ホーム スポーツ 大相撲の優勝賞金はいくら?2026年最新額と2027年倍増改定を徹底解説

大相撲の優勝賞金はいくら?2026年最新額と2027年倍増改定を徹底解説

朝倉 仁 朝倉 仁 • 更新: • 公開: • 読了約 16 分
目次

大相撲で優勝した力士には、いったいいくらの賞金が贈られるのでしょうか。2026年11月場所までの幕内優勝賞金は1,000万円、十両は200万円です。加えて、幕下・三段目・序二段・序ノ口にも、それぞれ優勝賞金が設定されています。

大きな注目を集めているのが、2027年1月の初場所から実施される賞金制度の改定です。幕内優勝賞金は従来の2倍となる2,000万円に増額。1994年以来33年ぶりの大幅な見直しとなり、十両以下の各段や三賞の賞金も引き上げられます。優勝賞金の歴代推移から、懸賞金との違い、増額の背景まで、2026年11月時点の最新情報を整理します。

【2026年最新】大相撲の優勝賞金はいくら?幕内から序ノ口まで解説

大相撲の優勝賞金

大相撲の本場所では、幕内だけでなく、十両、幕下、三段目、序二段、序ノ口の各段にも優勝制度があります。

2026年11月場所まで適用される賞金額は、幕内が1,000万円、十両が200万円です。下位の段にも賞金が用意されており、序ノ口の優勝者にも10万円が贈られます。

幕内優勝賞金は1,000万円

大相撲の最高位である幕内の優勝賞金は、2026年11月場所まで1,000万円です。

幕内最高優勝は、15日間の本場所で最も優れた成績を残した力士に与えられる栄誉です。優勝力士には賞金だけでなく、天皇賜杯や優勝旗なども贈られます。

ただし、優勝賞金と優勝に伴う表彰は別のものです。金銭的な賞金だけでなく、賜杯を手にすることも力士にとって大きな名誉となります。

十両優勝賞金は200万円

十両優勝の賞金は、2026年11月場所まで200万円です。

十両は幕内の一つ下に位置する番付ですが、関取として認められる重要な階級です。十両に昇進すると、幕下以下とは異なり、月給や待遇面で大きな違いが生まれます。

十両優勝は、幕内復帰を目指す力士や新たな上位進出を狙う力士にとっても、大きな実績になります。

幕下・三段目・序二段・序ノ口にも賞金がある

幕下以下の力士にも、各段の優勝賞金が設定されています。

金額は幕下50万円、三段目30万円、序二段20万円、序ノ口10万円です。幕内と比較すると金額は小さいものの、各段で優勝することは、その力士の実力を示す重要な成果です。

特に幕下以下は、十両以上の関取とは収入構造が異なります。優勝賞金の増額は、将来の関取を目指す力士にとっても励みになる制度変更です。

【金額一覧】大相撲の各段の優勝賞金と2027年の改定額を比較

2027年1月の初場所からは、幕内だけでなく全6段の優勝賞金が引き上げられます。

日本相撲協会が2026年7月30日の理事会で決定した改定内容について、現行額と改定後の金額を比較すると、次のようになります。

各段の優勝賞金・新旧比較表
対象・賞の種類 2026年11月場所まで 2027年1月場所から 増額分
幕内優勝 1,000万円 2,000万円 +1,000万円
十両優勝 200万円 300万円 +100万円
幕下優勝 50万円 70万円 +20万円
三段目優勝 30万円 50万円 +20万円
序二段優勝 20万円 30万円 +10万円
序ノ口優勝 10万円 20万円 +10万円
殊勲賞 200万円 300万円 +100万円
敢闘賞 200万円 300万円 +100万円
技能賞 200万円 300万円 +100万円
懸賞金(1本) 7万円 7万円 変更なし

※各段の優勝賞金と三賞は、受賞・優勝した力士に支給されるものです。懸賞金は個別の幕内取組に懸けられる別制度です。

増額率で見ると序ノ口も大きな変化

今回の改定で最も大きな金額の増加となるのは幕内です。1,000万円から2,000万円となり、増額分だけで1,000万円に達します。

一方、増額率に注目すると序ノ口も見逃せません。10万円から20万円になるため、こちらも金額が2倍になります。

幕下は50万円から70万円、三段目は30万円から50万円です。単純な増額幅だけでなく、各段の力士にとってどれほど大きな変化なのかを考えると、下位の番付にも十分な意味を持つ改定です。

【三賞の賞金】殊勲賞・敢闘賞・技能賞はいくらもらえる?

大相撲には、優勝とは別に、場所ごとの活躍を評価する「三賞」という表彰制度があります。

三賞は殊勲賞・敢闘賞・技能賞の3種類です。いずれも幕内力士の活躍を評価する賞で、優勝しなかった力士にも受賞のチャンスがあります。

殊勲賞:上位力士を破るなどの活躍を評価

殊勲賞は、横綱や大関などの上位力士を破るなど、場所の勝敗や優勝争いに大きな影響を与える活躍を見せた力士に贈られる賞です。

番付上位の力士を相手に勝利を重ねることは、相撲界での評価を高める大きな要素です。特に平幕力士が上位陣を次々と破った場合、殊勲賞の候補として注目されます。

敢闘賞:最後まで粘り強く戦った力士を評価

敢闘賞は、場所を通じて旺盛な闘志を見せ、優れた成績を残した力士に贈られる賞です。

優勝争いに加わる力士だけでなく、前評判を覆す活躍を見せた力士が評価されることもあります。

技能賞:技術や取り口の優秀さを評価

技能賞は、相撲の技術や取り口が特に優れていた力士に贈られる賞です。

多彩な決まり手、巧みな攻防、相手の力を利用した相撲など、勝ち星の数だけでは測れない技術面が評価の対象になります。

2027年から三賞は各300万円に増額

2026年11月場所まで、三賞の賞金は各200万円です。2027年1月場所からは、殊勲賞・敢闘賞・技能賞のそれぞれが300万円に引き上げられます。

3賞すべてを受賞する場合、賞金の合計は900万円です。もちろん、三賞は毎場所すべての賞に必ず受賞者が出るわけではありません。

また、三賞と幕内優勝は別の評価制度です。優勝争いに加わりながら三賞を受賞することもあれば、優勝を逃しても三賞で高く評価されることもあります。

【懸賞金との違い】大相撲の懸賞金は1本7万円!力士の手取りはいくら?

大相撲をテレビや会場で観戦していると、取組前に懸賞旗を持った呼出しが土俵を回る場面を目にします。

このとき取組に懸けられているのが懸賞金です。優勝賞金とは支給されるタイミングも仕組みも異なります。

懸賞金は1本7万円、勝ち力士の獲得額は6万円

日本相撲協会の公式サイトによると、懸賞金は1本7万円(税込)です。

このうち1万円は取組表への掲載や場内放送などに関係する協会の手数料で、残りの6万円が勝ち力士の獲得額になります。

例えば、ある幕内取組に懸賞が10本懸けられていた場合、スポンサーが支払う総額は70万円です。勝った力士側の獲得額は60万円となります。

懸賞袋の現金は1本1万円に変更

懸賞金について、もう一つ知っておきたいのが、力士が勝ち名乗りの際に受け取る懸賞袋の中身です。

2025年5月場所から、土俵上で渡される現金は従来の1本3万円から1万円に変更されました。差額の2万円は銀行口座への振り込みに回され、力士の獲得額そのものが減ったわけではありません。

つまり、1本7万円の懸賞金について、力士側の獲得額は6万円であり、そのうち現金で受け取る金額が1万円という仕組みです。

優勝賞金と懸賞金の違いを整理

両者の大きな違いは、賞金が発生する条件です。

  • 優勝賞金:本場所で各段の優勝を決めた力士に贈られる。
  • 懸賞金:懸賞が設定された幕内取組で勝利した力士が獲得する。
  • 三賞:場所を通じて特に優れた活躍を見せた幕内力士が受賞する。

優勝賞金は15日間の成績を通じて獲得する大きな報酬です。一方、懸賞金は一番一番の取組で勝つたびに獲得できる報酬です。

そのため、優勝を逃した力士でも、懸賞の多い取組で勝利を重ねれば、懸賞金による収入を大きく伸ばす可能性があります。

【33年ぶりの改定】なぜ2027年から優勝賞金が倍増するのか?

2027年1月場所からの賞金改定は、単なる幕内優勝者への大盤振る舞いではありません。日本相撲協会が進める力士全体の待遇改善の一環です。

1994年以来の大規模な賞金改定

日本相撲協会は2026年7月30日、両国国技館で理事会を開催し、2027年初場所からの優勝賞金の改定を発表しました。

今回の変更が注目される理由は、優勝賞金の改定が1994年以来33年ぶりとなるためです。

1994年の改定では、幕内優勝賞金が500万円から1,000万円に引き上げられました。その後、長期間にわたって1,000万円が維持されてきましたが、2027年からは2,000万円へと再び倍増します。

物価高騰と力士の待遇改善が背景

今回の改定理由として挙げられているのが、物価の上昇と力士の待遇改善です。

日刊スポーツの2026年7月31日付報道によると、日本相撲協会は好調な入場券収入やグッズ販売などを背景に、前年度に約13億円の黒字を計上していました。こうした収益状況も、待遇改善を後押しする要因となっています。

広報部長を務める藤島親方(元大関・武双山)は、物価が高騰する一方で力士の待遇が据え置かれていたことや、他競技との比較を踏まえ、幕内優勝賞金2,000万円に相応の価値があるとの考えを説明しています。

単に賞金額を引き上げるだけでなく、競技者としての評価や報酬のバランスを見直す狙いがあると考えられます。

賞金だけではない!関取の月給も引き上げ

2027年初場所からの改定は、優勝賞金だけにとどまりません。関取の月額給与も2019年以来8年ぶりに変更されます。

  • 横綱:300万円から330万円
  • 大関:250万円から275万円
  • 三役:180万円から200万円
  • 幕内:140万円から155万円
  • 十両:110万円から120万円

また、幕下以下の養成員についても場所ごとの手当が6〜9%増額されるなど、待遇改善の対象が広がっています。

この点は今回の改定を理解するうえで重要です。幕内優勝賞金だけが大きく上がるのではなく、関取の月給や幕下以下の手当まで見直すことで、番付の異なる力士を幅広く支援する内容になっています。

【歴代推移】大相撲の優勝賞金は1994年からどう変わった?

幕内優勝賞金の歴史を振り返ると、今回の2,000万円への増額がどれほど大きな変更なのかが見えてきます。

1994年:500万円から1,000万円へ

1994年の改定では、幕内優勝賞金が500万円から1,000万円になりました。これによって、幕内優勝の報酬は大きく引き上げられました。

その後は長く1,000万円が維持され、2026年11月場所まで同額が適用されます。

2027年:1,000万円から2,000万円へ

2027年1月場所からは、幕内優勝賞金が再び倍増します。1994年の改定から数えて33年ぶりの変更です。

今回の改定を歴史的な流れで整理すると、次のようになります。

  • 1994年:幕内優勝賞金が500万円から1,000万円へ増額。
  • 1994年〜2026年:幕内優勝賞金1,000万円を維持。
  • 2027年1月:幕内優勝賞金が2,000万円に倍増。

注目すべきなのは、今回の改定が幕内の金額だけでなく、十両以下の全段と三賞にも及んでいることです。大相撲の報酬体系全体を見直す節目といえます。

【プロの結論】2027年の賞金改定で大相撲はどう変わる?

今回の賞金改定で最も注目されるのは、幕内優勝賞金が2,000万円になるという数字のインパクトです。しかし、編集者の視点から重要なのは、金額の大きさだけではありません。

優勝賞金は力士の努力を評価する仕組み

大相撲は番付によって待遇が大きく異なる競技です。関取と幕下以下では収入の仕組みが異なり、上位に進出すること自体が生活面にも大きな影響を与えます。

そのなかで、各段の優勝賞金を引き上げることには、上位力士だけでなく、下位の番付で日々努力を続ける力士にも成果を還元する意味があります。

観戦する側が知っておきたい3つの判断基準

大相撲の賞金に関する情報を見る際は、次の3点を区別すると混乱しません。

  • 場所の優勝を知りたい場合:幕内・十両など各段の優勝賞金を確認する。
  • 個別の取組で得る金額を知りたい場合:懸賞金の本数と勝ち力士の獲得額を確認する。
  • 優勝以外の活躍を評価する賞を知りたい場合:殊勲賞・敢闘賞・技能賞の三賞を確認する。

この3つはすべて力士に関係する報酬ですが、支給条件が異なります。優勝賞金、懸賞金、三賞を混同しないことが、大相撲の収入事情を正しく理解するポイントです。

大相撲の優勝賞金に関するよくある質問(FAQ)

Q1:2026年11月場所の幕内優勝賞金はいくらですか?
A1:1,000万円です。2026年11月場所まで現行額が適用され、2027年1月の初場所から2,000万円に増額されます。

Q2:十両優勝の賞金はいくらですか?
A2:2026年11月場所までは200万円です。2027年1月場所からは300万円に引き上げられます。

Q3:幕下・三段目・序二段・序ノ口の優勝賞金はいくらですか?
A3:2026年11月場所までは、幕下50万円、三段目30万円、序二段20万円、序ノ口10万円です。2027年1月場所からは、それぞれ70万円、50万円、30万円、20万円になります。

Q4:三賞の賞金はいくらですか?
A4:2026年11月場所までは、殊勲賞・敢闘賞・技能賞がそれぞれ200万円です。2027年1月場所からは各300万円になります。

Q5:懸賞金1本7万円は、そのまま力士が受け取るのですか?
A5:いいえ。7万円のうち1万円は日本相撲協会の手数料で、勝ち力士側の獲得額は6万円です。2025年5月場所から、土俵上で現金として渡されるのは1本1万円となり、残り5万円は銀行口座に振り込まれます。

Q6:2027年の賞金改定は何年ぶりですか?
A6:1994年以来33年ぶりです。1994年には幕内優勝賞金が500万円から1,000万円に引き上げられ、2027年には1,000万円から2,000万円へ増額されます。

2026年11月場所までの大相撲の優勝賞金は、幕内1,000万円、十両200万円、幕下50万円、三段目30万円、序二段20万円、序ノ口10万円です。

2027年1月場所からは、幕内が2,000万円、十両が300万円、幕下が70万円、三段目が50万円、序二段が30万円、序ノ口が20万円に引き上げられます。三賞も各200万円から300万円へ増額されます。

今回の変更は、1994年以来33年ぶりの賞金改定であり、物価高騰や力士の待遇改善を背景とした大きな制度変更です。関取の給与や幕下以下の手当も見直されることから、大相撲全体の報酬体系が新たな段階に入ります。

優勝賞金だけでなく、三賞や懸賞金の仕組みまで理解すると、力士一人ひとりの活躍をより深く楽しめます。2026年11月場所は現行制度最後の場所となり、2027年初場所からは新しい賞金体系が始まります。歴史的な改定を迎える大相撲の今後に注目です。

主な確認資料: 日本相撲協会公式「懸賞について」、2026年7月30日付の賞金改定発表に関する報道、2026年11月場所の開催日程。

同じカテゴリの記事

朝倉 仁
トレンドリサーチャー 朝倉 仁
プロフィールを見る →

全記事の校閲を担当。人名・日付・数字の整合性を確認し、断定できない内容は表現を弱めて掲載します。

おすすめの関連記事