最初に押さえておきたいのは、今回の脱退が単純な海外進出の賛否だけで決まったものではないという点です。
2022年11月4日に発表された5人の連名コメントでは、今後のグループ活動や個人の人生について、前年から何度も話し合っていたことが説明されています。その結果、メンバーが大切にしているものは同じでも、海外活動をはじめとする目指す方向に違いが生まれたと報告されました。
つまり、脱退の背景には、次の3つの問題が重なっていたと読み取れます。
- グループとして海外で活躍するという目標を、どのように実現するか。
- 個々の経験や年齢、将来のキャリアを踏まえた活動方針の違い。
- 5人全員が同じグループで活動を続けることと、それぞれの人生を尊重することの両立。
所属事務所の公式発表も、5人のコメントも、誰か1人を対立の原因として挙げてはいません。脱退は複数回の話し合いを経たうえで決まった、5人の将来に関わる決断でした。
【メンバー別】平野紫耀・岸優太・神宮寺勇太の脱退理由をコメントから検証

3人は同じタイミングでグループを離れることを決めましたが、2022年11月4日の発表で明らかになった個々のコメントを読むと、考えていたことには違いがあります。
1.平野紫耀の脱退理由:海外進出という夢と現実のギャップ元King & Princeメンバー・Number_iメンバー
平野紫耀は、デビュー当時から海外で活躍できるグループになることを目標にしていました。その夢には、ジャニー喜多川氏との約束や、応援してくれるファンとの思いも重なっていたとコメントしています。
しかし、活動を続けるなかでメンバーそれぞれが経験を積み、グループの活動方針に違いが生まれていきました。
平野が特に言及したのは、自分の年齢と海外進出という目標との関係です。グループ全体の活動方針を踏まえたとき、全力で取り組んでも海外で活躍するという夢の実現は難しいのではないかと感じ、目標を失ったことが決断につながったと説明しました。
平野紫耀のコメントの要旨:「海外で活躍できるグループになること」を目指していたが、活動方針の違いが生まれ、目標を失った。
ここで重要なのは、平野が海外進出そのものを諦めたかったわけではないことです。むしろ、海外で活動するという夢を大切にしていたからこそ、当時のグループの方向性との間に隔たりを感じていたと考えられます。
その後、平野はNumber_iのメンバーとして新たな音楽活動を開始しました。脱退時に語った海外への意識は、その後のキャリアを考えるうえでも重要な背景です。
2.岸優太の脱退理由:海外で通用する実力と自分の目標との葛藤元King & Princeメンバー・Number_iメンバー
岸優太も、デビュー当初から海外で活躍できるグループを目指していました。しかし、平野とは少し異なる角度から、自分自身の課題について語っています。
岸はドラマや舞台、バラエティーなどの仕事を続けながら、海外で通用するスキルも同時に身につけることの難しさを感じていたと説明しました。
岸優太のコメントの要旨:「夢と目標に自分の実力の差とギャップ」を感じていた。
加えて、メンバーとの話し合いを重ねるなかで目標の違いが生まれ、現在のままでは海外で活躍できるグループにはなれないのではないかと考えるようになったといいます。
岸の発言から読み取れるのは、単なる仕事上の不満ではなく、自分が目指してきた夢と、現実にできることとの間で悩んでいたということです。
そのため、岸の脱退理由を「海外進出に反対したから」と解釈するのは正確ではありません。岸自身も海外での活動を望んでおり、その夢を実現する方法や自分の能力について葛藤していたのです。
3.神宮寺勇太の脱退理由:メンバーの誰かが退所するなら自分も元King & Princeメンバー・Number_iメンバー
神宮寺勇太のコメントには、ほかの2人とは異なる特徴があります。
神宮寺もKing & Princeとして海外進出を目指していました。しかし、活動を続けるなかで、海外進出だけでなくグループ全体の活動方針についても考えが変わっていったと説明しています。
加えて、神宮寺は自分自身の考えとして、メンバーのうち誰か1人でも事務所を退所する話が出た場合、自分も退所すると決めていたことを明かしました。
神宮寺勇太のコメントの要旨:「メンバーがこの先1人でも退所するという話が出た時に、自分も退所」と決めていた。
この発言は、神宮寺の決断を理解するうえで非常に重要です。
神宮寺の場合、海外進出への考え方だけではなく、メンバーとの関係性やグループの将来も退所を判断する要素になっていたことが分かります。
したがって、3人の脱退をすべて同じ理由で説明することはできません。平野は海外進出への目標と時間的な感覚、岸は実力と目標のギャップ、神宮寺はメンバーとの関係性を含めた複数の事情を語っていました。
4.永瀬廉のコメント:2人でもKing & Princeを残す決断King & Princeメンバー
永瀬廉は、メンバーそれぞれの考え方に少しずつ違いが生まれていたことを感じていたと話しています。
一方で、永瀬には今まで続けてきた仕事や、関係者、そしてファンをこれからも大切にしたいという思いがありました。
永瀬と髙橋海人は、3人がいなくなった後もKing & Princeを続けるべきか悩んだといいます。しかし、これまで応援してくれた人たちのためにもグループを残したいという気持ちから、2人体制で活動を続ける決断をしました。
永瀬廉のコメントの要旨:「2人でも守っていく」という決断をした。
このコメントからは、永瀬が単に事務所に残ったというだけではなく、King & Princeというグループの存続を自分の意思で選んだことが分かります。
5.髙橋海人のコメント:5人での活動終了への寂しさと2人体制への覚悟King & Princeメンバー
髙橋海人は、5人で活動を続けていくと思っていたため、脱退発表を寂しく、つらい出来事として受け止めていました。
それでも、ジュニア時代から一緒に過ごし、支え合ってきた4人との関係を大切にしていることを語っています。
髙橋は、永瀬と2人でKing & Princeを守っていくことが、ジャニー喜多川氏やファンへの恩返しになるという思いを示しました。
髙橋海人のコメントの要旨:「廉と二人でKing&Princeを守っていく」ことを選んだ。
3人の脱退を悲しみながらも、残る2人で新しいグループの形をつくる。髙橋の発言からは、その決断に伴う責任と覚悟が伝わってきます。
【時系列】2022年11月4日の脱退発表から2023年の5人での活動終了まで
キンプリの脱退を理解するには、発表日と実際にグループを離れた日、事務所を退所した日を分けて考える必要があります。
特に岸優太は、平野紫耀・神宮寺勇太とグループ脱退の日が同じでも、事務所を退所した日は異なります。
キンプリ脱退・退所の重要な出来事この時系列から分かるように、2022年11月4日は脱退発表日であり、実際に5人での活動が終了したのは2023年5月22日です。
また、岸は2023年5月22日にグループを脱退したものの、ジャニーズ事務所には同年9月30日まで在籍しました。翌10月15日にTOBEへの合流とNumber_iの結成が発表されています。
なぜ発表は2022年11月4日だったのか?脱退発表が突然だったことも、ファンの間で大きな衝撃を生んだ要因でした。
公式発表によると、事務所は当初、11月5日の適切な時間帯に公表する予定でした。しかし、準備中に憶測による情報が先行する可能性があったため、発表を前倒ししています。
加えて、当時開催されていた「King & Prince ARENA TOUR 2022 ~Made in~」をファンに純粋に楽しんでもらうため、ツアー終了後の報告となったことも説明されています。
発表時刻が23時だったのも、メンバーの出演するテレビ番組の放送時間を考慮した結果でした。つまり、突然の発表には、情報管理とファンへの配慮という公式側の説明がありました。
【噂と事実】キンプリ脱退の真相をめぐる5つの疑問
キンプリの脱退については、発表当時からさまざまな見方が広がりました。なかでも、事務所との関係やメンバー間の対立を理由とする説は、現在も検索されることがあります。
ここでは、公式発表や当時の本人コメントと照らし合わせて整理します。
噂1:メンバー同士が不仲になったから脱退した?5人のコメントでは、メンバー同士で何度も話し合いを重ねたことや、お互いの人生を尊重することで一致したことが説明されています。
少なくとも、公式発表にメンバー間の不仲や特定の人物との対立が脱退理由として記載された事実はありません。
考え方や目標に違いが生まれたことと、人間関係が悪化していたことは別の問題です。方向性の違いだけで不仲だったと断定することはできません。
噂2:ジャニーズ事務所とのトラブルが直接の原因だった?事務所の公式発表では、5人で話し合いを重ねた結果、海外活動を含む方向性の違いが明らかになったと説明されています。
一方、事務所との契約やマネジメント上の個別事情について、5人それぞれの詳細な交渉内容が公開されたわけではありません。
そのため、特定の事務所トラブルが脱退の直接原因だったとする説を、確定した事実として扱うことはできません。
噂3:海外進出を希望した3人と、国内活動を望んだ2人で対立した?海外活動を含む目標の違いは、5人の連名コメントにも明記されています。
ただし、永瀬廉と髙橋海人が海外進出に反対していたと公式に説明されたわけではありません。
永瀬は、話し合いのなかで考え方に違いを感じていたと語っていますが、残留した2人の選択を「海外進出への反対」と単純化するのは適切ではありません。
海外進出を実現するための方法やグループ活動の方向性について、全員の考えが一致しなかったという理解が最も自然です。
噂4:5人は話し合いをせずに突然解散した?5人とスタッフは、2021年から今後のグループ活動や個人の人生について話し合いを重ねていたと公式に説明しています。
ファンへの発表は突然でしたが、メンバー間の話し合いまで突然始まったわけではありません。
噂5:キンプリは完全に解散してしまった?2023年5月22日に終了したのは、5人でのKing & Princeとしての活動です。
翌23日から永瀬廉と髙橋海人が2人でグループを継続しています。一方、脱退した3人もNumber_iとして再び同じグループで活動するようになりました。
したがって、5人が芸能活動を辞めたわけでも、King & Princeというグループ名がなくなったわけでもありません。
【脱退後の現在】King & Princeの2人とNumber_iの3人はどうなった?
5人での活動終了から3年以上が経過した2026年11月現在、それぞれの活動は新しい段階に進んでいます。
永瀬廉・髙橋海人:2人体制のKing & Prince永瀬廉と髙橋海人は、2023年5月23日から2人体制でKing & Princeを継続しています。
2人体制になった当初、2人は新しい形への不安を抱えながらも、これまでのグループを守っていく姿勢を示していました。
2023年6月に出演したフジテレビ系「MUSIC FAIR」では、永瀬がファンの気持ちや自分たちの活動は変わらないと語り、髙橋も2人だからこそできるパフォーマンスを届けたいという考えを示しています。
2026年の主な動きは次のとおりです。
- 2026年9月2日:初のEP「So Honey EP」をリリース。
- 2026年10月29日:「King & Prince LIVE TOUR 2027」の開催を発表。
- 2027年2月:8thアルバムのリリース予定。
- 2027年3月:アリーナツアーの開催予定。
2026年10月29日の発表では、2027年2月に約1年ぶりとなるフルアルバムを発売し、3月からアリーナツアーを開催する予定であることが明らかになりました。
また、髙橋海人は2026年10月から「KAITO」名義でソロアーティストとしても活動を開始。10月5日に1stデジタルシングル「swim?」をリリースし、11月25日には1st EP「SALT BOY」の発売が予定されています。
グループ活動と個人の創作活動を並行する新しい展開が始まっています。
平野紫耀・岸優太・神宮寺勇太:Number_iとして活動一方、平野紫耀・岸優太・神宮寺勇太は、2023年10月15日にNumber_iの結成を発表しました。
3人は新しい音楽活動の場としてTOBEに合流し、2024年1月1日に「GOAT」を配信リリースしてデビューしました。
2026年には、音楽活動の海外展開にも具体的な動きが見られます。Warner Music Japanのアーティスト情報によると、Number_iは2026年2月に世界的なエージェンシーWMEとの契約を発表し、同年5月には米国のAtlantic Recordsとのレーベル契約を発表しました。
加えて、2026年のリリース実績として次の動きが確認できます。
- 2026年1月29日:平野紫耀プロデュースの「3XL」を配信リリース。
- 2026年4月27日:「3XL」のCDシングルをリリース。
- 2026年7月13日:神宮寺勇太プロデュースの「BUGS LIFE」をリリース。
「3XL」はBillboard JAPANの主要チャートで初週1位を獲得。「BUGS LIFE」も複数の主要音楽チャートで初週1位を獲得したと、所属レーベルのアーティスト情報で紹介されています。
こうした動きを見ると、脱退した3人は単に以前のグループを離れたのではなく、新しい音楽活動の形を築いてきたことが分かります。
2026年の5人の活動比較| メンバー | 現在の主な活動 | 2026年の注目点 |
|---|---|---|
| 平野紫耀 | Number_i | 「3XL」、海外展開 |
| 岸優太 | Number_i | 「GOD_i」などのプロデュース実績 |
| 神宮寺勇太 | Number_i | 「BUGS LIFE」 |
| 永瀬廉 | King & Prince | 2人体制での音楽・俳優活動 |
| 髙橋海人 | King & Prince | 「So Honey EP」、ソロ名義KAITO |
現在の活動体制を比較すると、3人はNumber_iとして音楽活動の新しい可能性を広げ、2人はKing & Princeの名前と活動を継続しています。
ただし、Number_iが海外活動を展開していることだけを理由に、脱退当時の5人の決断がすべて海外進出を目的としていたと結び付けることはできません。2026年の実績は、あくまで脱退後にそれぞれが選んだ道の結果です。
【プロの結論】キンプリ脱退の真相から分かる5人の決断の本質
今回の出来事を振り返ると、キンプリ脱退の本質は、5人の仲が良かったか悪かったかという単純な問題ではありません。
むしろ注目すべきなのは、同じグループで活動し、同じ夢を共有してきたメンバーでも、経験を積むことで将来の優先順位が変わっていくという点です。
平野は海外進出という目標を実現するための時間や方向性に悩み、岸は自分の能力と目標とのギャップを感じ、神宮寺はメンバーの決断を自分の進路にも結び付けていました。
一方、永瀬と髙橋は、5人での活動終了という現実を受け止めながらも、King & Princeという名前を残すことを選びました。
この違いは、どちらが正しかったかという話ではありません。5人がそれぞれ異なる将来像を持ち、それを実現するために別々の道を選んだということです。
また、脱退後の活動を見ると、5人がそれぞれの場所で音楽や芸能活動を続けていることも分かります。2026年にはNumber_iが海外の音楽市場との接点を広げ、King & Princeも新作EPや2027年のツアーを発表しています。
当時の決断を評価するうえで大切なのは、現在の成功や活動実績を過去にさかのぼって理由として扱わないことです。2022年に公表された本人たちの言葉と、その後に実際に歩んできたキャリアは、分けて考える必要があります。
【キンプリ脱退本当の理由】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:キンプリが3人脱退した本当の理由は何ですか?
A1:公式に説明された理由は、海外活動をはじめとする将来の目標や、メンバーそれぞれが目指す方向性の違いです。平野紫耀は海外進出への目標と時間的な問題、岸優太は実力とのギャップ、神宮寺勇太はメンバーの退所に対する自身の考えを語っています。
Q2:キンプリはメンバー同士の不仲で解散したのですか?
A2:不仲が原因だったとする公式発表はありません。5人は将来について何度も話し合い、お互いの人生を尊重するという考えで一致したと説明しています。終了したのは5人での活動であり、グループそのものは2人体制で継続しています。
Q3:平野紫耀・岸優太・神宮寺勇太はいつ事務所を退所しましたか?
A3:平野紫耀と神宮寺勇太は2023年5月22日、岸優太は同年9月30日に退所しました。岸はグループ脱退と事務所退所の時期が異なります。
Q4:永瀬廉と髙橋海人はなぜ2人でキンプリを続けたのですか?
A4:2人はグループを残すべきか悩んだものの、これまで応援してくれたファンや、King & Princeという名前を大切にしたいという思いから活動継続を決めました。
Q5:脱退した3人は現在も一緒に活動していますか?
A5:はい。平野紫耀・岸優太・神宮寺勇太はNumber_iとして活動しています。2026年も音楽作品のリリースや海外展開に関する発表を続けています。
Q6:2026年現在、King & Princeは解散していますか?
A6:解散していません。永瀬廉と髙橋海人の2人で活動を継続しており、2026年9月には「So Honey EP」をリリース。2027年のアルバムとアリーナツアーも発表されています。
Q7:キンプリ脱退の本当の理由は、ジャニーズ事務所とのトラブルだったのでしょうか?
A7:事務所とのトラブルが直接の脱退原因だったとする公式発表はありません。公表された説明の中心は、海外活動を含む目標や活動方針の違いです。個別の契約交渉や内部事情については、詳細が公表されていません。
King & Princeの5人での活動終了が発表されたのは、2022年11月4日。実際に3人が脱退し、5人での活動が終了したのは2023年5月22日でした。
脱退の公式理由は、海外活動を含む将来の目標や、メンバー間の方向性の違いです。平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太の3人は、それぞれ異なる悩みや考えを抱えながら新しい道を選びました。
一方、永瀬廉と髙橋海人はKing & Princeを存続させる道を選択。2026年現在も2人体制で活動を続けています。
そして、脱退した3人もNumber_iとして新しい音楽活動を展開しています。
キンプリ脱退の本当の理由を理解するうえで最も大切なのは、海外進出という一つの言葉だけで5人の決断を説明しないことです。それぞれのコメントを読み比べると、同じ夢を持っていた5人が、将来に対する考え方の違いを受け止め、それぞれの人生を選んだ経緯が見えてきます。
5人で過ごしたKing & Princeの歴史は終わりましたが、その時間が消えたわけではありません。2026年も続く5人それぞれの活動こそが、あの日の決断から始まった新しい物語です。