2026年現在、「未成年の主張」は1990年代の懐かしいテレビ企画として振り返られるだけではありません。
特に注目したいのが、TBSの『それSnow Manにやらせて下さい』で展開されている後継企画です。
2024年6月28日、Snow Man版として復活2024年6月28日放送の『それスノ』2時間半スペシャルで、「未成年の主張」が復活しました。
今回、生徒たちを見守ったのはSnow Manの岩本照と佐久間大介です。
ロケ地となったのは東京都北区の成立学園中学・高等学校。約1,300人の生徒が集まる中、令和の学生たちが恋愛や悩み、普段は言えない思いを屋上から叫びました。
スタジオには、かつて『学校へ行こう!』に出演していた坂本昌行と紗栄子も登場。元祖企画を知る出演者と新しい世代が同じ場を共有したことも、見どころでした。
2025年11月21日にも新作を放送2025年11月21日放送の『それSnow Manにやらせて下さい』でも、未成年の主張が取り上げられました。
収録場所は千葉県の木更津総合高等学校。学校側の公式ブログでも、生徒が番組に出演したことが紹介されています。
この回では、Snow Manのメンバーやゲストが生徒たちの主張を見守り、恋愛や個人的な願いだけでなく、大人側からのメッセージも届けられました。
2026年6月5日には第5弾を放送加えて、2026年6月5日放送の『それSnow Manにやらせて下さいSP』では、同企画の第5弾が放送されました。
今回、学校を訪れたのは向井康二とラウールです。
訪問先は埼玉県の西武台高等学校・西武台新座中学校。生徒たちによる愛の告白や、令和ならではの思いを伝える主張が紹介されました。
オリコンニュースも、この放送を「それスノ」版の第5弾として報じています。
この流れを見ると、企画の基本的な魅力は世代を超えて受け継がれていることが分かります。
ただし、現在の放送はV6が出演する『学校へ行こう!』のレギュラー企画ではありません。Snow Manが出演する別番組内で展開される企画です。
ウマ娘にも「未成年の主張」のパロディーがある?もう一つ興味深いのが、ゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』との関係です。
ファン向けの解説では、ゲーム内のエピソードに「未成年の主張」を思わせるパロディーがあると紹介されています。
これは、学校を舞台に若者が大勢の前で思いを伝えるという、元企画の特徴的な構図が、別の作品でも親しまれていることを示す話題です。
ただし、ゲーム内の演出をTBSとの公式コラボレーションと混同してはいけません。あくまで作品内のパロディーとして理解するのが適切です。
『ウマ娘』のような学園を舞台にした作品と、学校生活を題材にした「未成年の主張」は、青春という共通テーマを持っています。
そのため、昔のテレビ企画を知らない若い世代にも、パロディーを通じて元ネタへの関心が広がる余地があります。
【プロの結論】「未成年の主張」が30年近く愛される理由

「未成年の主張」が長く記憶されている理由は、単にV6の人気や懐かしい番組だったからだけではありません。
企画そのものに、時代が変わっても通用する魅力がありました。
1. 普通の生徒が主役になれるテレビだったテレビ番組では、芸能人や著名人が中心になることが少なくありません。
しかし、この企画では一般の生徒が主役でした。
特別な才能や実績がなくても、自分の思いを言葉にすれば番組の中心になれる。これは、学校生活を送る多くの視聴者にとって身近な魅力でした。
2. 笑いと感動が同じ場所に存在した好きな人への告白で笑いが起きることもあれば、親への感謝で涙が流れることもあります。
学校の屋上という同じ舞台で、まったく異なる感情が生まれるのが特徴です。
大掛かりなセットや複雑なルールに頼らず、生徒本人の言葉と周囲の反応によって番組が成立していました。
3. 視聴者自身の青春と重なった1990年代後半から2000年代に学生時代を過ごした人にとって、学校は生活の中心でした。
好きな人に気持ちを伝えられない、友達に謝りたい、親に感謝しているのに素直になれない。
そうした経験は、時代が変わってもなくなりません。
当時の生徒たちが屋上から叫ぶ姿は、テレビの向こう側にいる視聴者自身の記憶を呼び起こすものでした。
4. 時代に合わせて形式を変えられる2015年のV6による復活、2021年の特別番組、2024年以降のSnow Man版と、企画は形を変えながら再登場しています。
2024年には安全ベルトを使用するなど、収録環境にも現代的な配慮が見られました。
昔の演出をそのまま再現するだけではなく、今の学生が参加できる企画として更新されている点も見逃せません。
評価するうえでの要点は、出演者が誰かだけでなく、一般の生徒が自分の言葉で思いを伝えられる場が残っているかどうかです。
V6版の懐かしさと、Snow Man版の新鮮さは別々の魅力を持っています。両方を見比べると、学校文化や若者の価値観の変化も感じ取れます。
【未成年の主張に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:未成年の主張はいつからいつまで放送されていた?
A1:『学校へ行こう!』の名物企画として、1997年12月から2004年5月まで放送されました。2015年11月3日には『学校へ行こう!2015』で一夜限りの復活を果たしています。
Q2:未成年の主張の考案者は誰?
A2:放送作家・プロデューサーのおちまさとです。1995年のドラマ『未成年』で、いしだ壱成演じるヒロが屋上から思いを叫ぶ場面に着想を得たと、本人が2026年のブログで説明しています。
Q3:未成年の主張と青年の主張は同じ企画?
A3:別の企画です。「青年の主張」はNHKの全国規模の弁論イベントで、「未成年の主張」はTBS『学校へ行こう!』の学校参加型バラエティー企画です。舞台や発表内容、番組の目的が異なります。
Q4:未成年の主張は2026年現在も見られる?
A4:V6版のレギュラー企画は終了していますが、『それSnow Manにやらせて下さい』で後継企画が放送されています。2026年6月5日にも第5弾が放送されました。
Q5:未成年の主張はドラマ『未成年』のリメイクなの?
A5:いいえ。ドラマを見たおちまさとが着想を得て、一般の学生が屋上から思いを叫ぶバラエティー企画として考案したものです。ドラマのストーリーを再現した作品ではありません。
「未成年の主張」は、1997年12月から2004年5月まで『学校へ行こう!』で親しまれた看板企画です。
1995年のドラマ『未成年』で描かれたいしだ壱成の屋上シーンに着想を得て、おちまさとが考案。V6のメンバーが見守る中、一般の生徒たちが恋愛や友情、家族への感謝などを全校生徒に向けて叫ぶという独特のスタイルを確立しました。
2015年11月3日の復活を経て、2024年からはSnow Man版としても展開。2026年6月にも第5弾が放送されるなど、企画の精神は現在のテレビにも引き継がれています。
NHKの「青年の主張」との違いを理解すると、この企画が持っていた独自性も見えてきます。
屋上から叫ぶのは、立派な演説でなくても構いません。好きな人への告白でも、親へのありがとうでも、友達への小さな愚痴でもいい。
普通の学生の普通の本音を、学校全体が受け止める。
それこそが「未成年の主張」の本質であり、放送から長い年月が経過した2026年にも愛され続ける理由なのです。
参考資料:TBSテレビ公式番組ページ・番組審議会議事録、おちまさと公式ブログ、ザテレビジョン、オリコンニュース、日刊スポーツ、放送番組センター、河出書房新社。