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【受賞結果速報】MUSIC AWARDS JAPAN 2026主要6部門の受賞者一覧

朝倉 仁 朝倉 仁 • 更新: • 公開: • 読了約 29 分
目次

今回の授賞式で最も注目されたのは、音楽賞の象徴となる主要6部門だ。サカナクション、Mrs. GREEN APPLE、HANA、藤井風、XG、HUNTR/Xがそれぞれ栄誉を手にした。

主要6部門の受賞結果

1. 最優秀楽曲賞(Song of the Year)
- 受賞:サカナクション「怪獣」

2. 最優秀アーティスト賞(Artist of the Year)
- 受賞:Mrs. GREEN APPLE

3. 最優秀ニュー・アーティスト賞(New Artist of the Year)
- 受賞:HANA

4. 最優秀アルバム賞(Album of the Year)
- 受賞:Fujii Kaze『Prema』

5. Best Global Hit from Japan
- 受賞:XG「HYPNOTIZE」

6. 最優秀アジア楽曲賞(Best Song Asia)
- 受賞:HUNTR/X「Golden」(韓国)

サカナクション「怪獣」が最優秀楽曲賞を獲得

今回の象徴的な受賞作が、サカナクションの「怪獣」だ。

最優秀楽曲賞だけでなく、最優秀ロック楽曲賞、最優秀アニメ楽曲賞でも受賞。加えて、ミュージックビデオ作品賞、アートワーク賞、ロックバンド/ソロアーティスト賞などにも評価が広がった。

特筆すべきは、作品そのものだけでなく、映像制作やビジュアル表現、ライブ演出を支えるスタッフにも賞が贈られた点だ。

「怪獣」は単独のヒット曲という枠を超え、音楽作品を成立させる複数のクリエイティブ領域で評価された。サカナクション関連の受賞は計8部門に及び、MAJ2026を代表する存在となった。

Mrs. GREEN APPLEが最優秀アーティスト賞に

最優秀アーティスト賞を獲得したのはMrs. GREEN APPLE。

同グループは最優秀J-POPアーティスト賞にも選ばれた。加えて、ファンダム特別賞やライブ美術大道具スタッフ賞でも名前が挙がっている。

アーティストとしての総合評価に加え、ファンとの関係性や大規模ライブの制作面まで評価されたことが特徴的だ。

HANAがニュー・アーティスト賞を受賞

最優秀ニュー・アーティスト賞はHANAが受賞した。

HANAは「Blue Jeans」で最優秀ダンス&ボーカル楽曲賞も獲得し、最優秀ダンス&ボーカルアーティスト賞にも選出された。

新人としての存在感にとどまらず、楽曲とアーティストの両面で評価されたことは、今回の結果を読み解く要点だ。

藤井風、XG、HUNTR/Xも主要賞に

藤井風は『Prema』で最優秀アルバム賞を受賞。同作は最優秀R&B/コンテンポラリー楽曲賞にも選ばれた。

XGは「HYPNOTIZE」でBest Global Hit from Japanを獲得し、「GALA」でも最優秀ダンス・エレクトロニック楽曲賞を受賞。

一方、最優秀アジア楽曲賞では韓国のHUNTR/X「Golden」が選出された。

この6部門を見るだけでも、MAJが国内の売上や人気だけではなく、作品性、アーティストの活動、国際的な広がりを異なる角度から評価していることが分かる。

【全78部門を完全網羅】MUSIC AWARDS JAPAN 2026受賞者一覧

musicawardsjapan2026

主要6部門以外にも、MAJ2026では楽曲、アーティスト、アルバム、ライブ、クリエイター、一般投票など幅広い分野が表彰された。

以下は、実行委員会が2026年6月14日に公表した最終受賞発表に基づく78部門の一覧だ。

① 主要6部門
部門 受賞作品・アーティスト
最優秀楽曲賞 「怪獣」/サカナクション
最優秀アーティスト賞 Mrs. GREEN APPLE
最優秀ニュー・アーティスト賞 HANA
最優秀アルバム賞 『Prema』/Fujii Kaze
Best Global Hit from Japan 「HYPNOTIZE」/XG
最優秀アジア楽曲賞 「Golden」/HUNTR/X(韓国)
② 楽曲カテゴリー・国内楽曲部門

7. 最優秀J-POP楽曲賞:米津玄師「IRIS OUT」

8. 最優秀ロック楽曲賞:サカナクション「怪獣」

9. 最優秀ヒップホップ/ラップ楽曲賞:Creepy Nuts「doppelgänger」

10. 最優秀R&B/コンテンポラリー楽曲賞:Fujii Kaze「Prema」

11. 最優秀オルタナティブ楽曲賞:羊文学「声」

12. 最優秀ダンス&ボーカル楽曲賞(グループ/ソロ):HANA「Blue Jeans」

13. 最優秀ボーイズアイドルカルチャー楽曲賞:M!LK「好きすぎて滅!」

14. 最優秀ガールズアイドルカルチャー楽曲賞:=LOVE「とくべチュ、して」

15. 最優秀演歌・歌謡曲楽曲賞:SHOW-WA & MATSURI「僕らの口笛」

16. 最優秀インストゥルメンタル楽曲賞:Kan Sano「神様のメロディ」

17. 最優秀ダンス・エレクトロニック楽曲賞:XG「GALA」

18. 最優秀アニメ楽曲賞:サカナクション「怪獣」

19. 最優秀ボーカロイドカルチャー楽曲賞:r-906「匙ノ咒」

20. 最優秀クロスボーダー・コラボレーション楽曲賞:星野源/Lee Youngji「2 (feat. Lee Youngji)」

21. 最優秀バイラル楽曲賞:M!LK「好きすぎて滅!」

22. 最優秀リバイバル楽曲賞:ORANGE RANGE「イケナイ太陽」

23. 最優秀ロングヒット楽曲賞:Vaundy「怪獣の花唄」

24. Best Japanese Song in Asia:米津玄師「IRIS OUT」

25. Best Japanese Song in Europe:米津玄師「IRIS OUT」

26. Best Japanese Song in North America:米津玄師「IRIS OUT」

27. Best Japanese Song in Latin America:米津玄師「IRIS OUT」

③ 海外楽曲カテゴリー

28. 最優秀海外ポップス楽曲賞:Lady Gaga「Abracadabra」

29. 最優秀海外ロック楽曲賞:Green Day「Smash It Like Belushi」

30. 最優秀海外ヒップホップ/ラップ楽曲賞:Tyler, The Creator「Stop Playing With Me」

31. 最優秀海外R&B/コンテンポラリー楽曲賞:Tyla「CHANEL」

32. 最優秀海外オルタナティブ楽曲賞:ROSALÍA「Reliquia」

33. 最優秀K-POP楽曲賞:BLACKPINK「JUMP」

34. Korean Popular Music特別賞:G-DRAGON「POWER」

35. Thai Popular Music特別賞:YOUNGOHM「My Heart Follows You」

36. Indonesian Popular Music特別賞:Hindia「everything u are」

37. Vietnamese Popular Music特別賞:Hòa Minzy「Bắc Bling」

38. Philippine Popular Music特別賞:Cup of Joe「Multo」

④ アーティストカテゴリー

39. 最優秀J-POPアーティスト賞:Mrs. GREEN APPLE

40. 最優秀ロックバンド/ソロアーティスト賞:サカナクション

41. 最優秀ヒップホップ/ラップアーティスト賞:Creepy Nuts

42. 最優秀R&B/コンテンポラリーアーティスト賞:Fujii Kaze

43. 最優秀オルタナティブアーティスト賞:羊文学

44. 最優秀ダンス&ボーカルアーティスト賞:HANA

45. 最優秀ボーイズアイドルカルチャーアーティスト賞:M!LK

46. 最優秀ガールズアイドルカルチャーアーティスト賞:FRUITS ZIPPER

47. 最優秀デジタルカルチャーアーティスト賞:ハチ

48. 最優秀K-POPアーティスト賞:BTS

49. 最優秀DJ賞:¥ØU$UK€ ¥UK1MAT$U

⑤ スペシャルアーティストカテゴリー

50. MAJ Timeless Echo:山下達郎

51. 演歌・歌謡曲 特別功労賞:北島三郎

⑥ アルバムカテゴリー

52. 最優秀ロングヒットアルバム賞:藤井風『HELP EVER HURT NEVER』

53. 最優秀ジャズアルバム賞:上原ひろみ『OUT THERE』

54. 最優秀クラシックアルバム賞:久石譲『Joe Hisaishi Conducts』

55. 最優秀サウンドトラックアルバム賞:『国宝 オリジナル・サウンドトラック』/原摩利彦

⑦ ライブカテゴリー

56. ラージェスト・ライブ・オーディエンス賞(国内):Snow Man

57. ラージェスト・ライブ・オーディエンス賞(海外):Ado

⑧ ライブスタッフカテゴリー

58. 最優秀ライブ美術大道具スタッフ賞:Mrs. GREEN APPLE「DOME TOUR 2025 “BABEL no TOH”」/PMGA・日本ステージ株式会社 箕輪理博、安居宏記

59. 最優秀ライブ照明スタッフ賞:サカナクション「SAKANAQUARIUM 2025 “怪獣”」/株式会社アカリセンター 本田祐介

60. 最優秀ライブ音響スタッフ賞:サカナクション「SAKANAQUARIUM 2025 “怪獣”」/株式会社アコースティック 佐々木幸生、八木嘉己、笠井宏友

61. ライブスタッフ功労賞:舞台監督 金一浩司

⑨ クリエイターカテゴリー

62. 最優秀ミュージックビデオ作品賞:サカナクション「怪獣」/監督・田中裕介

63. 最優秀劇中伴奏音楽賞(映画):『国宝』/原摩利彦

64. 最優秀劇中伴奏音楽賞(ドラマ):NHK連続テレビ小説『ばけばけ』/牛尾憲輔

65. 最優秀劇中伴奏音楽賞(アニメ):『LAZARUS ラザロ』/Kamasi Washington、Bonobo、Floating Points

66. 最優秀アートワーク賞:サカナクション「怪獣」/平林奈緒美、Martin Holtkamp

67. グランプリエンジニア賞:「acclimation」収録「TFL」/jjean、丸山武蔵

68. 学生クリエイター奨励賞:brooks「anna's cradle」

⑩ 一般投票カテゴリー

69. ベスト・オブ・リスナーズチョイス:国内楽曲:Number_i「GOD_i」

70. ベスト・オブ・リスナーズチョイス:海外楽曲:Jin「Don't Say You Love Me」

⑪ アナログレコードカテゴリー

71. 最優秀アナログレコード・セールス特別賞:SUGAR BABE『SONGS』

⑫ 共創カテゴリー・特別賞

72. カラオケ特別賞 カラオケ・オブ・ザ・イヤー:J-POP:M!LK「好きすぎて滅!」

73. カラオケ特別賞 カラオケ・オブ・ザ・イヤー:演歌・歌謡曲:水森かおり「大阪恋しずく」

74. リクエスト特別賞 推し活リクエスト・アーティスト・オブ・ザ・イヤー:櫻坂46

75. クリエイター特別賞 Song of the Year for Creators:大森元貴

76. ラジオ特別賞 Radio Rising Artist of the Year:Rol3ert

77. ファンダム特別賞 Best Fandom Artist:Mrs. GREEN APPLE

78. ファミリーソング特別賞 家族が選んだベストソング2025:M!LK「好きすぎて滅!」

以上が最終発表に掲載された78部門の受賞結果だ。

なお、2026年4月30日のノミネート発表資料には、ミュージックテック特別賞の実施見送りに伴う「全77部門」という記載もある。一方、6月14日の最終受賞発表では全78部門と公表されている。開催前の案内と最終結果発表では部門数の記載が異なるため、受賞者一覧については最終発表の78部門を基準に整理した。

【ノミネート一覧と受賞結果を比較】主要6部門で何が選ばれた?

受賞結果をより深く理解するには、最終候補に残った作品と実際の受賞者を比較する必要がある。

2026年4月30日に発表された主要6部門のノミネートは、それぞれ5作品・アーティスト。そこから最終投票によって各部門の受賞者が決まった。

部門 ノミネート作品・アーティスト 受賞
最優秀楽曲賞 HANA「Blue Jeans」、米津玄師「IRIS OUT」、サカナクション「怪獣」、アイナ・ジ・エンド「革命道中」、M!LK「好きすぎて滅!」 サカナクション
最優秀アーティスト賞 Fujii Kaze、HANA、Mrs. GREEN APPLE、サカナクション、米津玄師 Mrs. GREEN APPLE
最優秀ニュー・アーティスト賞 CANDY TUNE、HANA、luv、STARGLOW、ブランデー戦記 HANA
最優秀アルバム賞 Mrs. GREEN APPLE『10』、RADWIMPSトリビュート『Dear Jubilee』、星野源『Gen』、Fujii Kaze『Prema』、サザンオールスターズ『THANK YOU SO MUCH』 Fujii Kaze
Best Global Hit from Japan XG「HYPNOTIZE」、米津玄師「IRIS OUT」、米津玄師・宇多田ヒカル「JANE DOE」、LiSA「ReawakeR」、Ado「うっせぇわ」 XG
最優秀アジア楽曲賞 Silet Open Up「Tabola Bale」、Cup of Joe「Multo」、PLAVE「Dash」、WOODZ「Drowning」、HUNTR/X「Golden」 HUNTR/X
ノミネートと受賞結果から見える3つの特徴

1. 最優秀楽曲賞は異なるジャンルの競争だった

最優秀楽曲賞の候補には、ロック、J-POP、ダンス&ボーカル、アイドルカルチャーなど、異なる方向性の作品が並んだ。

そのなかでサカナクション「怪獣」が選ばれたことは、ジャンルを横断して作品そのものの創造性や芸術性を評価する賞の性格を示している。

2. HANAは複数部門で評価を獲得

HANAはニュー・アーティスト賞だけでなく、ダンス&ボーカル楽曲賞とアーティスト賞でも受賞した。

新人という立場だけに依存せず、楽曲とアーティスト活動の両方が評価された点は大きい。

3. 海外展開の評価軸が明確になった

Best Global Hit from JapanではXGが、最優秀アジア楽曲賞ではHUNTR/Xが受賞した。

前者は日本発の楽曲が世界でどのように受け入れられたかを評価する賞であり、後者は日本以外のアジア地域のヒット作品を対象にする賞だ。

両者は名称が似ていても、評価対象が異なる。MAJが国内市場だけで完結しない国際的な音楽賞を目指していることが、この比較からも読み取れる。

【CEIPAの選考方法を解説】約5000人の投票で受賞者が決まる仕組み

MUSIC AWARDS JAPANを主催するのは、一般社団法人カルチャーアンドエンタテインメント産業振興会(CEIPA)だ。

同団体は、2025年に音楽業界の主要5団体が垣根を越えて設立した組織である。

設立に関わった団体は次の5つ。

- 日本レコード協会
- 日本音楽事業者協会
- 日本音楽制作者連盟
- 日本音楽出版社協会
- コンサートプロモーターズ協会

単一のレコード会社や放送局が主導する音楽賞とは異なり、音楽業界全体の関係者が参加する枠組みが特徴となっている。

一次投票から最終投票までの流れ

MAJ2026の投票は、主に一次投票と最終投票の2段階で進められた。

一次投票

2026年3月19日から4月8日まで実施。エントリー作品・アーティストの中から、投票メンバーが最低2票、最大5票を投じる仕組みだ。

集計後、原則として得票上位5作品・アーティストがノミネートされる。同率5位が複数存在する場合には、該当する作品も候補に含まれる。

最終投票

2026年4月30日から5月20日まで実施された。

ノミネートされた作品・アーティストの中から、最大3つに順位を付けて投票する。

要点は以下の通り。

- 1位:4ポイント
- 2位:2ポイント
- 3位:1ポイント

3位まで必ず投票する必要はなく、投票する順位数は任意とされている。

投票できるのはどのような人?

投票メンバーには、国内外の音楽関係者が含まれる。

具体的には、アーティスト、作詞家、作曲家、編曲家、音楽プロデューサー、レコード会社関係者、マネジメント会社、音楽出版社、コンサートプロモーター、配信事業者、音楽評論家などだ。

海外投票メンバーには、海外の音楽賞審査員、クリエイター、プロモーター、音楽配信事業者などが含まれる。

また、投票規定では、自分自身や自分が関わった作品への投票も認められている。同一作品・アーティストへの重複投票は禁止されている。

選考基準は売上やSNSの人気だけではない

主要部門の基本的な投票基準は、作品やアーティストの音楽的な創造性と芸術性だ。

そのため、単純なCD売上ランキングやストリーミング再生数ランキングと、受賞結果が完全に一致するとは限らない。

もちろん、部門によって評価方法は異なる。

例えば、Best Global Hit from Japanでは世界でのヒットが評価対象となる。最優秀ロングヒット楽曲賞や最優秀ロングヒットアルバム賞では、長期間にわたる作品の存在感が重要になる。

加えて、一般投票カテゴリーやカラオケ特別賞では、リスナーの選択や実際の利用状況が反映される。

つまりMAJは、専門家の評価と市場での浸透度を組み合わせた複合的な音楽賞だ。

【放送・配信情報と開催日・会場】2026年6月13日の授賞式を振り返る

MUSIC AWARDS JAPAN 2026の授賞式は、2026年6月13日(土)に開催された。

会場はTOYOTA ARENA TOKYOとSGCホール有明(TOKYO DREAM PARK)。授賞式は複数の式典に分かれ、それぞれ異なる放送・配信体制が用意された。

3つの式典と開催時間

- Premiere Ceremony
- 時間:13:00~16:00
- 会場:SGCホール(TOKYO DREAM PARK)
- 放送:TOKYO MX
- 配信:YouTube、ABEMA、Lemino、radiko

- Red Carpet
- 時間:18:00~19:30
- 会場:TOYOTA ARENA TOKYO
- 放送:NHK BS、NHK BSP4K
- 配信:ABEMA

- Grand Ceremony
- 時間:19:30~22:50
- 会場:TOYOTA ARENA TOKYO
- 放送:NHK総合、NHK BSP4K
- 配信:YouTube、ABEMA、Lemino、NHK ONE、radiko

Premiere Ceremonyでは主要部門以外の賞が表彰され、Grand Ceremonyでは最優秀楽曲賞など主要部門の受賞が発表された。

YouTubeでは一部地域を除いて世界配信も行われた。国内だけでなく海外の音楽ファンにも授賞式を届ける構成だった。

見逃し配信はある?

当日の公式案内では、YouTube、Lemino、ABEMA、radikoなど複数の配信サービスが案内されていた。

ただし、生配信の実施と現在のアーカイブ視聴可能期間は別の情報だ。2026年11月時点で視聴できるかどうかは、各サービスの最新の番組公開状況によって異なる。

過去の配信情報だけで、現在も全編を無料視聴できると判断することはできない。

開催ウィークにも注目

MAJ2026の開催ウィークは6月5日から13日まで。

授賞式当日だけではなく、音楽関係者や国内外の音楽文化を結び付ける取り組みも含めたイベントとして開催された。

こうした構成は、音楽賞を単なる年間ランキングの発表会ではなく、音楽産業の国際交流の場として位置付けるものだ。

【2026年の音楽シーンを分析】受賞結果から見える3つの大きな変化

今回の受賞結果には、2026年の音楽業界を理解するうえで注目したい傾向がある。

1. 楽曲だけでなく制作チーム全体への評価が広がった

サカナクション「怪獣」の受賞結果で特に目を引くのが、クリエイターやライブスタッフへの評価だ。

楽曲賞やアーティスト賞だけではなく、ミュージックビデオ、アートワーク、ライブ照明、ライブ音響まで受賞対象になった。

音楽作品は、歌唱や演奏だけで成立するわけではない。

映像監督、デザイナー、照明スタッフ、音響エンジニアなど、多数の専門家が関わる。こうした裏方の仕事を独立した賞として評価することは、音楽産業の裾野を広げる意味を持つ。

2. 国内アーティストの海外市場への進出が評価された

XGの「HYPNOTIZE」がBest Global Hit from Japanを受賞したことは、今回の重要なトピックだ。

また、米津玄師の「IRIS OUT」は、アジア、ヨーロッパ、北米、ラテンアメリカの4地域でBest Japanese Songに選ばれた。

これは、国内で話題になった作品をそのまま世界に紹介するだけでなく、地域ごとの市場における受容を評価する仕組みが存在することを示している。

音楽配信サービスやSNSを通じて、国境を越えて作品が届く環境では、国内チャートだけではアーティストの活動全体を評価しきれない。

MAJの国際部門は、その変化を反映したものといえる。

3. 新人、アイドル、デジタルカルチャーの評価も多様化

HANAの主要賞受賞に加え、M!LK、=LOVE、FRUITS ZIPPER、ハチなどが各部門で評価された。

特にM!LKの「好きすぎて滅!」は、ボーイズアイドルカルチャー楽曲賞、バイラル楽曲賞、カラオケ特別賞、ファミリーソング特別賞など複数の賞を獲得した。

この結果からは、作品が音楽ファンの間で支持されるだけでなく、SNSでの広がり、カラオケで歌われる機会、家族で楽しむ楽曲としての浸透など、異なる接点で評価されていることが分かる。

音楽のヒットを単一の数字で測るのが難しくなっているなか、こうした多角的な部門設定には意味がある。

【プロの結論】MAJ2026は音楽の価値を多面的に評価する賞

今回の受賞結果を理解する際、最も大切なのは、主要6部門だけでMAJ全体を判断しないことだ。

最優秀楽曲賞や最優秀アーティスト賞は、その年の音楽シーンを象徴する結果として分かりやすい。一方、クリエイター賞やライブスタッフ賞、一般投票カテゴリーには、メインステージの受賞者一覧だけでは見えない音楽産業の実態が表れている。

情報を確認するときは、次の3点を基準にするとよい。

- 年間を代表する作品を知りたい人: 最優秀楽曲賞、最優秀アルバム賞、最優秀アーティスト賞を確認する。
- 新人や今後の音楽トレンドを知りたい人: ニュー・アーティスト賞、ジャンル別アーティスト賞、バイラル楽曲賞に注目する。
- 音楽業界の構造や国際展開を知りたい人: Best Global Hit from Japan、最優秀アジア楽曲賞、クリエイターカテゴリーを確認する。

反対に、最優秀アーティスト賞だけを見て、その年の音楽シーン全体を評価するのは十分ではない。ジャンル、制作、ライブ、海外展開まで視野を広げることで、受賞結果の意味がより明確になる。

【MUSIC AWARDS JAPAN 2026】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:MUSIC AWARDS JAPAN 2026の最優秀楽曲賞は誰が受賞しましたか?

A1:サカナクションの「怪獣」です。最優秀ロック楽曲賞、最優秀アニメ楽曲賞などでも受賞しました。

Q2:最優秀アーティスト賞は誰ですか?

A2:Mrs. GREEN APPLEです。最優秀J-POPアーティスト賞やファンダム特別賞でも評価されています。

Q3:最優秀ニュー・アーティスト賞は誰が受賞しましたか?

A3:HANAです。「Blue Jeans」で最優秀ダンス&ボーカル楽曲賞も受賞しています。

Q4:MUSIC AWARDS JAPAN 2026は何部門ありましたか?

A4:最終発表では主要6部門を含む全78部門です。楽曲、アーティスト、アルバム、ライブ、クリエイター、一般投票などに分かれています。

Q5:最優秀アルバム賞はどの作品ですか?

A5:Fujii Kazeの『Prema』です。同作は最優秀R&B/コンテンポラリー楽曲賞にも選ばれました。

Q6:XGは何を受賞しましたか?

A6:「HYPNOTIZE」でBest Global Hit from Japan、「GALA」で最優秀ダンス・エレクトロニック楽曲賞を受賞しました。

Q7:最優秀アジア楽曲賞は誰が受賞しましたか?

A7:韓国のHUNTR/Xによる「Golden」です。日本以外のアジア地域のヒット楽曲を評価する部門です。

Q8:授賞式はいつ、どこで開催されましたか?

A8:2026年6月13日(土)に開催されました。主な会場は東京・TOYOTA ARENA TOKYOとSGCホール有明です。

Q9:MUSIC AWARDS JAPAN 2026はどこで放送されましたか?

A9:主要部門のGrand CeremonyはNHK総合などで生放送されました。YouTube、Lemino、ABEMA、radikoなどでも生配信が行われました。

Q10:受賞者はどのように決まるのですか?

A10:CEIPAが定めた投票規定に基づき、音楽関係者による一次投票と最終投票を経て決定されます。基本的には一次投票でノミネートを選び、最終投票で順位に応じたポイントを集計する仕組みです。

MUSIC AWARDS JAPAN 2026では、サカナクション「怪獣」が最優秀楽曲賞を獲得し、Mrs. GREEN APPLEが最優秀アーティスト賞、HANAが最優秀ニュー・アーティスト賞に輝いた。

さらに藤井風『Prema』、XG「HYPNOTIZE」、HUNTR/X「Golden」など、国内外の多彩な作品が主要6部門を彩った。

全78部門の結果を振り返ると、音楽の評価軸は楽曲の人気だけではなく、アーティストの創造性、ライブ制作、映像、デザイン、ファンとの関係、海外市場での存在感へと広がっている。

特にサカナクションの8部門受賞、HANAの新人賞を含む複数受賞、米津玄師「IRIS OUT」の4地域での評価は、今回の象徴的な成果といえる。

MAJ2026は、日本の音楽シーンを国内ランキングの枠内だけで捉えず、アジアや世界とのつながりを含めて評価した大会だった。今後の開催でも、どのようなアーティストや作品が新しい音楽文化を切り開くのかが注目される。

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朝倉 仁
トレンドリサーチャー 朝倉 仁
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