2026年のプロ野球セ・パ交流戦で行われた楽天対巨人の3連戦は、巨人が2勝1敗で勝ち越した。 6月9日から11日まで、楽天の本拠地である楽天モバイル 最強パーク宮城で開催された3試合は、巨人が連勝してシリーズの主導権を握り、最終戦では楽天が8対2で快勝して一矢を報いた。
試合結果は6月9日が楽天2-8巨人、10日が楽天0-7巨人、11日が楽天8-2巨人。則本昂大、戸郷翔征が巨人の連勝を支え、楽天は瀧中瞭太の好投と打線の奮起によって3戦目を制した。NPB公式記録をもとに、試合別スコア、勝敗投手、打率、本塁打、OPS、2026年交流戦全体の成績、歴代対戦記録まで整理する。
【2026年交流戦の結論】楽天対巨人は巨人が2勝1敗で勝ち越し

2026年6月の楽天対巨人は、巨人が最初の2試合を連取し、楽天が最終戦で勝利する展開となった。
3試合の合計得点は巨人17点、楽天10点。安打数は両チームとも27本で並んだが、巨人は本塁打5本を放ち、少ない試合数の中でも効率よく得点を重ねた。
一方、楽天は第2戦で無得点に終わったものの、第3戦では15安打8得点と打線が復調。3連敗を避け、ホームでシリーズ最終戦をものにした。
2026年のセ・パ交流戦全体でも、両チームの成績には大きな差があった。
NPB公式の2026年度交流戦チーム勝敗表によると、巨人は18試合で10勝6敗2分、勝率.625。楽天は4勝14敗、勝率.222だった。
つまり、今回の3連戦は巨人が勝ち越しただけでなく、交流戦全体の成績でも両チームの明暗が分かれたシーズンだった。
【6月9日・10日・11日】楽天対巨人の試合結果と勝敗投手を一覧
3連戦のスコアと投手成績を整理すると、巨人が連勝した理由と楽天が最終戦で巻き返した背景が見えてくる。
| 試合日 | 試合結果 | 先発投手(楽天/巨人) | 勝利投手 | 敗戦投手 | 安打数(楽天/巨人) |
|---|---|---|---|---|---|
| 6月9日 | 楽天2-8巨人 | 荘司康誠/則本昂大 | 則本 | 荘司 | 7/15 |
| 6月10日 | 楽天0-7巨人 | 古謝樹/戸郷翔征 | 戸郷 | 古謝 | 5/8 |
| 6月11日 | 楽天8-2巨人 | 瀧中瞭太/田中将大 | 瀧中 | 田中将 | 15/4 |
第1戦は巨人が8対2で勝利した。
巨人打線は序盤から楽天先発の荘司康誠を攻略。3回にはダルベックの3ラン本塁打が飛び出し、試合の流れを引き寄せた。
その後も追加点を重ね、最終的には15安打8得点。楽天打線は7回に2点を返したものの、序盤の失点を取り戻せなかった。
巨人の先発・則本昂大は6回1/3を投げて7安打2失点。5奪三振で試合を作り、勝利投手となった。
対する荘司は7回を投げたが、12安打6自責点と苦しい内容だった。
6月10日:戸郷翔征が14奪三振の完封勝利第2戦は巨人が7対0で快勝。3連戦の勝ち越しを決めた試合だ。
この試合の主役は先発の戸郷翔征だった。
戸郷は9回を投げ切り、楽天打線を5安打無失点に抑えた。奪三振は14個。与四球1、死球1という内容で、最後まで楽天に得点を許さなかった。
巨人打線も8安打で7得点を記録。ダルベックの本塁打などで着実に加点し、投打がかみ合った。
楽天は5安打を放ったものの、戸郷の前に決定打を欠いた。先発の古謝樹も1回で降板し、試合序盤から巨人に主導権を握られた。
この試合は、巨人の先発投手の力と得点機会を生かす攻撃力が際立った一戦だった。
6月11日:楽天が15安打8得点で最終戦を制す第3戦は楽天が8対2で勝利した。
初回に4点を奪った楽天は、2回にも1点を追加。さらに6回にはマッカスカーの3ラン本塁打が飛び出し、リードを8点に広げた。
特に注目したいのが打線の復調だ。
楽天はこの試合で15安打を記録。黒川史陽、辰己涼介、平良竜哉らが安打を重ね、マッカスカーも本塁打を含む4打点の活躍を見せた。
先発の瀧中瞭太は8回4安打2失点、6奪三振。巨人打線を効果的に抑え、勝利投手となった。
巨人は7回に2点を返したが、反撃はそこまで。先発の田中将大は2回6安打5失点で降板し、敗戦投手となった。
巨人が2連勝でシリーズの勝ち越しを決めた後、楽天が最後に意地を見せた試合だった。
【打率・本塁打・OPS比較】3試合の数字から見える両チームの違い
楽天と巨人の3連戦を評価するうえで、勝敗だけでは見えないのが打撃成績だ。
NPB公式の各試合ボックススコアを集計すると、興味深い結果が出ている。
3試合合計のチーム打撃成績| 比較項目 | 巨人 | 楽天 |
|---|---|---|
| 得点 | 17 | 10 |
| 安打 | 27 | 27 |
| 打数 | 101 | 102 |
| 打率 | .267 | .265 |
| 本塁打 | 5 | 1 |
| 出塁率 | .339 | .324 |
| 長打率 | .475 | .353 |
| OPS | .815 | .677 |
※打率は3試合の合計安打数÷合計打数。OPSは各試合の公式打撃記録を集計し、出塁率と長打率を合算した3試合限定の参考値。シーズン通算成績とは異なる。
最初に注目したいのは、安打数が両チームとも27本だったことだ。
巨人が2勝1敗で勝ち越したからといって、単純に安打数で圧倒していたわけではない。
打率も巨人.267、楽天.265で、ほぼ互角だった。
しかし、本塁打数には明確な差があった。
- 巨人:5本
- 楽天:1本
OPSも巨人.815に対して楽天.677。長打率の差が大きく、巨人が安打を得点に結びつける攻撃力で上回っていたことが分かる。
巨人の長打力を象徴した選手たち第1戦ではダルベックの3ラン本塁打をはじめ、岸田行倫、大城卓三、佐々木俊輔にも本塁打が出た。
第2戦でもダルベックが本塁打を記録。巨人は最初の2試合で合計5本塁打を放ち、楽天投手陣に強い圧力をかけた。
一方、楽天の唯一の本塁打は第3戦のマッカスカーによる3ランだった。
楽天は最終戦で安打を得点につなげた第1戦の楽天は7安打2得点、第2戦は5安打無得点だった。
しかし、第3戦では15安打8得点と一変した。
安打数だけでなく、走者を置いた場面で適時打や本塁打が出たことが勝利につながった。
3試合を通じて見ると、巨人は長打で得点を積み上げ、楽天は最終戦で連打によって反撃したという違いが浮かび上がる。
【先発投手と勝敗投手】則本・戸郷・瀧中が残した数字
今回の楽天対巨人で特に大きかったのが先発投手のパフォーマンスだ。
巨人は則本昂大、戸郷翔征が連勝をもたらし、楽天は瀧中瞭太が最終戦で勝利を挙げた。
巨人の勝ち越しを支えた則本と戸郷則本昂大は第1戦で6回1/3を投げ、7安打2失点。序盤に打線が奪ったリードを守り、試合を作った。
続く第2戦では戸郷翔征が圧巻の投球を披露した。
9回5安打無失点、14奪三振という記録は、この3連戦でも際立つ内容だ。
特に楽天打線が5安打に抑えられたことは、巨人が連勝を決める大きな要因になった。
楽天の反撃を支えた瀧中瞭太楽天側で光ったのは第3戦の瀧中瞭太だ。
8回4安打2失点という安定した投球で、巨人打線の反撃を最小限に抑えた。
前2試合で苦戦した楽天投手陣が、最終戦では巨人打線を4安打に封じた点も見逃せない。
6人の先発投手の役割を整理今回の3連戦では、次の6人が先発マウンドに上がった。
- 巨人:則本昂大、戸郷翔征、田中将大
- 楽天:荘司康誠、古謝樹、瀧中瞭太
巨人は則本と戸郷が勝利投手となった一方、田中将大は第3戦で2回5失点と苦戦した。
楽天も荘司と古謝が敗戦投手となったが、瀧中が最後に勝利を挙げた。
この結果からも、3連戦の勝敗を左右したのは、単純な打線の好不調だけではなく、先発投手がどこまで試合を作れるかという点だったことが分かる。
【歴代対戦記録】楽天と巨人は2026年までにどちらが優勢だった?
楽天と巨人の対戦は、交流戦だけでなく、長年にわたる球団間の対戦という視点でも興味深い。
Baseball Chronicleの年度別対戦記録によると、2026年までのレギュラーシーズン通算対戦成績は次のとおりだ。
- 試合数:77試合
- 楽天の勝利:33勝
- 楽天の敗北:44敗
- 引き分け:0
- 楽天の勝率:.429
レギュラーシーズンでは巨人が通算44勝33敗とリードしている。
2026年の3連戦も巨人が2勝1敗だったため、通算成績の差はさらに広がった。
ただし、ポストシーズンの歴史には別の結果がある。
2013年日本シリーズでは楽天が巨人を破って日本一2013年の日本シリーズでは、楽天と巨人が激突した。
楽天は7試合を戦い、4勝3敗で巨人を破って日本一に輝いた。
これはレギュラーシーズンの通算対戦成績とは別に扱うべき記録だ。
つまり、レギュラーシーズンでは巨人が優勢である一方、日本シリーズでは楽天が歴史的な勝利を挙げている。
この違いを踏まえると、楽天対巨人は通算成績だけで一方的な相性を判断できないカードでもある。
【プロの結論】巨人の勝ち越しは長打力、楽天の勝利は投打の連動が決め手
2026年6月の楽天対巨人3連戦を数字から振り返ると、両チームの勝敗を分けた要点は明確だ。
巨人は第1戦と第2戦で長打力と先発投手の安定感を発揮した。
特にダルベックらの本塁打攻勢と、戸郷翔征の14奪三振完封は、2連勝を象徴する出来事だった。
対する楽天は、第3戦で打線が復調し、瀧中瞭太が8回を投げ切ったことで勝利を手にした。
興味深いのは、3試合の合計安打数が両チームとも27本だったことだ。
数字だけを見れば打率もほぼ互角。それでも巨人は本塁打数で5対1と上回り、OPSでも楽天を大きく引き離した。
この3連戦から読み取れる評価基準は次の3点になる。
1. 打率だけで攻撃力を判断しない。 同じ27安打でも、長打や本塁打の数によって得点力は変わる。
2. 先発投手の投球回数と失点を重視する。 戸郷の完封や瀧中の8回2失点は、試合展開を大きく左右した。
3. シリーズ全体の勝敗と各試合の内容を分けて評価する。 巨人は3連戦で勝ち越したが、楽天も最終戦では15安打8得点と十分な反撃を見せた。
巨人がシリーズを制した事実と、楽天が最終戦で見せた攻撃力は、どちらも正当に評価すべきポイントだ。
【楽天対巨人】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年6月の楽天対巨人はどちらが勝ち越しましたか?
A1:巨人が2勝1敗で勝ち越しました。6月9日と10日は巨人が連勝し、11日は楽天が8対2で勝利しています。
Q2:6月9日の楽天対巨人の試合結果は?
A2:巨人が8対2で勝利しました。巨人は15安打を放ち、則本昂大が勝利投手、荘司康誠が敗戦投手となりました。
Q3:6月10日の楽天対巨人の試合結果は?
A3:巨人が7対0で勝利しました。戸郷翔征が9回5安打無失点、14奪三振の完封勝利を記録しています。
Q4:6月11日の楽天対巨人の試合結果は?
A4:楽天が8対2で勝利しました。瀧中瞭太が8回2失点と好投し、打線も15安打8得点を記録しました。
Q5:2026年6月の3連戦で本塁打が多かったのはどちらですか?
A5:巨人です。3試合合計で巨人が5本、楽天が1本でした。巨人はダルベックらの長打で得点を重ねました。
Q6:2026年の楽天と巨人の交流戦全体の成績は?
A6:NPB公式の交流戦最終成績では、巨人が18試合10勝6敗2分、楽天が18試合4勝14敗でした。今回の直接対決は巨人が2勝1敗です。
2026年6月9〜11日に楽天モバイル 最強パーク宮城で行われた楽天対巨人の3連戦は、巨人が2勝1敗で勝ち越した。
試合別の結果は次のとおり。
- 6月9日:楽天2-8巨人
- 6月10日:楽天0-7巨人
- 6月11日:楽天8-2巨人
巨人は則本昂大と戸郷翔征の好投、合計5本塁打の長打力でシリーズ前半を支配した。一方、楽天は瀧中瞭太の好投と15安打の猛攻で最終戦を制し、ホームで意地を見せた。
2026年のセ・パ交流戦全体でも巨人は10勝6敗2分、楽天は4勝14敗という結果だった。
今回の対戦で明らかになったのは、安打数や打率が互角でも、本塁打を含む長打力と先発投手の安定感によって勝敗が大きく変わるということだ。
楽天にとっては最終戦の攻撃を次の試合につなげられるか、巨人にとっては則本や戸郷が示した投手力と長打力を維持できるかが、今後の戦いを占うポイントになる。