大谷翔平選手の膝には、過去に手術を受けた経歴があります。エンゼルス時代の2019年9月、左膝に先天的な骨の特徴である「二分膝蓋骨(にぶんしつがいこつ)」が見つかり、シーズン終了を決断して手術を受けました。それから7年後の2026年には、ドジャース在籍中に左膝の炎症が報じられ、オルソビスクというヒアルロン酸製剤の関節内注射による治療も受けています。
特に2026年は、6月から続いた左膝の不調によって投手としての登板を見合わせ、9月には右上腕二頭筋の問題も重なって負傷者リスト(IL)入りしました。10月のシーズン終了後には球団側が手術ではなく休養を優先する方針を示しています。2019年の手術と2026年の炎症は何が違うのか。二分膝蓋骨の原因、手術に踏み切った理由、盗塁や投球への影響、そして2026年11月現在の状態まで、報道と医学的な情報を整理します。
【まず結論】大谷翔平の膝の怪我は2019年と2026年で何が違う?

大谷翔平選手の膝の問題を理解するには、2019年の二分膝蓋骨と、2026年に報じられた左膝の炎症を分けて考える必要があります。
2019年は、もともと膝蓋骨の一部が癒合していない先天的な状態があり、投球練習の強度が上がるにつれて症状が繰り返し現れたことが手術の背景にありました。
一方、2026年はドジャースでプレーする中、6月11日の試合で左膝に違和感が生じ、その後も炎症や痛みが続きました。画像検査では構造的な損傷が確認されなかったものの、投球時の負担が問題となり、オルソビスク注射や登板回避、休養などの対応が取られています。
両者の違いを簡潔に
- 2019年:先天的な骨の形成上の特徴に関連する症状。手術による治療を選択。
- 2026年:左膝の炎症と痛み。注射や投球制限、休養を中心に対応。
- 2026年11月:球団側は膝の手術を予定せず、オフシーズンの休養を優先する方針を公表。
重要なのは、2026年の左膝の炎症が2019年の二分膝蓋骨によって再発したと確定しているわけではない点です。2026年の報道では、2019年の手術箇所との直接的な因果関係や、二分膝蓋骨の再発という診断は公表されていません。
【2019年9月の手術】二分膝蓋骨とは?大谷翔平が手術した理由
二分膝蓋骨は先天的な骨の形成上の特徴二分膝蓋骨とは、膝のお皿にあたる膝蓋骨が、成長過程で完全に一つの骨に癒合せず、複数の骨片に分かれた状態を指します。
通常、膝蓋骨は成長とともに骨化が進み、複数の骨化中心が一つにまとまります。しかし、二分膝蓋骨の場合は一部が癒合せず、独立した骨片として残ります。
これは生まれつきの骨格上の特徴であり、一般的な膝蓋骨骨折とは異なります。転倒や衝突によって突然骨が割れたという意味ではありません。
また、二分膝蓋骨があっても、必ず痛みが生じるわけではありません。症状がないまま日常生活やスポーツを続けている人もいます。
大谷選手についても、エンゼルスのビリー・エプラーGMは2019年の取材で、この状態は先天的なもので、これまでのキャリアでは基本的に無症状だったと説明しています。
なぜ大谷翔平は2019年に手術を選んだのか大谷選手の左膝の状態が明らかになったのは、2019年9月12日(現地時間)のことです。エンゼルスは、左膝の二分膝蓋骨を修復する手術を翌13日にロサンゼルスで行うと発表しました。
MLB公式の報道によると、球団は同年2月のMRI検査で二分膝蓋骨の存在を把握していました。当初から手術が必要だったわけではありませんが、シーズン中に複数回症状が現れていたとされています。
特に問題となったのが、右肘のトミー・ジョン手術からの投球リハビリでした。
大谷選手は2018年10月1日に右肘のトミー・ジョン手術を受けており、2019年は投手として公式戦に登板せず、打者として出場しながら投球再開に向けた調整を進めていました。
ところが、ブルペンでの投球強度を上げていく過程で左膝の違和感が強まりました。膝の症状が投球リハビリの妨げになったことも、手術を選択した背景です。
2019年9月11日の試合を最後にシーズンを終え、翌13日に手術を実施。球団が示した回復期間の見通しは8~12週間でした。
手術後の回復と投球再開手術後の2019年9月25日、大谷選手は報道陣の取材に応じ、回復は順調で、2020年シーズンの二刀流復帰を目指す考えを示しました。
さらに同年11月26日には、エンゼルスのビリー・エプラーGMが、大谷選手についてマウンドでの投球練習を再開する許可が出たと明らかにしています。
この経過から分かるのは、2019年の手術が単に膝の骨の形を整えるためだけのものではなく、二刀流復帰に向けて投球動作を妨げていた症状に対応するための治療だったということです。
【医学的に解説】有痛性分裂膝蓋骨の原因と症状、手術が必要になる条件
二分膝蓋骨と有痛性分裂膝蓋骨の違い二分膝蓋骨と有痛性分裂膝蓋骨は、関連する言葉ですが、意味は同じではありません。
二分膝蓋骨は骨の形態を示す医学用語です。一方、有痛性分裂膝蓋骨は、その二分膝蓋骨によって実際に痛みや炎症などの症状が生じている状態を指します。
つまり、骨が分かれているだけなら必ずしも治療対象にはなりません。スポーツ活動や日常生活で痛みが発生し、機能的な問題が生じた場合に治療が検討されます。
分裂膝蓋骨の原因は何か分裂膝蓋骨の基本的な原因は、膝蓋骨が形成される成長過程で骨化中心が完全に癒合しないことです。
そのため、後天的な骨折とは区別されます。生まれつきの特徴を持っていても、長年にわたって無症状で過ごす人がいるのは、このためです。
ただし、スポーツなどで膝に繰り返し負荷がかかったり、膝を直接打撲したりすると、分裂部分にある線維軟骨性の接合部にストレスが集中し、痛みが出る場合があります。
特に膝の曲げ伸ばしを繰り返す運動や、太ももの筋肉が膝蓋骨を強く引っ張る動作は、症状を誘発する要因になり得ます。
有痛性分裂膝蓋骨で見られる主な症状- 膝のお皿の周辺に痛みが出る。
- 走る、跳ぶ、しゃがむ動作で違和感が強くなる。
- 膝を曲げ伸ばしすると痛みが生じる。
- 運動後に腫れや圧痛が現れる。
- 練習強度を上げると症状が繰り返される。
ただし、痛みの場所や強さは個人差があります。膝の痛みだけで二分膝蓋骨と判断することはできず、レントゲンやMRIなどの画像検査を含めた整形外科的な評価が必要です。
二分膝蓋骨の手術理由と治療方法一般的には、最初から手術を行うのではなく、保存療法から始めます。
運動量の調整、安静、消炎鎮痛薬、リハビリテーションなどによって症状の改善を目指します。それでも痛みが長期間続き、競技活動や日常生活に支障が残る場合には手術が検討されます。
手術方法には、分裂した骨片の状態や大きさに応じて、骨片の摘出、固定、接合部への処置などがあります。すべての患者に同じ術式が適用されるわけではありません。
大谷選手の2019年の手術について、球団は二分膝蓋骨を修復する手術と発表しましたが、詳細な術式まで一般向けに公表したわけではありません。
したがって、骨片を摘出した、あるいは特定の固定方法を採用したと断定することはできません。
2024年末に発表され、2025年に医学誌に掲載された有痛性分裂膝蓋骨の治療に関する系統的レビューでも、保存療法を最初に試み、症状が改善しない場合に手術を検討する考え方が示されています。これは若年患者を対象とした研究であり、大谷選手個人の治療結果を直接示すものではありません。
【2019年から2026年まで】大谷翔平の膝の怪我と治療経過を時系列で整理
大谷選手の膝に関する重要な出来事を、エンゼルス時代からドジャースでの2026年シーズンまで整理します。
| 時期 | 出来事・治療 | 確認できる内容 |
|---|---|---|
| 2019年2月 | MRI検査 | エンゼルスが左膝の二分膝蓋骨を把握。 |
| 2019年9月11日 | シーズン最後の出場 | 左膝の症状が続く中、打者として出場。 |
| 2019年9月13日 | 左膝の手術 | 二分膝蓋骨の修復手術を実施。回復期間は8~12週間の見通し。 |
| 2019年11月26日 | 投球練習再開の許可 | エンゼルスGMがマウンドでの投球練習再開を公表。 |
| 2026年6月11日 | 左膝の違和感 | ドジャースの試合中に左膝に不調が発生。 |
| 2026年6月14日 | 検査後に試合復帰 | 画像検査で構造的損傷が確認されず、1試合の休養後に復帰。 |
| 2026年7月12日 | オルソビスク注射 | オールスター期間中に左膝へのヒアルロン酸製剤の注射治療を実施。 |
| 2026年7月3日以降 | 公式戦の登板停止 | 7月3日の登板を最後に、左膝や右上腕の問題で投手としての出場を停止。 |
| 2026年9月11日 | 15日間のIL入り | 左膝と右上腕二頭筋の不調が長引き、負傷者リストに登録。 |
| 2026年9月24日 | ILから復帰 | 復帰後は打者として出場。投手としての復帰は見送られた。 |
| 2026年10月14日 | 本人が状態を説明 | IL期間を経て症状がかなり改善したと説明。 |
| 2026年10月21日 | 球団側が今後の方針を説明 | 膝と上腕の問題は手術ではなくオフシーズンの休養を優先する方針。 |
この年表から注目したいのは、2019年の手術後に投球練習を再開できていること、そして2026年には別の時期に左膝の炎症が問題になったことです。
2026年6月14日のMLB公式報道では、左膝の画像検査で構造的な損傷は確認されなかったとされています。これは、2019年の二分膝蓋骨の手術と2026年の炎症を、同じ原因による同一の負傷として扱うべきではない理由の一つです。
また、2026年7月から9月にかけては左膝だけでなく右上腕二頭筋の不調も重なりました。膝の問題だけですべての投球停止や打撃成績の変化を説明することはできません。
【2026年最新】左膝の炎症とオルソビスク・ヒアルロン酸注射の真相
2026年6月11日に左膝の不調が発生2026年6月11日、大谷選手はパイレーツ戦で左膝に違和感を覚えました。最初は盗塁を試みた際の負担が原因ではないかと考えられましたが、検査では構造的な損傷は確認されませんでした。
ドジャースは大事を取って1試合休養させ、6月13日(日本時間14日)のホワイトソックス戦で打者として復帰させました。
復帰戦では先頭打者本塁打を放ち、四球も3つ選んでいます。デーブ・ロバーツ監督は当時、本人の状態が良好で、膝による制限は見込んでいないという趣旨の説明をしていました。
しかし、その後も左膝の炎症は完全には収まらず、7月には投手としての調整にも影響が出てきます。
オルソビスクとはどんなヒアルロン酸製剤なのか2026年7月、大谷選手の左膝の治療で注目されたのが「オルソビスク(Orthovisc)」です。
オルソビスクは、高分子ヒアルロン酸を含む関節内注射用の製剤です。関節内に注入することで、関節液の粘弾性を補い、関節の潤滑や機械的なサポートを目的として使用されます。
膝関節では、関節液が骨や軟骨の滑らかな動きを支えています。ヒアルロン酸製剤は、その関節液の働きを補助するために利用されるものです。
米国FDAの製品資料では、オルソビスクは保存的な非薬物療法や単純な鎮痛薬で十分な改善が得られない膝関節の変形性関節症による痛みを対象とする製品として説明されています。
ただし、大谷選手が2026年に注射を受けたことは、変形性膝関節症と診断されたことを意味しません。報道で確認できるのは、左膝の炎症や違和感に対して、関節の潤滑を目的とする注射を受けたという事実です。
注射と膝の水を抜く処置は別物オルソビスク注射について、もう一つ押さえておきたいのが、関節液を抜く処置との違いです。
関節液が過剰にたまって膝が腫れた場合、関節穿刺によって液体を吸引することがあります。一般的に「膝の水を抜く」と呼ばれる処置です。
一方、ヒアルロン酸製剤の関節内注射は、関節内に製剤を注入する治療です。目的も処置の内容も異なります。
2026年7月17日、ロバーツ監督は大谷選手がオルソビスク注射を受けたことを明らかにし、関節液を抜く処置は行っていないと説明しました。
したがって、今回の治療を「膝にたまった水を抜いた」と表現するのは正確ではありません。
注射を受けた後も投球復帰が難しかった理由注射を受けた直後、ドジャースは後半戦の早い段階で大谷選手が投手として復帰することを期待していました。
7月17日の監督会見では、キャッチボールやブルペンでの調整が順調なら、7月22日(日本時間23日)のフィリーズ戦で先発する予定が示されていました。
しかし、7月25日には予定されていたブルペン投球が見送られました。左膝の違和感が残り、投球動作に対して本人が十分な自信を持てない状態だったためです。
MLB公式の報道によると、ロバーツ監督は打撃や走塁では膝への影響が比較的小さい一方、マウンドでの投球練習には慎重な姿勢を示していました。
この経過を見ると、2026年の左膝の問題は、単純に歩行や打撃ができるかどうかではなく、高い負荷がかかる投球動作を継続できるかどうかが大きな判断材料になっていたことが分かります。
【盗塁・投球への影響】大谷翔平の膝はプレーをどこまで制限した?
2019年は走力への明確な低下が確認されなかった2019年の左膝の手術発表時、エンゼルスのエプラーGMは、大谷選手の走力に関するデータにも言及していました。
MLB公式の報道によると、2018年のスプリントスピードは秒速28.4フィート、2019年は秒速28.2フィートでした。大きな差はなく、球団側は走力が前年とほぼ同水準で維持されていたと説明しています。
また、打球の平均初速についても2018年の92.6マイルに対して2019年は92.8マイルと、ほぼ同じ水準でした。
つまり、2019年の膝の問題があったからといって、盗塁や打撃の能力が明確に低下していたと判断することはできません。
当時の問題は、特に投球リハビリの強度を高める過程で膝に症状が出ていたことでした。
2026年は投球への影響が顕著に表れた2026年は、2019年とは異なる形で投球への影響が現れました。
6月11日に左膝の違和感が発生し、7月には炎症が長引いたため、予定していた先発登板を見合わせるようになりました。
7月3日の登板を最後に公式戦でマウンドに立っておらず、その後も投球練習の中断と再開を繰り返しています。
8月にはライブBP(実戦形式の打撃練習)で投球する段階まで進みましたが、9月に左膝と右上腕二頭筋の問題が長引いたことで、投手としての2026年シーズン終了が事実上決まりました。
9月8日の取材では、大谷選手自身も今季中の投手復帰は難しいとの見通しを示し、打撃に集中する考えを明らかにしています。
盗塁や走塁への影響はどうだったのか盗塁については、膝に違和感が生じた最初の場面が盗塁を試みた際だったと報じられています。
ただし、盗塁動作が原因で組織を損傷したという診断が公表されたわけではありません。6月の画像検査でも構造的な損傷は確認されませんでした。
7月25日のロバーツ監督の説明では、打撃や走塁は膝への影響が比較的小さく、投球練習の方が問題になっていました。
したがって、2026年の膝の不調については、盗塁能力そのものが失われたというより、投球動作を安全に継続できるかが大きな課題だったと整理できます。
二刀流の大谷選手にとって、打者として出場できることと、投手として登板できることは別々のコンディション判断です。打撃や走塁が可能でも、投球を制限しなければならないケースは十分に考えられます。
【2026年11月現在】大谷翔平の膝は治った?手術の可能性と2027年への展望
9月に負傷者リスト入り、復帰後は打者に専念2026年9月、大谷選手は左膝と右上腕二頭筋の不調が長引いたため、15日間の負傷者リストに登録されました。登録は9月8日にさかのぼって適用され、9月24日に復帰しています。
この期間は膝と腕の回復を優先し、投手としての調整は進めず、打者としての復帰を目指す方針でした。
10月14日(日本時間)のナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦前には、大谷選手自身が身体の状態について説明しています。
「シーズン後半、ILに入って、症状自体はだいぶ改善されたなとは思ってます」
この発言は、9月の休養と治療によって症状が改善したことを示すものです。ただし、膝が完全に治癒したという意味ではありません。
同時期のロバーツ監督も、膝や右上腕二頭筋が完全な状態ではないと説明しながら、大谷選手には試合に出場する準備ができているという認識を示していました。
2026年10月21日、球団は手術ではなく休養を優先する方針を公表2026年10月21日、AP通信の報道によると、ドジャースの野球運営部門トップであるアンドリュー・フリードマン氏は、大谷選手の左膝と右上腕二頭筋の問題について、手術ではなくオフシーズンの休養で対応する方針を明らかにしました。
膝の状態が改善してくると、今度は上腕二頭筋に問題が生じるなど、複数の不調が重なっていたことも説明されています。
また、球団側は2027年シーズンに向けて、投打二刀流での復帰を期待しています。
これは、2026年の膝の不調に対して再手術が決まったわけではないことを意味します。2019年の二分膝蓋骨手術を再び行うという発表もありません。
2027年の二刀流復帰に向けた課題2026年の大谷選手は、投手として8勝2敗、防御率1.79、95奪三振という成績を残していました。しかし、左膝と右上腕の問題によって7月3日を最後に登板できなくなりました。
投手としての能力が失われたわけではありませんが、シーズン終盤からポストシーズンにかけて登板できなかったことは、二刀流の継続という観点で大きな課題を残しました。
2027年に向けては、膝の状態を改善するだけでなく、打撃・走塁・投球を並行して行う負荷の管理も重要になります。
特に注目したいのは、次の3点です。
- 左膝の炎症や違和感が再発せず、投球練習を継続できるか。
- 右上腕二頭筋の回復と投球負荷の調整を両立できるか。
- 長いレギュラーシーズンを通じて、打者と投手の両方で安定したコンディションを維持できるか。
2026年11月2日現在、球団から示されている最新の大きな方針は、膝の手術を行わず休養を優先することです。完全に治ったと断定できる情報はありませんが、再手術が決まっている状況でもありません。
【大谷翔平の膝の怪我】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:大谷翔平が2019年に受けた膝の手術は何の病気が原因ですか?
A1:左膝の二分膝蓋骨です。膝のお皿の一部が成長過程で完全に癒合していない先天的な状態で、投球リハビリの強度を上げる過程で症状が繰り返し現れたため、2019年9月13日に修復手術を受けました。
Q2:二分膝蓋骨は生まれつきの病気ですか?
A2:基本的には先天的な骨の形成上の特徴です。必ずしも痛みが出るわけではなく、無症状のまま生活できる人もいます。痛みが生じている場合は有痛性分裂膝蓋骨と呼ばれます。
Q3:大谷翔平は2026年にも左膝の手術を受けたのですか?
A3:2026年11月2日現在、左膝の再手術を受けたという発表はありません。10月21日の球団側の説明では、膝と右上腕二頭筋の問題について手術ではなくオフシーズンの休養を優先する方針が示されています。
Q4:オルソビスク注射とは何ですか?
A4:ヒアルロン酸製剤を関節内に注入する治療です。関節液の粘弾性を補い、潤滑や機械的なサポートを目的とします。大谷選手は2026年7月12日に左膝への注射を受けました。
Q5:オルソビスク注射は膝の水を抜く治療ですか?
A5:違います。関節液を吸引する処置ではなく、ヒアルロン酸製剤を関節内に注入する治療です。ロバーツ監督も、注射時に膝の水を抜く処置は行っていないと説明しています。
Q6:大谷翔平の膝の怪我は盗塁や投球に影響しましたか?
A6:2019年は球団の説明によるとスプリントスピードが前年とほぼ同じでした。一方、2026年は左膝の炎症が投球動作に影響し、7月3日を最後に登板を停止しました。打撃や走塁よりも、投球練習への影響が顕著でした。
大谷翔平選手の膝の問題は、2019年の二分膝蓋骨手術と、2026年の左膝の炎症という2つの出来事を中心に整理できます。
2019年の手術は、先天的な二分膝蓋骨に伴う症状が投球リハビリの妨げになったために選択されました。手術後は順調に回復し、同年11月には投球練習再開の許可が出ています。
2026年には左膝の炎症が長引き、オルソビスクによるヒアルロン酸注射や投球制限、負傷者リスト入りを経験しました。右上腕二頭筋の問題も重なり、7月3日を最後に投手としての登板を見合わせています。
ただし、2026年10月21日の球団側の説明では、再手術ではなく休養を優先する方針が示されました。大谷選手本人も10月の取材で、症状はかなり改善したと話しています。
今後の焦点は、左膝の状態が安定し、2027年に再び投打二刀流を継続できるかどうかです。2019年の手術歴だけを理由に将来のプレーを悲観する必要はありませんが、2026年の負傷が示したように、投球と打撃を両立するための身体管理は欠かせません。
大谷選手の膝について情報を判断する際は、「二分膝蓋骨という先天的な特徴」「2019年の手術」「2026年の炎症」「現在の回復状況」を混同しないことが大切です。公表された治療経過を正しく整理することが、膝の怪我の真相を理解する一番確かな方法です。
主な確認資料・根拠:MLB公式2019年9月・11月の手術報道、MLB公式2026年6月・7月・9月の負傷経過、2026年10月の球団発表、AP通信、米国FDAのオルソビスク製品資料、PubMed掲載の医学研究。