和島大海(わじまひろみ)は、大阪府四條畷市出身の日本人キックボクサーだ。1995年2月23日生まれ。第4代K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者として知られ、強烈な左ストレートと精度の高い蹴り、そして18回のKO勝利を記録した攻撃力が持ち味である。
2025年にはK-1グループとの契約満了を経てONE Championshipへ参戦。初戦ではナビル・アナンに判定負けを喫したものの、2026年4月29日のONE SAMURAI 1ではリカルド・ブラボに判定勝利を収めた。現在は国際舞台で再び存在感を示している。プロフィールや戦績、SHIKA GYMとの関係、K-1時代の王座獲得からONEでの最新試合まで、2026年11月2日時点の情報を整理する。
【基本プロフィール】和島大海の読み方・生年月日・出身地は?

和島大海の読み方は、「わじまひろみ」。初見では読み方に迷う人もいる名前だが、K-1やKrushの公式選手プロフィールでは「Wajima Hiromi」と表記されている。
1995年2月23日生まれで、2026年11月現在31歳。大阪府四條畷市出身のキックボクサーであり、国内の立ち技格闘技で実績を積み上げてきた選手だ。
和島大海のプロフィール一覧| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 名前 | 和島大海 |
| 読み方 | わじまひろみ |
| 英語表記 | Hiromi Wajima |
| 生年月日 | 1995年2月23日 |
| 年齢 | 31歳(2026年11月現在) |
| 出身地 | 大阪府四條畷市 |
| 国籍 | 日本 |
| 身長 | 180cm |
| 主な体重 | 70kg |
| ファイトスタイル | サウスポー |
| 得意な攻撃 | 左ストレート、ミドルキックなど |
| 主なタイトル | 第4代K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者 |
| 所属表記 | SHIKA GYM(月心会チーム侍の表記もあり) |
出典:Krush公式選手プロフィール、ONE Championship公式選手紹介。
小学2年生から格闘技を始めた経歴和島は小学2年生のときに月心会へ入門した。
幼少期から空手などの格闘技に取り組み、早い段階でアマチュア大会でも実績を残している。K-1公式プロフィールには、第1回K-1アマチュア全日本大会のチャレンジAクラス-70kg優勝、第6回K-1アマチュア大会同クラス優勝が記載されている。
プロデビュー以前から競技経験を積み重ねていたことが、後のK-1での活躍につながった。
2016年7月にはKrushに初参戦。国内の強豪との対戦を重ねながら、スーパー・ウェルター級のトップ選手へと成長していった。
【最新戦績】和島大海の22勝18KOから現在の30戦23勝へ
和島大海を語るうえで欠かせないのが、KO率の高さだ。
Krush公式プロフィールには、29戦22勝(18KO)7敗0分という戦績が掲載されている。ただし、これは2026年4月のONE SAMURAI 1での勝利を反映する前の数字だ。
2026年4月29日の試合結果まで反映した立ち技選手名鑑の集計では、30戦23勝7敗0分。従来の18KOという勝利数は、直近のブラボ戦が判定決着だったため変わっていない。
したがって、2026年11月時点で参照する戦績は、30戦23勝(18KO)7敗と整理できる。
22勝18KOが示す攻撃力18回のKO勝利は、和島の大きな特徴である。
23勝のうち18勝がKOという計算になり、勝利の約78%をフィニッシュで飾っている。
特に注目したいのは、サウスポーから繰り出す左ストレートと蹴りの組み合わせだ。
単純にパンチの威力だけで相手を倒すのではなく、ミドルキックなどで距離を調整し、相手の動きを見ながら決定打につなげるスタイルが特徴となっている。
一方、すべての試合がKO決着というわけではない。2024年のストーヤン・コプリヴレンスキー戦や2026年のリカルド・ブラボ戦では判定勝利を収めている。
倒す能力と試合を組み立てる能力の両方を評価する必要がある選手だ。
【経歴・年表】KrushからK-1 WORLD GP王者になるまで
和島のキャリアで最大の転換点は、2021年12月4日の木村“フィリップ”ミノル戦だ。
それ以前にも国内トップクラスの選手と対戦していたが、この試合でKO勝利を収めたことで、第4代K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者に輝いた。
和島大海の主な試合とキャリアの転換点| 時期 | 出来事・対戦相手 | 結果・意味 |
|---|---|---|
| 小学2年生 | 月心会に入門 | 格闘技を始める |
| 2016年7月 | Krush初参戦 | プロキャリアを本格化 |
| 2018年9月 | ジョーダン・ピケオー戦 | Krush王座に挑戦するも敗北 |
| 2020年3月 | K-1スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント | 準優勝 |
| 2021年12月4日 | 木村“フィリップ”ミノル戦 | KO勝利、第4代王者に |
| 2022年6月19日 | THE MATCH 2022・ベイノア戦 | 判定勝利 |
| 2023年3月12日 | ジョムトーン戦 | TKO勝利、初防衛 |
| 2023年7月17日 | ジョーダン・ピケオー戦 | KO勝利、王座防衛 |
| 2023年12月9日 | オウヤン・フェン戦 | KO負け、王座陥落 |
| 2024年3月20日 | ダリル・フェルドンク戦 | KO負け |
| 2024年10月5日 | キム・ジュンファ戦 | 1R KO勝利 |
| 2024年12月14日 | ストーヤン・コプリヴレンスキー戦 | 判定勝利 |
| 2025年7月21日 | K-1グループとの契約満了 | 新たな活動へ |
| 2025年10月 | ONE Championshipと契約 | 海外の舞台へ移行 |
| 2025年11月16日 | ナビル・アナン戦 | 判定負け、ONEデビュー |
| 2026年4月29日 | リカルド・ブラボ戦 | 判定勝利、ONE初勝利 |
2021年12月4日、和島はK-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級タイトルマッチで木村“フィリップ”ミノルと対戦した。
過去に敗れた経験もある相手との再戦だったが、今度は左ミドルキックでKO勝利を収める。
この勝利によって第4代K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者となった。
単なるタイトル獲得ではなく、過去の敗戦を乗り越えて頂点に立った試合として、和島のキャリアを象徴する一戦だ。
THE MATCH 2022でベイノアに勝利2022年6月19日に開催された「THE MATCH 2022」では、RISE所属のブラックパンサー・ベイノアと対戦した。
団体の異なる実力者同士が激突した試合で、和島は判定勝利を収めている。
K-1内だけでなく、他団体の強豪にも対応できることを示した重要な実績だった。
2023年の連続防衛と王座陥落2023年3月にはジョムトーン・ストライカージムとの初防衛戦に臨み、TKO勝利。
同年7月には、過去に敗れたジョーダン・ピケオーをKOで下し、王座防衛とリベンジを同時に果たした。
しかし、同年12月のオウヤン・フェン戦では2R KO負け。3度目の防衛戦で王座を失った。
この敗戦は、王者としてのキャリアにおける大きな転換点となった。
【K-1からONEへ】移籍の背景とナビル・アナン戦の真相
2024年は和島にとって再起の年だった。
3月のダリル・フェルドンク戦でKO負けを喫したものの、10月5日のK-1 WORLD GPではキム・ジュンファを1R KOで撃破。
さらに12月14日には、K-1 WORLD MAX 2024を制したストーヤン・コプリヴレンスキーと対戦した。
この試合では2Rに左ストレートでダウンを奪い、最終的に判定勝利。世界トーナメント優勝者を破る実績を残した。
2025年、K-1グループとの契約が満了2025年7月21日、和島はK-1グループとの契約期間が満了したことを公表した。
その後、10月7日にONE Championshipとの独占複数試合契約が発表された。
K-1で築いたスーパー・ウェルター級王者という実績を持ちながら、新たな海外団体に挑戦する選択をしたのである。
ONEのキックボクシング・フェザー級は70.3kgが基準となる階級で、和島にとっても国際的な強豪との対戦が続く新しい舞台となった。
ONE 173でナビル・アナンと対戦2025年11月16日、東京・有明アリーナで開催されたONE 173に和島が登場した。
対戦相手はナビル・アナン。
アナンはONEバンタム級ムエタイ世界王者で、身長195cmの長身を誇る選手だ。
もともとはジョナサン・ハガティーとの対戦が予定されていたが、ハガティーの負傷欠場によってアナンが代役として和島と対戦することになった。
試合はフェザー級キックボクシングルールの3分3Rで実施。
2Rにはアナンの右の打ち下ろしを受け、和島がぐらつく場面があった。それでも3Rには攻勢を強め、積極的に打ち合った。
しかし、最終的には判定0-3で敗北。ONEデビュー戦は黒星となった。
ここで押さえておきたいのは、アナンがムエタイの世界王者だったことと、今回の試合がキックボクシングルールだったことだ。ムエタイ王座を懸けたタイトルマッチではない。
【2026年最新】和島大海の復帰戦と現在の活動
和島大海の現在を語るうえで重要なのが、2026年4月29日のONE SAMURAI 1だ。
ナビル・アナンに敗れた後、ONEでの再起を目指す和島は、リカルド・ブラボとのフェザー級キックボクシング戦に臨んだ。
リカルド・ブラボ戦でONE初勝利2026年4月29日、東京・有明アリーナで開催されたONE SAMURAI 1。
第8試合で和島はアルゼンチンのリカルド・ブラボと対戦した。
試合は序盤から和島が蹴りを軸に距離をコントロール。左ハイキックや膝蹴りを織り交ぜ、相手の前進に対応した。
2Rにはブラボの左フックでダウンを奪われる場面があったものの、直後に左ストレートを当ててダウンを奪い返した。
そして3Rには左ストレートなどでさらに2度のダウンを奪取。
結果は判定3-0で和島の勝利となった。
ONE公式試合レポートでも、ブラボに対して3度のダウンを奪ったパフォーマンスが紹介されている。
初戦の敗北から立ち直り、KO能力を改めて示す試合となった。
現在の所属はSHIKA GYMなのか?和島の所属については、情報源によって表記が異なる。
Krush公式選手プロフィールには「SHIKA GYM」と掲載されている。一方、ONE Championshipの選手紹介や2026年4月の大会カードでは「月心会」「月心会チーム侍」と記載されている。
和島が小学2年生から月心会で競技を始めたことは、ONE公式プロフィールにも記載されている。
そのため、SHIKA GYMという表記と月心会チーム侍という表記を、同じ時点の単一の所属情報として扱うのは適切ではない。所属を確認するときは、掲載媒体と更新時期を合わせて見る必要がある。
2026年11月現在、次の試合は決まっている?2026年11月2日時点で、確認できる直近の試合は4月29日のリカルド・ブラボ戦だ。
次戦については、対戦相手や具体的な開催日を示す正式発表は確認できない。
ただし、ONE Championshipとの契約は複数試合契約として発表されており、2026年4月には同団体での初勝利も記録した。
今後の注目点は、ONEフェザー級でどのような相手と対戦するのか、そして世界ランキングやタイトル戦線にどこまで近づけるかという点にある。
【プロの結論】和島大海の本当の強さはKO率だけでは判断できない
和島大海の最大の魅力は、18回のKO勝利に象徴される攻撃力だ。
しかし、戦績を深く見ると、KOだけが彼の評価基準ではないことが分かる。
2024年12月のストーヤン・コプリヴレンスキー戦では、相手からダウンを奪ったうえで判定勝利。2026年4月のブラボ戦でも、途中でダウンを奪われながら試合を立て直し、最終的には3度のダウンを奪って勝利した。
この2試合は、和島の競技能力を評価するうえで重要な材料になる。
和島大海を評価するときの3つのポイント1. 左ストレートと蹴りの連動性
サウスポーから繰り出す左ストレートに加え、ミドルキックやハイキックを組み合わせる攻撃が特徴。相手との距離を調整しながら決定打を狙える点が強みだ。
2. 強豪との対戦経験
木村“フィリップ”ミノル、ジョムトーン、ジョーダン・ピケオー、オウヤン・フェン、ストーヤン・コプリヴレンスキー、ナビル・アナンなど、国内外の実力者と対戦してきた。
対戦相手の顔ぶれからも、国内タイトルにとどまらない競技経験があることが分かる。
3. 敗戦後の立て直し
2023年末から2024年にかけてはKO負けを経験したが、その後キム・ジュンファとストーヤンに連勝。2025年のONEデビュー戦では敗れたものの、2026年4月にはブラボを下した。
勝敗だけでなく、敗戦後にどのような内容で戻ってくるかも、和島を追う際の重要な評価軸だ。
KO集だけを見て選手の実力を判断するのではなく、判定勝利の試合や劣勢から立て直した試合も確認すると、ファイターとしての特徴がより明確になる。
和島大海に関するよくある質問(FAQ)
Q1:和島大海の読み方は何ですか?
A1:和島大海は「わじまひろみ」と読みます。英語表記はHiromi Wajimaです。
Q2:和島大海の生年月日と年齢は?
A2:1995年2月23日生まれです。2026年11月現在は31歳です。
Q3:和島大海の現在の戦績は?
A3:2026年4月29日のONE SAMURAI 1までを反映した集計では、30戦23勝(18KO)7敗です。Krush公式プロフィールには29戦22勝(18KO)7敗という更新前の数字が掲載されています。
Q4:和島大海はK-1のチャンピオンだったのですか?
A4:はい。2021年12月4日に木村“フィリップ”ミノルをKOで破り、第4代K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者になりました。
Q5:和島大海はナビル・アナンに勝ちましたか?
A5:2025年11月16日のONE 173で対戦し、判定0-3で敗れました。ただし、2026年4月29日のONE SAMURAI 1ではリカルド・ブラボに判定勝利しています。
Q6:和島大海の次の試合はいつですか?
A6:2026年11月2日時点では、次戦の正式な開催日や対戦相手は確認できません。直近の試合は2026年4月29日のリカルド・ブラボ戦です。
和島大海は、大阪府四條畷市出身のキックボクサーであり、第4代K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者という実績を持つ選手だ。
小学2年生から格闘技を始め、Krushでプロキャリアを積み、木村“フィリップ”ミノルをKOしてK-1の頂点に立った。
その後、王座陥落や連敗を経験しながらも復活を果たし、2025年にはONE Championshipへ移籍。ナビル・アナンとの初戦では敗れたものの、2026年4月のリカルド・ブラボ戦では3度のダウンを奪って判定勝利を収めた。
2026年11月現在の注目要点は、ONEでの次戦と、その先にあるフェザー級での世界的な評価だ。
30戦23勝(18KO)7敗という実績は、国内外の強豪と戦ってきたキャリアの積み重ねでもある。
K-1王者としての過去だけでなく、ONEで新しいキャリアを築いていく現在の和島大海にも注目したい。