2026年の松本剛選手は、巨人の背番号9としてシーズンを戦いました。
NPB公式の個人年度別成績は2026年シーズン終了時点の記録に更新されており、移籍1年目の成績を確認できます。
松本剛|読売ジャイアンツ9

打率.274
出場試合130試合
安打115本
盗塁17個
本塁打
3本
打点
25打点
OPS
.661
打席
464
出塁率
.324
長打率
.337
出典:日本野球機構・個人年度別成績
移籍前後の数字を並べると、2026年の変化がよく分かります。
| 項目 | 2025年・日本ハム | 2026年・巨人 |
|---|---|---|
| 試合 | 66 | 130 |
| 打席 | 185 | 464 |
| 打数 | 160 | 419 |
| 安打 | 30 | 115 |
| 打率 | .188 | .274 |
| 本塁打 | 0 | 3 |
| 打点 | 7 | 25 |
| 盗塁 | 3 | 17 |
特筆すべきは、打率が.188から.274へ上昇したことです。
試合数も66試合から130試合へ増加しました。安打数は30本から115本となり、出場機会と打撃結果の両面で大きな改善が見られます。
2025年は本来の実力を発揮できず、FA移籍に対して厳しい見方も生まれやすい状況でした。しかし、2026年は一軍で130試合に出場し、打率.274まで回復しています。
2026年7月31日の本塁打にも注目NPBが2026年8月4日に掲載した特集記事では、7月31日のDeNA戦で松本選手が放った本塁打が紹介されています。
この本塁打は巨人移籍後初めての一発で、移籍後81試合目、257打席目に記録したものでした。
同じ試合では、二番・左翼で先発出場。8回には走者を進める右前打も放ち、チャンスを広げています。
この場面は、松本選手の持ち味を理解するうえで重要です。
本塁打を量産するタイプではなく、安打を積み重ね、走者を進め、打線をつなぐことに価値を見いだしている選手だからです。
【現在の評価】松本剛は巨人で成功したのか?
2026年の成績から判断すると、松本選手の巨人移籍1年目は、打撃面での復調と出場機会の確保という点で一定の成果を残したシーズンです。
ただし、2022年の首位打者時代と同じ水準まで戻ったわけではありません。
評価できる3つのポイント1.レギュラーシーズン130試合に出場
移籍前の2025年は66試合でしたが、2026年は130試合に出場しました。
出場機会が大幅に増えたことは、巨人の戦力として継続的に起用されたことを示す数字です。
2.打率.274まで回復
2025年の.188から.274への改善は明確です。
2022年の.347には届いていないものの、首位打者を獲得した経験のある打者として、安打を重ねる能力を再び示しました。
3.走塁と状況対応型の打撃
2026年は17盗塁を記録しています。
また、NPBの特集記事では、守備における打球判断や送球までの技術、走者を進める打撃なども松本選手の持ち味として取り上げられています。
一方で課題も残る2026年のOPSは.661、長打率は.337、本塁打は3本でした。
打率.274という数字だけを見ると復調が印象的ですが、長打によって試合を決めるタイプの打者ではありません。
NPBの特集記事でも、松本選手自身が長打を量産するタイプではなく、安打を積み重ねることを自分の存在意義として捉えていると紹介されています。
したがって、巨人での評価は本塁打数だけで判断すべきではありません。
- 出塁して攻撃の起点になれるか
- 走者を進める打撃ができるか
- 走塁で次の塁を狙えるか
- 外野守備で失点を防げるか
- シーズンを通じて安定して出場できるか
こうした複数の要素が評価基準になります。
2026年の松本選手は、少なくとも打率と出場数という面で移籍の成果を示しました。一方、長打力や得点創出力については、今後も注目すべき課題です。
【FA移籍とトレードの違い】松本剛の移籍で間違えやすいポイント
「松本剛トレード」という検索が生まれる背景には、プロ野球の移籍制度に対する混同があります。
FA移籍とトレードは、どちらも所属球団が変わるという点では同じですが、制度上の仕組みが異なります。
| 比較項目 | FA移籍 | トレード |
|---|---|---|
| 基本的な仕組み | 選手が取得したFA権を行使 | 球団間で選手契約を移転・交換 |
| 主体 | FA権を行使する選手 | 球団間の交渉 |
| 交渉先 | 制度上、他球団との交渉が可能 | 移籍先は球団間の合意で決まる |
| 選手の立場 | 自ら移籍先を選択できる | 球団間の移籍交渉の対象となる |
| 松本剛のケース | 該当する | 該当しない |
松本選手は国内FA権を取得し、2025年11月11日に行使を申請しました。
その後、巨人への移籍が決まり、NPBの公式公示にも移籍先が記載されています。
つまり、球団同士が松本選手を交換したわけではありません。
FA権という選手自身の権利を利用した移籍です。
「トレード」と「FA移籍」を見分ける方法プロ野球の移籍情報を調べる際は、次の3点を確認すると誤解を防げます。
1. NPBのFA宣言選手一覧に掲載されているか。
2. 元球団がFA権行使を公式発表しているか。
3. 移籍先球団への移籍がFA移籍として公示されているか。
松本選手の場合、この3点を公式記録で確認できます。
検索キーワードとして「松本剛トレード」が使われていても、実際の制度は国内FA移籍です。
【よくある質問】松本剛のトレードと巨人移籍に関するFAQ
Q1:松本剛は日本ハムから巨人へトレードされたのですか?
A1:いいえ。2025年11月に国内FA権を行使し、読売ジャイアンツへ移籍しました。球団間のトレードではありません。
Q2:松本剛が日本ハムを退団した理由は何ですか?
A2:他球団からの評価を聞きたいという思いと、新しい環境で再挑戦したいという気持ちが大きな理由です。巨人からの評価や阿部監督の期待も決断を後押ししました。
Q3:松本剛の2026年の打率は何割ですか?
A3:NPB公式記録によると、2026年シーズン終了時の打率は.274です。130試合に出場し、115安打、3本塁打、25打点、17盗塁を記録しました。
Q4:松本剛の巨人での背番号は何番ですか?
A4:背番号は9番です。2025年11月27日の入団会見で発表され、2026年シーズンも背番号9でプレーしました。
Q5:松本剛は2022年に何のタイトルを獲得しましたか?
A5:2022年に打率.347でパ・リーグ首位打者を獲得しました。また、外野手部門のベストナインにも初選出されています。
松本剛選手の日本ハムから巨人への移籍は、トレードではなく国内FA権の行使によるものでした。
2025年11月11日のFA宣言から巨人入りの決断、背番号9での新たなスタートまで、その経緯には選手としての再挑戦という明確な意志がありました。
2022年には打率.347でパ・リーグ首位打者を獲得した一方、2025年には打率.188と苦戦。そうした状況から巨人へ移籍し、2026年は打率.274、130試合出場、115安打、17盗塁という成績を残しました。
特に注目すべきなのは、2025年の不振から打率を大きく改善し、一軍で継続的に出場できたことです。
【プロの結論】
松本剛選手の移籍を評価するときは、トレードだったかどうかという噂と、FA移籍後にどのような結果を残したかを分けて考える必要があります。
選手の移籍を正しく理解するには、次の3つが判断基準になります。
- 移籍制度: NPBの公示でFA移籍かトレードかを確認する。
- 移籍理由: 本人のコメントと球団の公式発表を照らし合わせる。
- 移籍後の評価: 打率だけでなく、出場試合数、安打、盗塁、OPSなどを総合的に見る。
2026年の松本剛選手は、2022年の首位打者時代を完全に再現したわけではありません。しかし、苦しいシーズンを経て新天地で結果を残し、再び自分の価値を示しました。
日本ハムで築いた14年間のキャリアを土台に、巨人で新たな実績を積み重ねていく。その挑戦こそが、松本剛選手の移籍をめぐる一連の出来事の本質です。