第39期竜王戦七番勝負は、開幕から藤井聡太竜王が連勝し、挑戦者の服部慎一郎七段を追う展開にしている。
日本将棋連盟の公式対局結果でも、藤井竜王の2連勝が確認できる。ここまでの2局は、いずれも2日制ならではの長い持ち時間を使った戦いとなった。
第1局:藤井竜王が113手で先勝第1局は、10月9日・10日、東京都渋谷区のセルリアンタワー能楽堂で開催された。
振り駒によって藤井竜王が先手となり、服部七段が後手を持つ形でスタート。戦型は相掛かりとなった。
2日目の10月10日午後6時48分、藤井竜王が113手で勝利。シリーズの初戦を制した。
読売新聞オンラインなどの報道によると、服部七段は粘り強く対応したものの、終盤に形勢を損なう場面があり、藤井竜王が勝ち切った。
この1勝によって、藤井竜王は6連覇に向けて好スタートを切った。服部七段にとっては、タイトル戦の長時間対局で得た経験を次局にどう生かすかが課題となった。
第2局:三嶋大社でも藤井竜王が勝利第2局は、10月22日・23日、静岡県三島市の三嶋大社で行われた。
第1局に続いて藤井竜王が勝利。日本将棋連盟の2026年10月23日付の公式発表によると、終局までの手数は132手だった。
この勝利によって、シリーズ成績は藤井竜王の2勝0敗となった。
第1局では先手で勝利し、第2局では後手番でも勝利した点は見逃せない。先手・後手の違いを問わず結果を残していることが、現在の藤井竜王の安定感を示している。
一方、服部七段は2連敗となり、次の第3局で初勝利を挙げられるかが大きな焦点となる。
2局終了時点の勝敗| 項目 | 藤井聡太竜王 | 服部慎一郎七段 |
|---|---|---|
| 第1局 | ○ | ● |
| 第2局 | ○ | ● |
| 通算成績 | 2勝0敗 | 0勝2敗 |
| 現在の立場 | 防衛側 | 挑戦者 |
| 第3局 | 先手・後手は対局情報を確認 | 同左 |
現状では藤井竜王が優位に立っているものの、七番勝負は4勝先取で決着する。2連勝だけでタイトルの行方が決まるわけではない。
服部七段が第3局を制すれば、シリーズの流れを変える可能性は十分に残されている。
【次局速報】第3局は11月3・4日!京都・仁和寺で激突

第39期竜王戦の次の舞台は、京都府京都市の仁和寺(にんなじ)だ。
第3局は11月3日(火)に始まり、11月4日(水)までの2日間にわたって行われる。
日本将棋連盟の公式日程では、立会人を佐藤康光九段、新聞解説を村山慈明八段が担当する予定となっている。
第3局の対局スケジュール| 日時 | 予定 |
|---|---|
| 11月2日(月) | 現地で対局場の検分 |
| 11月3日(火)9:00 | 1日目の対局開始 |
| 11月3日 12:30~13:30 | 昼食休憩 |
| 11月3日 18:00ごろ | 封じ手・1日目終了予定 |
| 11月4日(水)9:00 | 封じ手開封・対局再開 |
| 11月4日 12:30~13:30 | 昼食休憩 |
| 11月4日 | 終局まで対局 |
※開始・休憩時刻は対局進行の目安。終局時刻は局面や消費時間によって変わる。
第3局で注目したい3つのポイント1.藤井竜王が3連勝を達成するか
ここまで2連勝している藤井竜王にとって、第3局は防衛に向けてさらに優位を築く重要な一戦となる。
仮に3連勝となれば、タイトル防衛まであと1勝という状況になる。
2.服部七段が初勝利を挙げられるか
服部七段にとって最も重要なのは、シリーズ初勝利だ。
2連敗の状況でさらに敗れると、タイトル奪取の可能性は大きく狭まる。序盤から藤井竜王の研究にどう対応するか、そして終盤で勝負を決める力を発揮できるかが注目される。
3.仁和寺という舞台
仁和寺は京都を代表する歴史的寺院であり、将棋のタイトル戦でも対局場として使用されてきた。
第39期では第3局の開催地に選ばれた。静かな寺院の空間と、長時間にわたって繰り広げられる対局の緊張感との対比も、竜王戦ならではの見どころだ。
第39期竜王戦七番勝負は、2026年10月から12月にかけて開催される。
日本将棋連盟が公表している対局日程と会場を整理した。
| 局 | 対局日 | 会場 | 結果・状況 |
|---|---|---|---|
| 第1局 | 10月9・10日 | セルリアンタワー能楽堂(東京) | 藤井勝利 |
| 第2局 | 10月22・23日 | 三嶋大社(静岡) | 藤井勝利 |
| 第3局 | 11月3・4日 | 仁和寺(京都) | 対局前 |
| 第4局 | 11月20・21日 | 霧島創業記念館「吉助」(宮崎) | 開催予定 |
| 第5局 | 12月2・3日 | 増上寺(東京) | 開催予定 |
| 第6局 | 12月9・10日 | 指宿白水館(鹿児島) | 開催予定 |
| 第7局 | 12月16・17日 | 常磐ホテル(山梨) | 開催予定 |
第4局は宮崎県都城市の霧島創業記念館「吉助」で開催される。
第5局は東京都港区の増上寺。第6局は鹿児島県指宿市の指宿白水館、最終局となる可能性がある第7局は山梨県甲府市の常磐ホテルが会場となっている。
今回のシリーズは、東京、静岡、京都、宮崎、鹿児島、山梨と、全国各地を舞台に展開される。
ただし、重要な注意点がある。
七番勝負は7局すべてを必ず実施するわけではない。
どちらかが先に4勝した時点でシリーズが終了するため、例えば第4局までに4勝した場合、第5局以降は行われない。
そのため、第5局から第7局については、現段階では予定会場として把握しておくのが正確だ。
【竜王戦のリアルタイム速報】棋譜中継・映像配信はどこで見られる?
竜王戦の速報を確認する際は、単にニュース記事を読むだけでなく、棋譜中継と映像配信を使い分けると対局の流れを追いやすい。
日本将棋連盟が案内している主な中継先は次のとおりだ。
1.日本将棋連盟の公式棋戦ページ公式結果・対局日程・棋戦情報
公式ページでは、七番勝負の勝敗、対局日程、会場、ランキング戦や決勝トーナメントの情報を確認できる。
速報を調べる際の基本となる情報源だ。
2.読売新聞オンライン主催新聞社による対局報道・棋譜情報
竜王戦の主催新聞社である読売新聞社のニュースサイト。
対局結果、棋士のコメント、対局の背景などを知りたい読者に向いている。
3.竜王戦中継サイト
竜王戦中継サイト
竜王戦の専用中継情報
竜王戦の対局を追いかけるなら、確認しておきたい専用中継サービスだ。
4.ABEMA映像による対局中継・解説
対局の映像や解説を楽しみたい人に適している。実際に第39期第1局についても、ABEMAでの中継が日本将棋連盟から案内されていた。
速報を確認するならどこがおすすめ?- 勝敗・正式日程を知りたい人:日本将棋連盟
- 棋譜や対局の進行を追いたい人:読売新聞オンライン・竜王戦中継サイト
- 映像と解説を楽しみたい人:ABEMA
- 対局後の詳しいニュースを読みたい人:読売新聞オンラインなどの報道記事
日本将棋連盟の公式発表では、読売オンライン、ABEMA、竜王戦中継サイト、日本将棋連盟ライブ中継が案内されている。
なお、11月2日時点では第3局はまだ始まっていない。対局開始後に更新される棋譜や形勢情報と、対局前の予想・分析記事を混同しないことも大切だ。
【竜王戦の仕組み】ランキング戦から挑戦者決定トーナメントまで解説
竜王戦は、将棋界でも特に注目度の高いタイトル戦だ。
七番勝負だけを見ていると分かりにくいが、実際には長期間にわたるランキング戦と決勝トーナメントを勝ち抜かなければ、竜王への挑戦権を得られない。
竜王戦の七番勝負は4勝先取竜王戦のタイトル戦は、現竜王と挑戦者による七番勝負で行われる。
先に4勝した棋士が竜王となる仕組みだ。
つまり、最大7局まで行われるものの、4連勝すれば第4局で決着する。
持ち時間は各8時間、2日制竜王戦七番勝負の大きな特徴は、持ち時間の長さにある。
- 持ち時間:各8時間
- 対局日数:2日制
- 対局開始:原則午前9時
- 昼食休憩:12時30分から13時30分
- 1日目終了時:封じ手を行い、翌日に再開
持ち時間は両者それぞれに8時間ずつ与えられる。
1日で勝敗を決める短時間の対局とは異なり、序盤から終盤まで時間を使った深い読み合いが展開される。
1日目の最後に封じ手を行い、翌日にその手を開封して対局を再開する点も、2日制タイトル戦の特徴だ。
なお、ランキング戦の持ち時間は各5時間であり、七番勝負の8時間とは異なる。
ランキング戦は1組から6組まで竜王戦の予選では、棋士が独自のランキングによって6つの組に分けられる。
それぞれの組でトーナメントを行い、成績上位者が決勝トーナメントに進む。
日本将棋連盟の規定では、決勝トーナメントの出場枠は次のように定められている。
- 1組:5名
- 2組:2名
- 3組:1名
- 4組:1名
- 5組:1名
- 6組:1名
合計11名が決勝トーナメントに進出する。
加えて、挑戦者決定戦は三番勝負で行われる。ランキング戦で上位に入ることが、竜王への挑戦に直結する重要な条件となっている。
また、ランキング戦で敗れた棋士にも、組によっては敗者復活戦や昇級者決定戦が用意されている。単純に1回負けたらすべてが終わるわけではない点も特徴だ。
2026年の挑戦者・服部慎一郎七段はどう勝ち上がった?服部慎一郎七段は、2026年のランキング戦2組で優勝し、決勝トーナメントへ進出した。
その後、挑戦者決定三番勝負で柵木幹太五段と対戦。
日刊スポーツの2026年8月24日付の報道によると、1勝1敗で迎えた最終第3局は、服部七段が129手で勝利した。
午後10時5分に決着したこの一局を制し、服部七段は初の竜王戦挑戦権を獲得した。
つまり、今回の七番勝負は単なる若手棋士同士の対戦ではない。ランキング戦から厳しいトーナメントを勝ち上がった服部七段が、現在の竜王である藤井聡太竜王に挑む構図となっている。
【歴代竜王一覧】藤井聡太竜王は6連覇に挑む
竜王戦は1987年に創設された棋戦で、十段戦を継承・発展させたタイトル戦として知られる。
歴代竜王には、羽生善治九段、谷川浩司十七世名人、藤井猛九段、渡辺明九段、豊島将之九段など、将棋界を代表する棋士が名を連ねている。
特に渡辺明九段は長期にわたって竜王位を保持した棋士であり、2004年から2012年まで9連覇を達成した。
近年の歴代竜王の流れを見ると、藤井聡太竜王の存在感が際立つ。
近年の竜王位獲得者| 期・年度 | 竜王 | 主な対戦相手 |
|---|---|---|
| 第29期・2016年 | 渡辺明 | 丸山忠久 |
| 第30期・2017年 | 羽生善治 | 渡辺明 |
| 第31期・2018年 | 広瀬章人 | 羽生善治 |
| 第32期・2019年 | 豊島将之 | 広瀬章人 |
| 第33期・2020年 | 豊島将之 | 羽生善治 |
| 第34期・2021年 | 藤井聡太 | 豊島将之 |
| 第35期・2022年 | 藤井聡太 | 広瀬章人 |
| 第36期・2023年 | 藤井聡太 | 伊藤匠 |
| 第37期・2024年 | 藤井聡太 | 佐々木勇気 |
| 第38期・2025年 | 藤井聡太 | 佐々木勇気 |
藤井竜王は第34期から第38期まで5期連続で竜王位を保持している。
第38期では佐々木勇気八段との七番勝負を4勝0敗で制し、防衛を果たした。
第39期でも防衛に成功すれば、6期連続の竜王獲得となる。
今回のシリーズは、単なるタイトル防衛戦にとどまらず、藤井竜王が自身の連覇記録をさらに伸ばすかどうかという点でも注目されている。
【プロの結論】第39期竜王戦は第3局がシリーズの重要な分岐点
第39期竜王戦を読み解くうえで、最も注目すべきなのは第3局だ。
藤井聡太竜王は第1局、第2局を連取し、2勝0敗と優勢に立っている。過去2局の結果だけを見れば、防衛に向けて順調なスタートを切ったことは間違いない。
しかし、七番勝負は4勝先取である。
第3局を服部慎一郎七段が制すれば、2勝1敗となり、シリーズの緊張感は一気に高まる。反対に藤井竜王が勝利すれば3勝0敗となり、タイトル防衛まであと1勝に迫る。
将棋のタイトル戦では、単純な勝敗だけでなく、先手・後手、戦型、封じ手、持ち時間の消費、終盤の判断などを総合的に見ることが重要だ。
特に今回の第3局は、服部七段が2連敗からどのように立て直すかという点に注目したい。
【竜王戦速報2026】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:第39期竜王戦の最新勝敗はどうなっていますか?
A1:2026年11月2日時点では、藤井聡太竜王が服部慎一郎七段に2連勝し、2勝0敗でリードしています。
Q2:竜王戦の第3局はいつ、どこで開催されますか?
A2:2026年11月3日(火)・4日(水)の2日間、京都府京都市の仁和寺で開催されます。対局開始は午前9時の予定です。
Q3:竜王戦のリアルタイム速報はどこで確認できますか?
A3:日本将棋連盟の公式棋戦ページ、読売新聞オンライン、竜王戦中継サイト、日本将棋連盟ライブ中継などが確認先です。映像で観戦したい場合は、公式に案内されているABEMAの中継情報も確認してください。
Q4:竜王戦の持ち時間は何時間ですか?
A4:七番勝負は各8時間の2日制です。1日目の終わりに封じ手を行い、2日目に対局を再開します。ランキング戦は原則として各5時間です。
Q5:竜王戦は何勝すればタイトルを獲得できますか?
A5:七番勝負で先に4勝した棋士が竜王となります。最大7局ですが、4勝した時点でシリーズは終了します。
Q6:服部慎一郎七段は今回が初めての竜王戦挑戦ですか?
A6:はい。2026年8月の挑戦者決定三番勝負で柵木幹太五段を破り、初めて竜王戦七番勝負への出場を決めました。
第39期竜王戦七番勝負は、2026年11月2日時点で藤井聡太竜王が2勝0敗とリードしている。
第1局は113手、第2局は132手で藤井竜王が勝利。挑戦者の服部慎一郎七段は、次の第3局でシリーズ初勝利を目指す。
次局は11月3日・4日の京都・仁和寺決戦。藤井竜王が3連勝して防衛に王手をかけるのか、それとも服部七段が巻き返すのか、シリーズの行方を占う大切な一戦となる。
対局当日は、日本将棋連盟の公式発表を基準に、読売新聞オンラインや竜王戦中継サイトで棋譜と最新結果を確認したい。勝敗だけでなく、戦型や封じ手、終盤の攻防にも注目すれば、竜王戦をより深く楽しめるはずだ。