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2026年の夏の暑さはいつまで?11月の気温予報と残暑の地域差を徹底解説

小野寺 翔 小野寺 翔 • 更新: • 公開: • 読了約 18 分
目次

2026年の夏は、全国平均気温が平年差+1.02℃となり、1898年の統計開始以来、5番目に暑い夏となりました。特に西日本では記録的な高温が続き、最高気温40℃以上の「酷暑日」も延べ36地点で観測されています。では、この暑さは11月に入っても続くのでしょうか。

気象庁が2026年10月29日に発表した最新の1か月予報によると、10月31日から11月30日にかけて、東日本・西日本・沖縄・奄美では平年より気温が高くなる見込みです。一方、北日本では寒気の影響を受けやすく、平年並みか低い気温が予想されています。つまり、全国一律に秋が深まるのではなく、地域によって季節の進み方に差が出る状況です。

【先に結論】2026年の夏の暑さはいつまで?11月も暖かい地域が続く

今年の夏暑さいつまで

2026年の夏の厳しい猛暑は、季節の進行とともに収束しています。しかし、11月に入ったからといって、日本全国で一斉に寒くなるわけではありません。

気象庁の2026年10月29日発表の1か月予報では、東日本・西日本・沖縄・奄美で平均気温が高くなる確率が高く、11月後半にかけても暖かい傾向が見込まれています。

一方、北日本は寒気が流れ込みやすく、北海道を中心に11月上旬から冷え込みが強まる可能性があります。

11月の暑さは「夏の猛暑」ではなく「秋の高温」

ここで区別しておきたいのが、夏の猛暑と秋の高温は同じ現象ではないという点です。

夏の猛暑は、太平洋高気圧や上空の高気圧などの影響で、最高気温35℃以上の猛暑日が発生するような厳しい暑さを指します。

一方、11月の高温傾向は、季節としては秋が進んでいるものの、暖かい空気に覆われやすく、平均気温が平年より高くなる状態です。

したがって、11月も暖かい予報だからといって、夏のような猛暑日が毎日のように続くという意味ではありません。

2026年11月の気温予報はいつ更新される?

気象庁の1か月予報は原則として毎週木曜日の14時30分に発表されます。

2026年11月1日時点で最新の全国予報は、10月29日14時30分に発表されたものです。次回の発表予定は2026年11月5日14時30分となっています。

長期予報は、発表後も新しい観測データや大気の状態を反映して更新されます。11月後半の気温を知りたい場合は、最新の1か月予報を確認することが大切です。

【2026年夏の気温記録】平均気温は平年差+1.02℃で統計開始以来5位

2026年の夏がどれほど暑かったのかを理解するには、気象庁が公表している季節平均気温のデータが参考になります。

気象庁の「日本の季節平均気温」によると、2026年6月から8月までの日本の平均気温は、1991年から2020年までの30年間の平均値と比較して+1.02℃でした。

1898年に統計を開始して以来、5番目に高い記録です。

2026年は過去の猛暑年と比べてどうだった?

2026年より高い偏差を記録した年には、2025年、2024年、2023年、2010年があります。

特に2025年は平年差+2.36℃で、統計開始以来の最高記録となりました。2026年は前年ほど全国平均気温が高かったわけではありませんが、それでも歴代5位という非常に高い水準です。

また、2026年の夏は全国平均だけでは捉えられない極端な高温も発生しました。

  • 2025年:平年差+2.36℃、統計開始以来1位
  • 2024年・2023年:平年差+1.76℃、同率2位
  • 2010年:平年差+1.08℃、4位
  • 2026年:平年差+1.02℃、5位

この順位から分かるのは、2026年も歴史的な高温の夏だったということです。

40℃以上の酷暑日も2010年以降で最多

2026年の大きな特徴は、40℃以上の気温を観測した地点が多かったことです。

気象庁の2026年9月1日発表「令和8年夏を対象とした異常気象分析検討会の結果について」によると、2026年夏には延べ36地点で酷暑日を観測しました。これは2010年以降で最多です。

加えて、7月下旬から8月初めにかけては、東日本・西日本を中心に厳しい暑さとなり、国内初となる5日連続の記録を含む酷暑日が発生しました。

気象庁は2026年4月17日、最高気温40℃以上の日の名称を「酷暑日」と正式に決定しています。従来の猛暑日(35℃以上)に加え、40℃以上の危険な暑さを明確に伝えるための新しい予報用語です。

地域によって異なった2026年の暑さ

全国平均気温が高かった一方、各地域の気温の上がり方には違いがありました。

気象庁の夏の天候まとめでは、北日本と西日本で平均気温がかなり高く、東日本では高く、沖縄・奄美では平年並みと評価されています。

特に西日本では、夏の平均気温が1946年の統計開始以来3番目の高さとなりました。7月中旬・下旬、8月下旬にも記録的な高温が発生しています。

全国平均が2025年を下回ったからといって、すべての地域で暑さが弱まったわけではありません。局地的には非常に厳しい気象条件が続いた夏でした。

【地域別の気温見通し】2026年11月は北日本と東・西日本で明暗が分かれる

11月の気温を考えるうえで最も重要なのが、地域ごとの違いです。

気象庁の10月29日発表の1か月予報では、10月31日から11月30日までの平均気温について、北日本では平年並みか低い可能性がある一方、東日本・西日本では高い可能性が示されています。

地域ごとの2026年夏の実績と11月の予報を整理すると、次のようになります。

地域 2026年夏の気温傾向 11月の気温予報 注目ポイント
北日本 平年よりかなり高い 平年並みまたは低い確率が各40% 寒気の南下と北海道の冷え込み
東日本 平年より高い 高い確率50% 11月後半も暖かい傾向
西日本 平年よりかなり高い 高い確率60% 秋の高温と季節の進行の遅れ
沖縄・奄美 平年並み 高い確率60% 暖かい空気に覆われやすい
北海道・東北:11月上旬は寒気の影響に注意

北日本では、東シベリア方面からの寒気の影響を受けやすくなる見通しです。

特に北海道では、11月上旬にかけて気温が低くなる可能性があります。気象庁の1か月予報では、北日本の第1週(10月31日~11月6日)に気温が低い確率が70%とされています。

また、北日本の日本海側では曇りや雨、雪の日が平年より多くなる見込みです。地域によっては、秋から冬への移行を感じる日が増えていきそうです。

東北についても、寒気が南下するタイミングでは一時的に冷え込む可能性があります。日中の気温だけでなく、朝晩の冷え込みにも注意が必要です。

関東・甲信・東海・北陸:暖かい日と冷え込む日の差に注意

東日本では、11月の平均気温が平年より高くなる確率が50%と予想されています。

特に11月14日から27日までの3~4週目は、気温が高い確率が60%となっています。

そのため、11月後半になっても平年より暖かい日が現れる可能性があります。ただし、低気圧や前線の影響を受ける時期もあり、毎日気温が高いわけではありません。

日中は過ごしやすくても、朝晩は冷えることがあります。服装は重ね着を基本にすると、気温変化に対応しやすくなります。

近畿・中国・四国・九州:11月も秋の高温が続く可能性

西日本では、11月の平均気温が高くなる確率が60%と予想されています。

2026年夏は西日本を中心に記録的な暑さとなりましたが、秋に入ってからも暖かい空気に覆われやすい状態が続く見込みです。

特に11月後半も高温傾向が予想されているため、紅葉の進み方や秋冬商品の需要などにも影響が出る可能性があります。

ただし、雨や前線の通過によって一時的に気温が下がることもあります。平均気温の予報と、毎日の最高・最低気温は分けて確認しましょう。

沖縄・奄美:11月も暖かさが残る見込み

沖縄・奄美では、11月の平均気温が高くなる確率が60%です。

本州各地で秋冬の装いが増える時期でも、沖縄では暖かさが残る日が多くなる可能性があります。

ただし、曇りや雨の日も予想されているため、気温だけでなく天候の変化も確認しておくと安心です。

【暑さの原因を分析】2026年の猛暑をもたらした偏西風と高気圧の影響

2026年の夏に記録的な暑さが発生した背景には、単純な気温上昇だけでは説明できない大気の動きがありました。

気象庁が9月1日に公表した異常気象分析検討会の結果では、上空の偏西風が日本付近で大きく蛇行し、日本列島が暖かい空気や高気圧に覆われやすくなったことが説明されています。

偏西風が北に蛇行して暖かい空気が流入

偏西風は、地球の中緯度地域の上空を西から東に吹く強い風です。日本付近の偏西風の位置や流れ方は、気温や天候に大きな影響を与えます。

2026年夏は、偏西風が平年より北側を流れやすい状態になりました。その結果、北日本・西日本を中心に暖かい空気に覆われやすくなり、平均気温が高くなりました。

特に西日本では、上層のチベット高気圧が張り出し、太平洋高気圧などとともに背の高い高気圧に覆われる状況が発生しました。

下降気流と強い日射が高温を後押し

高気圧に覆われると、下降気流が発生しやすくなります。下降する空気は圧縮されて温度が上がるため、地上付近の気温上昇につながります。

加えて、晴天が続くと日射によって地表面が強く暖められます。こうした条件が重なり、2026年7月下旬から8月初めにかけて、西日本を中心に非常に厳しい暑さが発生しました。

気象庁の分析では、地球温暖化による大気全体の気温上昇も高温に影響したとされています。イベント・アトリビューション解析では、地球温暖化がなかったと仮定した場合、7月中旬から8月上旬の西日本の高温はほぼ発生し得なかったとの結果も示されました。

エルニーニョ現象と夏の気象の関係

2026年春からはエルニーニョ現象が発生しているとみられ、7月の太平洋赤道域東部の海面水温は、基準値より+2.5℃となりました。

気象庁は、この顕著なエルニーニョ現象が夏の台風発生数の多さに影響した可能性についても指摘しています。

2026年夏の台風発生数は17個で、1951年の統計開始以来3位タイの多さでした。

ただし、エルニーニョ現象と猛暑を単純に結び付けることはできません。2026年の高温には、偏西風の蛇行、高気圧の配置、地球温暖化など複数の要因が重なっていました。

【熱中症対策はいつまで必要?】11月も気を付けたい体調管理

夏の猛暑が収まってくると、熱中症への警戒を緩めてしまいがちです。しかし、熱中症は夏だけに発生するものではありません。

2026年11月は東日本・西日本で平年より高い気温が予想されているため、暖かい日の日中の活動や、室内の温度管理には引き続き注意が必要です。

熱中症対策を終了する明確な日付はない

熱中症対策は、9月や10月になったら一律に終了するというものではありません。

気温だけでなく、湿度、日射、風通し、運動量などによって身体への負担は変わります。

特に高齢者や子ども、体調を崩している人は、気温がそれほど高くない日でも注意が必要です。

11月も続けたい5つの基本対策
  • 水分補給:喉の渇きを感じる前から、こまめに水分を取る。
  • 室温管理:室内でも暑さを感じる場合は、エアコンなどで適切に調整する。
  • 服装の調節:重ね着を活用し、暑くなったらすぐに脱げる服装にする。
  • 無理な運動を避ける:暑さを感じる時間帯の激しい運動や長時間の屋外活動を控える。
  • 暑さ指数の確認:気温だけで判断せず、WBGT(暑さ指数)や熱中症警戒情報も参考にする。

厚生労働省も、屋内外を問わずこまめな水分補給と暑さを避ける行動を呼びかけています。

めまい、立ちくらみ、頭痛、吐き気、強い倦怠感などが現れた場合は、涼しい場所に移動して身体を冷やすことが大切です。自力で水分を取れない、意識がないといった症状がある場合は、直ちに救急車を呼んでください。

【よくある誤解】11月も暑い予報なら冬の到来は遅れる?

11月の高温予報を見ると、冬の訪れが大幅に遅れるのではないかと考える人もいる可能性があります。しかし、季節予報は一定期間の平均的な傾向を示すものであり、冬の到来日を確定するものではありません。

平均気温が高くても寒い日は発生する

例えば、11月の平均気温が平年より高い地域でも、寒気が南下すれば一時的に気温が下がります。

反対に、北日本で平均気温が平年並みか低い予報であっても、暖かい空気が流れ込む日はあります。

長期予報は、特定の日の気温を正確に示すものではありません。日々の天気予報と組み合わせて判断することが大切です。

平年値は1991年~2020年の30年間が基準

気象庁が使用する現在の平年値は、1991年から2020年までの30年間の平均値です。

2026年夏の平年差+1.02℃も、この30年間の基準値と比較した数字です。

平年より気温が高いという表現は、必ずしも猛暑日になることを意味しません。あくまで比較対象となる30年間の平均より高いという意味です。

また、過去の平年値と現在の平年値では基準期間が異なる場合があるため、異なる資料の数値を比較するときは、対象期間を確認する必要があります。

【今年の夏の暑さはいつまで続くか】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:2026年の夏の暑さはいつまで続きますか?

A1:夏のような厳しい猛暑は季節の進行とともに収束しています。ただし、気象庁の10月29日発表の1か月予報では、東日本・西日本を中心に11月も平年より暖かい傾向が予想されています。

Q2:2026年11月も残暑が続くのでしょうか?

A2:東日本・西日本では11月後半も高温傾向が予想されています。ただし、夏のような猛暑が続くという意味ではなく、秋としては暖かい日が多くなる可能性を示しています。

Q3:2026年の夏は観測史上何番目に暑かったですか?

A3:日本の夏の平均気温は平年差+1.02℃で、1898年の統計開始以来5番目に高い記録でした。平年値は1991年~2020年の30年間の平均です。

Q4:2026年11月に最も寒くなりそうな地域はどこですか?

A4:北日本では寒気の影響を受けやすく、特に北海道を中心に11月上旬の冷え込みに注意が必要です。気象庁の1か月予報では、北日本の第1週に気温が低い確率が70%とされています。

Q5:2026年の夏はなぜこれほど暑かったのですか?

A5:偏西風が平年より北側を流れやすく、日本付近が暖かい空気や高気圧に覆われたことが主な要因です。下降気流や強い日射に加え、地球温暖化による大気全体の気温上昇も影響しました。

Q6:熱中症対策は11月になったらやめても大丈夫ですか?

A6:一律に終了する必要はありません。気温や湿度、暑さ指数、体調に応じて水分補給や室温管理を続けましょう。特に暖かい日の屋外活動や、暑さがこもりやすい室内では注意が必要です。

2026年の夏は、平均気温が平年差+1.02℃となり、1898年の統計開始以来5番目に暑い夏となりました。加えて、最高気温40℃以上の酷暑日が延べ36地点で観測されるなど、極端な高温も目立ちました。

一方、2026年11月は地域によって気温の見通しが異なります。北日本では寒気の影響を受けて気温が低下する可能性がある一方、東日本・西日本・沖縄・奄美では平年より高い気温が予想されています。

特に注目したいのは、東日本・西日本で11月後半も高温傾向が続く可能性です。夏の猛暑がそのまま続くわけではありませんが、秋の深まりがゆっくりになる地域もありそうです。

【プロの結論】

2026年の暑さを判断するうえで大切なのは、「全国的に暑いか寒いか」という単純な見方をしないことです。

夏の平均気温は全国的な傾向を示しますが、実際の生活に影響するのは地域ごとの気温や天候です。北海道では冬支度を意識する一方、関東から九州では暖かい日と冷え込む日の両方に備える必要があります。

また、11月の高温予報は確定した日々の気温ではなく、一定期間の傾向を示したものです。毎週更新される気象庁の1か月予報と、直近の天気予報を組み合わせて確認することが、季節の変化に対応する最も確実な方法です。

今年の夏の暑さは終息に向かっていますが、2026年の秋は地域によって暖かさが残る見込みです。気温の数字だけでなく、寒気の南下や日々の寒暖差にも注目しながら、無理のない服装と体調管理を心がけましょう。

主な根拠資料

- 気象庁「日本の季節平均気温」2026年夏の平年差・歴代順位。
- 気象庁「全国1か月予報」2026年10月29日発表。
- 気象庁「令和8年夏を対象とした異常気象分析検討会の結果について」2026年9月1日。
- 気象庁「2026年夏(6月~8月)の天候」。
- 気象庁「最高気温が40℃以上の日の名称を『酷暑日』に決定」。
- 厚生労働省「熱中症予防のために」。

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小野寺 翔
トレンドリサーチャー 小野寺 翔
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アニメ・漫画の制作発表を担当。制作会社・出版社の公式告知と原作者コメントを確認してから記事化します。

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