2026年11月1日現在、井上尚弥の最新試合結果は、2026年5月2日に東京ドームで開催された中谷潤人との世界スーパーバンタム級4団体統一タイトルマッチだ。試合は12ラウンドを戦い抜き、井上尚弥が判定3-0(116-112、115-113、116-112)で勝利。WBA・WBC・IBF・WBOの4団体統一王座を防衛した。これにより、プロ通算戦績は33戦33勝27KO、世界戦の連勝記録は28に伸びている。
次戦については、2027年3月ごろの開催が有力視され、ジェシー・“バム”・ロドリゲスとの対戦交渉が進展している。一方、井上本人と大橋ジムはフェザー級への転向も選択肢として検討中だ。東京ドーム決戦の公式採点、全33戦の戦績、4団体王座防衛の記録、次戦の最新状況、Leminoの配信情報まで整理する。
【試合結果速報】2026年5月2日、井上尚弥が中谷潤人に判定3-0で勝利
2026年5月2日、東京ドームで開催された「NTTドコモ presents Lemino BOXING ダブル世界タイトルマッチ」。メインイベントの世界スーパーバンタム級4団体統一タイトルマッチで、王者・井上尚弥が挑戦者・中谷潤人を退けた。
両者は試合前の時点で32戦全勝。日本人同士による無敗対決であり、世界のボクシングファンからも大きな注目を集めた一戦だった。
中谷潤人戦の試合結果一覧- 開催日:2026年5月2日(土)
- 会場:東京ドーム
- 試合形式:世界スーパーバンタム級4団体統一タイトルマッチ・12回戦
- 王者:井上尚弥(大橋ボクシングジム)
- 挑戦者:中谷潤人(M.Tボクシングジム)
- 勝者:井上尚弥
- 決着:12回判定3-0
- 公式採点:116-112、115-113、116-112
- 結果:井上尚弥が4団体統一王座を防衛
試合序盤は、両者が互いの距離とタイミングを探る慎重な展開となった。
井上はジャブや右のボディストレートを使って前進の機会をうかがう。一方、中谷は長いリーチとサウスポー特有の角度を生かし、左のカウンターで井上の接近を阻止しようとした。
序盤4ラウンドは、3人のジャッジ全員が井上を支持。ところが5、6ラウンドでは中谷が2人のジャッジからポイントを獲得し、試合の流れが変わり始める。
8ラウンドと10ラウンドでは3人全員が中谷を支持。中谷が前進する場面も増え、井上にとって簡単な試合ではなくなった。
しかし、11ラウンドでは井上が左右のアッパーを当ててポイントを獲得。最終12ラウンドも2人のジャッジが井上を支持し、最後まで集中力を保った王者が勝利を手にした。
この試合で注目すべきなのは、井上が得意のKO決着に固執せず、相手の距離やカウンターに対応しながら12ラウンドを戦い抜いた点だ。強打だけでなく、ポイントを取り切る試合運びも世界最高峰の水準にあることを示した。
「今夜勝つのは僕ですという戦いを実行しました」
これは試合後、TBS NEWS DIGが伝えた井上のコメントだ。勝利への強い意識と、試合を通じて自分の戦いを貫いたという手応えが表れている。
【公式採点を徹底検証】116-112、115-113、116-112の分岐点
井上尚弥と中谷潤人の試合は判定3-0だったが、内容は一方的ではなかった。3人のジャッジによる採点を確認すると、中谷が複数のラウンドで明確に評価されていたことが分かる。
ジャッジ3人の公式スコア- 第1ジャッジ:116-112で井上
- 第2ジャッジ:115-113で井上
- 第3ジャッジ:116-112で井上
この採点は、日本ボクシングコミッションの試合報告書とスポーツ各紙が伝えた公式結果に基づくものだ。
ラウンドごとの採点傾向スポニチが報じたラウンド別の採点を整理すると、次のようになる。各数字は3人のジャッジが井上に付けたポイントと中谷に付けたポイントの順だ。
- 1~4ラウンド:全員が井上を支持。序盤は王者がポイントを先行させた。
- 5~6ラウンド:1人が井上、2人が中谷を支持。中谷の巻き返しが採点に反映された。
- 7ラウンド:2人が井上、1人が中谷を支持。
- 8ラウンド:全員が中谷を支持。中谷が攻勢を強めたラウンドとなった。
- 9ラウンド:2人が井上、1人が中谷を支持。
- 10ラウンド:全員が中谷を支持。
- 11ラウンド:全員が井上を支持。終盤の要点となった。
- 12ラウンド:2人が井上、1人が中谷を支持。
採点上の大きな違いは、序盤に井上が3人全員からポイントを獲得したことと、11ラウンドを全員一致で取ったことにある。
中谷は5、6ラウンドで2人の支持を集め、8ラウンドと10ラウンドでは全員から評価された。しかし、井上も7、9、12ラウンドで複数のジャッジからポイントを獲得している。
特に11ラウンドは重要だった。試合終盤で井上が左右のアッパーを当て、全ジャッジからポイントを獲得したことで、判定を優位に進めた。
また、116-112と115-113という採点差は、ジャッジによって中盤の接戦ラウンドの評価が異なっていたことを示している。
判定3-0だからといって、12ラウンドを通じて井上が圧倒していたわけではない。中谷の実力が王者を苦しめた一方、重要な局面でポイントを取り切った井上の試合運びが勝敗を分けた。
【通算戦績と4団体王座】33戦33勝27KO、世界戦28連勝の記録
中谷戦を終えた井上尚弥のプロ通算成績は33戦33勝27KO。プロデビューから一度も敗れていない無敗記録を維持している。
KO率は約81.8%。33試合のうち27試合をKOまたはTKOで決着させている計算だ。残る6試合は判定勝ちであり、KOだけに依存しない勝ち方も備えている。
スーパーバンタム級4団体統一王者としての実績井上は2023年12月、マーロン・タパレスに10ラウンドKO勝ちを収め、WBA・WBC・IBF・WBOの4団体王座を統一した。
バンタム級に続き、2階級で主要4団体統一を達成した歴史的な実績である。さらに2026年5月の中谷戦で、スーパーバンタム級4団体王座の同時防衛は7度目に到達した。
スポニチの報道によれば、この7度目の同時防衛は男子史上最多記録の更新に当たる。
世界戦28連勝とは何を意味するのか2025年12月のアラン・ピカソ戦で、井上は世界戦27連勝を達成し、男子の単独最多記録を打ち立てた。
そして2026年5月の中谷戦で28連勝に更新。世界タイトルを懸けた試合で積み重ねた勝利数としても、極めて大きな意味を持つ。
ここで押さえておきたいのは、次の3つの数字がそれぞれ異なる記録を示していることだ。
- 33戦:プロデビュー後の全試合数。
- 27KO:KO・TKOによる勝利数。
- 世界戦28連勝:世界タイトルマッチにおける連勝記録。
これらは同じ意味ではない。検索結果で「33戦33勝」と「世界戦28連勝」が並んでいても、記録の対象が違うことを理解しておきたい。
井上尚弥のキャリアは、ライトフライ級から始まり、スーパーフライ級、バンタム級、スーパーバンタム級へと進んできた。4階級制覇に加え、バンタム級とスーパーバンタム級の2階級で4団体統一を成し遂げている。
以下は井上尚弥公式プロフィールの戦績記録を中心に整理した全33試合だ。試合結果だけでなく、階級の変化やタイトル獲得の節目も確認できる。
| 時期 | 対戦相手 | 試合結果 |
|---|---|---|
| 2012年10月 | クリソン・オマヤオ | 4回KO勝ち |
| 2013年1月 | ガオプラチャン・チュワタナ | 1回KO勝ち |
| 2013年4月 | 佐野友樹 | 10回TKO勝ち |
| 2013年8月 | 田口良一 | 判定3-0勝ち |
| 2013年12月 | ヘルソン・マンシオ | 5回TKO勝ち |
| 2014年4月 | アドリアン・エルナンデス | 6回TKO勝ち・WBC世界ライトフライ級王座獲得 |
| 2014年9月 | サマートレック・ゴーキャットジム | 11回TKO勝ち |
| 2014年12月 | オマール・ナルバエス | 2回KO勝ち・2階級制覇 |
| 2015年12月 | ワーリト・パレナス | 2回KO勝ち |
| 2016年5月 | デビッド・カルモナ | 判定3-0勝ち |
| 2016年9月 | ペッバーンボーン・ゴーキャットジム | 10回KO勝ち |
| 2016年12月 | 河野公平 | 6回TKO勝ち |
| 2017年5月 | リカルド・ロドリゲス | 3回KO勝ち |
| 2017年9月 | アントニオ・ニエベス | 6回TKO勝ち |
| 2017年12月 | ヨアン・ボワイヨ | 3回TKO勝ち |
| 2018年5月 | ジェイミー・マクドネル | 1回TKO勝ち・バンタム級王座獲得 |
| 2018年10月 | ファン・カルロス・パヤノ | 1回KO勝ち |
| 2019年5月 | エマヌエル・ロドリゲス | 2回TKO勝ち・IBF王座獲得 |
| 2019年11月 | ノニト・ドネア | 判定3-0勝ち・WBSS優勝 |
| 2020年10月 | ジェイソン・マロニー | 7回KO勝ち |
| 2021年6月 | マイケル・ダスマリナス | 3回TKO勝ち |
| 2021年12月 | アラン・ディパエン | 8回TKO勝ち |
| 2022年6月 | ノニト・ドネア | 2回TKO勝ち |
| 2022年12月 | ポール・バトラー | 11回TKO勝ち・バンタム級4団体統一 |
| 2023年7月 | スティーブン・フルトン | 8回TKO勝ち・4階級制覇 |
| 2023年12月 | マーロン・タパレス | 10回KO勝ち・2階級目の4団体統一 |
| 2024年5月 | ルイス・ネリ | 6回TKO勝ち |
| 2024年9月 | TJ・ドヘニー | 7回TKO勝ち |
| 2025年1月 | キム・イェジュン | 4回KO勝ち |
| 2025年5月 | ラモン・カルデナス | 8回TKO勝ち |
| 2025年9月 | ムロジョン・アフマダリエフ | 判定3-0勝ち |
| 2025年12月 | アラン・ピカソ | 判定3-0勝ち・世界戦27連勝 |
| 2026年5月 | 中谷潤人 | 判定3-0勝ち・世界戦28連勝 |
2014年:世界王者への到達
プロ6戦目でWBC世界ライトフライ級王座を獲得。さらに8戦目でWBO世界スーパーフライ級王座を獲得し、早い段階で2階級制覇を達成した。
2018~2022年:バンタム級での4団体統一
2018年にバンタム級へ進出。ノニト・ドネアとの激闘を経て、2022年12月にポール・バトラーを破り、バンタム級史上初の4団体統一王者となった。
2023年:スーパーバンタム級への挑戦
スティーブン・フルトンを破って4階級制覇を達成。さらにマーロン・タパレスをKOし、2階級での4団体統一という歴史的な記録を打ち立てた。
2024~2026年:世界的な王者としての成熟
ルイス・ネリ、TJ・ドヘニー、キム・イェジュン、ラモン・カルデナス、ムロジョン・アフマダリエフ、アラン・ピカソらを撃破。中谷戦ではKOに頼らない試合運びで勝利し、王者としての完成度を改めて示した。
【次戦予定】2027年3月のジェシー・ロドリゲス戦とフェザー級転向の可能性
2026年11月1日時点で、井上尚弥の次戦は2027年3月ごろが目安となっている。最大の注目候補は、米国のジェシー・“バム”・ロドリゲスだ。
ロドリゲスはWBA世界バンタム級スーパー王者。複数階級で実績を積み、世界的な評価を高めている実力者である。井上との対戦が実現すれば、階級を超えたトップ選手同士のビッグマッチとなる。
ジェシー・ロドリゲスとの交渉はどこまで進んだのか2026年10月25日、日刊スポーツは井上の代理人ジョン・ルイス氏がロドリゲスをプロモートするマッチルーム社と交渉していると報道した。両選手とも対戦を希望しているとの説明も伝えられた。
さらに10月28日には、大橋ジムの大橋秀行会長が交渉の進展を認め、2027年3月開催に向けて前向きに進んでいると説明した。
ただし、翌29日の報道では、井上本人がフェザー級への挑戦にも強い魅力を感じていることが明らかになった。ロドリゲスとの交渉は続いているものの、対戦契約の正式成立や試合日・会場の確定とは区別する必要がある。
フェザー級転向なら5階級制覇に挑戦もう一つの大きな選択肢が、スーパーバンタム級からフェザー級への転向だ。
フェザー級はスーパーバンタム級より1階級上の階級で、契約体重の上限は57.15kg。スーパーバンタム級の55.34kgから約1.8kg上がる。
井上はフェザー級について、キャリア後半の主戦場にしたいという意向を示している。単に体重を増やすだけでなく、上の階級で通用するフィジカルとスピードの両立が課題となる。
また、井上が希望するのは調整試合を挟最初に、フェザー級の世界王者に直接挑戦する形だ。対戦相手は特定の王者に限定せず、タイミングを重視する姿勢を示している。
次戦の確定情報と報道段階の情報- 次戦の時期:2027年3月ごろを目安に調整中。
- ジェシー・ロドリゲス戦:プロモーター間で交渉が進展していると報道。
- フェザー級転向:井上本人と大橋ジムが選択肢として検討。
- 対戦相手:正式決定には至っていない。
- 開催日・会場:正式発表待ち。
今後の判断を左右するのは、ロドリゲス陣営の試合日程と、井上側が求める直接対決の実現可能性だ。ロドリゲス陣営にはクリスチャン・メディナとの王座統一戦の計画も報じられており、これが井上戦の時期に影響する可能性がある。
10月29日時点で大橋会長は、ロドリゲスとの交渉を続けながらも、フェザー級挑戦が井上本人の希望として強まっていることを説明している。次戦の正式発表では、相手だけでなく契約階級にも注目したい。
【試合放送・Lemino配信】中谷戦の視聴方法と見逃し配信期間
2026年5月2日の東京ドーム決戦は、LeminoによるPPV(ペイ・パー・ビュー)方式で国内生配信された。
大会名は「NTTドコモ presents Lemino BOXING ダブル世界タイトルマッチ 井上尚弥 vs 中谷潤人」。井上と中谷のメインイベントだけでなく、井上拓真対井岡一翔などの注目カードも配信対象だった。
当時の配信情報- 配信サービス:Lemino
- 配信形式:PPV生配信
- 配信開始予定:2026年5月2日14時30分
- 見逃し配信終了:2026年5月31日23時59分
- 対象試合:井上尚弥対中谷潤人、井上拓真対井岡一翔など
なお、2026年11月1日時点では、当時のPPV見逃し配信期間はすでに終了している。現在も同じPPV映像を視聴できると考えるのは正確ではない。
今から試合を振り返るには試合映像を確認したい場合は、Leminoの公式番組情報やボクシング関連の公式動画を確認する方法がある。大会のハイライトや試合後のコメント映像など、公開されているコンテンツは配信期間や権利条件によって異なる。
また、公式採点を確認するなら日本ボクシングコミッションの試合報告書、試合経過を詳しく追うならスポーツナビの速報ページが参考になる。
試合結果を知りたいだけなら判定スコア、実際の試合内容まで理解したいならラウンドごとの映像や採点経過を照らし合わせると、井上と中谷の攻防をより立体的に把握できる。
【井上尚弥の試合結果速報】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:井上尚弥と中谷潤人の試合結果はどうなりましたか?
A1:2026年5月2日、東京ドームで行われた12回戦で、井上尚弥が中谷潤人に判定3-0で勝利しました。公式採点は116-112、115-113、116-112です。
Q2:井上尚弥の現在のプロ戦績は何戦何勝ですか?
A2:2026年11月1日時点で33戦33勝27KO、無敗です。中谷戦で33勝目を挙げました。
Q3:井上尚弥の世界戦連勝記録はいくつですか?
A3:28連勝です。2025年12月のアラン・ピカソ戦で27連勝に到達し、2026年5月の中谷潤人戦で28連勝に更新しました。
Q4:井上尚弥は4団体統一王座を防衛しましたか?
A4:はい。2026年5月2日の中谷戦で勝利し、WBA・WBC・IBF・WBOのスーパーバンタム級4団体統一王座を7度目の同時防衛に成功しました。
Q5:井上尚弥の次の試合はいつですか?
A5:2027年3月ごろが開催の目安として報じられています。ただし、2026年11月1日時点で正式な試合日や対戦相手は確定していません。
Q6:次の対戦相手はジェシー・ロドリゲスですか?
A6:有力候補です。大橋ジムの大橋会長は2026年10月28日に交渉の進展を明らかにしました。ただし、契約成立の正式発表はなく、フェザー級転向も選択肢に残っています。
Q7:井上尚弥がフェザー級に転向する可能性はありますか?
A7:あります。井上本人はフェザー級での世界王座挑戦に意欲を示しており、5階級制覇を目指す可能性があります。ロドリゲス戦の交渉状況や試合日程が判断材料になります。
Q8:中谷潤人戦はLeminoで今から見られますか?
A8:当時のPPV見逃し配信は2026年5月31日23時59分に終了しています。2026年11月現在の再配信については、Leminoの最新公式番組情報を確認する必要があります。
2026年5月2日の東京ドーム決戦で、井上尚弥は中谷潤人を12回判定3-0で破った。採点は116-112、115-113、116-112。中谷が中盤に反撃する難しい試合を制し、スーパーバンタム級4団体統一王座の7度目の同時防衛に成功した。
この勝利によって、井上のプロ通算成績は33戦33勝27KO、世界戦の連勝記録は28に到達した。KO勝利だけでなく、強敵との接戦を判定で制する能力も証明した一戦だった。
次戦については2027年3月ごろが有力視され、ジェシー・ロドリゲスとの対戦交渉が進展している。一方で、井上本人はフェザー級への挑戦にも意欲を見せており、5階級制覇という新たな目標が現実味を帯びてきた。
今後のニュースを追う際は、「正式な対戦契約」「開催日・会場の発表」「階級の決定」という3点を確認したい。交渉報道や対戦候補の情報と、正式決定した試合情報を区別することが、次戦の動向を正確に把握するポイントになる。
33戦無敗の王者がスーパーバンタム級にとどまるのか、それともフェザー級で新たな歴史を刻むのか。2027年の次戦は、井上尚弥のキャリアを占う重要な分岐点になりそうだ。
主な情報確認資料: 井上尚弥公式プロフィール、日本ボクシングコミッション試合報告書、スポーツナビ、スポニチ、TBS NEWS DIG、日刊スポーツ、Lemino公式配信案内。