ホーム 芸能ニュース・ゴシップ 尿検査は生理中でも受けられる?尿潜血・尿蛋白への影響と健診当日の対処法を徹底解説

尿検査は生理中でも受けられる?尿潜血・尿蛋白への影響と健診当日の対処法を徹底解説

小野寺 翔 小野寺 翔 • 更新: • 公開: • 読了約 20 分
目次

健康診断や病院の受診日と生理が重なってしまった場合、「尿検査はそのまま受けられるの?」「経血が混ざると尿潜血が陽性になる?」「検査結果に異常が出たら病気なの?」と不安になる人は少なくありません。実際、生理中でも健康診断そのものを受けられる医療機関はありますが、尿検査については経血の混入によって正確な判定が難しくなるため、日程変更や後日提出を案内する施設もあります。

2026年11月時点で公開されている大学病院、健診センター、日本腎臓学会などの情報を確認すると、生理中の尿検査で特に注意したいのは尿潜血と尿蛋白です。検査当日に生理中であることを申告する方法から、採尿時の中間尿の取り方、生理終了後に再検査を受けるタイミングまで、実際の医療機関の案内をもとに整理します。

【結論】尿検査は生理中でも受けられる?健康診断の可否と注意点

尿検査生理

尿検査は生理中でも実施自体は可能です。ただし、検査を受けられることと、正確な検査結果が得られることは別の問題です。

月経中は膣から排出された経血が尿に混入する可能性があります。その結果、本来は尿に含まれていない血液成分が検出され、尿潜血が陽性と判定されたり、尿蛋白の測定値に影響したりすることがあります。

そのため、医療機関によっては尿検査だけを後日に回す方法を採用しています。一方、健診日そのものの変更を推奨する施設もあります。

生理中でも健康診断そのものは受けられる

生理中だからといって、健康診断のすべてを中止する必要があるわけではありません。

血圧測定、身体測定、視力検査、血液検査など、月経の影響を直接受けない検査は通常どおり実施できる場合があります。

ただし、尿検査や便潜血検査、子宮頸がん検診などは月経の影響を受ける可能性があります。検査項目ごとに対応が異なるため、事前に健診施設へ問い合わせるのが確実です。

日本大学病院の健診に関する公式FAQでも、生理中の受診自体は可能としながら、尿検査や便検査、婦人科の子宮頸がん検査では正確な結果を提供できないとして、予約日の変更を勧めています。

つまり、健診を受けるかどうかと、尿検査を同じ日に実施するかどうかは分けて考える必要があります。

生理中の尿検査を避けたほうがよい理由

尿検査は、尿に含まれる血液成分や蛋白質などを調べ、腎臓や尿路の異常を発見するための検査です。

しかし、採尿時に経血が混ざると、検査で検出された血液成分が腎臓や膀胱などに由来するものなのか、月経によるものなのか区別しにくくなります。

本来は異常がない人でも再検査や精密検査の対象になる可能性があるため、正確な健康状態を把握するには、月経中を避けた採尿が望まれます。

【原因を解説】生理中は尿潜血が陽性になる?経血混入が検査結果に与える影響

生理中の尿検査で特に問題になりやすいのが尿潜血です。

尿潜血とは、尿に血液由来の成分が含まれていないかを調べる検査項目です。通常、尿には血液がほとんど含まれませんが、腎臓や尿路に出血がある場合には陽性反応が出ることがあります。

ところが、生理中は尿そのものに異常がなくても、採尿時に経血が混入することで陽性反応が出る場合があります。

経血が混ざると尿潜血が陽性になる仕組み

尿潜血の検査では、試験紙を尿に浸し、血液中のヘモグロビンなどに関連する反応を調べます。

月経中に採尿すると、尿道口周辺や外陰部に付着した経血が尿と一緒に容器へ入ることがあります。その結果、試験紙が血液由来の成分に反応し、尿潜血が陽性になることがあります。

日本腎臓学会の「検尿の考え方・進め方」でも、月経中だけでなく月経の前後数日間は経血の混入によって尿潜血が陽性になりやすいため、可能であればその時期を避けるよう説明されています。

したがって、生理中に尿潜血が陽性だった場合、その数値だけで腎臓や膀胱の病気と判断することはできません。採尿時の月経状況を含めて結果を解釈する必要があります。

尿蛋白も生理中に影響を受ける可能性がある

尿蛋白は、尿に蛋白質が含まれているかを調べる検査です。腎臓のろ過機能を評価する手がかりとなり、腎炎やネフローゼ症候群などの発見にも役立ちます。

生理中は経血に含まれる血液成分などが尿に混ざるため、尿蛋白の判定にも影響する可能性があります。

長崎大学病院検査部が公開している2025年版「検査項目のおはなし」でも、月経中は経血が尿に混入して尿蛋白や尿潜血が陽性となる場合があると説明されています。

ただし、尿蛋白の陽性をすべて月経の影響と考えるのは適切ではありません。腎臓の病気以外にも、発熱や激しい運動などが影響することがあります。月経終了後に再検査しても陽性が続く場合は、医師による評価が必要です。

尿潜血が陽性になる理由は生理だけではない

尿潜血の陽性には、月経以外にもさまざまな原因があります。

東京大学保健・健康推進本部の尿検査解説では、膀胱炎や尿管結石など、腎臓から尿道までの経路にある傷や炎症によって尿中に赤血球が認められる場合があると説明されています。

主な原因と検査結果への関係を整理すると、次のとおりです。

原因・状況 尿検査への影響 確認したいポイント
生理中の経血混入 尿潜血や尿蛋白が陽性になる可能性 月経終了後の再検査を検討
膀胱炎 尿潜血や白血球が検出される場合がある 排尿時の痛み、頻尿など
尿路結石 尿潜血が陽性になる場合がある 背中や脇腹の痛みなど
腎炎・腎症 尿潜血や尿蛋白が陽性になる場合がある 繰り返す異常や腎機能の状態
激しい運動・発熱 一時的に尿蛋白などに影響する場合がある 採尿前の体調や運動状況

このように、同じ尿潜血陽性でも背景は一つではありません。月経中に採尿した場合は、その情報を医療機関に伝えたうえで、必要に応じて月経終了後に再検査することが大切です。

【2026年最新】生理中の尿検査に関する医療機関の対応を比較

生理中の尿検査については、全国の医療機関で完全に統一された対応が取られているわけではありません。

公開されている健診施設の案内を比較すると、主に「健診日を変更する」「健診は受けて尿検査だけ後日にする」「当日スタッフに申告して個別に対応する」という方法があります。

医療機関によって異なる日程変更・後日提出のルール

実際の施設の案内を比較すると、後日提出の可否や提出方法に違いがあることが分かります。

医療機関・施設 生理中の対応 注意点
日本大学病院 受診可能。尿検査などは後日提出に対応 尿検体の郵送提出は不可
四日市羽津医療センター 健診日変更または後日提出を案内 提出可能な期間などは施設へ確認
東京蒲田医療センター 事前の日程変更を推奨 当日も生理中であることを申告
済生会みすみ病院 尿・便検査の後日提出に対応 健診受付への申し出が必要
東京品川病院 日程変更を推奨 尿検査の後日対応は受け付けていない
福山市医師会健診センター 生理終了後に後日採尿 提出日は健診時に案内

これらの案内から分かるのは、後日提出が全国共通のサービスではないということです。

例えば、日本大学病院では尿検査の後日提出に対応していますが、郵送は受け付けていません。一方、東京品川病院では尿検査の後日対応を行っていないため、健診日そのものの変更を勧めています。

済生会みすみ病院では、希望する場合に尿・便検査の後日提出について相談できます。福山市医師会健診センターも、生理終了後に採尿して提出する方法を案内しています。

このように、施設によって手続きが違うため、インターネット上の一般的な情報だけで判断せず、予約先の案内を確認してください。

生理中の健康診断は日程変更したほうがよい?

尿検査以外にも月経の影響を受ける検査がある場合は、健診全体の日程変更を検討する価値があります。

特に、尿検査、便潜血検査、子宮頸がん検診が同日に予定されている場合は、まとめて受け直したほうが手続きが簡単になることもあります。

ただし、会社指定の健康診断や予約枠の都合で日程変更が難しい場合もあります。その場合は、尿検査だけ後日提出できるかを確認しましょう。

変更する際は、次の点を確認しておくと安心です。

  • 尿検査だけ後日提出できるか。
  • 後日提出の期限はいつまでか。
  • 検査容器はそのまま使用できるか。
  • 健診施設への持参が必要か、郵送できるか。
  • 会社や健康保険組合への手続きが必要か。

【当日の対処法】尿検査が生理中と重なった場合の申告方法と採尿方法

予約変更が間に合わなかったり、健診当日に突然生理が始まったりすることもあります。そのような場合でも、慌てる必要はありません。

大切なのは、生理中であることを隠さず、受付や看護師などのスタッフに伝えることです。

健診当日は受付で生理中であることを申告する

受付では、難しく考えずに「現在、生理中なのですが、尿検査はどうすればよいでしょうか」と伝えれば十分です。

申告することで、尿検査を後日に回すのか、当日実施して採尿条件を記録するのか、施設側が判断できます。

すでに尿を採取してしまった場合でも、提出時に生理中だったことを伝えてください。採尿後に申告したからといって、必ず検査結果が無効になるわけではありませんが、結果を解釈するうえで重要な情報になります。

日本予防医学協会も、生理中に採尿すると経血による影響で尿中の異常なのか月経によるものなのか判断しにくくなるため、受診日の変更や職場の健康管理担当者への相談を案内しています。

生理中にどうしても採尿する場合の注意点

医療機関から当日採尿するよう指示された場合は、指定された方法に従ってください。

一般的な尿検査では、外陰部などからの混入を減らすため、中間尿を採取する方法が用いられます。

基本的な中間尿の採り方は次のとおりです。

  1. 採尿前に手を洗い、必要に応じて外陰部を清潔にする。
  2. 尿を出し始めた部分は採尿カップに入れず、便器に排出する。
  3. 排尿を続けながら途中の尿をカップに採取する。
  4. 排尿の最後の部分はカップに入れない。
  5. 指定された量を採取して、速やかに提出する。

岡山大学病院の採尿案内でも、最初の尿を少し排出した後、途中の尿を採取し、最後の尿をカップに入れない方法が紹介されています。

また、聖隷三方原病院では、女性の場合、膣や外陰部由来の混入を避けるため、局所を清拭してから中間尿を採取する方法を説明しています。

ただし、中間尿を採取しても経血の混入を完全に防げるわけではありません。生理中の尿検査における根本的な問題が解消されるわけではないため、採尿方法だけで正確な結果が保証されると考えないようにしましょう。

生理中の採尿を避けるよう指示された場合

施設から採尿を延期するよう指示された場合は、無理に採取する必要はありません。

尿検査用の容器を受け取っている場合も、提出予定日や保管方法をスタッフに確認してください。自宅で採尿した尿を長時間放置すると、検査結果に影響する可能性があります。

特に、後日提出の指定日時が決まっている場合は、自己判断で別の日に持参せず、案内された日時に従うことが大切です。

【再検査はいつから?】生理終了後の採尿タイミングと尿潜血の見分け方

生理中に尿検査ができなかった場合や、尿潜血が陽性になった場合に気になるのが、再検査を受けるタイミングです。

基本的には、経血の混入がなくなったことを確認してから採尿します。ただし、生理終了後何日空ければよいかについて、すべての医療機関に共通する一律の基準があるわけではありません。

生理終了後は何日空けて尿検査を受ける?

一つの参考になるのが、月経の前後数日間は採尿を避けるという日本腎臓学会の考え方です。

立命館大学保健センターの案内では、生理が終わってから3日以上経過してから検査を受けるよう説明されています。また、日本予防医学協会も生理前後3日間は受診を避けることを推奨しています。

これらを踏まえると、一般的な目安としては、生理が完全に終わってから3日程度空けて採尿する方法が考えられます。

ただし、出血が長引いている場合や不正出血がある場合、医療機関から別の指示が出ている場合は、この目安をそのまま適用しないでください。

特に会社の健康診断では、後日提出の期限が決められている場合があります。生理が終わったら、まず提出先に連絡して日程を確認しましょう。

生理による尿潜血と病気による尿潜血はどう見分ける?

生理による尿潜血なのか、病気による血尿なのかを、尿検査の結果だけで自分自身が確実に判断することはできません。

判断する際には、採尿した時期、月経の状況、症状の有無、再検査の結果などを総合的に確認します。

例えば、生理中に尿潜血が陽性になり、月経終了後の再検査で陰性になった場合は、経血混入の影響だった可能性があります。

一方、生理終了後に適切な条件で採尿しても尿潜血が陽性になる場合は、腎臓や尿路に異常がないか調べる必要があります。

東京医科大学八王子医療センター腎臓病センターでは、尿潜血陽性の場合、試験紙による検査だけでなく、尿沈渣などで実際に赤血球が存在するかを確認する必要があると説明しています。

つまり、尿潜血陽性という結果は、病気が確定したという意味ではありませんが、再検査や精密検査を省略してよいという意味でもありません。

再検査を急いで相談したい症状

生理と重なっていたとしても、次のような症状がある場合は、単なる経血混入と決めつけないことが大切です。

  • 排尿時に痛みや強い違和感がある。
  • 頻尿や残尿感が続いている。
  • 尿そのものが赤色や茶褐色に見える。
  • 脇腹や背中に強い痛みがある。
  • 発熱や悪寒を伴っている。
  • 生理が終わっても出血が続いている。

発熱と背中・脇腹の痛みを伴う場合などは、尿路感染症や腎盂腎炎などの可能性もあるため、早めに医療機関へ相談してください。

また、肉眼で血尿が確認できる場合や、尿蛋白と尿潜血の両方が繰り返し陽性になる場合も、自己判断で経過観察を続けないことが重要です。

【プロの結論】生理中の尿検査で失敗しないための判断基準

生理中の尿検査で最も避けたいのは、経血が混入した可能性を伝えないまま検査結果だけを受け取り、不要な不安を抱えたり、反対に本当の異常を見逃したりすることです。

尿検査は簡単に受けられる検査ですが、採尿条件によって結果の解釈が変わります。月経という一時的な身体の状態も、検査の重要な情報の一つです。

健診当日の状況別・おすすめの対応
  • 生理が始まる前に健診日と重なることが分かった場合:予約先に連絡し、健診日全体の変更または尿検査のみの後日提出を相談する。
  • 当日に突然生理が始まった場合:受付で申告し、尿検査を実施するかどうかスタッフの指示を受ける。
  • すでに生理中に採尿した場合:提出時に月経中だったことを伝え、再検査が必要か確認する。
  • 尿潜血や尿蛋白が陽性になった場合:月経終了後の再検査が可能か確認し、指定された方法で受ける。
  • 生理終了後も陽性が続く場合:内科、腎臓内科、泌尿器科などで原因を調べる。
知っておきたい3つの誤解

誤解1:生理中は健康診断を受けてはいけない。

これは正確ではありません。尿検査など一部の項目に影響する可能性があるだけで、健診そのものは受けられる施設もあります。

誤解2:尿潜血が陽性なら腎臓の病気がある。

これも正確ではありません。経血の混入や膀胱炎、尿路結石など複数の原因が考えられます。再検査や尿沈渣などで原因を確認することが大切です。

誤解3:中間尿を採れば生理中でも問題ない。

中間尿は外陰部などからの混入を減らすための方法ですが、月経血の混入を完全に防ぐものではありません。採尿の延期が可能なら、施設の指示に従って月経終了後に検査するほうが適切です。

尿検査の結果を正しく評価するためには、検査数値だけでなく、いつ採尿したのか、月経中だったのか、体調に変化があったのかという背景も重要です。

【尿検査と生理】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:尿検査は生理中でも受けられますか?
A1:受けること自体は可能です。ただし、経血が混入して尿潜血や尿蛋白の判定に影響する可能性があります。施設によっては後日提出や日程変更を勧めています。

Q2:生理中に尿潜血が陽性になったら病気ですか?
A2:必ずしも病気とは限りません。経血が尿に混ざったことで陽性になった可能性があります。生理終了後に適切な条件で再検査し、結果を確認してください。

Q3:生理中は尿蛋白も陽性になりますか?
A3:経血などの混入によって尿蛋白の判定に影響する可能性があります。ただし、腎臓の病気や発熱など別の原因もあるため、再検査で確認することが大切です。

Q4:生理中に健康診断を受けたら受付で何と伝えればよいですか?
A4:「現在、生理中なのですが、尿検査は後日提出できますか」と伝えれば問題ありません。すでに採尿した場合も、提出時に生理中だったことを申告してください。

Q5:生理が終わって何日後から尿検査を受けられますか?
A5:一般的な目安として、生理終了後3日程度空ける方法があります。立命館大学保健センターも3日以上経過してからの検査を案内しています。ただし、施設ごとの指定があればそちらを優先してください。

Q6:尿検査の後日提出はどこの病院でもできますか?
A6:いいえ。日本大学病院や済生会みすみ病院のように後日提出に対応する施設がある一方、東京品川病院のように後日検査を受け付けていない施設もあります。事前確認が必要です。

Q7:生理中に尿検査をしてしまった場合、再検査は必要ですか?
A7:結果や採尿状況によって異なります。尿潜血や尿蛋白が陽性で、経血混入の可能性がある場合は、医師や健診施設に相談して月経終了後の再検査を検討してください。陽性が続く場合は精密検査が必要になることがあります。

尿検査は生理中でも実施できますが、経血の混入によって尿潜血や尿蛋白が陽性になる可能性があります。そのため、正確な健康状態を把握するには、月経中やその前後の採尿をできるだけ避けることが望まれます。

健診日と生理が重なった場合は、健康診断全体を延期する必要があるのか、尿検査だけ後日提出できるのかを確認しましょう。医療機関によって対応は異なるため、受付や健診担当者への申告が最も確実な方法です。

また、生理中の尿検査で尿潜血や尿蛋白が陽性になっても、すぐに重大な病気と決まるわけではありません。一方で、生理の影響だと決めつけて再検査を放置することも避ける必要があります。

大切なのは、採尿時の状況を正しく伝え、必要に応じて月経終了後に再検査を受けることです。検査結果に不安がある場合は、健診施設や医師に相談し、自分の身体の状態を適切に確認してください。

同じカテゴリの記事

小野寺 翔
トレンドリサーチャー 小野寺 翔
プロフィールを見る →

アニメ・漫画の制作発表を担当。制作会社・出版社の公式告知と原作者コメントを確認してから記事化します。

おすすめの関連記事