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この世界の片隅に実写版は何作品?2011年と2018年のキャスト・違いを徹底解説

如月 七海 如月 七海 • 更新: • 公開: • 読了約 23 分
目次

「この世界の片隅に」の実写版を探している人が、まず知っておきたいのは、テレビドラマとして実写化された作品は2011年版と2018年版の2作品あるということです。

2011年版は日本テレビの終戦記念スペシャルドラマで、北川景子と小出恵介が主演。2018年版はTBSの日曜劇場で、松本穂香と松坂桃李が夫婦役を演じました。どちらも、こうの史代の同名漫画を原作としていますが、放送形式やキャスト、物語の描き方には違いがあります。

また、2016年には片渕須直監督による劇場アニメ版が公開され、こちらも高い評価を獲得しました。実写ドラマ2作品とアニメ映画は、同じ原作を異なる表現で映像化した作品です。

【まず結論】この世界の片隅にの実写版は2011年と2018年の2作品

この世界の片隅に実写

「この世界の片隅に」の実写化作品は、制作時期の異なる2つのテレビドラマです。

同じ原作を使っていますが、続編やシリーズ作品ではありません。それぞれ独立したキャストと制作スタッフによって作られた別作品です。

2011年版:北川景子・小出恵介が主演した日本テレビ版

2011年8月5日、日本テレビ系列で放送されたのが「終戦記念スペシャルドラマ この世界の片隅に」です。

主人公の北條すずを北川景子、夫の北條周作を小出恵介が演じました。

脚本は浅野妙子、演出は佐藤東弥。終戦記念日に合わせた単発のスペシャルドラマとして制作されています。

物語の中心は、広島から呉に嫁いだすずが、戦時下の北條家で家族と暮らしながら日常を守ろうとする姿です。

優香、速水もこみち、りょうなど、当時の人気俳優が脇を固めたことも特徴でした。

2016年の劇場アニメ版よりも5年早く制作されており、アニメ映画のヒットを受けて初めて実写化された作品ではありません。

2018年版:松本穂香・松坂桃李が主演したTBS日曜劇場版

2018年7月15日から9月16日まで放送されたのが、TBS日曜劇場「この世界の片隅に」です。

主人公のすずを松本穂香、夫の周作を松坂桃李が演じました。

脚本は岡田惠和、音楽は久石譲、演出は土井裕泰らが担当しています。

こちらは単発作品ではなく、全9話の連続ドラマです。

村上虹郎、二階堂ふみ、尾野真千子、伊藤沙莉、宮本信子など、幅広い世代の俳優が出演しました。

2011年版と比べて放送期間が長いため、すずと周作の関係だけでなく、北條家の家族関係や近所の人々との交流も丁寧に描かれています。

加えて、榮倉奈々が演じる近江佳代を中心とした現代パートが加えられている点も、大きな特徴です。

【放送日・話数・キャスト】2011年版と2018年版を徹底比較

2作品の基本情報を整理すると、違いがはっきりします。

比較項目 2011年日本テレビ版 2018年TBS版
正式な作品枠 終戦記念スペシャルドラマ 日曜劇場
放送日 2011年8月5日 2018年7月15日〜9月16日
放送局 日本テレビ系列 TBS系列
放送形式 単発スペシャル 連続ドラマ
全話数 1話 9話
主人公・すず 北川景子 松本穂香
夫・周作 小出恵介 松坂桃李
白木リン 優香 二階堂ふみ
水原哲 速水もこみち 村上虹郎
北條径子 りょう 尾野真千子
脚本 浅野妙子 岡田惠和
主な特徴 一夜完結の物語 家族・地域・現代パートまで描く連続ドラマ
2011年版の主要キャスト

日本テレビ版では、北川景子が主人公のすずを演じています。

主な出演者は次のとおりです。

- 北川景子:北條すず
- 小出恵介:北條周作
- 優香:白木リン
- 速水もこみち:水原哲
- りょう:北條径子
- 篠田三郎:北條円太郎
- 市毛良枝:北條サン
- 小西舞優:北條晴美
- 芦田愛菜:北條千鶴

注目したいのは、2011年版では白木リンを優香が演じていることです。

リンは周作の過去とも関係する重要な人物であり、すずの人生にも関わってきます。優香が演じるリンは、2018年版の二階堂ふみとはまた異なるキャスティングです。

2018年版の主要キャスト

TBS版では、松本穂香がすず役に起用されました。

主な出演者と役柄は以下のとおりです。

- 松本穂香:北條すず
- 松坂桃李:北條周作
- 村上虹郎:水原哲
- 二階堂ふみ:白木リン
- 尾野真千子:黒村径子
- 伊藤沙莉:刈谷幸子
- 土村芳:堂本志野
- 田口トモロヲ:北條円太郎
- 伊藤蘭:北條サン
- 宮本信子:森田イト
- 仙道敦子:浦野キセノ
- ドロンズ石本:浦野十郎
- 久保田紗友:浦野すみ
- 稲垣来泉:黒村晴美
- 榮倉奈々:近江佳代
- 古舘佑太郎:江口浩輔
- 香川京子:節子

TBS版では、すずの家族や北條家の人々だけでなく、近所の女性たちとの関係も物語の重要な要素になっています。

特に尾野真千子演じる径子と、二階堂ふみ演じるリンは、物語に奥行きを与える存在です。

【歴代キャスト・相関関係】同じ登場人物を演じた俳優の違い

2作品を比較するとき、最も分かりやすいのが主要人物のキャスト交代です。

すずと周作という夫婦を中心に、リン、哲、径子といった人物が物語を動かす構造は共通しています。

すずと周作:2組の俳優が描く夫婦の姿

2011年版の北川景子と小出恵介、2018年版の松本穂香と松坂桃李。

どちらも、戦争という厳しい時代の中で生活を築いていく夫婦を演じています。

北川景子版は、単発ドラマという限られた時間の中で、すずの人生を凝縮して見せる構成です。

一方、松本穂香版では、すずが呉の生活に慣れていく過程や、周作との距離が少しずつ変化していく様子を連続ドラマならではの時間で描いています。

リン・哲・径子の配役も大きく変わった

2作品で比較されやすいのが、白木リンと水原哲、そして北條径子です。

登場人物 2011年版 2018年版 人物の位置づけ
すず 北川景子 松本穂香 物語の主人公
周作 小出恵介 松坂桃李 すずの夫
リン 優香 二階堂ふみ 周作の過去と関係する女性
哲 速水もこみち 村上虹郎 すずの幼なじみ・初恋の相手
径子 りょう 尾野真千子 周作の姉
円太郎 篠田三郎 田口トモロヲ 周作の父
サン 市毛良枝 伊藤蘭 周作の母
晴美 小西舞優 稲垣来泉 径子の娘

2018年版では、二階堂ふみが演じるリンの人物像を掘り下げることが、制作側の意図として明確に示されていました。

また、尾野真千子の径子についても、人物の背景や感情をより膨らませる方針が取られています。

このように、同じ登場人物であっても、演じる俳優と描写の重点が変わることで、作品全体の印象も変わってきます。

【2011年版と2018年版の違い】一夜完結と全9話では何が変わった?

2作品の最大の違いは、放送時間の長さだけではありません。

限られた時間で物語の骨格を伝える2011年版と、周囲の人物や時代背景まで広げていく2018年版では、映像化のアプローチそのものが異なります。

2011年版は原作の物語を凝縮したスペシャルドラマ

2011年版は終戦記念日の特別番組として放送されました。

そのため、物語を一夜で届ける構成になっています。

すずの結婚、呉での生活、家族との交流、戦争による日常の変化など、作品の中心となる出来事を限られた放送時間に収めています。

原作漫画を読んでいない人でも、すずがどのような人生を歩んだのかを把握しやすいのが特徴です。

2018年版は周囲の人物の人生まで描く連続ドラマ

2018年版は全9話という長さを生かし、人物同士の関係をより丁寧に描きました。

特に、リンとすずの関係、径子の家族への思い、北條家の人々が抱える事情などが物語に厚みを与えています。

制作を担当した佐野亜裕美プロデューサーは、2018年8月のオリコンのインタビューで、原作を尊重しながら時制を入れ替えたり、物語を追加・整理したりする方針を説明しています。

また、原作にはない現代パートを加えたことについても、テレビドラマとして異なる切り口を作るための演出だったと説明しています。

2018年版だけに登場する現代パート

特に大きな変更点が、榮倉奈々演じる近江佳代と、古舘佑太郎演じる江口浩輔を中心とした現代の物語です。

このパートは原作漫画の戦時中の物語とは異なる時間軸を持っています。

過去の広島・呉で生きた人々の物語を、現代の人物へとつなげる構成です。

制作側は、戦争によって日常が失われることは、決して過去だけの問題ではないという視点を示しました。

一方で、原作やアニメ映画を大切にしている視聴者からは、現代パートよりも戦時中のすずたちの生活を長く見たかったという意見も出ています。

この追加要素が、2018年版の評価を分けたポイントの一つです。

【2016年劇場アニメ版との違い】実写ドラマと映画はどちらを見るべき?

「この世界の片隅に」と聞いて、2016年公開の劇場アニメを思い浮かべる人も少なくありません。

しかし、アニメ映画と実写ドラマは、同じ原作を映像化した別作品です。

2016年版は片渕須直監督による劇場アニメ

2016年11月12日に公開された劇場アニメ版は、片渕須直が監督・脚本を担当しました。

主人公すずの声を担当したのは、のんです。

主な声の出演者は次のとおりです。

- のん:北條すず
- 細谷佳正:北條周作
- 尾身美詞:黒村径子

上映時間は130分。

原作の世界をアニメーションで再構築し、戦時下の広島や呉の街並み、食事、家事、季節の移り変わりなどを繊細に表現しています。

文化庁メディア芸術祭では、第21回アニメーション部門の大賞を受賞しました。

アニメ版と実写版の主な違い
比較項目 2016年劇場アニメ 2011年・2018年実写版
表現方法 アニメーション 実際の俳優による演技
すず役 のん(声) 北川景子・松本穂香
周作役 細谷佳正(声) 小出恵介・松坂桃李
作品形式 劇場映画 テレビドラマ
物語の特徴 映像表現と日常描写を重視 俳優による人物描写と家族関係
時間構成 約130分 単発または全9話

アニメ版の大きな魅力は、漫画の絵の表現を映像に置き換えられることです。

例えば、すずが絵を描く場面や、呉の風景、食材を工夫して料理する場面などは、アニメならではの色彩や動きによって表現されています。

文化庁の作品解説でも、当時の文献や地図、現地調査、住民への聞き取りを通じて、失われた広島の街並みを再現した点が評価されています。

一方、実写ドラマでは俳優の表情や声、家族同士の距離感が直接伝わります。

特に2018年版は9話あるため、登場人物の感情の変化を追いやすい作品です。

2019年のアニメ拡張版との混同にも注意

もう一つ知っておきたいのが、2019年12月20日に公開された「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」です。

こちらは2016年の劇場アニメをベースに、250カットを超える新しいエピソードなどを加えた作品です。

実写ドラマの第3作ではありません。

したがって、テレビの実写化作品を探している場合は、2011年版と2018年版を押さえておけば問題ありません。

【実写ドラマの評判・感想】北川景子版と松本穂香版はどう評価された?

2作品は、同じ原作を扱いながらも、視聴者の受け止め方に違いがあります。

評価を見る際には、視聴率だけでなく、キャストの演技や原作との違い、映像作品としての完成度も考える必要があります。

2011年版は北川景子のすずと凝縮された物語が見どころ

2011年版は、2016年のアニメ映画が公開される前に放送された作品です。

そのため、現在の視聴者の中には、アニメ版や2018年版を見た後に2011年版を知った人もいます。

Filmarksのユーザー評価では、閲覧時点で5点満点中3.5点、245件のレビューが掲載されています。

感想では、北川景子のすずを評価する声や、短い時間に物語がまとまっている点を評価する声が見られます。

一方、原作やアニメ映画の印象が強い人からは、キャラクターのイメージや描写の違いを指摘する意見もあります。

単発ドラマとして見るか、原作の細かな描写と比較するかによって、評価が変わりやすい作品です。

2018年版は松本穂香の演技と豪華なキャストが評価された

2018年版は、松本穂香のすずを中心に、松坂桃李、尾野真千子、二階堂ふみらの演技が注目されました。

Filmarksでは閲覧時点で5点満点中4.0点、6,057件のレビューが掲載されています。

特に好意的な感想として挙げられるのは、次のようなポイントです。

- 松本穂香が演じるすずの柔らかく自然な雰囲気。
- 松坂桃李と松本穂香が作り上げる夫婦の関係。
- 尾野真千子や二階堂ふみなど、脇役の存在感。
- 戦争そのものだけでなく、当時の人々の暮らしを丁寧に描いた点。
- 久石譲による音楽と作品全体の穏やかな空気感。

一方、否定的な意見として目立つのが、現代パートの必要性についてです。

戦時中の物語に集中したい視聴者にとっては、現代の人物を描く場面が物語の流れを中断するように感じられることがありました。

実際、佐野プロデューサーも当時のインタビューで、現代パートに賛否両論が出ることは想定していたと語っています。

放送当時の視聴率も注目された

2018年版は、最終回が2018年9月16日に放送されました。

MANTANWEBの報道によると、最終回の平均視聴率は関東地区で10.0%。第1話と第8話では番組最高となる10.9%を記録しています。

最終回では、戦争が終わった後のすずたちの暮らしと、現代につながるエンディングが描かれました。

作品の最後まで視聴者の関心を集めたことがうかがえます。

ただし、Filmarksのユーザー評価とテレビの視聴率は、測定方法も対象者も異なります。どちらか一方だけで作品の優劣を判断することはできません。

【実写化の経緯】こうの史代の原作漫画から2つのドラマが生まれた理由

そもそも「この世界の片隅に」は、こうの史代による漫画作品です。

2007年から2009年にかけて双葉社の「漫画アクション」で連載され、単行本は上・中・下巻の3巻構成で刊行されました。

2009年には第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門の優秀賞を受賞しています。

原作漫画が描いたのは戦争の中にある普通の暮らし

主人公は広島市江波で育った浦野すずです。

絵を描くことが好きなすずは、縁談をきっかけに呉の北條周作のもとへ嫁ぎます。

そこで待っていたのは、慣れない土地での生活や家族との関係、食料や物資の不足など、さまざまな日常の出来事でした。

やがて戦争が激しくなり、空襲によって暮らしは大きく変化していきます。

この作品の特徴は、戦争を大きな歴史的事件だけで捉えず、一般の人々の生活から描いていることです。

何を食べるか、どのように家族を支えるか、限られた物資でどう生活するか。

そうした日常の積み重ねが、戦争によって失われていくことの重さを伝えています。

2011年に日本テレビが最初の実写ドラマを制作

原作が評価される中で、2011年に日本テレビが終戦記念スペシャルドラマとして映像化しました。

脚本には浅野妙子を起用。

北川景子、小出恵介、優香、速水もこみち、りょうらが出演し、原作の物語をテレビドラマとして届けました。

この段階では、後のアニメ映画のヒットを前提とした企画ではありません。

原作漫画そのものの評価を背景にした実写化でした。

2016年の劇場アニメを経て2018年にTBSが再実写化

2016年には片渕須直監督による劇場アニメが公開されました。

クラウドファンディングによる制作支援も話題になり、3,374人の支援者から3,622万4,000円を集めたことが、映画公式の製作発表で公表されています。

その後、2018年にTBSが再び実写ドラマ化しました。

TBS版は、アニメ映画をそのまま俳優で再現することを目的としたものではありません。

佐野プロデューサーのインタビューによれば、原作を大切にしながらも、リンや径子の描写を広げ、現代パートを加えるなど、新しい視点で作品を構成することが企画段階から考えられていました。

つまり、2011年版と2018年版は、同じ原作を共有しながらも、異なる時代のテレビドラマとして作られた作品なのです。

【プロの結論】どの実写版から見るべき?おすすめの選び方

これから「この世界の片隅に」を視聴するなら、作品の長さと、どこに注目したいかで選ぶのがおすすめです。

2011年版がおすすめの人

- 北川景子と小出恵介の共演を見たい。
- 1話完結で物語を楽しみたい。
- 2018年版とのキャストの違いを確かめたい。
- 初期の実写化作品を見比べたい。

2018年版がおすすめの人

- すずと周作の関係を時間をかけて見たい。
- 松本穂香や松坂桃李の演技を楽しみたい。
- 二階堂ふみや尾野真千子の人物描写にも注目したい。
- 原作にない現代パートを含めた新しい解釈を見たい。

2016年の劇場アニメ版がおすすめの人

- 原作漫画の絵の世界観を映像で楽しみたい。
- のんが演じるすずの声を聞きたい。
- 片渕須直監督による歴史考証や背景美術を味わいたい。
- 130分の映画で作品の世界に集中したい。

個人的な視聴順のおすすめは、2016年の劇場アニメ版、2018年のTBS版、2011年の日本テレビ版です。

まずアニメで原作の世界観に触れ、次に連続ドラマで人物の関係を深く知り、最後に2011年版で最初の実写化がどのように描かれたかを比較すると、それぞれの作品の個性が見えやすくなります。

【よくある質問】この世界の片隅にの実写版に関するFAQ

Q1:この世界の片隅にの実写版は全部で何作品ありますか?

A1:テレビドラマとしては2作品です。2011年の日本テレビ版と、2018年のTBS日曜劇場版があります。2016年の劇場アニメは実写作品ではありません。

Q2:北川景子が主演した実写版は何年の作品ですか?

A2:2011年8月5日に日本テレビ系列で放送された終戦記念スペシャルドラマです。北川景子がすず、小出恵介が周作を演じました。

Q3:松本穂香と松坂桃李が出演したドラマは全何話ですか?

A3:2018年にTBS系列で放送された全9話の連続ドラマです。2018年7月15日にスタートし、9月16日に最終回を迎えました。

Q4:2011年版と2018年版ではキャストが違いますか?

A4:違います。すず役は北川景子から松本穂香へ、周作役は小出恵介から松坂桃李へ変更されています。リン役も優香から二階堂ふみ、径子役もりょうから尾野真千子に変わりました。

Q5:2016年のアニメ映画と実写ドラマは同じ内容ですか?

A5:基本的な物語は共通していますが、映像表現や構成に違いがあります。特に2018年のTBS版では、原作にはない現代パートが追加されています。

Q6:2018年版の現代パートは原作にもありますか?

A6:原作漫画にはないドラマオリジナルの要素です。榮倉奈々演じる近江佳代、古舘佑太郎演じる江口浩輔らが登場し、過去の物語と現代をつなぐ役割を担っています。

Q7:2011年版と2018年版はどちらの評価が高いですか?

A7:Filmarksの掲載評価では、2018年版が4.0点、2011年版が3.5点です(いずれも閲覧時点)。ただし、評価の投稿件数や視聴者の好みも異なるため、数字だけで作品の価値を決めることはできません。

「この世界の片隅に」の実写版は、2011年の日本テレビ版と2018年のTBS版の2作品です。

2011年版は北川景子と小出恵介が主演する単発スペシャルドラマ。2018年版は松本穂香と松坂桃李が主演する全9話の連続ドラマです。

同じ原作をもとにしていても、キャストや演出、人物描写、物語の広げ方には違いがあります。

加えて、2016年の劇場アニメ版には、のんをはじめとする声優陣による独自の魅力があります。

作品を比較するときに大切なのは、どの俳優が原作の人物に似ているかだけではありません。限られた時間で物語を伝えるのか、人物の人生をじっくり描くのか、アニメーションならではの表現を追求するのかという、映像化の方向性にも注目することです。

戦争という大きな歴史の中で、普通の人々がどのように暮らし、何を失い、それでも生きていこうとしたのか。

その根底にあるテーマは、2011年版、2018年版、2016年の劇場アニメ版のいずれにも通じています。

2026年に改めて作品を見比べるなら、まずは自分に合った映像化作品から触れ、異なるキャストと演出によって生まれる「この世界の片隅に」の魅力を味わってみてください。

編集部向け・主な事実確認資料

- 日本テレビ公式番組情報:2011年版の放送日、キャスト、制作スタッフ。
- TBS公式番組情報:2018年版の放送期間、全9話、キャスト、相関関係。
- オリコンの佐野亜裕美プロデューサーインタビュー:現代パートの制作意図と原作からの変更点。
- 文化庁メディア芸術祭・日本映画データベース:原作漫画の評価、2016年アニメ映画の公開日・スタッフ・受賞歴。
- MANTANWEB:2018年版の最終回視聴率と放送内容。
- Filmarks:2011年版・2018年版のユーザー評価と感想。

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如月 七海

スポーツ報道9年。連盟の公式記録、試合結果、会見の書き起こしで数値と経歴を確認しています。

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