2026年の関西六大学野球は、大阪商業大学が春季・秋季リーグを連続制覇し、圧倒的な存在感を示した。春季リーグでは2季ぶり29回目、秋季リーグでは2季連続30回目の優勝を達成。春の龍谷大学、秋の京都産業大学や大阪経済大学など、上位争いにも見どころが多いシーズンとなった。
関西六大学野球連盟には、大阪商業大学、龍谷大学、京都産業大学、大阪経済大学、大阪学院大学、神戸学院大学の6校が加盟している。この記事では、2026年11月1日時点の春季・秋季リーグの順位と勝敗表、試合日程・結果、注目選手の個人成績、歴代優勝回数を整理。加えて、名前が似ている関西学生野球連盟との違いや、全日本大学野球選手権大会での大阪商業大学の戦いも解説する。
【2026年最新】関西六大学野球は大阪商業大学が春秋連覇!

2026年の関西六大学野球を象徴するのは、大阪商業大学の安定した勝負強さだ。
春季リーグでは9勝2敗、勝率.818で優勝。秋季リーグでも8勝2敗、勝率.800を記録し、2季連続でリーグの頂点に立った。
特に注目したいのは、春と秋で優勝争いの構図が異なっていた点だ。
春季は龍谷大学が8勝3敗で2位に入り、大阪商業大学を追走。大阪経済大学も7勝5敗で3位につけた。
一方、秋季は京都産業大学が2位、大阪経済大学が3位に浮上。春季2位だった龍谷大学は5位となり、順位が大きく入れ替わった。
2026年春季リーグの優勝経過春季リーグは2026年4月4日に開幕し、5月17日まで開催された。
大阪商業大学は開幕戦で大阪経済大学に2対5で敗れたものの、翌4月5日に8対4で勝利。さらに4月6日の試合も5対1で制し、開幕カードを勝ち越した。
その後も龍谷大学、京都産業大学、神戸学院大学などとの対戦で勝ち星を積み重ねた。
優勝が決まったのは5月17日の京都産業大学戦。大阪商業大学が10対0で勝利し、春季リーグを制した。
この優勝は2季ぶり29回目。全国大会への出場権も獲得し、9大会連続16回目の全日本大学野球選手権大会出場につながった。
2026年秋季リーグの優勝経過秋季リーグは9月5日に開幕し、10月19日に全日程を終えた。
大阪商業大学は開幕節で神戸学院大学に連勝。その後も京都産業大学や大阪学院大学との対戦で勝ち点を積み上げた。
優勝を決めたのは10月11日の大阪経済大学戦だ。
大阪商業大学は10対2で勝利し、最終順位が確定する前に優勝を決めた。
秋季の最終成績は8勝2敗、勝率.800。これで2季連続30回目の優勝となった。
ただし、優勝決定後の龍谷大学戦では10月17日に1対8、18日に2対3で敗れている。連覇を達成した一方、シーズン終盤にも課題が残ったことは見逃せない。
【加盟大学6校】2026年春季・秋季リーグの順位と勝敗表
関西六大学野球連盟を構成するのは、関西に拠点を置く6つの大学野球部だ。
2026年は大阪商業大学が両季を制したものの、2位以下は春と秋で大きく変化した。
以下は2026年の春季・秋季リーグの最終順位と勝敗をまとめたものだ。
2026年度リーグ戦最終結果。勝率は各季の公式発表に基づく。
最も大きな変化があったのは龍谷大学と京都産業大学だ。
龍谷大学は春季に8勝3敗で2位となったが、秋季は4勝7敗で5位に後退した。一方、京都産業大学は春季4位から秋季2位へと順位を上げている。
神戸学院大学も春季6位から秋季4位に浮上。秋季は5勝6敗まで勝敗を改善した。
大阪経済大学は春秋ともに3位以内を維持。年間を通じた安定感という観点では、大阪商業大学に次ぐ存在だった。
なお、春季の大阪学院大学と神戸学院大学はともに3勝9敗だったが、当該対戦成績によって大阪学院大学が5位、神戸学院大学が6位となった。
秋季も京都産業大学と大阪経済大学が7勝5敗で並んだものの、当該対戦成績によって京都産業大学が2位となっている。
【試合日程・結果】2026年春季・秋季リーグの注目試合と個人成績
関西六大学野球の試合は、春季と秋季の2シーズン制で行われる。
2026年の主な開催期間は次のとおり。
- 春季リーグ:2026年4月4日~5月17日
- 秋季リーグ:2026年9月5日~10月19日
主な使用球場は、大阪市南港中央野球場、わかさスタジアム京都、ほっともっとフィールド神戸、マイネットスタジアム皇子山など。
雨天中止や順延によって日程が変更されたカードもあり、最終順位を確認する際には当初の予定表だけでなく、実際の試合結果を見る必要がある。
2026年春季の注目試合春季リーグで印象的だったのは、大阪商業大学と大阪経済大学の開幕カードだ。
- 4月4日:大阪経済大学 5-2 大阪商業大学
- 4月5日:大阪商業大学 8-4 大阪経済大学
- 4月6日:大阪経済大学 1-5 大阪商業大学
初戦を落とした大阪商業大学が、その後の2試合を連勝してカードを制した。
また、5月17日の京都産業大学戦では10対0と大勝。最終盤に力の差を示し、優勝を決めた。
2026年秋季の注目試合秋季では10月11日の大阪商業大学対大阪経済大学が重要な一戦となった。
大阪商業大学は10対2で勝利し、2季連続優勝を決めた。
一方、京都産業大学と大阪経済大学の2位争いも見どころだった。
10月17日から19日にかけて行われた両校の対戦では、京都産業大学が2勝1敗で勝ち越した。これが最終順位にも反映され、京都産業大学が2位、大阪経済大学が3位となった。
2026年の注目選手と個人成績2026年は大阪商業大学の選手だけでなく、龍谷大学や京都産業大学の選手も個人タイトルを獲得した。
春季リーグの主な個人賞
- 最優秀選手賞:星野世那(大阪商業大学)
- 最優秀防御率賞:藤本颯太(龍谷大学)・防御率0.41
- 首位打者賞:市橋昂士(龍谷大学)・打率.489
- 平古場賞(新人賞):秋山昌広(龍谷大学)
特に市橋昂士は11試合で47打数23安打を記録。打率.489という高い数字で首位打者に輝いた。
大阪商業大学の星野世那は最優秀選手賞を受賞し、優勝チームの中心選手として評価された。
秋季リーグの主な個人賞
- 最優秀選手賞:春山陽登(大阪商業大学)
- 最優秀防御率賞:星野世那(大阪商業大学)・防御率0.94
- 首位打者賞:岩橋修太(大阪商業大学)・打率.448
- 平古場賞(新人賞):岩橋修太(大阪商業大学)
秋季では春山陽登の記録も大きな話題となった。
9月27日の大阪学院大学戦でリーグ戦通算13本塁打に到達し、関西六大学野球連盟の通算最多本塁打記録を更新した。
また、秋季首位打者の岩橋修太は打率.448を記録。2年生ながら最優秀新人賞にあたる平古場賞も受賞している。
【6校の野球部を分析】2026年シーズンで存在感を示した大学は?
加盟する6大学は、それぞれ異なる成績を残した。ここでは2026年の順位と個人賞を手掛かりに、各大学のシーズンを振り返る。
大阪商業大学野球部:春秋連覇を達成したリーグの中心2026年春季・秋季優勝
大阪商業大学は2026年の主役だった。
春季9勝2敗、秋季8勝2敗という安定した成績に加え、両季で個人賞受賞者を輩出した。
星野世那、春山陽登、岩橋修太らが個人タイトルを獲得。特に春山の通算13本塁打という記録は、チームの優勝だけでは語れない個人の成果だ。
春季の全日本大学野球選手権大会出場、秋季の関西地区大学野球選手権大会への出場と、全国につながる舞台でも存在感を示している。
龍谷大学野球部:春季2位と打撃・投手力が光った春季2位・秋季5位
龍谷大学は春季に8勝3敗で2位となった。
市橋昂士が春季首位打者、藤本颯太が最優秀防御率賞を獲得し、打撃と投手の両面で個人タイトルを獲得した点が特徴的だった。
秋季は5位に後退したものの、優勝決定後の大阪商業大学との対戦では連勝。10月17日に8対1、18日に3対2で勝利している。
優勝チームにシーズン終盤で連勝したことは、翌シーズンに向けた注目材料となる。
京都産業大学野球部:秋季2位まで巻き返した春季4位・秋季2位
京都産業大学は春季4位から秋季2位へ順位を上げた。
秋季は7勝5敗。大阪経済大学と勝敗が並んだが、直接対決で勝ち越したことが順位を左右した。
個人では松原慶太が秋季ベストナインの三塁手に選ばれた。
春季の順位から秋季にかけて巻き返した点は、2027年シーズンを考えるうえでも注目したい。
大阪経済大学野球部:年間を通じて上位を維持春季3位・秋季3位
大阪経済大学は春秋ともに3位だった。
春季7勝5敗、秋季7勝5敗と、両季で同じ勝敗を記録している。
秋季ベストナインでは常深颯大が投手、安井康起が外野手として選出された。
優勝には届かなかったものの、年間を通じて上位を維持した安定感が特徴だ。
大阪学院大学野球部:秋季の巻き返しが課題春季5位・秋季6位
大阪学院大学は春季3勝9敗、秋季2勝8敗で、両季とも下位となった。
ただし秋季開幕カードでは龍谷大学に連勝しており、上位校を相手に勝ち切る力を見せた場面もある。
シーズンを通した勝ち点の積み上げが今後の課題となる。
神戸学院大学野球部:秋季に順位を上げた春季6位・秋季4位
神戸学院大学は春季6位から秋季4位へ浮上した。
秋季は5勝6敗で勝率.455。春季の3勝9敗と比べて、明確な改善が見られた。
秋季ベストナインでは山﨑光留が捕手、竹内颯平が遊撃手、嶋谷隼人が指名打者として選出されている。
複数のポジションで個人賞に結びつく活躍があったことも、今季の収穫だ。
【関西学生野球との違い】歴史・加盟校・歴代優勝回数を解説
関西六大学野球を調べる際に注意したいのが、関西学生野球との違いだ。
どちらも関西の大学野球リーグであり、名称に「関西」と「六大学」が含まれるため混同されやすい。しかし、2026年現在は別々の連盟として運営されている。
関西六大学野球と関西学生野球の加盟校関西六大学野球連盟
- 大阪商業大学
- 京都産業大学
- 龍谷大学
- 大阪経済大学
- 大阪学院大学
- 神戸学院大学
関西学生野球連盟
- 関西大学
- 関西学院大学
- 近畿大学
- 同志社大学
- 立命館大学
- 京都大学
このように、加盟大学は完全に異なる。
2026年の関西学生野球連盟では、春季リーグを関西大学、秋季リーグを関西学院大学が制した。
一方、関西六大学野球連盟では大阪商業大学が春秋連覇を達成している。
両リーグの優勝校を混同しないことが、大学野球の結果を正しく理解するポイントだ。
1982年の再編が現在のリーグを生んだ歴史をたどると、関西六大学野球という名称には、現在の連盟とは異なる歴史的な背景もある。
旧関西六大学野球連盟は1931年に結成された。
当初の加盟校は、関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学、京都帝国大学、神戸商業大学の6校だった。
その後、1962年には関西大学野球連合が結成され、上部リーグと下部リーグを入れ替え戦で結びつける仕組みが採用された。
しかし、1982年に関西大学野球連合が解体されると、リーグの再編が進んだ。
- 旧関西六大学の創設校を中心に、新たな関西学生野球リーグが結成された。
- 大阪商業大学と京都産業大学は関西六大学野球の継続を主張した。
- 大阪学院大学、龍谷大学、神戸学院大学、大阪経済大学が加わり、現在の6校体制が成立した。
現在の関西六大学野球連盟は1982年2月25日に創立された団体だ。
このため、現在の関西六大学野球と、1931年に始まった旧関西六大学野球を同一のリーグとして扱うのは正確ではない。
また、現在は関西学生野球連盟、京滋大学野球連盟、阪神大学野球連盟、近畿学生野球連盟と同列の関係にある。
関西六大学野球の歴代優勝校・優勝回数歴代優勝校を振り返ると、大阪商業大学と龍谷大学が特に大きな実績を持つ。
全国大学野球の歴代記録資料に掲載されている優勝回数は次のとおり。
- 龍谷大学:30回
- 大阪商業大学:30回
- 京都産業大学:13回
- 大阪学院大学:12回
- 大阪経済大学:8回
- 神戸学院大学:2回
2026年秋季の大阪商業大学の優勝は30回目。歴代優勝回数でもトップクラスの実績を持つ。
一方、龍谷大学も30回の優勝実績を誇る。両大学が長年にわたってリーグを代表する存在であることが分かる。
京都産業大学や大阪学院大学も複数回の優勝を経験しており、シーズンによって勢力図が変わることも関西六大学野球の魅力だ。
【全日本大学野球選手権大会】大阪商業大学の2026年全国大会成績と今後
関西六大学野球で春季優勝を果たすことは、全国大会への道にもつながる。
2026年の大阪商業大学は、春季リーグ優勝によって第75回全日本大学野球選手権記念大会に出場した。
大会は6月8日から14日まで、明治神宮野球場と東京ドームで開催された。
大阪商業大学の全国大会での戦い大阪商業大学は初戦で九州産業大学と対戦し、7対4で勝利した。
続く6月10日の東日本国際大学戦では7対0と快勝。全国の強豪を相手に連勝し、勝ち上がった。
しかし、6月11日の東北福祉大学戦では2対9で敗れた。
全国大会での主な結果は次のとおり。
- 6月8日:九州産業大学に7対4で勝利
- 6月10日:東日本国際大学に7対0で勝利
- 6月11日:東北福祉大学に2対9で敗戦
一方、2026年の全日本大学野球選手権大会を制したのは関西学生野球連盟の関西大学だった。関西大学は54年ぶり3回目の優勝を達成している。
ここでも関西六大学野球と関西学生野球の違いが表れている。
2026年秋季優勝校の次の舞台秋季リーグ優勝を果たした大阪商業大学は、関西地区大学野球選手権大会への出場権を獲得した。
2026年の第24回大会は、10月31日から11月3日まで開催される。
この大会は関西地区の大学野球連盟の代表が全国大会への出場権を争う重要な舞台だ。
11月1日時点では大会期間中であり、大阪商業大学にとっては春季の全国大会に続く大きな挑戦となる。
春季優勝で全国大会を経験したチームが、秋季優勝後にどのような戦いを見せるのか。2026年シーズンを締めくくる注目ポイントだ。
【関西六大学野球に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:2026年の関西六大学野球の優勝校はどこですか?
大阪商業大学です。春季リーグは2季ぶり29回目、秋季リーグは2季連続30回目の優勝を達成しました。
Q2:関西六大学野球の加盟大学6校はどこですか?
大阪商業大学、龍谷大学、京都産業大学、大阪経済大学、大阪学院大学、神戸学院大学の6校です。
Q3:関西六大学野球と関西学生野球は同じリーグですか?
別々の連盟です。関西六大学野球には大阪商業大学や龍谷大学などが所属し、関西学生野球には関西大学、関西学院大学、近畿大学、同志社大学、立命館大学、京都大学が所属しています。
Q4:2026年秋季リーグの2位はどこですか?
京都産業大学です。大阪経済大学とともに7勝5敗でしたが、直接対決の結果によって京都産業大学が2位となりました。
Q5:2026年の個人タイトルを獲得した注目選手は誰ですか?
春季は最優秀選手賞の星野世那、首位打者賞の市橋昂士、最優秀防御率賞の藤本颯太が注目選手です。秋季は最優秀選手賞の春山陽登、首位打者賞の岩橋修太、最優秀防御率賞の星野世那が受賞しました。
Q6:大阪商業大学は2026年の全日本大学野球選手権大会で優勝しましたか?
優勝はしていません。九州産業大学と東日本国際大学に勝利した後、東北福祉大学に2対9で敗れました。
2026年の関西六大学野球は、大阪商業大学が春季・秋季の両リーグを制し、年間を通じて主役となったシーズンだった。
一方、春季2位の龍谷大学、秋季2位の京都産業大学、両季3位の大阪経済大学など、各大学にもそれぞれの成果があった。
特に注目すべき要点は次の4つだ。
1. 大阪商業大学の強さ: 春秋連覇と通算30回目の優勝を達成。
2. 個人成績の充実: 市橋昂士、春山陽登、星野世那、岩橋修太らが個人タイトルを獲得。
3. 順位の変動: 京都産業大学と神戸学院大学が秋季に順位を上げた。
4. 全国大会への挑戦: 春季は全日本大学野球選手権大会、秋季は関西地区大学野球選手権大会へと戦いの舞台が広がった。
関西六大学野球を継続して楽しむなら、優勝校だけでなく、勝ち点、勝率、直接対決、個人賞、ベストナインにも目を向けたい。
2027年シーズンの最大の焦点は、大阪商業大学が王者の座を守れるか、そして龍谷大学・京都産業大学・大阪経済大学がその牙城を崩せるかという点だ。
6大学それぞれの戦力や選手の成長を追うことで、春季・秋季リーグの順位表だけでは見えない関西大学野球の面白さが見えてくる。