2026年11月2日現在、2027年秋に予定される自民党総裁選では、高市早苗首相の再選が有力なシナリオとして浮上している。萩生田光一幹事長代行が早くも高市氏への支持を表明し、小林鷹之政調会長も政権を支える姿勢を示す一方、林芳正氏は地方での活動を続け、次期総裁選に向けた存在感を強めている。
一方、森山裕前幹事長は林氏への支援に含みを持たせ、麻生太郎副総裁の党内影響力も依然として大きい。小泉進次郎防衛相も将来の総裁候補として名前が挙がるなど、党内の勢力図は単純ではない。最新の世論調査、過去の総裁選結果、党員票と議員票の仕組みを照らし合わせると、2027年の選挙は高市氏の続投を軸にしながらも、対抗勢力の結集が最大の焦点になる。
【2026年11月最新予想】2027年自民党総裁選は高市早苗の再選が本命なのか

2026年11月時点の情勢を整理すると、現職の高市早苗首相が最も有利な位置にいる。最大の理由は、政権を支える党内幹部から再選支持の発言が出始めていることだ。
特に注目されたのが、2026年10月20日の萩生田光一幹事長代行の記者会見である。萩生田氏は2027年秋の総裁選について、高市氏が再び挑戦する意向を示すなら支援する考えを明らかにした。
「首相が頻繁に代わるのは、国際社会との関係を考えても望ましい姿ではない」
これは単なる現職支持にとどまらない。外交や安全保障をめぐる国際環境が不安定ななか、首相が短期間で交代することを避け、政策の継続性を確保するべきだという考え方が背景にある。
加えて、萩生田氏は高市氏と政治信条や政策が近いことにも言及している。旧安倍派の議員についても、より政策的に近い候補者が現れなければ、高市氏と行動をともにできるとの考えを示した。
ただし、旧安倍派全体の支持が正式に確定したわけではない。萩生田氏の発言は、今後の候補者や政策的な立ち位置によって変化する余地を残している。
高市内閣の支持率は再選への追い風高市氏にとってもう一つの追い風は、内閣支持率である。
TBSが2026年11月1日に公表した最新のJNN世論調査では、高市内閣の支持率は64.9%。前回調査から1.9ポイント上昇し、不支持率は32.5%だった。
同じ調査で自民党の政党支持率は32.9%、支持政党なしは42.7%となっている。ここから読み取れるのは、高市内閣への評価と自民党そのものへの支持が必ずしも一致していないという点だ。
また、高市内閣を支持する理由として最も多かったのは「ほかの内閣より良さそうだから」で39%だった。政策への積極的な支持だけでなく、他の選択肢との比較によって政権が評価されている側面もある。
したがって、64.9%という数字は高市氏の再選にとって有利な材料だが、そのまま総裁選での得票率になるわけではない。一般有権者の世論調査と、自民党員・党友による投票は別の選挙基盤だからだ。
現時点での総裁選予想現段階では、次の3つの展開が考えられる。
- 高市氏の再選:党内の支持を維持し、対抗候補が十分な推薦人や支持基盤を確保できない場合。
- 高市氏対林氏の決選:林氏を中心に非主流派や地方組織の支持がまとまった場合。
- 複数候補による混戦:小泉氏や小林氏らが独自の支持基盤を背景に立候補した場合。
現状では高市氏の続投が本命だが、対抗馬の一本化や党内の政策対立によって情勢が変わる可能性は残っている。
【高市早苗の再選を支える勢力】萩生田光一・小林鷹之・麻生太郎の動向
高市氏の再選可能性を考えるうえで重要なのが、党内の支持基盤である。総裁選は首相の知名度や内閣支持率だけで決まるわけではない。推薦人を集める力、国会議員との関係、地方組織への浸透力が必要になる。
萩生田光一は高市支持を早期表明萩生田光一氏は2026年10月20日の会見で、高市氏が次の総裁選に挑戦するなら支援したいとの考えを示した。
萩生田氏は旧安倍派の有力議員であり、党内の保守系議員とのつながりを持つ。高市氏と政策的な方向性が近いことも、支持表明の背景にある。
ただし、旧安倍派はかつてのような一枚岩の派閥として活動しているわけではない。個々の議員の判断や現在の人間関係によって投票行動が変わる可能性がある。
そのため、萩生田氏の発言は高市氏にとって重要な支持材料だが、旧安倍派の全議員が高市氏に投票することを意味するものではない。
小林鷹之は高市政権を支えながら次の機会をうかがう小林鷹之政調会長の立場も興味深い。
小林氏は2024年と2025年の総裁選に出馬した経験を持ち、2025年の総裁選では1回目の投票で59票を獲得した。若手・中堅の保守系議員を中心に、独自の政治基盤を築いてきた人物である。
2026年9月の党役員人事では政調会長に再任され、政策立案の中心的な役割を担っている。
10月21日のラジオ番組では、1、2年後も高市政権を支えるかとの質問に「当然支えていく」と回答した。一方、翌22日の記者会見では、次の総裁選への出馬について「具体的なことを答えるのは時期尚早」と述べている。
つまり、小林氏は現時点で高市氏への政権協力を明確にしているものの、2027年の総裁選で自らがどう動くかまでは確定させていない。
麻生太郎の影響力は依然として無視できない自民党内の力学を考えるうえで、麻生太郎副総裁の存在は欠かせない。
2026年2月の衆院選後、麻生派は所属議員が60人規模となり、自民党内で唯一、派閥として残るグループとなった。麻生氏は副総裁を務め、2026年9月の党役員人事でも続投している。
加えて、麻生派の鈴木俊一氏は幹事長、小林鷹之氏は政調会長として党運営の重要ポストを担う。麻生氏の影響力は、派閥の人数だけでなく、党執行部における人事や政策調整にも及んでいる。
2025年の総裁選決選投票では麻生氏が高市氏を支援した経緯もある。しかし、2027年も同じ構図になるとは限らない。高市氏自身の党内基盤が強まれば、麻生氏との関係も変化する可能性がある。
注目すべきなのは、麻生氏が高市氏を支持するかどうかだけではない。対抗候補が現れた場合、どの勢力と協力し、どのような条件で支持を判断するのかという点である。
【林芳正・小泉進次郎・小林鷹之】有力候補と党内キーパーソンを徹底比較
2027年の総裁選を考えるうえで、高市氏以外に注目したい人物は林芳正氏、小泉進次郎氏、小林鷹之氏である。
それぞれ政治経験、党内の人脈、政策的な立ち位置が異なり、総裁選で勝ち抜くための条件も違う。
| 人物 | 2026年11月時点の立場 | 総裁選に関する動向 | 注目ポイント |
|---|---|---|---|
| 高市早苗 | 首相・党総裁 | 再選を目指す可能性が高い | 現職の知名度、党内支持、世論調査 |
| 林芳正 | 前総務相 | 出馬への意欲をにじませる活動 | 地方行脚、森山裕との関係、調整力 |
| 小泉進次郎 | 防衛相 | 将来の有力候補として注目 | 2025年決選投票進出、知名度、閣僚経験 |
| 小林鷹之 | 政調会長 | 出馬判断は時期尚早との立場 | 政策立案能力、保守系議員との関係 |
| 麻生太郎 | 副総裁 | 支持候補を明らかにしていない | 麻生派60人規模の組織力 |
| 萩生田光一 | 幹事長代行 | 高市氏の再選支持を表明 | 旧安倍派との人的ネットワーク |
| 森山裕 | 前幹事長 | 林氏への支援に含み | 党内調整力と長年の政治的人脈 |
林芳正氏は、2027年総裁選で最も注目される対抗候補の一人である。
林氏は2025年10月の総裁選で134票を獲得した。内訳は議員票72票、党員算定票62票だった。高市氏、小泉氏に続く3位であり、国会議員票では小泉氏に次ぐ数字を残している。
2026年9月の内閣改造で総務相を退任した後も、地方を訪問する活動を続けている。テレビ朝日の報道によると、林氏は当時、47都道府県のうち26道府県を訪問したと説明し、残る地域への訪問にも意欲を示した。
本人は総裁選への意欲を問われ「まだ先のことは分からない」と述べているが、地方での活動が党員票の獲得を意識したものと受け止められている。
森山裕と林芳正の関係が総裁選の鍵になる林氏の動向をめぐって大きな注目を集めたのが、森山裕前幹事長の2026年10月28日の発言だ。
森山氏は東京都内での講演で、林氏が立候補する場合に応援するかと問われ、長い付き合いであることに触れながら、支援する気持ちはあると説明した。
加えて、林氏について「立派な方で何でもできる」と評価し、総裁の有力候補の一人であることを認めた。
ただし、森山氏は高市氏を支援する可能性についても判断を留保している。高市氏が今後どのような政治を行うかを見極める姿勢であり、林氏支持を正式決定したわけではない。
森山氏は幹事長経験者であり、党内調整や地方組織との関係に詳しい人物だ。その森山氏が林氏を評価したことは、林氏の陣営にとって一定の追い風になる。一方で、森山氏が実際にどこまで支持をまとめられるかは別の問題である。
小泉進次郎はポスト高市の有力候補小泉進次郎氏は、2025年の総裁選で高市氏と決選投票を争った人物である。
1回目の投票では164票を獲得し、高市氏の183票に続く2位だった。決選投票では156票を獲得しており、国会議員や地方組織に一定の支持基盤を持つことを示した。
2026年9月の内閣改造でも防衛相に留任している。防衛政策や安全保障に関する経験を積み重ねることは、将来の総裁候補としての評価につながる可能性がある。
ただし、2027年の総裁選に出馬すると確定したわけではない。高市政権を支える立場を続けるのか、それとも次の総裁選で再び挑戦するのかが注目点となる。
【党員票と議員票の仕組み】自民党総裁選を左右する派閥と支持基盤
自民党総裁選の予想で見落とされやすいのが、党員票と議員票の違いである。
総裁選は一般の国政選挙とは異なり、自民党内部で行われる代表者選びだ。候補者の政策や知名度だけでなく、党内の支持者をどれだけ確保できるかが勝敗に直結する。
党員票と議員票はどのように決まるのか通常の任期満了に伴う総裁選では、国会議員票と党員・党友による投票を基にした党員算定票を合算する。
国会議員は原則として1人1票を持つ。党員票は都道府県ごとに集計され、その得票を基にドント方式で議員数と同数の党員算定票が配分される。
2025年の総裁選では、国会議員票295票と党員算定票295票の合計590票で争われた。過半数を獲得する候補者がいなければ、上位2人による決選投票に進む仕組みだった。
決選投票では、国会議員票に加えて47都道府県連の代表票が加算される。1回目の党員投票とは異なる力学が働くため、決選投票では議員間の調整力が重要になる。
2025年総裁選が示した高市氏の強みと弱み2025年10月4日の総裁選は、2027年の予想を考えるうえで重要な前例となる。
1回目の投票では、高市氏が党員算定票119票を獲得してトップだった。一方、議員票は64票で、候補者5人のうち3番手だった。
小泉氏は議員票80票で1位となり、党員算定票でも84票を獲得した。林氏も議員票72票を確保している。
ところが、決選投票では高市氏が議員票149票、都道府県票36票を獲得し、合計185票で小泉氏の156票を上回った。
この結果は、高市氏が党員から強い支持を受ける一方、議員票では決選投票に向けた支持の集約が必要だったことを示している。
2027年も同じ構図になるとは限らないが、党員票の優位だけで再選を確実視できないことは、過去の結果から読み取れる。
派閥がなくなっても党内グループの影響力は残る政治資金問題を受けて主要派閥が解散した後も、自民党内の人間関係や政策グループが消滅したわけではない。
2026年時点では麻生派が唯一の正式な派閥として残っており、旧安倍派、旧岸田派、旧茂木派などの人脈も、議員同士のつながりや政策活動を通じて影響力を保っている。
特に総裁選では、次のような要素が重要になる。
- 旧派閥の人脈:以前の派閥で形成された議員同士の信頼関係。
- 地方組織:都道府県連や党員・党友への浸透力。
- 党執行部との関係:幹事長や政調会長など、党運営を担う役職者との協力関係。
- 政策的な近さ:保守、リベラル、財政、外交などをめぐる政策上の一致。
2027年の総裁選では、従来の派閥単位で票が動くという単純な構図ではなく、複数の政策グループや個人的なネットワークが組み合わさる可能性が高い。
【自民党総裁選の歴代結果】2024年・2025年の選挙から2027年を予測
総裁選の行方を考えるには、直近の選挙結果を比較することも欠かせない。
2024年9月27日の総裁選では、過去最多となる9人が立候補した。決選投票では石破茂氏が215票、高市氏が194票を獲得し、石破氏が第28代総裁に選出された。
その後、石破氏の退陣表明に伴って2025年10月4日に臨時の総裁選が実施され、高市氏が第29代総裁に選出された。2025年の選挙は、任期途中の総裁交代に伴うものだった。
2027年秋に総裁選が行われる理由ここで重要なのが、高市氏の総裁任期である。
自民党総裁の通常の任期は3年間だが、2025年の高市氏の選出は臨時の総裁選だった。このため、高市氏には新たな3年間の任期が与えられたわけではなく、石破前総裁の残任期間を引き継ぐ形となった。
2025年版の自民党公式資料にも、臨時の総裁選で選ばれた新総裁の任期は現総裁の残任期間になると記載されている。萩生田氏も2026年10月20日の会見で、任期が2027年9月までであることを説明した。
したがって、次回は2027年秋の任期満了に伴う総裁選が見込まれている。ただし、2026年11月2日時点で具体的な告示日や投開票日は正式決定されていない。
2027年総裁選の3つの有力シナリオ今後の政治情勢を踏まえると、注目すべき展開は次の3つだ。
シナリオ1:高市氏が再選する
最も有力なのは、高市氏が現職としての強みを生かし、再選を果たす展開である。萩生田氏の支持表明や党執行部の協力、内閣支持率の高さが続けば、対抗候補が十分な議員票を確保することは難しくなる。
対抗馬が出ても支持が分散すれば、高市氏が1回目の投票から優位に立つ可能性がある。
シナリオ2:林氏を中心に対抗勢力が結集する
もう一つの展開は、林氏が出馬し、森山氏ら党内の調整役や非主流派との連携を強めるケースだ。
林氏は2025年の総裁選で134票を獲得しており、すでに一定の支持基盤を持っている。地方行脚を続けて党員票を掘り起こし、議員票でも支持を広げられれば、高市氏にとって無視できない対抗馬となる。
ただし、林氏を中心とした候補者の一本化が実現するかどうかが大きな課題となる。
シナリオ3:小泉氏や小林氏が新たな対抗軸になる
小泉氏や小林氏が独自の支持基盤を生かして出馬する可能性もある。
小泉氏は2025年の決選投票進出という実績があり、小林氏は政策立案を通じて党内での存在感を高めている。ただし、現時点では両氏とも2027年の出馬を確定させていない。
複数の候補が立候補すれば、党員票と議員票が分散し、決選投票での連携や支持者の移動が勝敗を決める展開も考えられる。
【プロの結論】高市早苗の再選を左右する本当の判断材料とは
2027年の総裁選を予測する際、最も重要なのは、現在の支持率や支持表明だけで勝敗を決めつけないことだ。
総裁選は、首相としての人気、党員からの評価、国会議員との関係、党内調整力という複数の要素が重なる選挙である。
再選を左右する5つのポイント- 内閣支持率:高市政権への評価が2027年まで維持されるか。
- 党員票:地方行脚や政策発信を通じて、党員・党友の支持をどこまで獲得できるか。
- 議員票:萩生田氏や麻生氏を含めた党内有力者がどのような立場を取るか。
- 対抗候補の一本化:林氏を中心に非主流派がまとまるのか、小泉氏や小林氏が独自路線を選ぶのか。
- 政権運営の実績:経済政策、物価対策、外交・安全保障、国会運営で成果を示せるか。
高市氏は2025年の総裁選で党員算定票119票を獲得し、党員からの支持を明確に示した。さらに2026年には、萩生田氏が再選支持を表明するなど、党内の支持基盤も形成されつつある。
現職総裁として政策を実行できる立場にあり、内閣支持率が高い状態を維持できれば、再選に向けて有利な条件がそろう。
一方で、2025年の決選投票では小泉氏との議員票の差がわずか4票だった。これは、党内の支持が必ずしも圧倒的ではなかったことを示している。
林氏が勝機をつかむための条件林氏に必要なのは、単に高市政権に批判的な議員を集めることではない。
党員からの支持を広げると同時に、森山氏のような党内調整に強い人物との連携を深め、国会議員からも幅広い支持を得る必要がある。
特に重要なのは、経済政策や外交・安全保障などについて、高市政権とは異なる具体的な政策の方向性を示せるかどうかだ。単なる反高市という立場では、党員票と議員票の両方を獲得するのは難しい。
また、麻生氏の動向も見逃せない。麻生派の組織力を背景に、どの候補を支持するかによって決選投票の構図が大きく変わる可能性がある。
2027年の総裁選は、単なる高市氏の続投をめぐる選挙ではない。自民党が今後どのような政策路線を選択し、どの世代の政治家に党の将来を託すのかを決める選挙にもなる。
【自民党総裁選予想】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2027年の自民党総裁選はいつ行われますか?
A1:2027年秋の実施が見込まれています。高市早苗氏は石破茂前総裁の残任期間を引き継いでおり、任期は2027年9月までです。具体的な告示日や投開票日は2026年11月2日時点で未発表です。
Q2:高市早苗首相が2027年の総裁選で再選する可能性は高いですか?
A2:現時点では再選が有力なシナリオです。萩生田光一氏が支持を表明し、内閣支持率もJNN調査で64.9%となっています。ただし、党員票と議員票の動向によって結果が変わる可能性があります。
Q3:林芳正氏は2027年の総裁選に出馬しますか?
A3:出馬は正式表明されていません。地方行脚を続け、総裁選を見据えた活動を行っていると報じられています。森山裕前幹事長も林氏を有力候補の一人と評価しています。
Q4:小林鷹之氏や小泉進次郎氏が出馬する可能性はありますか?
A4:どちらも将来の総裁候補として注目されています。小林氏は2027年の出馬について時期尚早と述べ、小泉氏は防衛相として経験を積んでいます。ただし、両氏とも現時点で出馬を確定させていません。
Q5:萩生田光一氏は高市早苗氏を支持していますか?
A5:はい。2026年10月20日の記者会見で、高市氏が次の総裁選に挑戦する意向を示せば支援したいと述べています。ただし、旧安倍派全体の支持が正式に決定したわけではありません。
Q6:麻生太郎氏は2027年の総裁選で誰を支持しますか?
A6:2026年11月2日時点で、2027年の支持候補は明らかになっていません。麻生氏は副総裁であり、60人規模の麻生派を率いる党内有力者です。支持先によって選挙の構図が変わる可能性があります。
Q7:自民党総裁選では党員票と議員票のどちらが重要ですか?
A7:どちらも重要です。1回目の投票では国会議員票と党員算定票が同数となる仕組みで、過半数を獲得できなければ決選投票に進みます。決選投票では国会議員票と47都道府県連の代表票によって勝敗が決まります。
2026年11月2日時点の自民党総裁選予想では、高市早苗首相の再選が最も有力なシナリオとなっている。
萩生田光一氏の支持表明、党執行部の協力、内閣支持率の高さは高市氏にとって大きな追い風だ。小林鷹之氏も政権を支える姿勢を示しており、現時点では高市氏の続投を軸に党内情勢が動いている。
一方、林芳正氏は地方行脚を継続し、森山裕氏からも高い評価を受けている。麻生太郎氏の動向や、小泉進次郎氏の将来的な出馬可能性も含め、党内の勢力図はまだ流動的だ。
今後、特に注目したいのは次の3点である。
- 高市氏への再選支持が党内でどこまで広がるか。
- 林氏を中心とする対抗勢力が地方票と議員票をまとめられるか。
- 麻生氏や森山氏など、党内の有力者が最終的にどの候補を支持するか。
現段階での予想は高市早苗氏の再選が本命、林芳正氏が対抗候補、小泉進次郎氏と小林鷹之氏が今後の展開を左右する存在という構図だ。
ただし、総裁選の本当の勝負は投票直前の党内調整で決まることも多い。2027年秋に向けて、内閣支持率だけでなく、党員票の動き、党役員人事、地方組織の支持、そして有力議員の発言を継続的に確認することが、総裁選の行方を正確に読み解く鍵となる。