しに戻した。
- 精神的な強さ: PK戦で一度失敗しても崩れず、10人目まで成功を重ねた。

最終的に日本は銀メダルとなったが、U-21世代がアジアの強豪を相手に決勝まで進んだ経験は大きい。

特にウズベキスタン戦は、先制されたときにどう修正するか、終盤にどう得点を奪うか、そしてPK戦のような極限の状況でどう勝負するかを示した一戦だった。

2028年ロサンゼルス五輪を目指す選手たちにとって、この準決勝で得た経験は今後の代表活動にもつながっていくはずだ。

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トレンドリサーチャー 朝倉 仁
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