朝倉未来の次戦候補として、青木真也戦と並んで関心を集めているのが平本蓮との再戦だ。
両者は2024年7月28日の「超RIZIN.3」で対戦し、平本が1ラウンド2分18秒、グラウンドパンチによるTKOで勝利した。
その後、2025年5月4日の東京ドーム大会で再戦が予定されていたものの、平本の右肩の大けがによって中止となった経緯がある。
2026年は再戦に向けた動きがあった2026年1月、榊原CEOはRIZIN公式番組で再戦構想に言及。両選手が決着をつけたい意向を持っていることを明らかにした。
さらに4月には、朝倉未来が平本蓮との対戦を希望する姿勢を見せ、榊原CEOも近い将来の実現に前向きな考えを示した。
そして9月10日の超RIZIN.5では、2人が別々の相手と対戦した。
- 朝倉未来:青木真也に1R TKO勝利
- 平本蓮:カルシャガ・ダウトベックに判定2対1で勝利
両選手が同日に勝利したことで、再戦への期待が再び高まった。
朝倉未来本人は再戦をどう考えている?試合後の公式インタビューでは、平本との再戦について、今すぐ絶対に実現させたいというわけではないと説明している。
一方、同じインタビューでは、将来的に再び戦うことについて前向きな姿勢も見せた。
「いつか必ずやらないといけないと思ってる」
この発言から読み取れるのは、再戦そのものを否定していないということだ。
ただし、再戦の優先順位や時期は別問題。右手の状態や練習期間を考えると、年末に急いで組むよりも、十分な準備をして実現させる方が合理的な選択になる可能性もある。
平本蓮との再戦が実現するための条件注目したい条件は次の3つだ。
1. 右手の回復: 朝倉が十分な打撃練習と試合準備を行えること。
2. 平本のコンディション: 両者が万全の状態で対戦できること。
3. RIZINの大会編成: 大晦日のメインイベント級カードとして成立すること。
現状、平本蓮との再戦は有力な話題ではあるものの、正式な対戦決定とは区別しておきたい。
【右手負傷と階級問題】朝倉未来は現在どんな状態?フェザー級とライト級の行方

次戦を考えるうえで、見落とせないのが右手の負傷だ。
青木真也戦で勝利した朝倉未来だが、試合後のインタビューでは、実は試合前から右手を痛めていたことを明かしている。
右手は試合前から負傷していたRIZIN公式の試合後インタビューによると、朝倉は試合のおよそ3週間前、強めのスパーリングで右手を負傷。その後は右手を使わずに練習を続けていたという。
試合自体は問題なく戦えたものの、最後のパウンドで同じ箇所を再び痛めたと説明している。
本人は腫れが出ていることにも触れ、骨折している可能性を心配していた。
特に重要なのは、本人が大晦日の出場について休養を考えていると話したことだ。
「大晦日はちょっと休もうかなと思ってます」
ただし、骨折が医療機関によって確定診断されたという情報と、本人が骨折の可能性を口にしたことは分けて考える必要がある。11月2日時点で、公式インタビューから確認できる本人の説明は9月の再負傷までとなっている。
榊原CEOと本人で大晦日への温度差一方、榊原CEOは朝倉の負傷を把握していたと説明しながらも、大晦日参戦に期待を示した。
日刊スポーツの報道によると、CEOは朝倉だけでなく平本とも話し合い、両者のコンディションや大会編成を踏まえて判断したいという考えを示している。
この違いは、興行を成立させる立場と、実際に試合をする選手の立場の違いでもある。
人気カードであっても、選手の回復が十分でなければ実現を急ぐべきではない。大晦日参戦が実現するかどうかは、負傷の回復と練習再開のタイミングが大きな判断材料となる。
フェザー級とライト級、今後はどちらで戦う?朝倉未来の主戦場はフェザー級(66kg)だ。
しかし、2026年9月の青木真也戦は71kg契約で行われた。普段の階級より重いライト級での試合だったことになる。
今後の階級選択を考える際には、次の違いがある。
フェザー級(66kg)
朝倉が主戦場としてきた階級。シェイドゥラエフや平本蓮など、キャリア上の重要な対戦候補が集まるカテゴリー。
ライト級(71kg契約)
青木真也戦で採用された契約体重。体重調整の負担や対戦相手との体格差も考慮する必要がある。
本人は試合後のインタビューで、ライト級でもフェザー級でも、見たいカードや盛り上がるカードがあれば戦いたいと語っている。
そのため、ライト級への正式転向が決まったわけではない。今後の対戦相手や身体の状態によって、適切な階級を選ぶ可能性がある。
朝倉未来のMMA戦績・勝敗戦績データベースの集計では、2026年9月の青木戦を反映したプロMMA戦績は20勝6敗1無効試合。RIZIN内の戦績は19戦14勝5敗とされている。集計対象や記録の分類によって表記が異なるため、数字を見る際は対象範囲にも注意したい。
2025年から2026年の主な試合を振り返ると、次のような流れだ。
- 2025年5月:鈴木千裕にTKO勝利
- 2025年7月:クレベル・コイケに判定勝利
- 2025年12月:ラジャブアリ・シェイドゥラエフにTKO負け
- 2026年9月:青木真也にTKO勝利
この流れから見えるのは、強豪との試合を重ねながら再起を図っているキャリアの姿だ。
特に2025年のシェイドゥラエフ戦で敗れた後、青木戦では寝技への対応力を示した。単純な勝敗だけでなく、試合内容の変化にも注目したい。
【プロの結論】朝倉未来の次戦を見極める3つの判断基準
格闘技の試合予定は、選手の希望、プロモーターの構想、契約やコンディションなど、複数の要素が重なって決まる。
朝倉未来の場合、特に次の3点を確認することが重要だ。
1. RIZIN公式の対戦カードに名前があるか最も確実なのは、RIZIN公式サイトで大会の対戦カードが発表されているかどうかだ。
記者会見での発言や大会後のコメントは重要な材料になるが、対戦カードの正式決定とは異なる。
2. 榊原CEOの発言と選手本人の意向を分けるCEOが対戦に前向きでも、選手本人が休養を希望している場合は調整が必要になる。
今回の大晦日問題は、その典型例だ。
- 榊原CEO:大晦日参戦の可能性を残す
- 朝倉未来:右手の再負傷を理由に休養を希望
- 平本蓮:再戦構想の対象となる選手
- RIZIN:両者の状況や大会編成を踏まえて判断
この4つの立場を混同しないことが、情報を正しく理解する近道になる。
3. 試合の規模よりもコンディションを優先する朝倉未来と平本蓮の再戦は、ファンにとって非常に注目度の高いカードだ。
しかし、試合前から負傷を抱えた状態で対戦すれば、選手の本来の力が発揮されない可能性もある。
特に朝倉は、2025年のシェイドゥラエフ戦で敗れた後、2026年の青木戦で再起を果たしたばかりだ。
次戦では勝敗だけでなく、どのような準備期間を確保してリングに戻るのかも注目したい。
【朝倉未来の試合予定】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:朝倉未来の次の試合はいつですか?
A1:2026年11月2日時点で、次戦の日程は正式発表されていない。RIZINの大晦日名古屋大会は12月31日に開催予定だが、朝倉の出場は確定していない。
Q2:朝倉未来と平本蓮の再戦は大晦日に決まったのですか?
A2:まだ正式決定ではない。榊原信行CEOは大晦日での実現可能性を残しているが、朝倉本人は右手の負傷を理由に休養を希望している。
Q3:朝倉未来は青木真也に勝ちましたか?
A3:勝利した。2026年9月10日の超RIZIN.5で、青木真也に1ラウンド2分39秒、グラウンドパンチによるTKO勝利を収めた。
Q4:朝倉未来の右手は骨折しているのですか?
A4:本人は試合後に骨折の可能性を心配していたが、骨折が確定したという公式発表は確認できない。試合前から負傷しており、青木戦のパウンドで再び痛めたと説明している。
Q5:朝倉未来はフェザー級とライト級のどちらで次戦を行いますか?
A5:次戦の契約体重は未発表。通常はフェザー級を主戦場としているが、2026年9月の青木戦は71kg契約だった。本人は両階級での対戦に前向きな姿勢を示している。
2026年11月2日現在、朝倉未来は超RIZIN.5で青木真也をTKOで下し、再起を印象づけた一方、次戦の日程と対戦相手は正式発表されていない。
今後の注目ポイントを整理すると、次のとおりだ。
- 直近の結果: 9月10日、青木真也に1R2分39秒TKO勝利。
- 次戦: 日程・対戦相手ともに未発表。
- 大晦日: 12月31日に名古屋大会が開催予定。朝倉の出場は未確定。
- 平本蓮との再戦: 榊原CEOも可能性を残しているが、正式決定ではない。
- 右手の負傷: 本人が再負傷を告白。回復状況が今後の判断材料になる。
- 階級: フェザー級を主戦場としながら、ライト級での試合にも可能性がある。
朝倉未来にとって、2026年は敗戦からの再起を示した年となった。青木戦で勝利したことは大きいが、次に求められるのは、その実力を継続して発揮できるコンディションを整えることだ。
大晦日の名古屋大会で平本蓮との再戦が実現するのか、それとも休養を経て2027年に新たな挑戦へ向かうのか。
次戦を追うなら、榊原CEOの構想だけでなく、朝倉本人の回復状況とRIZIN公式の対戦カード発表をセットで確認することが重要だ。
記事基準日:2026年11月2日