ホワイトデーにマシュマロを贈ると「あなたが嫌い」という意味になる――。そんな話を聞いて、せっかくのお返しが誤解されないか心配になった人もいるのと考えられます。実は、マシュマロにはホワイトデー発祥に深く関わる歴史があり、もともとは相手への優しさや感謝を表現するために考案されたお菓子でした。一方、口の中ですぐ溶ける食感などから、後年になって否定的な意味が広まった経緯もあります。
2026年現在も、マシュマロを贈る意味については複数の解釈が存在します。大切なのは、ネット上で広まっているお菓子の意味と、実際の発祥の歴史を区別することです。この記事では、石村萬盛堂が提案したマシュマロデーの誕生背景、嫌い説の真相、キャンディやクッキー、マカロンとの意味の違い、本命・義理それぞれに適したお返しの選び方まで詳しく解説します。
【結論】ホワイトデーにマシュマロを贈る意味は「嫌い」なのか?

最初に結論を述べると、ホワイトデーにマシュマロを贈ることに、必ず「あなたが嫌い」という意味があるわけではありません。
むしろ、ホワイトデーの発祥に関わる石村萬盛堂が最初に込めた意味は、相手からもらったチョコレートをマシュマロの優しさで包んでお返しするという、温かいものでした。
マシュマロ本来の意味は優しさと感謝マシュマロは、ふんわりとした柔らかい食感が特徴のお菓子です。ホワイトデーの原点とされるマシュマロデーでは、この柔らかさや白い見た目を、相手への優しさに重ね合わせていました。
石村萬盛堂が提案した当初のコンセプトは、バレンタインデーにもらったチョコレートを、マシュマロで包んで返すというものです。
つまり、マシュマロを単にお返しとして渡すのではなく、相手から受け取った気持ちを優しく包み込むという発想でした。
この歴史を踏まえると、マシュマロは本来、否定的な感情を伝えるためのお菓子ではありません。ホワイトデーの起源そのものに関わる、象徴的な存在なのです。
なぜ「あなたが嫌い」という意味になったのか一方、現在インターネット上で広く紹介されている解釈には、次のようなものがあります。
- マシュマロは口の中ですぐに溶けてなくなるため、関係が長続きしない。
- チョコレートをマシュマロで包んで返すことから、相手の好意を包み込んで返す、つまり受け取らないという意味になる。
- 柔らかく包み込む印象が、直接的に断ることを避ける優しいお断りに結び付けられた。
こうした解釈が重なり、マシュマロには「嫌い」「あなたの気持ちには応えられない」という意味があると紹介されるようになりました。
ただし、これらはマシュマロデーを制定した際に正式に決められた意味ではありません。お菓子の特徴や言葉のイメージから生まれた後年の俗説と、実際の発祥の意図は分けて考える必要があります。
【嫌い説の真相】ホワイトデーのマシュマロはなぜ誤解された?
マシュマロの嫌い説を理解するうえで重要なのが、ホワイトデーを生み出した石村萬盛堂自身が、この問題を取り上げていることです。
発祥の店も疑問を抱いていた嫌い説石村萬盛堂は2021年に発表したプレスリリースで、インターネット上に「マシュマロにはあなたが嫌いという意味がある」という情報が存在することを紹介しています。
同社が説明したところによると、この否定的な解釈は、もともとのコンセプトを別の方向から読み取ったものです。
当初の「もらったチョコレートを優しさで包んで返す」という発想が、「あなたの気持ちには応えられないから、優しく包んでそのまま返す」という意味に受け取られたと考えられています。
ここには、同じ表現でも受け取り方によって意味が変わってしまうという問題があります。
贈る側にとっては感謝や思いやりの表現でも、別の解釈を知っている相手には、拒絶のメッセージとして伝わる可能性があるのです。
嫌い説は事実なのか、それとも都市伝説なのか現時点で、マシュマロを贈ることが日本の正式な贈答マナーとして「嫌い」を意味するという決まりはありません。
百貨店などのギフト情報では、マシュマロをお断りの意味として紹介する例もあります。したがって、この説が完全に知られていないというわけでもありません。
ただし、発祥の歴史に照らせば、マシュマロの本来の意味は正反対です。嫌い説は、お菓子の特徴や言葉の連想から広まった解釈であり、贈った人の本心を判断する根拠にはなりません。
実際、マシュマロをホワイトデーの原点として扱う石村萬盛堂は、2026年のホワイトデーにもマシュマロギフトを販売しています。
発祥の店が現在もマシュマロを贈り物として提案していることからも、マシュマロ=嫌いという単純な理解では、歴史的な背景を十分に説明できません。
【ホワイトデーの由来】マシュマロデーから始まった日本のお返し文化
ホワイトデーの由来には複数の説があります。その中でも特に知られているのが、福岡の老舗菓子店・石村萬盛堂によるマシュマロデーの提案です。
1977年、石村萬盛堂が着目した女性の声石村萬盛堂の公式紹介によると、きっかけは1977年(昭和52年)のことでした。
当時、同社の3代目社長だった石村僐悟氏が、お菓子づくりのヒントを探して雑誌を読んでいたところ、バレンタインデーに贈り物をした女性が男性からお返しをもらえないことへの不公平感を伝える投稿に目を留めました。
そこから、男性が女性にマシュマロをお返しする日をつくるというアイデアが生まれます。
同社には、博多銘菓として知られる「鶴乃子」を製造してきた歴史がありました。鶴乃子は、ふんわりとしたマシュマロ生地で黄味あんを包んだ和洋折衷のお菓子です。
この製造技術を生かして、チョコレートをマシュマロで包む商品を考案。バレンタインデーにもらった気持ちを、優しさで包んで返すというコンセプトを打ち出しました。
1978年にマシュマロデーが誕生石村萬盛堂は1978年、3月14日をマシュマロデーとして提案しました。
当初はマシュマロを中心にしたイベントでしたが、やがてマシュマロ以外のお菓子もお返しに選べるようにする動きが出てきます。
その後、マシュマロの白を連想させるホワイトデーという名称が広まり、現在の形へとつながっていきました。
全国飴菓子工業協同組合によるもう一つの起源ホワイトデーの歴史には、全国飴菓子工業協同組合によるキャンディの日の制定という、もう一つの重要な経緯があります。
農畜産業振興機構が掲載した全国飴菓子工業協同組合関係者へのインタビューでは、1978年にホワイトデー委員会が発足し、1980年にイベントが始まった経緯が紹介されています。
つまり、石村萬盛堂のマシュマロデーと、全国飴菓子工業協同組合によるキャンペーンは、ホワイトデーの成立を考えるうえで重要な二つの動きです。
どちらか一方だけですべての歴史を説明するのではなく、当時の菓子業界全体がお返し文化を広めていった流れとして理解すると、より実態に近づきます。
ホワイトデー成立までの経緯を一覧で比較| 時期 | 出来事 | 意味・歴史的背景 |
|---|---|---|
| 1977年 | 石村萬盛堂がマシュマロデーを発案 | バレンタインのお返し文化を考案 |
| 1978年 | マシュマロデーの展開 | 3月14日にマシュマロを贈る提案 |
| 1978年 | 全国飴菓子工業協同組合のホワイトデー委員会発足 | キャンディを贈る日として制定 |
| 1980年 | ホワイトデーのイベント開始 | 全国的なキャンペーンへ発展 |
| 1980年代以降 | さまざまなお菓子が返礼品として定着 | マシュマロ以外にも選択肢が拡大 |
| 2026年 | 石村萬盛堂がホワイトデー商品を展開 | マシュマロを原点とする贈答文化を継承 |
このように、ホワイトデーは単なるお菓子の販売イベントとして生まれたものではなく、バレンタインデーに対するお返しという日本独自の贈答文化と結び付いて発展してきました。
【お菓子の意味一覧】キャンディ・クッキー・マカロンは何を表す?
ホワイトデーのお返しには、マシュマロ以外にもさまざまなお菓子が選ばれます。インターネットや百貨店のギフト案内では、それぞれのお菓子に異なるメッセージがあると紹介されています。
ただし、これらは法律や公式な贈答規則で決められたものではありません。食感、形状、保存性、価格帯などから生まれたイメージが、贈り物の意味として定着したものです。
ホワイトデーのお返しに使われるお菓子の意味- マシュマロ:優しさで包んで返すという本来の意味がある一方、後年の俗説ではお断りや嫌いという解釈もある。
- キャンディ:あなたが好き、好意を持っているという意味で紹介されることが多い。
- クッキー:友達でいよう、友人としての関係を続けたいという意味で紹介される。
- マカロン:特別な人、特別な存在というイメージで紹介されることがある。
- チョコレート:もらった気持ちをそのまま返す、または気持ちを受け取れないという解釈がある。
- バウムクーヘン:年輪のように幸せが重なる、関係が長く続くという意味で紹介される。
- キャラメル:安心感や一緒にいると落ち着く関係を表すとされる。
キャンディは、ホワイトデーのお返しの中でも好意的な意味で紹介されることが多いお菓子です。
口の中で長く味わえることから、好きという気持ちが長く続くというイメージに結び付けられています。
そのため、恋人や本命の相手への贈り物として選ぶ人もいます。個包装の詰め合わせや、缶入りの上質なキャンディなら、見た目にも華やかです。
ただし、キャンディを渡しただけで恋愛感情が伝わるわけではありません。好意を伝えたいなら、メッセージを添えると意図が明確になります。
クッキーは義理チョコのお返しにぴったり?クッキーには「友達でいよう」という意味があるとされます。
サクサクした軽い食感や、比較的気軽に食べられることが、友人関係のイメージにつながっています。
職場の同僚や友人、複数人からバレンタインのお菓子をもらった場合には、個包装のクッキーが便利です。
日持ちしやすい商品も多く、配りやすいことも利点です。ただし、クッキーを選んだからといって必ず友達としてしか見ていないという意味になるわけではありません。
マカロンは本命に贈る特別なお菓子?マカロンは、カラフルな色合いと華やかな見た目、高級感のあるパッケージが特徴です。
そのため、ホワイトデーでは「特別な存在」という意味で紹介されることがあります。
ただし、伊勢丹のギフトサービスMOO:D MARKが2026年に公開した解説では、マカロンにホワイトデーとして固定された意味はないと説明しています。
つまり、マカロンが特別な人を象徴するというのは、主に商品の高級感や贈答品としての印象から生まれたものです。
本命にも友人にも贈りやすく、相手の好みに合わせて選びやすいお菓子といえます。
【本命・義理別】マシュマロやほかのお菓子はどう選ぶ?
ホワイトデーのお返しで最も大切なのは、相手との関係性に合ったものを選ぶことです。お菓子の意味を気にしすぎるよりも、どのような気持ちを伝えたいのかを先に考えると、選択肢が絞りやすくなります。
本命の相手には気持ちが伝わる贈り物を恋人や好意を寄せている相手には、相手が普段から好きなブランドや味を選ぶのがおすすめです。
例えば、次のような選び方があります。
- マシュマロ:ホワイトデーの原点にちなんで、優しさや感謝を伝えたいとき。
- キャンディ:長く続く好意をイメージして贈りたいとき。
- マカロン:華やかさや特別感を大切にしたいとき。
- バウムクーヘン:これからも長く一緒にいたいという気持ちを込めたいとき。
本命へのお返しでは、お菓子だけでなく短いメッセージを添えるのも効果的です。普段伝えにくい感謝や好意を、自然な言葉で伝える機会になります。
義理チョコへのお返しは負担にならないものを職場の同僚や友人など、恋愛感情とは関係のない相手には、受け取りやすさや配りやすさを重視するとよいでしょう。
おすすめは、個包装のクッキーや焼き菓子、複数の味を楽しめる小さな詰め合わせです。
相手に特別な意味を感じさせたくない場合は、過度に高級なブランド品や、恋愛的なメッセージが強く伝わる演出を避ける方法もあります。
一方、義理だからといって適当に選ぶ必要はありません。相手の好みやアレルギー、食べやすさを考えることも、きちんとしたお返しの一部です。
マシュマロを贈るならメッセージを添えると安心マシュマロを贈りたいけれど、嫌い説が気になる場合は、ひと言メッセージを添える方法があります。
例えば、次のような言葉なら自然に気持ちを伝えられます。
- 「いつもありがとう。おいしく食べてもらえたらうれしいです」
- 「ホワイトデーの始まりにちなんで選んでみました」
- 「ふわふわでおいしそうだったので、ぜひ食べてみてください」
- 「これからもよろしくお願いします」
特に、マシュマロの歴史を知らない相手には、ホワイトデー発祥のお菓子にちなんで選んだと伝えると、誤解を防ぎやすくなります。
【2026年最新】マシュマロの起源とホワイトデー商品の現在
マシュマロの歴史をたどると、ホワイトデーとの関係だけでなく、洋菓子としての長い背景も見えてきます。
マシュマロの起源は植物の根だったマシュマロという名前は、アオイ科の植物であるウスベニタチアオイの英語名「marsh mallow」に由来します。
この植物は湿地に生える性質があり、かつては根に含まれる粘液質を利用して、甘味を加えた食品が作られていました。
日本洋菓子協会連合会の解説によると、マシュマロの原型は薬用食品としての性格を持ち、フランスでは19世紀半ばに卵白や砂糖を加えた菓子へと発展しました。
現在のマシュマロは、主に砂糖、水あめ、ゼラチン、卵白などを使って作られています。かつて使われていた植物の根は、一般的な現代のマシュマロには使用されていません。
日本でのマシュマロの歴史も古く、国立国会図書館のレファレンス協同データベースでは、1892年(明治25年)に東京・京橋の風月堂が「真珠麿」という名称で販売した記録が紹介されています。
ホワイトデーが生まれるよりもずっと前から、日本でもマシュマロは洋菓子として親しまれていたのです。
2026年の石村萬盛堂のホワイトデー商品ホワイトデー発祥に関わる石村萬盛堂は、2026年2月15日付でホワイトデー商品の案内を公開しました。
同社が紹介した商品には、ベリーや桜、抹茶、柚子などを楽しめる「和ましゅまろ」や、クリームやジャムを包んだマシュマロのギフトボックスなどがあります。
公式オンラインストアの商品案内でも、チョコレート、コーヒー、あまおう苺、シャインマスカットなどのフレーバーが紹介されていました。
価格の掲載例には、5個入り540円(税込)の商品や、和のマシュマロ9個入り972円(税込)、12個入り1,296円(税込)などがあります。
こうした商品展開からも、マシュマロが単に昔ながらのお菓子ではなく、味やパッケージを工夫した現代のギフトとして展開されていることが分かります。
なお、これらは2026年シーズンの商品情報です。ホワイトデーの販売期間は終了しており、2027年のラインアップや価格は今後の公式発表を確認する必要があります。
2026年のホワイトデーで意識したい贈り方2026年11月現在、今年のホワイトデーはすでに終了しています。しかし、今回の贈答文化を振り返ると、今後のお返し選びにも役立つポイントがあります。
最初に、相手がお菓子の意味を気にするタイプかどうかを考えること。続いて、甘いものが好きか、どのような食感を好むかを確認することです。
マシュマロが好きな相手なら、嫌い説だけを理由に候補から外す必要はありません。反対に、ふわふわした食感が苦手な相手に無理に贈る必要もありません。
大切なのは、お菓子の意味を押し付けるのではなく、相手が喜んでくれるものを選ぶことです。
【プロの結論】ホワイトデーのお返しで失敗しない判断基準
マシュマロの嫌い説をめぐる問題から見えてくるのは、贈り物の意味が必ずしも一つに決まるわけではないということです。
同じマシュマロでも、発祥の歴史を知る人は優しさや感謝を感じ、ネット上の俗説を知る人はお断りの意味を連想する可能性があります。
贈り物には、選ぶ側の意図と受け取る側の解釈という二つの側面があります。この違いを意識することが、ホワイトデーのお返しで誤解を避けるための基本です。
お菓子の意味より優先したい3つのポイント1. 相手の好みを優先する
どれほど意味のよいお菓子でも、相手が苦手なら喜ばれない可能性があります。好きな味やブランド、食感を知っているなら、それを優先するのが自然です。
2. 相手との関係性に合わせる
本命には特別感のあるギフト、友人には気軽に受け取れるお菓子、職場には個包装で分けやすい商品など、関係性によって選び方を変えましょう。
3. 伝えたい気持ちは言葉で補う
お菓子の意味だけで気持ちを伝えようとすると、意図しない解釈をされることがあります。感謝や好意を伝えたい場合は、短いメッセージを添えると安心です。
マシュマロを贈ることが失礼なのではありません。相手がどう受け取るかを想像し、必要に応じて説明を添えることが、気持ちのよい贈り物につながります。
【マシュマロのホワイトデーの意味】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ホワイトデーにマシュマロを贈ると本当に嫌いという意味になりますか?
A1:必ずしもそうではありません。マシュマロの本来の意味は、もらったチョコレートを優しさで包んで返すというものです。「嫌い」という解釈は、食感や贈り方から生まれた後年の俗説です。
Q2:好きな人からマシュマロをもらったら脈なしですか?
A2:マシュマロをもらったという理由だけで脈なしとは判断できません。相手がマシュマロ好きだったり、ホワイトデーの発祥にちなんで選んだりした可能性もあります。普段の態度や会話も含めて判断することが大切です。
Q3:マシュマロは本命と義理のどちらに贈るべきですか?
A3:どちらにも贈れます。もともとホワイトデーの原点に関わるお菓子なので、本命への贈り物としても選べます。誤解が心配なら、感謝のメッセージを添えるとよいでしょう。
Q4:キャンディとクッキーではどちらが本命向きですか?
A4:一般的な意味の解釈では、キャンディは好意、クッキーは友達というイメージがあります。ただし、正式なルールではありません。本命に贈るなら、相手の好みに合ったものを選ぶことが大切です。
Q5:マカロンには特別な意味がありますか?
A5:マカロンは「特別な存在」という意味で紹介されることがあります。ただし、2026年の伊勢丹のギフト解説では、ホワイトデーにおける固定された意味はないと説明されています。高級感や華やかさを楽しむギフトとして選ぶのがおすすめです。
Q6:マシュマロの起源はホワイトデーなのですか?
A6:違います。マシュマロはホワイトデーよりはるか以前から存在するお菓子です。名前はウスベニタチアオイという植物に由来し、その根の粘液質を利用した食品が原型とされています。ホワイトデーは、マシュマロをお返しに使う文化が生まれた歴史です。
Q7:2026年のホワイトデーにはどのようなマシュマロが販売されましたか?
A7:石村萬盛堂では、2026年シーズンに和ましゅまろや、チョコレート、コーヒー、苺などのフレーバーを使った商品が紹介されました。販売期間や在庫には限りがあり、次のシーズンの商品内容は改めて公式案内を確認する必要があります。
ホワイトデーにマシュマロを贈ると「あなたが嫌い」という意味になるという説は、広く知られているものの、発祥時に決められた正式な意味ではありません。
1977年に石村萬盛堂が考案し、1978年に展開されたマシュマロデーでは、相手からもらったチョコレートを優しさで包んで返すという、前向きな気持ちが込められていました。
その後、全国飴菓子工業協同組合によるキャンペーンなども加わり、ホワイトデーはマシュマロだけでなく、キャンディやクッキーなど幅広いお菓子を贈る文化へと発展しました。
キャンディは好意、クッキーは友達、マカロンは特別な存在という解釈もありますが、どれも絶対的な決まりではありません。
2026年以降のホワイトデーでも、最も大切なのはお菓子に付けられた俗説ではなく、相手の好みや関係性に合わせて選ぶことです。
マシュマロが好きな人には、歴史あるお菓子として自信を持って贈ってもよいでしょう。もし誤解が気になるなら、ありがとうの一言を添えてみてください。贈り物に込めた気持ちは、お菓子の種類だけではなく、選んだ理由や添えた言葉によって、より確かに伝わるはずです。
参考にした主な資料・2026年情報
- 石村萬盛堂「ホワイトデー誕生のストーリー」「2026年ホワイトデー商品のご案内」
- 農畜産業振興機構「栄養補給品としても見直される飴の魅力」
- withnews「お返しにマシュマロ=嫌いはウソ?ホワイトデー発祥の店が反論」
- 高島屋オンラインストア「ホワイトデーのお返しのお菓子が持つ意味」
- 伊勢丹 MOO:D MARK「2026年ホワイトデーに喜ばれるマカロンのお返し」
- 国立国会図書館レファレンス協同データベース「日本で最初にマシュマロを発売したのはどこか」
- 日本洋菓子協会連合会「ギモーヴ」